経営

オヤジさん・オカミさんの商い奮闘記

大型店や不況の波に揉まれながらも、頑張る商店のオヤジさんオカミさんのために、経営指導・商店街活性・地域活性のプロが、様々な事例を分かりやすく解説しながらお届けします。

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オヤジさん・オカミさんの商い奮闘記

2005/10/06

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      〜〜経営コンサルタント「M」の店舗診断日誌〜〜
            http://dot.eee.ne.jp/raffinet/

     ◆◇オヤジさん・オカミさんの商い奮闘記 Vol.31◇◆

                    ラフィッネット総合企画 水井澄人
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   ○ご意見・ご感想をお寄せください。:宛先:<meguro@eee.ne.jp>
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        ◆「茨城県境町の商店主が今、動き出した!」
           Vol.31「オヤジさん・オカミさんの商い奮闘記」
          さかい一店逸品事業の申し子的存在の店「萬梅堂」

 (1)今後の経営をどうしていこうかと悩む3代目店主にキッカケが訪れた

 茨城県境町で昨年から始まった一店逸品事業も早1年が経ち、今年の11月には第2
号の一店逸品カタログが刊行されるまでに至っている。この1年間の各商店の活動
の中で、序々ではあるが成果が見られる店舗が3〜4店舗出てきた。

 その筆頭株が和菓子店の「萬梅堂」である。萬梅堂さんは創業が明治後期といわれ、現在58才になる店主の山下さんで3代目、店を始めて約90年という境町でも老舗の和菓子店である。萬梅堂さんが一店逸品事業に参加したキッカケは、昨年の今頃、これからの経営をどうしていこうかと悩んでいた時だった。それは今までいろいろな商品づくりに取り組んではやめ、また新たなものに取り組むといった繰り返しの中で、いまいちヒットする商品がなかったからである。

 そんな時に丁度、境町商工会で一店逸品事業がスタートしたのである。はじめて萬梅堂さんを訪れた時のことは、今でも鮮明に覚えている。それは余りにも印象深かったからである。しかし、その印象は決して良いものではなかった。“エッ!この店で本当に和菓子を売っているの!?”と疑いたくなるような店舗環境がそこにあった。

 店主である山下さんと一店逸品についていろいろと話をしているうちに、
  「これをウチの逸品にしたいのですが…」
 と大福を出してきた。仕事柄、何でも試食をする私は遠慮なくその大福を口にさせてもらった。しかし、その大福は私が口にする前に想像していた味と食感の大福とは、大幅にかけ離れていたのである。まず食べた瞬間の歯ごたえが
  “グチャッ!”
 だった。私の想像していた皮の“モチモチ感”がなかったのである。

 そして、中身の餡は甘く、皮の表面には粉がやたらと多く感じた。仕事柄ズケズケ言うのも私の仕事である。「この大福いくらですか?」山下さんは「1ヶ100円で売っています」と…。すかさず私は「これで売れますか?」と矢継ぎ早に質問した。山下さんはチョット考えながら、「1日10ヶから20ヶ、売れて30ヶ位です」と答えてくれた。


 (2)あまりの店舗環境の悪さに私のマシンガントークが炸裂

 そこから私の萬梅堂さんに対する一店逸品のあり方についての“マシンガントークが炸裂”した。まず初めに指摘した点が、今の店舗環境と店舗管理の悪さである。それは和菓子を売る店としては、余りにも雑然としており、不潔感さえ漂っていたからである。

 まずはいつものように外観を指摘した。外から見ると“売れない店共通の姿”がそこにあった。入口付近に面したガラスは全てホコリだらけで、見せるべきゴールデンゾーンには店内を隠すがごとくポスターが貼ってある。そして、いつ剥がしたのか、ガムテープやらセロテープの跡、跡、跡。外から見る店内はホコリで霞んで見えるほどだった。

 次にチェックした箇所は、恒例の「軒下点検」である。やはりここもご多分に漏れずクモの巣とホコリにまみれ、ダウンライトは球切れ状態のままだった。

 次は、いよいよ店内点検である。まず店内に入り正面に立って見た。目に入ったショーケースの中には、ただ和菓子が古ぼけたお盆の上に並べてあるだけ。ケース内の照明も点灯していなければ、値書きプライスすら付いていない。そして横壁面に目を移せば、置かれている片面棚什器には段ボール箱が、また横の吊りケースは空っぽ。さらにショーケースの背面は、帳簿やら空箱やら包装紙が散乱状態。まさに目を覆いたくなる店舗環境がそこにあった。

 私は全ての現状を認識してもらうために、私と同じ目線、同じチェックポイントで山下さんに萬梅堂という店を見てもらった。そして、山下さんに、もし山下さんがこの萬梅堂という店の前を通るお客様だとしたら
  “この店に入って、ここの和菓子を買いたいと思いますか?”
 との質問を投げかけてみた。山下さんは苦笑いを浮かべ、頭を掻きながら
  「この店では買い物したくないですね!」
 と答えたものだった。

                              〜次号に続く〜
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創刊日:2002-06-08  
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