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スロウナナゴミ 〜植物の不思議

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2005/10/19 スロウナナゴミ 『 ノニアルヨウニ 』

2005/10/19


━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ Vol.111
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  ◎                       スロウナナゴミ 
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    作者:なごなご管理人 浦田真吾      2005/10/19      読者総数:716名

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 昨日はvol.108「ベーシックオブベーシック」でもご紹介した、花屋向けの
 講習会の第2回に出席しており、発行が1日ずれ込みました。
 今日は昨日受講した内容から、気づいたことをさっそくご紹介したいと思
 います。
 
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           『 ノニアルヨウニ 』



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 昨日行われた、「第2回 オーナーフローリスト養成講座」カリキュラム
 は、茶花から派生した「抛入(なげいれ)」 秋花のなげいれの実技でし
 た。

 まずはじめにいけばなと茶花の違いについて軽く触れておきましょう。

 15〜16世紀 「室町時代」 このころに和風建築のもととなる「書院
 造り」や茶の湯、水墨画など「室町文化」と呼ばれるものが生まれました。
 16世紀の末ころに「千利休」によって、茶の湯が完成へと進化していき
 ました。

 この過程の中で「茶花」は生まれました。

 その後、安土桃山〜江戸時代初期に「立花(りっか)」の流れの中から「
 いけばな」が生まれ進化していったといわれています。 

 「茶花」はいけばなにも大きな影響を与えたとされています。

 立花は文字通り 花をまっすぐ立てる手法をとるのに対して 抛入は器の
 中に花を傾けてさす手法をとります。

 さまざまな流派に分かれ育ってきた生け花の源流ということもあり「きま
 りや型がない」というのが一番大きな点かもしれません。

 しかし、型が無い。ではどう活けていいかもまったくわかりません。

 ひとつのよりどころとしては、千利休が茶の湯の心得のなかで、
 「花は野にあるように」と説いています。


 「野にあるように。」

 この一言がいかに難しいことであるかを、昨日のカリキュラムでは思い知
 りました。

 昨日教材としてて提供されたのは、

 ざっくりと編まれた籠 ひとつ
 直径10センチ 高さ10センチほどの 竹を切って作った器 ふたつ
 枝もの 1本
 草花 10種類ほど。 ほとんどは1本づつ。小さな花は2〜3本

 というものでした。

 紅葉した葉ものあり、虫食いの葉あり。
 見るからに「晩秋」という感じです。

 秋をいけるにあたり、 「四季一生」という言葉が紹介されました。

 つまり、四季を人の一生に見立てたものです。
 春=誕生 夏=若さ 秋=成熟 冬=老い と訳せるでしょうか。

 つまり、与えられた教材で

 「野にあるように、成熟をバックテーマに、一つ一つの花を生かす」
 ということを表現するわけです。

 おっと、ひとつ忘れていました。

 なげいれでは「花止め(剣山・オアシスなど)」は使いません。
 今回は竹の器の中にそのまま花を入れていくことになります。

 一通り説明が終わったところで、実技に入りました。

 ここで、困ったことが私の中に起こりました。

 「花が入れられない。。。」

 最初に枝を生けるのですが、この枝をいけることができないのです。

 「自由にやっていい」 といわれているのですから、ジャンジャンさして
 いけばいいと思うかもしれません。 

 ところが。。。 

 普段私たち花屋は、いろいろな意味で限定されている中で花をさしていま
 す。
 たとえば、「価格」「置き場所」「お客様の好み」などなど。。。
 さまざまな(言葉は悪いですが)制約の中でベストに近いものを作ろうと
 します。

 ですので、1本目の花は「大きさはこのくらいだな。」ということでさし
 はじめるわけです。

 ところが、この場合は 「 花←→私 」 という図式以外に何も取っ掛
 かりが無いわけです。

 その状態に戸惑ってしまいました。

 1本の枝ものを手にとって、あっちにまわしたり。。こっちに傾けてみた
 り。。。 

 どうやったら、この枝がいきるのか。 どこで切ったら一番美しいのか。
 。。 
 そんなことを考えているうちに、時間はどんどん過ぎていくのに手が出せ
 ない。という状態になっていました。

 正直、15年以上花屋をやっていますので、それなりの自信も持っていた
 のですが、見事に打ち砕かれました。

 周りを見ると。。。やはり何名か私と同じ状態になっている方が見えます。

 そうしているうちに、頭の中でイメージができてきて、枝が入り、花が入
 り始めました。

 「花は野にあるように」

 をイメージして、作業を進めていくと。。。

 ただの「藪(ヤブ)」になっていきます。。。。^^;;;
 大汗です。。

 「野にあるように」見えるように仕上げるには、かなり事前に花材に手を
 入れる必要があるのです。

 つまり、いらない葉を落とし、いらない枝を落とし、すっきりとダイエッ
 トさせておいて 活けていく必要がある。 
 しかし、ダイエットしすぎると植物が生きてこない。

 適正なバランスにしてあげて、活ける必要があるわけです。。。

 四苦八苦しながら、花を生けていると あっという間に終了の時間が来て
 しまいました。

 なんとか、形にはしたものの。。 あまり納得がいったものを作り上げる
 ことはできませんでした。



 「花は野にあるように」 「私の花」 「花は人也」

 簡単に聞こえる言葉の 懐と奥くの深さを思い知ることのできた、貴重な
 時間でした。

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 ■ 編集後記
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★ むってぃさん。感想のメールありがとうございました。
 おっしゃるとおり、10月にもなってこんなに暖かいのは温暖化の影響な
 のかもしれませんね。。。

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