詩と随筆「Wind Letter」

月刊で詩と随筆をお送りいたします。私の小さな部屋からの言葉はどんな風に乗ってあなたの心に感動を届けるでしょうか。あなたの窓をそっと開けてください。

全て表示する >

詩と随筆「Wind Letter」VOL123

2018/04/16

□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■

Wind   Letter

   〜言葉を風にのせて〜 VOL123 高安ミツ子 
        
■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□
============================================================
お待たせ致しました。
今月のWind Letterです。

Wind Letterは言葉を紡ぐ楽しさを詩や随筆で送ります。
私の言葉の風を受けとめてくださいますか。
あなたの心の窓を開けてくださいますか。風の手紙があなたと
私の夢をつないでくれますように。 
それでは、どうぞ今月のWind Lettrをお楽しみください。

○●トップペ−ジ●○
http://www1.odn.ne.jp/~aap60600/mitsuko/wind.html
には、他の作品も掲載しております。

●○投稿募集●○
またサイトでは、作品の投稿もお待ちしております。
あなたも詩や随筆を書いてみてください。
優秀作品はサイトにて、ご紹介致します。まずは御気軽にお問い合わせ下さい。
komugi@lily.odn.ne.jp

○●作者紹介●○
名前:高安ミツ子(たかやす みつこ)
日本ペンクラブ会員
日本詩人クラブ会員
千葉県詩人クラブ会員
詩誌「玄」「White Letter」同人


============================================================   
〜私の七二候〜 
 
           
◆◇◆◇春の恋唄◆◇◆◇◆    高安ミツ子

 
春風がフフフと笑って

花おこしの風が通り過ぎて行く日に

生きる喜びをいっぱい吸い込もうと

春を待っていたが

今年の空はなかなか春色にならなかった

 

ようやく訪れた春の風は

私の名前も知らないけれど

私の運命に頬ずりして

やわらかな匂いを

花瓶に挿してくれたようだ

 

何故かそんな小さな道化が

うれしくて

今日の日記に

明日の風景を夢想できるように

言葉の呪文を書いてみたくなる

 

春風は

うらうらと咲くタンポポに

うまれたてのまぶしさを映しているが

この島の物語の虚しさを

にじませている

 

島の物語は重く

淀んだ虚しさが続くけれど

春風は

それでも ケヤキや桜の枝々に

響きあう春の恋唄を結んでいるようだ


★★★★★★★ Mitsuko's Room ★★★★★★★

 先日若いころ見た映画「ドクトル ジバゴ」を再度見ることができました。
4時間ぐらいの長さだったのですがスケールの大きな映像でした。
ロシア革命という大きな時代変化に翻弄され、もがきながら生きる
ジバゴとラーラを中心にして、人を愛しむ人物像が描かれていました。
哀愁おびたバラライカの音色と共に心に染みてきました。
原作者のパステルナークはノーベル文学賞受賞者になりました。
しかし、当時ソビィエトは社会主義国を理想国としたため、
「ドクトル ジバゴ」の内容がそれに反していたことから
国から認められず、パステルナークはソビィエトで生きていく
ためにはやむなくノーベル文学賞を辞退したということでした。
そのソビィエトも今はロシアに変わりました。
時の流れを感じます。
思想や理論によってだけでは人の心を幸せにすることは
できないのでしょう。
心の細部まで届けられるものは情感ではないかと思えるのです。
桜が咲き牡丹が咲き春は忙しく歩いています。
山芍薬が今年は5輪咲き喜んでいたのですが
翌日は散ってしまいました。
美しさは脳裏に残り幸せな気持ちで春を迎えています。
  
                【2018.4.16】


  
============================================================ 






規約に同意してこのメルマガに登録/解除する

メルマガ情報

創刊日:2004-02-18  
最終発行日:  
発行周期:月刊  
Score!: - 点   

コメント一覧コメントを書く

この記事にコメントを書く

上の画像で表示されている文字を半角英数で入力してください。

※コメントの内容はこのページに公開されます。発行者さんだけが閲覧できるものではありません。 コメントの投稿時は投稿者規約への同意が必要です。

  • コメントはありません。