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日刊ショートショート劇場

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創刊日:2001-11-18  
最終発行日:2017-10-17  
発行周期:日刊  
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ショートショート「なまけもののサル」前編

2017/10/17

日刊ショートショート劇場 No.5735

『なまけもののサル』前編


 サルはなまけものです。

 働くなどもっての外。

 絶対に働かないという確固たる信念のもとにサルは働かないのです。

「いい加減職につけ」

「せめてバイトぐらいしろ」

 親や親戚知人などに言われるのですが、サルは頑としてきき入れません。

「働くぐらいなら死んだ方がマシだ!」

 などとほざく始末。

 しかしです。

 そんなことは言ってられなくなりました。

「もうお前にはこづかいはやらん! 飯も作ってやらん!」

 と、親に言われてしまったのです。

「ボクに死ねと言うのか!?」

「働くぐらいなら死ぬと言ったのは自分でしょうが! これからは生活費入れ
なきゃなんもしてあげないからね!」

「くっそう! どうしたらいいんだ!」

「だから働けっての」

 絶体絶命のサル。

 だからといって普通に働こうなどとは絶対に思わないのがサルです。

 サルは考えました。

「なんとかして楽に寝ながら金を稼ぐ方法はないものか」

 サルは頭をひねって考えました。

「決して汗をかいたりなどせず、決して人に頭をさげることなく金を稼ぐ方法
だ。1日に数万は稼ぎたいぞ」

 サルは一生懸命考えましたが、思いつきませんでした。

 そこでサルは決めたのです。

「仕方ない。案ずるより産むがやすしだ。わからないことは人にきけばいいん
だ」

 というワケでサルは森の住人たちにきいて回ることにしたのです。


+かいせつ+

ご愛読ありがとうございます。敷布団です。

一気に寒くなったもんでここ数日PCやってると猫が膝の上に乗ってきます。
下ろしても下ろしても乗ってきます。
これが無限ループです。

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