小説

日刊ショートショート劇場

小説を読む習慣って、なかなか身につかないものですよね。読みたいけど、時間がない。本を手に取ることすらない。そんなあなたにこそ、このメルマガを勧めます。登録するだけで毎日1〜2分程度で読める小説があなたのもとに送られます。軽ーいショートショートばかりなので、

メルマガ情報

創刊日:2001-11-18  
最終発行日:2018-07-17  
発行周期:日刊  
Score!: - 点   

規約に同意してこのメルマガに登録/解除する

このメルマガは最新記事のみ公開されています。

ショートショート「サルと富豪」第2話

2018/07/17

日刊ショートショート劇場 No.5995

『サルと富豪』第2話


 富豪の屋敷から出てきた男は肩を落としてガックリした様子をしています。

「あなた富豪の家から出てきたよね」

 サルが男に声をかけました。

「そうだけど?」

「なにしてたの?」

 これは子ネコ。

「ああ。富豪は美術品やら骨董品やら集めてるってきいたから売りにきたんだ
がダメだったんだ」

「興味ないって?」

「いやまるで逆。持って行った壺が贋作だってことをきっちり説明されたよ。
優秀なコレクターは目利きとしても優秀ということだな」

 男は肩を落とし、ため息をつきました。

「珍しいものを持って行けば買い取ってくれるの?」

 子ネコがききました。

「価値があるならな」

「富豪はどんなものを特に好んでる?」

 と、サル。サルも金目のものを富豪のところに持って行って金を稼ごうと思
ったのです。

「そうだなあ。めずらしい生きものがほしいって言ってたなあ」

「めずらしい生きものってたとえばどんなのって?」

「ツチノコとか妖精とか人魚とか、まあ幻の生きものだな」

「なあんだ。そんなん無理やん」

 サルもガックリです。

 しかしサルはなんとか富豪から大金をせしめられないかと考えるようになり
ました。

 そんなある日のことです。

 子ネコがサルのところにきて言ったのです。

「サルにちょっと協力してほしいんだ」

「なんだい?」

「人魚を遠くに逃がしてやりたいんだ」

「人魚?」

 サルはピクリと反応しました。


+かいせつ+

ご愛読ありがとうございます。敷布団です。

昨日は休みだったんでアマゾンプライムセールをちょくちょく覗いて
ランニングシューズとウェアを買いました。
シューズはアシックスのニューヨークGT2000です。
半額以下になりました。

twitter
http://twitter.com/shikibuton
サイト
http://homepage3.nifty.com/shiki-buton/
メールアドレス
shiki-buton@nifty.com

最新のコメント

  • 名無しさん2018-01-18 10:21:02

    前半がとくに面白かった。

  • 名無しさん2016-05-05 17:06:35

    やはり、そうきましたか。

    口は災いの元ですからね。

  • 名無しさん2016-05-03 16:54:16

    これからも読みますよ!