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賢者の道

忙しく複雑化したストレスの多い社会で生活するためには、どうしたら良いのでしょうか?体に食物が必要なように、心にも栄養が必要です。賢者の知恵=「聖書の教え」を配信します。難しく考えることなく、シンプルに生きられたら幸いです。

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賢者の道〜 Vol.1224

2019/04/11

賢者の道〜Vol.1224「ペトロの敗北、否定の真実」2019-4-11
聖書:マタイ福音書26章31節〜35節、69節〜75節

◎主イエスの逮捕と裁判の記録の中に、マタイ福音書の記者は、
ペトロが主イエスを否んだ長い物語を詳しく挿入しています。

どうしてなのか、その意義を考えることにしましょう。ペトロは
私達を代表しておるからです。

天の御国の教理、法則、原理の地上での展開を勝利と考えるなら、
主イエスの逮捕、裁判、十字架刑、復活という一連の出来事は
勝利の手順であったに違いありません。

しかし、天の御国の確立に少しでも疑問を持つのであれば、イエスの
出来事は〈敗北〉への道にしか見えません。ペトロはそれを阻止し、
〈勝利〉への道を考えていたに違いありません。

にもかかわらず、それが徹底的な〈敗北〉であり、主イエスの選択
こそ〈成功〉への決断であったのです。記者マタイは、この点を
問題にしたのです。

◎漁師であったペトロは絶えず主イエスと共におり、天の御国の憲法
の発布を聞き、その原理、法則、教えに関するすべての奥義を聞き、
訓練を受けました。

そのような人が率先して主イエスを三度まで〈知らない〉と否定
したのは(26章72節〜75節)信じ難いことでした。彼自身でさえ
これをなすとは思ってもいなかったのです。

33節で「たとえ、みんながあなたにつまづいても、わたしは決して
つまづきません」と言い、35節で「たとえ、御一緒に死なねばなら
なくなっても、あなたのことを知らないなどとは決して申しません」
と言っていたからです。

彼の意志は、極みまで主に従う思いでした。にもかかわらず、彼の
なしたことは極みまで主イエスを否定することでした。これは、
天の御国の生活を生きることに失敗するのが私たちの実態だという
ことです。

私たちは天の御国の民であるはずなのに、実際はそれに相応しくあり
ません。ペテロほどの人でもできないのに、私たちができるなら一体
私とは何ものでしょうか。

主イエスは31節で弟子たちに言われました。「今夜、あなたがたは
皆わたしにつまづく。『わたしは羊飼いを打つ。すると、羊の群れは
散ってしまう』(ゼカ13章7節)と書いてあるからだ」と言いました。

ペトロを初め、弟子たちは皆、主を〈知らない〉とは言わないと言い
ました。彼らは皆、最後まで主に従う覚悟と自信がありました。

この主の警告の中で、イエスは復活すること、ガリラヤで彼らと
ふたたび会うことを約束されました(32節)また、ペトロが今夜、
鶏が鳴くまで3度主を否むと予告されたのです(34節)。

◎主イエスが逮捕されると大祭司カイファの屋敷に連行されました。
ペトロは遠く離れてイエスに従い、大祭司の屋敷の中庭に入って
下役たちと一緒に座って事の成り行きを見ていました。

そこに1人の女中がやって来て「あなたもあのガリラヤのイエス
と一緒にいた」と言うと、彼はそれを打ち消して「何のことを
言っているのか、わたしには分からない」と言いました(69節)。

彼は一人の無力な女性にさえ対抗できませんでした。これは彼が
まったく当てにならない者であり、信頼するに足りない者である
ことを認識させるものです。

71節と72節は、別の女中が再び彼を見出し「この人はナザレのイエス
と一緒にいました」と、そこにいた人に告げると、再び彼は「そんな
人は知らない」と誓って打ち消しました。

最後に、そこにいた人たちが近寄ってきて「確かに、お前もあの連中
の仲間だ。言葉遣いでそれが分かる」(73節)と言うと、呪って誓い、
否認しました。

するとすぐに鶏が鳴くのを聞き、ペトロは主の言葉を思い出し、出て
行って激しく泣いたのでした(75節)。主イエスが不正な裁判を受け
苦しんでいた時、彼は主を否認していたのです。
  
この記事は、ペトロの単なる物語でなく、私たちの天然の命による
「肉の業」では天の御国に入ることができないということの暗示です。
どのような立派な思いや意志や経験、才能を持っていようと、それ
では天の御国に生きることはできないことを教えています。

◎私達は別の命、別の人に造り変えられなければ、天の御国に生きる
ことはできません。ペトロのように敗北し、失敗して、初めて、
別の命、「聖霊にある復活の命」を生きることができます。

主は自らご自身を官憲の手に渡し、私たちを神の子とした〈勝利者〉
でした。

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