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賢者の道

忙しく複雑化したストレスの多い社会で生活するためには、どうしたら良いのでしょうか?体に食物が必要なように、心にも栄養が必要です。賢者の知恵=「聖書の教え」を配信します。難しく考えることなく、シンプルに生きられたら幸いです。

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賢者の道〜 Vol.1213

2019/03/02

賢者の道〜Vol.1213「イスラエル12部族への預言」2019-3-2
聖書:創世記49章1〜7節

◎晩年、ヤコブは息子たちを呼び寄せて、「お前たちの父イスラエル
に耳を傾けなさい」と言って語った内容が、創世記49章における
祝福を伴った預言です。

イスラエルは、造り変えられた人、神に満たされた人でした。
語りかけひとつで、その人がどれだけ円熟しているかが分かります。
年齢相応の語りかけがあるようですが、それだけでなくその語り
かけによってどんな種類の人であるかも明らかにします。

せっかちならゆっくりは話さないでしょうし、芒洋としている
人なら、性急には話さないでしょう。また下劣な人は言葉の遣い方
にも品性がありません。反対に上品な人は言葉にも格調さがあります。

このように私たちの話し方ひとつで、私たちが何であり、どのような
精神状態にあるかが分かります。

沈黙は金と言われてきました。べらべらおしゃべりしない、無駄口
をたたかないことは、あなた自身を隠す最上の方法でもあります。

こうすれば人とぶつかる事は少なく、賢明に生きることができます。
語ることは結構難しいのですが、語らないことはもっと難しいのです。
ではヤコブの語りかけを見てみましょう。

最初の語りかけは、創世記25:31です。
「まず、お兄さんの長子の権利を譲ってください」と言いました。
彼は長子の権利を得ることが願いでした。機会が来たとき、口を
ついて出た言葉です。

27章で、ヤコブは欺く方法で目がかすんで見えなくなった父イサク
に語りました。

「長男のエサウです。獲物を召し上がり、お父さん自身の祝福を
与えてください」(19節)と、腕に子山羊の毛皮をつけて父の前
に出ました。

そこで父はヤコブの腕に触れます。すると「声はヤコブだが、腕は
エサウの腕だ」と納得しました。この語りかけは、偽りでした。
そして29章から32章の、叔父のラバンのもとでもヤコブの語りかけは
すべて、自分の利益、野望で満ち、利己的でした。

またエソウと再会した時のヤコブの語りかけはどうかというと
「ご主人様」とえらく丁寧に4回も、そう呼んでいます。
この語りかけは巧妙な「演技」であることは誰にでも分かります。
心の内側では、「主人」とは認めていないのでした。

こう呼んだのは、保身によります。自分が恨みを買っているので
殺されるのではという恐れからなした語りかけであるからです。
へりくだった振りをしただけですから、すぐに化けの皮がはがれ
ます。

しかし、35章の時までに、ヤコブの語りかけは変化をもたらし、
イスラエルと呼ばれるようになります(35:10)。

ヤコブが成長したのが分かるのは、愛する息子ヨセフを失った後
です。37章以降、彼はごくわずかしか語らなくなります。

語る量が減少したのは性質が変化していることを示します。
命において成長したので、語ることが少なくなっています。
多く語るのは子どもっぽいことのしるしで、未熟のしるしです。

多く語りすぎるのは、子どもっぽいことを示します。ですから
語りかけは、どれだけ成長したかのしるしでもあります。
些細ことを針小棒大に言い、命を失わせないように注意しましょう。

ヤコブが、息子ヨセフがエジプトに生きていることを知り、エジプト
に下った時も、少ししか語っていません。

ファラオのまえに連れられてきたと時、何も言わずただファラオを
祝福しただけでした(47:7、10)。

ですから49章のヤコブの息子たちに、死に臨んで語った言葉は、
とても重みがありました。ここで発した言葉はすべて預言となった
のです。知識や経験ではなく、命における成長が語らしめています。
ですから、その語りかけは、祝福で浸透した預言となっています。

◎彼から預言の言葉が流れ出ました。それには、4つの条件がありま
した。

第1は、神の心、目的を知ることです。
旧約の残りの言葉と新約のすべては、創世記49章の発展です。

第2は、人を正しく知ることです。
親が子どもを知ることはしばしば困難で、イサクがヤコブを知った
ように盲目的に知ります。親は子どもを、知っているようですが、
意外とどこにいるのか、何であるのか、知らないものです。

しかしヤコブは息子たちをよく理解してました。状況、条件、隠され
た事情を、彼の目は洞察していました。これは、知的理解力で知るの
でなく、霊による理解です。神との親密さの中にいると、神は、夢や
その他の手段を通して、隠れた奥義を示して下さり、人を霊的に知る
ことができます。霊性の健全さや異常さを知ります。

第3に、神を知り、人を知っていても、私たち自身が豊かでなく、
貧しければ人々を祝福することはできません。
ヤコブは豊かでした。その人の容量において大きくなければ人を
豊かに潤すことはできません。

第4に、強い活発な霊を必要とします。
死につつあっても、ヤコブは霊的にはたくましくありました。
肉体は弱っても、内なる霊は強化されることです。

ヤコブは、賜物を持つ預言者ではありませんでしたが、神を内在
させ、飽和させ、溢れ出すまでに神の語りかけを実践した人です。

私たちはパウロの言葉、ペテロの言葉を聞きたいのでありません。
神の言葉を聞きたいのです。
「パウロさん、あなたの意見は聞きたくありません。私は主の言葉
を聞きたいのです」こう思っている人は意外と多くいるのではない
でしょうか。

私たちはヤコブの言葉を聞きたいのではありません。ヤコブから流れ
出る命の言葉、神の言葉だけを聞きたいのです。「ルベンよ」と長男
に対する言葉は、長子の権利を剥奪されることに関する予告であった
のです(49:3)。

それは、神で満たされたヤコブに神が乗り移ったかのようでした。
シメオンとレビも残虐な性格、性情において同じと見て彼らを
祝福しませんでした。

そして彼らの怒りと憤りよ、呪われよ、とすら言います。父は彼らを
呪わず、イスラエルの間に、分離させ、散すと、預言したのでした。
それはかつて、ヤコブ自身が家族から引き離されたように、です。
実に、霊的に、私たちが12部族なのです。

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