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賢者の道

忙しく複雑化したストレスの多い社会で生活するためには、どうしたら良いのでしょうか?体に食物が必要なように、心にも栄養が必要です。賢者の知恵=「聖書の教え」を配信します。難しく考えることなく、シンプルに生きられたら幸いです。

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賢者の道〜 Vol.1208

2019/02/13

賢者の道〜Vol.1208「居場所を求める旅路」2019-2-13
聖書:創世記33章16節〜34章7節  

◎さて地上での格闘をなしたのはヤコブでした。
彼は、20年間も叔父のラバンに搾取され、悩んだ挙句、逃げ出し、
父祖の地に帰ることを決意しました。しかしかつてその地で起こ
した兄エソウを欺き、押しのけたため怒りを買っていたことを
忘れるりことができませんでした。

ともあれ何とか叔父の下を離れ、逃げ出したラバンの追跡から打ち
勝つことができたのですが、第2の困難であるエソウとの対面があり
ました。

ヤボクの渡しで見知らぬ者と長い夜の格闘をして、この危機を乗り
越え、さらにエソウとの問題も主は解放してくださいました。

このすべての困難から解放された後、ヤコブはスコト(「小屋」の意)
に行き、自分の家を建て、家畜の小屋を作りました(創世記33:18)。
スコトはヨルダン川の東岸にありました、つまりカナンの地には
まだ入らずにおりました。

そこに家と小屋を建てたことは、神の願った良き土地カナンでない
ことから、いかに彼がまだ肉的であったかが分かります。

◎つまり、ヤコブはベテルでみた夢を無視したのです(28:12)。
それはかつて、ヤコブがエソウから逃れた後、地上から天に向かって
立てられたはしごの夢で、目覚めた時、その場所ベテルと名づけ枕に
した石を立て、先端に油を注いで、その石が「神の家」となるよう
誓願したのでした。

分りやすく言えば、神のための家(ベイテール)を建てると約束した
のです。ですからヤコブが神の約束の良き地の領域に戻ってきた時、
神は「ヤコブよ、おまえは何のために戻ってきたのか、自分の家を
建てるためであったのか、ただ自分の居場所を求める旅路だったの
か、神の家はどうしたのか」と尋ねたかもしれません。

しばらく、ヤコブはスコトに滞在しますが、結局、神の願う適切な
場所でないことに気づいたのか、ヨルダン川を渡ってシケム(「肩」
の意、力の象徴)の町に行き、そこで力づけられ、土地を買い取り、
自分の生活のための天幕を張り、神のための祭壇を築きました。

◎これは良いことでしたが、まだ彼がなした夢の約束の成就ではあり
ませんでした。なぜなら、ヤコブはベテルに神の家を建てると約束し
たからです。神は、この約束を果たすために故郷に帰るよう促したから
です(31:13)。

シケムで祭壇のあかしの伴う天幕生活を始めたヤコブは召された者
として神との生活を始めましたが、神のための家ではありませんで
した。

祭壇は神殿の建設の始めの部分でしか過ぎません。ベテルに戻っては
いなかったからです。ここで彼はなおも環境における対処が必要で
あったのです。

◎あるとき、突然事件が起きました。
ヤコブのひとり娘デォナが汚されたのです。ヤコブには11人の息子と
ひとりの娘がいたのです。

デォナは土地の娘たちに会いに行くと出かけ不幸な事件が起きました。
ここでもの生活はヤコブにとって良く、満足ではあったのではあり
ますが神の思いを満足させはしませんでした。

そんなときこの事件は起きたのですから、神の目には決して偶然で
あった訳ではありませんでした。原則は今も同じで、神の目的に
適っていないと環境を通じてこのような警告がなされます。

またヤコブに11人の娘とひとりの息子がいたなら、ひとり息子は
何もしなかったでしょうが、ヤコブには大勢の息子がおり、この
事件を知るや彼らは嘆き、激しく憤って、立ち上がりました。

彼らは復讐計画を立て、穏便な解決を願ってやってきた加害者の
父ハモルと息子のシケムを欺き、ディナの兄シメオンとレビは、
ハモルの町を襲撃し、すべての男たちを殺しすべての家畜、女、
子どもを略奪しました。

このような残酷な話は、神の家族のあかしとはなりません。
ヤコブはこの2人の息子にこう言っています。

「困ったことをしてくれたものだ。私はこの土地に住むカナン人や
ペリジ人の憎まれ者になってしまった。こちらは少人数なのだから、
彼らが集まって攻撃してきたら、私も家族も滅ぼされてしまうでは
ないか」(34:30)と。

◎ヤコブは、平和と安全のうちにきましたが、今やそれらが消え失せ
たのでした。
娘は汚され、息子たちが引き起こした問題のゆえに、もはやシケム
にとどまることができなくなったからです。

創世記35:1で神はヤコブに「さあ、ベテルに上り、そこに住みな
さい。・・祭壇を造りなさい」と命じますと、ヤコブは素直にそれ
に従いました。

散々な目にあってどうすべきか思案していたヤコブにとって神の
言葉は心にストンと落ちました。困難な環境の中にいたので神の
言葉が届いたともいえます。

ヤコブは困った困難なとき、神に約束しました。しかしいつしか
その約束を忘れてしまいました。そのために彼は多くの人や物の
犠牲をささげることになったのです。

私たちの生涯は、嵐に次ぐ嵐の生涯です。
この嵐の目的は何でしょうか。それは、造り変えられ、真の居場所
を実現するためです。神の与える旅路は、ベテル、真の教会生活を
持つまで続きます。

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