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賢者の道

忙しく複雑化したストレスの多い社会で生活するためには、どうしたら良いのでしょうか?体に食物が必要なように、心にも栄養が必要です。賢者の知恵=「聖書の教え」を配信します。難しく考えることなく、シンプルに生きられたら幸いです。

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賢者の道〜 Vol.1206

2019/02/06

賢者の道〜Vol.1206「神の陣営マハナイム」2019-2-6
聖書:創世記32章1〜9節  

◎前門の虎、後門の狼」と言う言葉があります。一つの災難を逃れ
て、ほっとする間もなく、またすぐに他の災難に見舞われることの
譬えです。

創世記31章、32章を見てますと、そこに登場するヤコブはまさに
この譬えのような困難を経験しました。彼はラバンの手から逃れ、
故郷めがけて前進するや、今度は前方に兄エソウがいました。

背後にラバン、前にはエソウと、ヤコブは板バサミになりました。
兄エソウはかつてヤコブのなした事柄に大変怒り、ヤコブはその
ために逃げ出してラバンのもとに行ったのでした。
今やヤコブはエソウにも立向かわなければなりません。

◎この危機を彼はどう対応したのでしょうか?
創世記32:2、3では「ヤコブが旅を続けていると、突然、神の御使い
たちが現れた。ヤコブは彼らを見たとき、『ここは神の陣営だ』と
言い、その場所をマハナイム(2組の陣営)と名付けた」とあります。

叔父のラバンから解放されたヤコブは、どのように兄エソウに会お
うかと考えていたでしょう。そんな時、神の御使いが現れて、彼を
守ることを示しました。

ヤコブは多くの御使いたちの2つの陣営を見たのでした。詩編34:8の
「主の使いはその周りに陣を敷き、主を畏れる人を守り助けてくだ
さった」というみことばを思い出します。

2つからなる陣営の御使いがいる事は悩んでいたヤコブにとって大い
なる励ましでした。

それにもかかわらずヤコブは御使いたちを信頼しなかったのです。
もがきつつ、2つの陣営を敷いた神の御使いたちに倣って、彼の民、
羊、牛、らくだを二つの陣営に分け、彼は最善の安全策を講じた
わけです。

このような編成をしてもまだ安心できなかったのか、普通ではない
ことをしました。

◎それは、祈った事です(10節)。
ヤコブの全生涯で祈ったことの最初の記録です。20年間、ラバンの
手のもとにいた時も、祈ったという記録はありません。

原則的に、私たちの多くはヤコブです。洗礼を受けて、神を知るよう
になっても、なかなか祈りません。霊を活用させて祈らず、思いを
働かせて考え、自分の力で問題を克服しようと立向かいがちです。

しかし、今やエソウに会おうとしているとき、これ以上どうしようも
ない所まで追い込まれました。エソウが400人のお供を連れてやって
くると聞くや震え上がってしまいました。

彼は2組に分けることにより、1組が全滅しても、もう1組は逃れ得ると
考えたのです。よって祈らざるを得なかったのです。でもなかなか
良い祈りをしています。

「わたしの父アブラハムの神、わたしの父イサクの神、主よ、あなたは
わたしにこう言われました。『あなたは生まれ故郷に帰りなさい。
わたしはあなたに幸いを与える』と」祈っています。

これは最上の祈りの方法です。それは神の言葉にすがりついて祈って
いることです。こう祈っているようです。

つまり、「主よ、あなたは故郷に帰れと言い、幸せになると約束さ
れたのではありませんか。今あなたのこの言葉に立って、善を示し
てください」とです。

続いてヤコブはこう言ってます。「主よ、わたしは、あなたが自分に
示されたすべての慈しみとまことを受けるに値しない小さな者です。
かつてはヨルダン川を杖一つで渡ったのに、いまでは2つの陣営を
持つまでになりました。にもかかわらず今兄エソウが恐ろしいので
す。兄は母や子どもたちを討つのではとおびえています」と祈って
います。

そして再度、神の約束の言葉を踏まえて祈っています。
「あなたは、かつてこう言われました。『わたしは必ずあなたに幸い
を与え、あなたの子孫を海辺の砂のように数えきれないほど多くする』
と」(13節)。

ここでヤコブは神の心に触れています。それは子孫について語って
いるからです。神がヤコブを選ばれたのは、神の目的を成就するため
に子孫を持ち、御自身の団体として表現される主イエスのみからだ
なる教会を実現することであったからです。

◎それは教会の形成への祈りであり、キリスト教兄弟愛のための祈り
へと向かいます。

その夜、いかに祈っても主を完全に信頼せず、知恵を働かせて、
ヤコブは兄エソウへの贈り物の家畜を9つの群れに分け、群れと群れ
の間に距離を置き、エソウのでかたを見てその状況に対応する準備
に時間を稼ぐ算段までしたのです。

この贈り物は愛の心から出たものではなく、恐怖心から出たもので
した。その目的は兄エソウをなだめるためのものでした(21節)。

こうして召使いたちを出発させ、ヤコブはその夜、家族を連れて
ヤボクの渡しを渡ったのでした。

皆を渡らせると、彼は独り後に残っていたのですが、突然「何者かが
夜明けまでヤコブと格闘した」(創32:25)のです。

この戦いの相手は、人の形を取った神でした。相手はヤコブのももの
関節をはずしますが、ヤコブは全力を尽くして奮闘し、主が祝福する
まで、去らせなかったのです。

格闘の後、ヤコブは目を上げると、エソウが400人の者を連れてくる
のが見えました。

そこで彼はさっそく妻たちと子どもたちを4つに組に分け、そばめと
その子らを前にし、次にレアとその子どもたち、その後に自分の一番
愛したラケルとその子ヨセフを置きました(33:2)。
犠牲の度合いまで自分の思いで対処したのでした。

◎なのにヤコブは奇妙な行動に出ます。
これはおびえていたはずなのに、先頭に進み出て、兄のもとに先導
していることです。

これはエソウを驚かせ、「エソウは走ってきてヤコブを迎え、抱き
締め、首を抱えて口づけし、共に泣いた」と言うのです。

ヤコブのいままでの恐れ、苦労は無駄だっのです。御使いたちの
陣営が取り囲んでいて守っているのです。一見して前にも後ろにも
困難がありますが、真の困難はないからです。神に選ばれた者として
の約束を持っていることです。

無事にカナン地方にあるシケムに戻ると天幕を張り、祭壇を築きま
した。これは、20年間もたなかった正当な神の証しの生活が始まった
ことを意味します。

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