
賢者の道
忙しく複雑化したストレスの多い社会で生活するためには、どうしたら良いのでしょうか?体に食物が必要なように、心にも栄養が必要です。賢者の知恵=「聖書の教え」を配信します。難しく考えることなく、シンプルに生きられたら幸いです。
賢者の道〜 Vol.1185
2018/11/14賢者の道〜Vol.1185「復活のキリストの王権-1」2018-11-14
聖書:エフェソの信徒への手紙2:20-22
◎使徒や預言者という土台の上に建てられています。そのかなめ石は
キリスト・イエス御自身であり、キリストにおいて、この建物全体は
組み合わされて成長し、主における聖なる神殿となります。
キリストにおいて、あなたがたも共に建てられ、霊の働きによって
神の住まいとなるのです。
世界の栄光に比べ、教会の栄光はまことに貧弱に見えることが
あります。
この世界を構成しているのは、圧倒的多数ですし、教会を構成して
いるのは、ごくわずかの少数者です。現実的財において、この世は
富み栄え、教会は貧しい。
世界は力強く、教会は弱い。従ってすべての外面的において、
教会は世のあわれみの対象でしかありません。にもかかわらず、
この無力な教会が、この世界を霊的に征服するための総力をあげる
のです。
世との戦いにおいて、教会は防御ばかりして、攻撃をあまりして
おりません。
この世の征服よりこの世からの逃避、隠遁ばかり思考してきました。
これは実際上、怠慢の罪の現れであるしかありません。世の誘惑に
近づかないことで、教会の役割が遂行できたわけではありません。
教会のなすべきことは、神の言を高く宣言することであり、世の
とりこにならぬよう力を尽くして励まさねばなりません。
同時に、世の男女を、福音によってキリストの群れに導き入れる
ために力の限り努力することです。
◎北イスラエルのサレプタで預言者エリヤは、どん底にあった
やもめの女をあわれみ、その家庭を豊かに祝しました。しかし、
しばらくして、その家庭に不幸が訪れました。愛する彼女の息子が
病で死んで冷たくなったのです。
女は「あなたはどうして私のところに来たのですか。私に天罰を
下すために来たのですか」と抗議しました。
この「なぜ」という〈原因〉追求に対してエリヤは〈目的〉をもって
行動し、冷たくなった子供の体の上に、三度自分の体を重ねて祈り
生き返られました(列上17:22)。
やもめは疑いから信仰へと帰られたのです。「あなたはまことの神
の人です」との告白はそれを示します。
試練の中で熱心な信仰の人であっても、その心がマイナスへと引っ
張られることがあります。このエリヤはそんなやもめに原因を語った
のでなく、目的をもってプラスへと引き戻したのです。
イエスが、ゴルゴダの丘ではりつけになり、ののしられ、無力に
息絶えたとき、弟子たちはこのやもめの女のようにキリストの
復活を信じたくても信じられなかったほど失望していた。
心はマイナスのほうに引っ張られて、信仰を失いかけていた。
それをだれも責めることは出来ません。だからこそ「信仰の創始者
であり、完成者であるイエスから目を離さないでいなさい」(ヘブル
12:2)となる必要があるのではないか。
信仰は、主イエスに目を向けるところから与えられるのです。
私たちの信じる力ではありません。
◎キリストは、すべてのものの主です。
「神は、この力をキリストに働かせて、キリストを死者の中から
復活させ、天において御自分の右の座に着かせ、すべての支配、
権威、勢力、主権の上に置き、今の世ばかりでなく、来るべき世
にも唱えられるあらゆる名の上に置かれました。
神はまた、すべてのものをキリストの足もとに従わせ、キリスト
をすべてのものの上にある頭として教会にお与えになりました。」
(エフェソ1:20-22)。
教会は、主の王権を宣べ伝えなければなりません。キリストが万物
のかしらであり、あらゆる生活領域において王であります。
ですからキリスト教的結婚、キリスト教的教育、キリスト教的科学、
キリスト教的産業、キリスト教的労働、キリスト教的労使関係、
キリスト教的文化、キリスト教的娯楽、キリスト教的政治・経済、
キリスト教的国際機構においてキリストが王であることを主張しな
ければなりません。
キリスト教的社会を形成です。神の国の樹立です。
*復活のキリストの王権-2に続く
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創刊日:2002-11-10
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発行周期:週1〜2回発行
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