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賢者の道

忙しく複雑化したストレスの多い社会で生活するためには、どうしたら良いのでしょうか?体に食物が必要なように、心にも栄養が必要です。賢者の知恵=「聖書の教え」を配信します。難しく考えることなく、シンプルに生きられたら幸いです。

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賢者の道〜 Vol.1167

2018/09/12

賢者の道〜Vol.1167「豚に真珠、猫に小判」2018-9-12
聖書:マタイ福音書7章1〜6節

◎マタイ福音書7章6節に由来する「豚に真珠」の名言は、日本語に
おける「猫に小判」「犬に論語」「馬の耳に念仏」同様、ありがたい
ことを少しもありがたいと思わないことの譬ですが、この聖句は決し
て自明のものではなく、かえって謎でもあります。

「裁くな」と「裁け」との狭間に立たされます。

◎一般に「真珠」はイエスの言葉・神の言葉・キリストの福音を指し、
「豚」は、異邦人、信仰から脱落した者、教会内の不法の者を指し
ています。

つまり、この箇所を信仰から脱落した人たち、教会内の不法の者を
「犬」「豚」にたとえ、かれら聞く耳を持たない者に「みことば」を
それ以上語るべきでなく、彼らとの交わりも停止すべき事態すらあり
得るというのです。

パウロは「兄弟と呼ばれる人で、みだらな者、強欲な者、偶像を礼拝
する者、人を悪く言う者、酒におぼれる者、人の物を奪う者がいれば、
つきあうな、その人とは一緒に食事もするな」(1コリ5章11節)と
考えていました。

またヨハネは、「キリストの教えを越えて、これにとどまらない者・・・
この教えを携えずにあなたがたのところに来る者は、家に入れては
なりません。そのような者に挨拶する人は、その悪い行いに加わる
のです」(2ヨハネ9〜11)とも言っています。

「神聖なもの」、つまり「人を裁くな」(7章1節)という寛容な精神を、
これが通用しない相手に無制限に寛容であることは、かえって
「神聖なもの」を汚すことになると考える人もいますが1〜5節で
「人を裁くな」と教えながら、6節で、未信者や信仰から脱落した者を
福音を受けるに値しないと差別し、裁くのは「裁くな」という教えに
矛盾しないだろうか、と考えさせられます。

確かに人の愛には限界があるのだから、ことばの通じない相手には、
かえって関わりを持たず、祈りも求め続ける方が賢明であるというが
実際的でもあります。

もし関係を持つにしても、「そして彼らの求める上着や下着、食料、
金銭だけを与え、隣人愛、社会的奉仕をすればよいと考えるのです。

「だから、人にしてもらいたいと思うことは何でも、あなたがたも
人にしなさい」(7章12節)とあるようです。みことばよりパンを
与えよ、というわけです。

2.伝道はどうすべきか
もう一つ、伝道するな、とも採れますし、反対に困難を伴なう伝道
への教えとも採れます。

「豚」に人間の罪を見、「真珠」に受難のキリストを見るとき、その
「真珠」を与えることは困難な伝道を見ます。

「神聖なるもの」「真珠」は、自分の目の中にある罪の梁・丸太を
取り除いてくださる神の恵み、神の力です。神の恵みを経験した者が、
はじめて人々に向ってはっきり見えるようになる、と言えるのであって、
それが伝道でもあるからです。

伝道は、その神の宝が踏みにじられている悲しみを経験することでも
あるわけです。その経験に耐えられなければ伝道はできません。
これこそ主イエスの経験されたことでした。

そして主イエスは「求めなさい」と7節で言います。祈りへの要請
です。

ところがこの「真珠」を与えることを伝道と解釈する事の難点は、
結果として「真珠(複数形)を豚に投げてはならない」とあるのを、
「伝道」するな、という解釈にも通じることです。

確かにパウロも、ユダヤ人の反抗に直面し、もはや彼らには福音を
語らない、と異邦人伝道に向きを変えたのです(使徒18章6節)。

にもかかわらず、パウロは「豚にも真珠を投げ与えた」のであり、
「迫害する者のためにも祈りなさい」と主イエスが命じたように
実践したのでした。

この矛盾をどう解釈するか、です。聖書の読み方一つで逆の意味に
なります。

◎「真珠」は、聖霊の内住により造り変えられた私たち人間で「空の鳥」
「野のゆり」よりも価値あるすぐれた存在と解釈すべきです。

主が受難、贖罪の死を通して、命と引き換えに得た「真珠」を、裁く
ことは、主に敵対する悪霊的存在(豚)に尊い人(真珠)を引き渡す
ことになるからです。

「豚に真珠を投げない」とは、「人」を裁いてはならない、救いに
至るには、祈る以外にない、祈り続ける時、道が照示され、人は
「世の光」と変えられ、「真珠」のごとく輝くということとして
受け取る方が福音的であると考えられます。

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