
賢者の道
忙しく複雑化したストレスの多い社会で生活するためには、どうしたら良いのでしょうか?体に食物が必要なように、心にも栄養が必要です。賢者の知恵=「聖書の教え」を配信します。難しく考えることなく、シンプルに生きられたら幸いです。
賢者の道〜 Vol.1163
2018/08/29賢者の道〜Vol.1163「イエスの山上の教え」2018-8-29
聖書:マタイ福音書5章38〜42節
■「あなたがたも聞いているとおり、『目には目を、歯には歯を』と
命じられている。しかし、私は言っておく。悪人に手向かってはなら
ない。誰かがあなたの右の頬を打つなら、左の頬をも向けなさい。
あなたを訴えて下着を取ろうとする者には、上着をも取らせなさい。
誰かが、1ミリオン行くように強いるなら、一緒に2ミリオン行きな
さい。求める者には与えなさい。あなたから借りようとする者に、
背を向けてはならない。」
◎今日の御言葉を見ますとクリスチャンになるのは、どんなに大変
なことなのか分かります。
クリスチャンは、生きている間には、必ず守らなければならない
2つの戒めがあります。1つは、イエス様が教えてくれた戒め、
もう1つは、世の戒めです。すなわち、社会のルール、例えば
法律などです。
イエス様は「あなた達も聞いたことがあるでしょう?」と、私達が
普通に考えている「目をやられたら目を、歯をやられたら歯を。
即ち、仕返す、復讐するということ」を当たり前のことのように語り
かけました。
律法学者達や、ファリサイ派の人々の教えがそうだったのです。
今の法律での裁判と似ています。損害を受けたら裁判でも起こして
賠償してもらうのが当然、正しいことと思います。
しかし、刑罰を与えても、裁判を起こして賠償金をとっても全ての
問題が解決されますか?違います。かえって傷つけられる事もあり、
すっきりしないこともあります。新たな憎しみ、対立を残すことに
なりかねません。
◎イエス様が教えたかった本当のことは、そうではありません。
イエス様が教えたかったことは「復讐をするな。あなた達に人々を
復讐する権利などない。あなた達も、以前、同じ罪を犯した者として
赦しなさい」ということです。
争い、対立などを根本的に解消、解決するには「右の頬(ほお)を
打たれたら、左の頬をむけてやれ」、このことは、屈辱を甘んじて
受けなさいということです。
普通、どんな知識人でも忍耐強い人でも我慢できることではありま
せん。でも、私達にはそうしなさいと言っているのです。
私達は、先に許された者として、イエス様は私達に「あなた達は
地の塩である」(マタイ福音書5:13)と呼んでくれました。塩は
腐敗を防ぐ役割をします。
そして「あなた達は、世の光である」(同5:14)と呼んでくれました。
罪がある闇黒の所に心に光を照らし、人々を助ける立場である私達だ
と言っているのです。
同じようにイエス様は「1ミリオン歩け」と強制的に言われたら
「その倍歩け」と言います。ちなみに、1ミリオンとは、「約1480m」
の距離を言います。言われたその倍を行ってあげなさいと言うのが、
イエス様の教えなのです。
そして「私達にお金を貸してほしいという者があれば、背をむけ
るな」ということを言っています。
私達は、イエス様が教えて下さった法を中心において、基本にして
世の中の法を守る人々なのです。
私達は、傷つけられた自分の自尊心、怒り、濡れ衣、無視され、認め
られなかった悔しさ等を、神様の御前に祈りをもって降ろして解決す
るのです。
そして「怒っても罪を犯すな、太陽があるうちに和解をしなさい」
(エフェソ4:26)。「互いに赦し合いなさい。神もまたキリストに
おいてあなたがたを赦したように」(エフェソ4:32)。時間制限が
あるということです。
互いに赦せないことが、今まであるのならば、罪を犯す前に全て忘れ
新しく出発しましょう。
◎教会がリバイバルするのは、まず私達が互いに熱く愛することなの
です。
互いに協力をして、互いに理解して、イエス様が私みたいな人間のため
に死んでくださった事を深く深く感謝して、倒れている人がいれば手を
伸ばして起こしてあげ、共に歩み、共に助け、神様の御言葉が成就され
る教会を作っていきましょう。
-----------------------------------------------------
協 力:おとずれ社
まぐまぐ(マガジンID:99821) http://www.mag2.com/
melma!(マガジンID:151618) http://www.melma.com/
-----------------------------------------------------
規約に同意してこのメルマガに登録/解除する
メルマガ情報
創刊日:2002-11-10
最終発行日:
発行周期:週1〜2回発行
Score!:
100
点
コメント一覧コメントを書く
コメントはありません。
この記事にコメントを書く