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賢者の道

忙しく複雑化したストレスの多い社会で生活するためには、どうしたら良いのでしょうか?体に食物が必要なように、心にも栄養が必要です。賢者の知恵=「聖書の教え」を配信します。難しく考えることなく、シンプルに生きられたら幸いです。

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賢者の道〜 Vol.1098

2018/01/06

賢者の道〜Vol.1098「過越しの祭りは、始まりの暗示-1」2018-1-6

◎ユダヤ人の年ごとの祭りの最初のものは、過越しの祭りであり、
最後のものは、仮庵(かりいお)の祭りであった(レビ23:5,34)。

過越しの祭りは、人生の始まりを暗示しており(出エジ2:2〜3、6)
それは、人が満足を追い求めることを含み、その結果は人の飢えで
あるともいえよう。

これに比して、仮庵の祭りは一年最後の祭りとして、人生の命の完了
と成功を暗示している(出エジ23:16)。それには終わりがあり、
その結果は、人の渇きである。

ヨハネ福音書6章には、イエスがガリラヤ湖近隣で大勢の人に取囲ま
れている場面が描かれている。それは、過越しの祭りの頃であった
ことが記されている。

5千人の飢えを満たす命のパンとして御自身を提供したのだった。
過越しの祭りは、年の初めに起こり人々はその時、激しく働き労苦
していた。

この5千人を養う事例は、飢えを満たそうとして働いても、満足でき
ない人々を見い出すのである。いくら働き、苦労し、満足する何かを
捜し求めてもことごとく失敗した。

過越しは、もちろん救いのためにあったが、救われるやいなや、人々は
新しい出発に旅立った。それは、常に年の初めの月にあった。新しい
開始のしるしこそ過越しであった。

ある意味で青年たちは、過越しの中にある。なぜなら彼らの命は
始まったばかりであり、多くの期待、希望で満ちている。大学を卒業
したら、医者、弁護士、会社員、公務員になって何事かをなそうと
期待しているのではないか。これが過越しの祭りなのである。

しかし、過越しの祭りの終わりは飢えで終わるのであることを知る。
職業で高い地位に就けば就くほど、ますます飢えを感じるものなの
だ。金を儲ければ儲けるほど、ますます不満足になる。

「もっともっと」という心がおこり、欲望の奴隷になってしまう。
そして「足りない、足りない」と不満ばかり言う。足ることを知ら
ないで飢える。いかなる環境にあっても足ることを知らねばならない
のである(フィリピ4:18)。

思うがままに成らないことを思うがままにしようとすれば、苦しみ
が生ずる。老いること、学校に落第すること、病気をすることを
自分で勝手に駄目だと決めつけ、災いだと思い込む。

学校に合格したため、相性の悪い人と出会っていじめられることだって
ある。落ちて浪人したり、病気をして入院して恋人にめぐり逢える
かもしれない。むしろ、あるがままの自分と現実を認識し、今を
楽しめば良い。

何事も一生懸命楽しむ、痛みに耐える。生きている証拠だと思って
感謝して耐える。暴れることも、卑屈になることも、がっかりする
ことも必用ない。有るがままを受け止め、それが、神の与えてくれた
恵みとして感謝することが大事なのだ。

こうでないと飢えてしまう。健康は健康で病気でなく、病気は病気で
健康でない。冬は冬で春でなく、春は春で冬ではないのであるから、
冬には冬を楽しみ、春には春を楽しむことが大事なのである。今ある
環境を楽しみ、徹することが大切なのである。

◎これに対して、ユダヤ人の祭りには仮庵(かりいお)の祭りがあった
(ヨハネ福音書7:2)。作物を完全に収穫した後、刈り取ったものを
捧げ礼拝した(出エジプト23:16、申命記16:13〜15)。

これは、人の事業、学歴など人生の完成、成就、成功それに伴う喜び
と享受を表徴している。

このヨハネ7章の仮庵の祭りで、イエスが言うには「渇いている人は
誰でも、私の所に来て飲みなさい。私を信じる者は、・・・その人の
内から生きた水が川となって流れ出るようになる」(7:37〜38)ので
ある。

つまり仮庵の祭りの結果は、全て渇きなのであることを知らねばなら
ない。これは、全生涯、働いた後、私達は渇き、その終わりは空虚で
あり、あらゆる成功、獲得の全てをもってしても、渇きは癒(いや)
されないと言うのである。

「過越しの祭りは、始まりの暗示-2」に続く

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