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賢者の道

忙しく複雑化したストレスの多い社会で生活するためには、どうしたら良いのでしょうか?体に食物が必要なように、心にも栄養が必要です。賢者の知恵=「聖書の教え」を配信します。難しく考えることなく、シンプルに生きられたら幸いです。

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賢者の道〜 Vol.1096

2017/12/30

賢者の道〜Vol.1096「主の招き」2017-12-30
聖書:マタイ福音書11章28節、マルコ福音書2章17節
          
◎「疲れた者、重荷を負う者は、だれでも私のものに来なさい」と
いうこのマタイ福音書11章28節の言葉は、四福音書でここだけにある
ものですが、イエスの伝道生活を特徴づける言葉です。

ある時,主イエスは「医者を必要とするのは、丈夫な人ではなく病人
である。私が来たのは,正しい人を招くためではなく罪人を招く
ためである」(マルコ福音書2:17)と言っていますが、これも冒頭の
言葉と同じ内容をもっています。

ここでいう罪人とは、何か犯罪を犯したという意味ではなく、正しく
ユダヤ教の律法を守れない人のことです。外国から追われて来た寄留
の外国人、ユダヤ人でも貧しい生活のため、安息日規定やレビ記に
あるような清潔律法を守れない人や売国奴と呼ばれ非難されていた
徴税人などが、まとめて罪人と呼ばれていました。

彼らは社会的に疎外され、さげすまされ、つまはじきにされていた
人々でした。自分に徹底できない無目的に彷徨している人々や愛の
不足した人々、神に対して不遜、不敬虔な人々も罪人と考えられま
した。

◎主イエスはそのような人々を招かれました。マルコ福音書1章後半
から主が出会った人には精神的ストレスを受けている人、熱で苦しん
でいる女性、重い皮膚病の人、中風に苦しむ人、徴税人、片手の萎え
た人などです。

そういった人達に向かって「私のもとに来なさい」と招いた訳
です。

苦しみや悲しみは結局、自分が負わなければならないのですが、誰か
がそれを分かってくれ、そういう自分を全部うけいれてくれていると
いうことがわかったら、その苦しみはおそらく半分以下なるに違い
ありません。

そして、その人が自分の言葉で祈ることができるように導くことです。

サルトルという哲学者は「地獄とは他人のことである」(戯曲『出口
なし』)と言ってますが、人の言葉が地獄にもなるとともに、他人に
届く言葉が失われているからでしょう。

他人がいないのもまた救いがない事で、救いは他者と共にいること
です。主イエスはそういう意味で真実の他者です。

また招きの言葉が、教会形成の基点です。神の選びにある者だけが、
その招きの言葉を受容いたします。

教会は、愛の運動体でありますが、その働き人は主の招きに応えて
活動します。ですから柔和、寛容、忍耐、愛をもって一致へと歩み
出します。祝福の形をとった派遣命令礼拝は終るわけです。

◎ヨハネ黙示録3:20に「戸口を叩くイエス」が記されています。
ホフマンハントの聖画(茨の冠をかぶりカンテラを下げて戸を叩く
イエスの画)の扉には、こちら側には把っ手がありません。家の中
から開けない限りイエスは中に入る事が出来ません。

私たちが戸を開けない限り、イエスを寒い中を立たせっぱなしに
するのです。私たちは、主のノックの音を聴かねばなりません。

自分のことを聞かせようとしても、まず聴かなければならないのです。
待つ気持ちが肝心です。イエスの扉を叩く音を聴く、識別できる心が
大事です。

「主よ、共にいてください」と言う思いがなければ、なかなか識別
できません。

問題が何もなければ人生をエンジョイすればいい、もし何かあるなら
その苦しさ、やりきれなさをもって「主の名を呼ぶ」のです。主は
来てくださいます。

「見よ、私は戸口に立って、叩いている。誰か私の声を聞いて戸を
開ける者があれば、私は中に入ってその者と共に食事をし、彼もまた
私と共に食事をするであろう」。

この喜びの食事に主は招いていてくださるのです。この招きとは、
招きを喜ばない者をも招きたもう神の恵みです。

◎皆さんの中には、教会が重荷になり教会に行くのがいやになる
ときもあると思います。

そのような時にこそ、なおさら主の招きの言葉に耳を傾けるべきです。
あなたの周囲にいる人々の意識の流れに神経を集中させ、その意識と
街の雑音の彼方から聞こえてくる聖なる天来の主イエスの声に耳を
澄ませる事です。

何かに成功しようと奮闘し労苦する人よ、主イエスのもとに行き、
休みなさい。限りなき安息を得るでしょう。愛の伝道戦士たちよ、
小キリストとなって、人々に安息を与える導きをしてください。

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