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賢者の道

忙しく複雑化したストレスの多い社会で生活するためには、どうしたら良いのでしょうか?体に食物が必要なように、心にも栄養が必要です。賢者の知恵=「聖書の教え」を配信します。難しく考えることなく、シンプルに生きられたら幸いです。

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賢者の道〜 Vol.1093

2017/12/20

賢者の道〜Vol.1093「原理主義とポピュリズム」2017-12-20

◎ローマ帝国がユダヤを占領していた今から2千年前の暗い闇夜の
ベツレヘムでの祝祭がもたれたことがあった。

それは、救い主の誕生であった。この事が、現代の私達にどう関係
するかについて語りたいと思う。

◎救い主の誕生は、暗闇の射す一条の光であった。では、どのような
時代だったのだろうか?その頃、皇帝アウグストゥスが占領している
全領土の住民に対して住民登録を命じたのであり、その目的は税金
徴収で、その使途の一つは戦争のための軍資金の準備であった。

よって、クリスマスとは国家権力の危険な時代への備えの啓示で
あった。そんな時、ヨセフとマリヤも住民登録をするために、ベツ
レヘムに向かった。身重の妻を連れてのナザレの町からベツレヘム
までの旅は困難で、望ましいものではなかった。

不運は重なると混乱し、困窮する。ベツレヘムに到着するが泊まる
宿屋が一つもなく、温かく迎えてくれる人もいなかった。やむなく
家畜小屋に身を寄せたのであったが、その晩、月が満ちてマリヤは
初めて子を産み、布にくるんで、飼い葉おけに寝かせたのであった。

◎その地方で羊の番をしていた羊飼い達に天使が現われ「今日ダビデ
の町で、あなたがたのために救い主がお生まれになった。この方
こそ主メシアである」(ルカ福音書2章11節)と告げた。

そのメシアつまりキリストのしるしは、「飼い葉桶の中に寝ている
乳飲み子」だと言う。彼らは出かけて行ってこの乳飲み子に出会った。
同じ頃、エルサレムにシメオンと言う信仰の厚い老人が救い主を待ち
望んでいた。メシアに遭うまで決して死なない、との啓示を受けて
いた。

そして聖霊に導かれて神殿の境内でこの幼子と出会い、腕に抱き神を
ほめたたえ「救い」を見たと語った。シメオンは、母親のマリアに
こう言った。

「この子は、イスラエルの多くの人を倒したり立ち上がらせたりする
ためにと定められ、また、反対の受けるしるしとして定められていま
す。-----あなた自身も件で心を刺し貫かれます。-----多くの人の心
にある思いがあらわにされるためです」(ルカ福音書2章34〜35節)。

救い主は、彼の敵の側につく者によって反対され、逆らわれ、抵抗
されたしるし、証拠であった。それは、多くの人の心にある思いが
現れ出るためであった。

かくして、シメオンの言葉の中で、救い主は慰めであり栄光でありと
同時に、暗黒の時代に対する反対、抵抗のしるしなのだが、彼を産む
内側は苦難により刺し通される。これは、私達もまた救い主を信じ、
内在させる時、苦難を経験すると言うのであろう。

◎創世記第1章に、神の霊はあったとあるが、それは、出てきて被造物
全体に届く神ご自身なのである。それが、クリスマスの夜、神の霊
は、受肉し、イエスという人になられた。

33年半の後、彼は十字架につけられ、復活し、昇天を経過して、復活
の命を与えるイエス・キリストの霊となった。かくしてイエス・キリ
ストの霊は、到達して人類に触れている。今やその霊は神性、人性を
伴い全ての成分を含んで私達に及んでいる。

今、御子は復活の主の霊、聖霊として私達の内側に宿り、溶け込み、
触れることができるようになった。

この聖霊のキリストのおられる所は何処か?それは「人の霊」の中
におられる。主イエスを求め、その霊を心に迎えることであるが、
イエスの体なる教会という団体的な「新しい人」におられる。

そこでこの「新しき人」を生きることが現代における救いでもあり
暗黒の時代に対抗する光ではなかろうか。

世の中には、人がいかにドタバタしても解決しないことが多い。
「思うがままにならない」のが人生でもある。それを「思うがまま
にしよう」とすればするほど苦しみが増す。

生きることは、いろんな問題を抱えるもので、これさえなくなれば
幸せになると思えど、そう簡単にはいかない。一つ解決しても、また
次の問題が襲ってくる。そこで多くの人は、ご都合主義になる。
現代の言葉で言えば、ポピュリズム大衆迎合主義である。

「善か悪か」と言うのではなく「必要か不必要か」という論理が
起こってくる。ご都合主義では、仕方ないと判断する場合もあるが、
原理主義では、それを認めないことになる。

◎現代のクリスマスの意義の一つは、イエスの語られた言葉とその
展開としての使徒たちの言葉をそのまま受け止め実践する原理主義
に立つことと考える。

その言葉には実行が不可能な事が溢れているが、祈りをもって従う
のである。その実現のために、イエスは救世主として来られ、聖霊
となって私達を導き「思うがままにならない」状況を造り変えてくれ
るからである。

これは、信仰がないと分からないかもしれない。信仰をもって体験
すると納得する。いくら考えても分かることのない事柄を妄想し
失望することはない。

健康が良いことで病気が悪いことと決めつけることもない。病気に
なったのは、神の必然によるのであって「神様からの贈り物」と考え
れば良い。それには、神のご計画があるのであり、お計らいと感謝
することが肝心である。

何事もありがたいと思えば良い。感謝し、楽しむなら、クリスマスは
聖霊の充満の時となり、天国の喜びを味わい「いと高き所には、栄光
光、神にあれ、地には平和、御心に適う人にあれ」と賛美すること
ができよう。

聖霊の導きを信じ歩むクリスマスでありたい。

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