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賢者の道

忙しく複雑化したストレスの多い社会で生活するためには、どうしたら良いのでしょうか?体に食物が必要なように、心にも栄養が必要です。賢者の知恵=「聖書の教え」を配信します。難しく考えることなく、シンプルに生きられたら幸いです。

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賢者の道〜 Vol.1052

2017/07/29

賢者の道〜Vol.1052「善きサマリヤ人の譬」2017-7-29
聖書:ルカ福音書10章25〜37節

◎この箇所は、有名な「よきサマリア人」の喩え話と、その前の部分
です。ある律法学者が、イエス様のところへ来て、たずねます。

「先生、何をしたら、永遠の命を受け継ぐことができるでしょうか?」
「律法には何と書いてあるか。あなたはそれをどう読んでいるか?」
と、イエス様は、逆に彼にたずねました。

それに対して、彼は第1に「心を尽くし、力を尽くし、思いを尽く
して、あなたの神である主を愛しなさい」と答えます。

これは、申命記6章5節に出てくる「シェマー」(「聞け」という意味)
と呼ばれる、ユダヤ人にとって最も大切な神様の戒めとされているも
のです。

そして、第2番目には、「また隣人を自分のように愛しなさい」と
答えました。これは、レビ記19章18節に出てくる御言葉です。
律法学者は、大変立派な答えをした、と言えます。

マタイ22章34節とマルコ12章28節に出ている並行記事では、
イエス様自身がその答えをされた、ということになっていますが。
そして、彼は自分を正当化しようとして、「では、わたしの隣人とは
だれですか?」とイエス様にたずねます。

その質問に対して、イエス様が語られたのが、有名な「よきサマリ
アヤ人」のお話です。

「善きサマリヤ人の譬」(ルカ福音書)は、洗礼者ヨハネにまつわる
実際にあった出来事がもとになってできたものです。

彼はユダヤ民族独立運動に参加し、荒野の禁欲的隠遁生活をして
いました。この集団は大きく分けて、ヘブル語を話すヘブライストと
ギリシャ語を話すヘレニストの2つの範疇があり、前者は女性聖務者
拒否するユダヤ的社会習慣に従っていました。

しかし後者はギリシャ語の旧約聖書を使い女性や異邦人をも受け入れ
ていました。

洗礼者ヨハネは、前者であったのです。領主へロデ=アンティパス
は、自分の兄弟の妻ヘロディア(ルカ3章)と結婚するため双方は
離婚し目的を果たしましたが、洗礼者はこれを断罪したのです。

この時代、ヘレニストのアンティパスは、洗礼者に非難されてから、
ローマにとって変わりたいと願うゼロテ党と結びついたが「イチジク」
党が出来、大祭司ヨナタン・アンナスに指導されたローマと平和路線
を支持した「ぶどう園」党とに分かれて形成されていたのです。

ヘブライストの洗礼者ヨハネは、この平和派と同盟を結び、この
運動の指導者となっていったのです。

強盗に襲われ道に置き去りにされた旅人を、祭司やレビ人は見捨てて
いったが、サマリヤ人だけが彼を助けて宿で介抱した物語である
「善きサマリヤ人の譬」は、この歴史事件の叙述なのです。

ヨハネこそ、「エルサレムからエリコに下って行き、盗賊の手に落ち
た」男でした。

「エリコ」は、へロデ=アグリッパ派の集会の場所でした。ヘブラ
イストの洗礼者ヨハネの党は、ヘレニスト「イチヂク」党との議論
に破れ、破門の羽目にあった。「半殺し」状態だったのです。

だがその時、「善きサマリヤ人」ヨナタン・アンナスが彼を助け、
平和派の指導者としたのです。動物の背に乗せ「宿屋」のあるミルド
に導いたのです。

敵の敵は味方なのか。こうして民族独立派と国際的協調派との和解劇
が実現したのです。

人生という「強盗」に打たれ、奪われた道の傍らに倒れている人に
対して、知恵ある者として行為できようかが問われるのです。

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