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賢者の道

忙しく複雑化したストレスの多い社会で生活するためには、どうしたら良いのでしょうか?体に食物が必要なように、心にも栄養が必要です。賢者の知恵=「聖書の教え」を配信します。難しく考えることなく、シンプルに生きられたら幸いです。

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賢者の道 Vol.1016

2017/03/25

賢者の道〜Vol.1016「私だけが残りました」2017-3-25
聖書:列王記上19章8〜18節

◎エリヤは偉大な預言者でしたが、そのような人でも主から目を
そらせ、自分を見つめるようになると深く落ちいってしまいました。

神の山ホレブ山の洞穴に隠れていた時、神の言葉がありました。
「エリヤよ、ここで何をしているのか」エリヤは答えました。

「いままで情熱を傾けて主に仕えてきましたが、結果はさんたん
たるもので、イスラエルの民は主との契約を捨て、祭壇を壊し、主の
預言者たちを剣で殺しました。ただ私だけが残りましたが、彼らは
私の命をもねらっています(20:10)。

彼は死んだほうがましだと考えましたが、神はしからず、休息を
与え、遂行すべき委託があることを示しました。ではどのような
対処を神はしたのでしょうか。

◎神は、エリヤに外に出て山の中で主の前に立つように命じました。
エリヤは、主からの委託の言葉を激しい強風、地震、火炎の中から
来るに違いないと思っていましたが、神はそれらの自然現象の中
にはおられませんでした。

エリヤが落胆して洞穴に戻ると、外からかすかな静かな声が聞こ
えてきました。それを聞くと外套で顔を覆い洞穴の入口に立ちま
した。

モーセのときのように、神を見るとなお生きていられないことを
知っていたのです(出エジ33:20)。

エリヤが神の臨在を認識したのは、激しい風の中でも、地響きの中
でも、猛火の中でもなく、ささやきの中であったのです。
神の臨在は、大風や地震や大聖会や奇蹟によってでなく、聖書の
静かなみ声によって語りかけてくださるのです。

エリヤが天を閉じ、天を開き、地に火を下したことは新約の原則
ではありません。

主イエスの一行がサマリヤ人の村に入った時、村人は歓迎しません
でした。そこで弟子のヤコブとヨハネが主イエスに
「天から火を降らせて、彼らを焼き滅ぼしましょうか」(ルカ9:55)
と言うとイエスは「あなたがたは自分たちがどのような霊的状態に
あるのか知らないのです」と言われました(異本、新改訳注)

これはイエスがエリヤになるために来られたのでないことを示して
います。多くの人は奇蹟やいやしを見たいと願います。しかし、
主イエスは自分が捕らえられた時も、火を下そうとはしませんで
した。自らを殺す者の手に渡したのです。

パウロも務めの初期は、多くの奇蹟を行いましたが殉教する頃に、
奇蹟はありませんでした。神の霊で満たされ、浸透されていました。
パウロは殉教しましたが、彼の書簡によって全世界を手にしました。

また、エリヤは、この自然界の出来事をとおして、偶像を打ち破る
力は肉の業ではなく、救い主による以外にないことを知ったのです。
ですからかすかな声で語りかけたのは、新約の時代への招きであった
のです。

◎エリヤは洞穴から出てもそれ以前と変わっていませんでした。

「私だけが」という自己憐憫の思いが圧倒しています。彼はアハブ王
の宮廷長オバドヤが主の預言者百人を救い出したこと、カルメル山で
回心した民のことなどすっかり忘れてしまいました。

人間、疲れてくると、物事の暗い面しか見えなくなるものです。
心が呻いている人は物事がうまくいかないこと、否定的な面ばかり
気になりだします。「自分だけがどうして」という屈折した気持ち
になることが多い。

預言者エレミヤ(ユダのヨシア王、ヨヤキム王、ゼデキヤ王の時代
の人)の嘆きにも似たところがエリヤにも見られます。
エレミヤ書15章には敵から罵倒され、災いや苦しみが襲い、憤りで
満ち、痛みを覚えて、迫害するものに復讐してください、と祈ってい
ます。

この哀れな訴えに対して、神は、きっぱりと「そんな訳の分からぬ
ことを言わず、もう少し分別のあることを口にするものだ」(15:19、
リビングバイブル訳)と一喝しています。
「おまえは彼らに影響を与えるべきであって、逆に彼らの影響を
受けてはならない」。

このように神はエリヤにも似たような対処をなし、慰めや同情では
なく、新たな使命を与えているのです。
さあ立って行け、来た道を引き返して三人の人に油を注げ、と命じる
のです。

初めにハザエルに油を注いでアラムの王とするよう委託しました。
アハブの家を滅ぼすために神は異教の王を立てるよう委託し(列王
下8章)、次に、エリヤが軍のクーデタでイスラエルの王権を握る
イエフに油を注ぎ、王とするよう委託しました(列王下9章)。

最後に、エリヤの後継者として、エリシャに油注ぎをするよう
委託されました。

◎アハブ家との対決、宗教改革は着々と神によって進められていき
ます。

しかもエリヤの背後には、7000人の信仰の勇者がついていて、必要と
あればエリシャの後は誰かが引き継いでいくということを知らされた
のです。

目からうろこが落ちる思いであったエリヤです。天地万物の主なる神
に行き詰まりはありません。落胆せず、主の備える兄弟たちとの交わ
りを求め、最高の希望を兄弟たちに与え続けていきましょう。

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発行:ファイアサイド   協  力:おとずれ社 
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