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賢者の道

忙しく複雑化したストレスの多い社会で生活するためには、どうしたら良いのでしょうか?体に食物が必要なように、心にも栄養が必要です。賢者の知恵=「聖書の教え」を配信します。難しく考えることなく、シンプルに生きられたら幸いです。

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賢者の道 Vol.1010

2017/03/04

賢者の道〜Vol.1010「常に神の前に立つ自由を」2017-3-4
聖書:列王記上9:1〜9

◎ソロモン王は、神殿を建て上げ、それを神に献げ、祈りました。

すると神はソロモンに現れ、祈りと願いを聞き、神殿を聖別し、
たえずこれに目を向け、心を寄せると約束し、絶えず、ソロモン王
が主に聞き従うなら彼の王座はとこしえに存続し、彼とその子孫が
主に背くなら、イスラエルを与えた土地から断ち、神殿も捨て去り
廃墟となると言われました。

ここでソロモンを繁栄させたのが、神であることを知ると共に、
主を信頼し、主に従って歩む、責任があることを覚えましょう。

またソロモンとティルスのヒラム王との同盟は、相互に贈り物を
与え合うことにより確立しました(列上9:11)。これは人の側から
の強力と助けでした。このように神の側からの助けと人の側からの
助けがあったのです。

さらにソロモンは非イスラエル人を強制労働者として徴用し、
イスラエル人を戦士、王の家臣、戦車隊と騎兵隊の長にして、
町々を築きました。

ソロモンはまた、オフィルの金、大量の白檀や宝石を手に入れる
ために、ヒラムの協力により船団を編成しました。それは、神殿と
宮殿を飾り、竪琴や琴を作るためでした。

またソロモンは、隊商、貿易商、アラビアの諸王、地方総督達に課
した関税により豊かになりました。その収入によりソロモンは、
延金の大盾と小盾を作り、純金で覆われた象牙の王座を作り、宮殿
に置きました。

王はヒラム船団のほかにタルシュシュ船団も編成し、金、銀、象牙、
猿、ひひを手に入れました。

ソロモンはその豊かな富を使って、馬をエジプトとクエ(エチオピ
ア)から輸入し、戦車1400、騎兵1万2千からなる守備隊を編成しま
した。このように見てくると、ソロモンは、初めは主のために神殿
を建て始めましたが、やがて宮殿、要塞の町々など、全イスラエル
に及ぶ大建設事業を行うようになりました。

神に栄光を帰すということで始まったのですが、いつのまにか
自分の思いを遂げるために計画が大きくなり、無理するように
なったのでした。そのために人々に重税を課し、人々を労役に徴用
し、国民に多大の負担をかけ、後に国家が分裂する悲劇を招いたの
でした。

神殿と宮殿を建てたなら、そこでいったん停止し、黙想し、神の声
を聴くべきではなかったでしょうか。常に神の前に立つ自由をもつ
そんな心のゆとりを持っていたいものです。

ですから状況に支配されて思い込まないことが大事です。
自分の考えや経験、景気や常識に支配されて判断すると思わぬ失敗
をしてしまいます。まず神に祈り、御旨を伺うことです。
常に主のみこころに従って事をなし、そこで踏みとどまって、
自分の願いに身を任せないように、身を慎むことが大切です。

◎ソロモン王の知恵と富の豊かさは、世界中に知れ渡り、今や有名人
となっていました。

それを聞いた南アラビアのシェバの女王がソロモンに会うために
大勢の随員を伴ってやってきたことが記されています。
これによりソロモンの偉大さが女心を揺すぶったことを知ります。
しかも彼女はその知恵の深さ、富、いけにえ、生活の豪華さにかたず
を飲んだのでした。

ソロモンの神が与えた知恵と荘厳さは彼女の「ここに来て、自分の目
で見るまでは、そのことを信じてはいませんでした。しかし、私
に知らされていたことはその半分にも及ばず、お知恵と富はうわさに
聞いていたことをはるかに超えています」(列上10:7)
という反応の中に反映されています。

このようにソロモン王は「世界中の王の中で最も大いなる富と知恵
を有し」ており(列上10:23)、うらやましいがぎりでした。

しかし、そのソロモン王の筆によると言われる「コヘレトの言葉」
によると「私の心は知恵と知識を深く見極めたが、・・・結局、
知恵も知識も狂気であり愚かであるにすぎないということだ。
これも風を追うようなことだと悟った。知恵が深まれば悩みも深まり、
知識が増せば痛みも増す」(同1:17、18)と述べられています。

また「かつてエルサレムに住んだだれにもまさって、私は大いなる
ものとなり、栄えた・・・・目に望ましく映るものは何ひとつ拒ま
ず手に入れ、どのような快楽をも余さず試みた。・・・・しかし
見よ、どれも空しく、風を追うようなことであった。太陽の下に
益となるものはない」(同29〜11)と言います。

知恵、知識、富には何かがあると望みを持って生きている者には
驚きと言うしかありません。この世の中で富を得て失敗する人が多い
し、知識を得てそれに害される人も多い。ソロモンはそんな人でした。

富や知識が彼を傲慢にさせ、独裁者となり、謙遜を失わせ、神を
離れていったからです。また知恵、知識を得てさとくはありましたが
それを用いることに関しては無知でした。富を得ることには熱心で
したが、それを管理することには怠惰でした。

◎人にとって大切なのは、得ることではなく、管理することです。
きちんと管理、整理しないといくら物を集めたとしても、それは
ごみの山となり、災いです。

使徒パウロは、「私は、自分の置かれた境遇に満足することを
習い覚えたのです。 貧しく暮らすすべも、豊かに暮らすすべも知って
います。満腹していても、空腹であっても、物が有り余っていても
不足していても、いついかなる場合にも対処する秘訣を授かって
います」(フィリピ4:11〜12)と言います。

豊かさの飢饉に生きる私達は、持つことをうらやむ前に、足る
ことの知恵があるかどうか自己検証してみる必要があるのでは
ないでしょうか。

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発行:ファイアサイド 
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