その他ニュース

賢者の道

忙しく複雑化したストレスの多い社会で生活するためには、どうしたら良いのでしょうか?体に食物が必要なように、心にも栄養が必要です。賢者の知恵=「聖書の教え」を配信します。難しく考えることなく、シンプルに生きられたら幸いです。

全て表示する >

賢者の道 Vol.1002

2017/02/04

賢者の道〜Vol.1002「試練を喜びなさい」2017-2-4

◎ナザレの大工のイエスの兄弟が書いた手紙が新約聖書の中に2つ
残っています。

それは、「ユダの手紙」と「ヤコブの手紙」ですが、この「ヤコブ
の手紙」は、キリストの十字架や復活や罪よりの救いについて強調
されていません。

ところが気づくことは、イエス様が最初ガリラヤ湖畔でされた
「山上の垂訓」(マタイ福音書5〜7章)との類似点です。

それを繰り返して、ヤコブ自身の体験によって裏付けているのです。
宗教改革者マルティン・ルターは、この手紙をあまり価値のないもの
と考え「藁(わら)の書」と呼んで何度も正典から外そうとしました。

その理由は、ルターが唱えた「信仰のみ」という考えた方の中心を
なす、パウロの思想を批判するだけの文書と考えたためであったと
思われます。しかし、イエス様の考えと近いことも見逃せません。

◎なぜ試練にあったときに忍耐するのか、そうすれば完全な人に
なるからだと言うのですが、それは、イエス様が「山上の垂訓」の
マタイ5章48節で告げたことの繰り返しです。「だから、あなたがた
の天の父が完全であるように、あなたがたも完全な者となりなさい」
と告げています。

ヤコブの手紙の特徴に試練論があります。「私の兄弟たちよ、いろ
いろな試練に出会うときは、この上ない喜びと思いなさい」(1:2)
と告げます。ヤコブは飽くまで試練に打ち勝って、切り抜けよ、打ち
勝つ意志を持って耐え忍び扉を打ち開く勇気を持てと言います。

当たって砕ける覚悟を持たなければ何事もなし得るものでは、あり
ません。ナポレオンは、11月の寒さにアルプスを越えなければなら
なかったとき、家来の呟きに答えて「何が不可能だ、私の辞書には
そんな言葉はない。字引から取り除いてしまえ。」と言いました。

この意気込みがなければなりません。辛抱と忍耐と祈りを持たなけれ
ばならないとヤコブは言います(ヤコブ書5章)。

ヤコブは初めはイエス様を信じておらず、狂人扱いにしていました
(マルコ福音3:21)。信用せず馬鹿にしていましたが、だんだん
信用しだし、最後には、エルサレム教会の弟子達の中堅となった
のです。そして兄のイエス様にそっくりになって行きました。

その後、マタイ福音書5章から7章に見られる「山上の垂訓」の神の
王国の道徳に感化されていき、そこには道徳的標準の転倒(価値の
転換)が見られます。

イエス様は、貧しい者は幸いだとか、殺すな姦淫するな、偽るな、
それから暴行するなと言った戒めが加えられ施しや祈り、断食、
財産、生活の不安について語り、人に対する批判、要求について
書いています。

人の善し悪しを言うべきではない、差別したりせず、語る言葉にも
注意しなさいと教えます。その繰り返しをヤコブは書いたと言って
差し支えありません。

そして祈るならば与えられないことはないと言います。「得られない
のは、願い求めないから」(ヤコブ4:2)と言います。ヤコブの
信仰はあきらめずに祈るなら解決するというものです。

ですからどんな境遇にあっても全能の神(エルシャダイ)を信じて
可能となることを信じよ、と言うのです。どんな境遇にあっても
その試練・境遇を楽しみなさい、喜べと言うのです。

ヤコブは試練と境遇(身分)の関係を語りながら、それに「耐え忍ぶ
人は幸いです」(1:12)と言い、「いのちの冠をいただく」と言い
ます。

ヤコブの試練論は、イエス様の精神でした。いかなる難局でも打破
する精神です。それでも打破できなければ祈れと言うのです。

ヤコブは5章の最後で「あなたがたの中で苦しんでいる人は、祈りな
さい、喜んでいる人は賛美の歌をうたいなさい・・・
信仰に基づく祈りは病人を救い、主がその人を起き上がらせてくだ
さいます」と言います。

ヤコブの手紙は、表にはイエス様を現していませんが、下に流れて
いるのは、脈々としたイエス様の精神です。

私達は試練に打ち勝ち、口先だけの生活をせず、イエス様の精神を
もって神の国を地上に建てるために励むよう努めたいのです。

--------------------------------------------------
発行:ファイアサイド    
まぐまぐ(マガジンID:99821) http://www.mag2.com/
melma!(マガジンID:151618) http://www.melma.com/
--------------------------------------------------

規約に同意してこのメルマガに登録/解除する

メルマガ情報

創刊日:2002-11-10  
最終発行日:  
発行周期:週1〜2回発行  
Score!: 100 点   

コメント一覧コメントを書く

この記事にコメントを書く

上の画像で表示されている文字を半角英数で入力してください。

※コメントの内容はこのページに公開されます。発行者さんだけが閲覧できるものではありません。 コメントの投稿時は投稿者規約への同意が必要です。

  • コメントはありません。