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賢者の道

忙しく複雑化したストレスの多い社会で生活するためには、どうしたら良いのでしょうか?体に食物が必要なように、心にも栄養が必要です。賢者の知恵=「聖書の教え」を配信します。難しく考えることなく、シンプルに生きられたら幸いです。

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賢者の道 Vol.574

2012/12/29

<賢者の道〜Vol.574 - Carry your candle - 2012-12-29>

■【今週のテーマ】「恵みとしての聖餐」
■【聖書】 コリ11章23〜26節

◆聖餐式で問題となるのは、それに与るのは誰かということです。

洗礼を受けている人、しかも子どもの場合は堅信礼又は信仰告白を
なした者だけが与れるのだと伝統的には主張されてきました。
それ以外は「教規違反だ」というわけです。

しかしこれら教規違反を覚悟で、オープンの聖餐式をしている教会は
少なくありません。それは人々を礼拝に招きながら正餐だけは
《受けないで下さい》とは言えないからです。

この聖餐の守り方で、この2000年の歴史で教会を分裂させてきた
ものはありません。


◆では聖餐の起源を見てみましょう。

主イエスが捕えられる直前の「主の晩餐」に起源を持ちますが、
コリ11章にみられるように「わたしの記念としてこのように行い
なさい」という言葉があって原始教会では早い時期から守られて
いたようです。

このコリントの手紙では、「主の晩餐制定」の記事の直前には
「食事のとき各自が勝手に自分の分を食べてしまい、空腹の者が
いるかと思えば、酔っている者もいるという始末」という嘆きも
あり、直後には「食事のために集まるときには、互いに待ち合わ
せなさい。空腹の人は、家で食事を済ませなさい」(33.34)という
勧告があり、「主の晩餐制定」はそれはに挟まって置かれています。

これらから主の晩餐は皆が満腹し、酔ってしまうほどの普通の食事で
あったようです。ですから大切なのは主イエスがホストとしておら
れたという点です。

主イエスにあって命が与えられたというのが聖餐の本質なのです。


◆これはまた聖餐に三つの意味を与えます。

◎第一の意味は、主イエスの体の象徴であるパンと血の象徴である
葡萄液を通して十字架の上で我らの罪を負い、償いとして死に、
私たちが罪赦されたものであることを真実なものとして受け取る
のです。罪に死に、恵みに生き返るしるしとしての再確認です。

◎第ニの意味は、日々主イエスが養ってくださることのしるしです。
主イエスは「魂の唯一の食物」(カルヴァン)なのです。主イエスは
自らパンを割き盃を配られました。世話をして下さるお方なのです。

◎第三の意味は、聖餐にあって主と一つとなるのです。
パウロは「主の晩餐の制定」について述べたあと、「霊的な賜物」
(12・1〜11)には、いろいろあるが、キリストという体としてひとつで
あることを述べています。

さらに「目が手に向かって『お前は要らない』と言」うような分裂を
避けることを命じて(12・21)おりますが、主を中心にひとつである事
の確認です。


◆主の来臨の時、すべての者が招かれ祝宴が開かれるでしょうが、
その日の雛型として教会は聖餐においてすべての人を分け隔てなく
招きます。にもかかわらず、ある資格ある者だけに限定しようとする
傾向は初代教会よりあり、中世には特に根強くありました。

カルヴァンは「綱要」9章14で、コンスタンツ会議で盃を一般信徒に
与えるのを禁じたのは、キリストの制定語と真っ向から対立すると
言っています。

17章47では、「神の永遠の規定は『みな飲め』であったが、『みなが
飲んではならぬ』と規定したと怒りを顕わにします。

但し聖餐に与る為の条件があります。「ふさわしくないままで主の
パンを食べたり、その杯を飲んだりする者は、主の体と血に対して
罪を犯すことになります」(コリ11・27)とあります。

それは「ふさわしくないもの」を招きたもう主のあわれみを謙遜に
感謝することが唯一の条件なのです。


◆ヨハネ13章では、弟子の足を主イエスは洗い、ユダにも晩餐の
パンを与えます。

ユダは一切れのパンを手にし、出ていって裏切りを実行したのです。
ヨハネ6章では、イエスの肉を食べ、血を飲むものだけが永遠の命を得、
復活するとあります。主イエスは弟子達に離れるな、共にいなさい、
わたしの凡てを受け入れなさい、
一心同体となりなさいと言うのです。「いとおしみ」とはそんなもの
ではないでしょうか。

主イエスを信じているとか否かに拘わらず、体で主を受け入れ、そして
主の命に従って他者への愛を実践していく事が、聖餐の真意ではないで
しょうか。

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