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賢者の道

忙しく複雑化したストレスの多い社会で生活するためには、どうしたら良いのでしょうか?体に食物が必要なように、心にも栄養が必要です。賢者の知恵=「聖書の教え」を配信します。難しく考えることなく、シンプルに生きられたら幸いです。

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賢者の道 Vol.294

2008/08/09

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  <賢者の道〜Vol.294 -In Christ Alone- 2008-8-9>
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■【今週のテーマ】「王妃エステル」 
■【聖書】エステル記 4:12〜16 

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旧約聖書の中に女性のことを記した書が2つあります。
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いうまでもなく「ルツ記」は孝行なる不遇の妻ルツの物語であり、
「エステル記」はひとりの乙女がペルシャの王妃に選ばれ、犠牲的
大事業をなした物語です。


エステル記は輝かしいペルシャ帝国の3つの首都の1つ、エラムの
スサの宮殿内に起こった出来事の記述です。


エステル記第9章を見ると、ハマン総理大臣によるユダヤ民族全滅
工作から免れたことを記念するプリムの祭り〔アダルの月(6月)
14日(9:17)プリムとは、ヘブル語でプル「くじ」の複数形で、
ハマンが絶滅の火を決める為に用いた〕が、エステルの努力で
行われることになったと記してあります。


これは最初のユダヤ人絶滅計画で、これから救われたことはユダヤ人
にとって忘れることの出来ない恵みでした。


ユダヤ人はあまりに賢いので他人種から嫌われ、排斥され、第2次
世界大戦の最中のナチスによるユダヤ人絶滅の記憶はまだ新しい
ものです。


有能なユダヤ人は土着の人から排斥され、アガク人ハメダタの子
ハマンはその排斥者たちの頭目でした。


この排斥運動に反抗して立ったのは、エステル(別名ハダサ2:7)
の従兄でしたが、年齢の相違のため義理の父となっていたベニヤ
ミン族出身のユダヤ人モルデカイでした。


ちなみにエステルとはペルシャ語で「星」を意味する言葉に由来し
そのユダヤ名ハダサは、ヴィーナスの神木と見られた銀梅花、
花言葉は「愛」を指します。


これより先に、クセルクセス王(紀元前486―465年在位)の王妃
ワシュティは王の機嫌を損ねて離婚となり、王は、ペルシャ127州
に美しく若き乙女たちを求め、その選にあたって宮廷に召し出され
たのが、モルデカイの養女でした。


彼女は世にも美しい乙女でした。


エステル記はその時代の王宮生活を如実に描いています。専制と
贅沢が行われた王宮で王妃エステルがなした仕事は、彼女の民族
ユダヤ人の救済でした。


エステル記の記すところによると、王妃といえども、絶対専制の王
の前にむやみに近づけませんでした(4:11)。


ユダヤ民族の解放のために死を覚悟して、王に近づいたのです。
当時、事態は急で、ハマン総理大臣は王を説得してユダヤ人絶滅
を決していたのでした。


一刻の猶予も出来ない時、彼女は危険を冒しておうに近づき、
懇願したのでした。命を賭した冒険は成功し、その願いはかなえ
られました。


殺されるべきはずだったユダヤ人は、エステルの王への進言に
よって(7:4)、許されました。


その時のユダヤ人たちの歓喜はどんなものであったろう(9章)。


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 いま私たちはこのエステル記から2つのことを学びます。
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第1は、堅い決心です。

エステルの事業は、単に自分の地位を善用して王に懇願するという
だけの事ですが、民族解放の為に「死ななければならないのでし
たら、死ぬ覚悟でおります」(四16)。


死をも辞さない。しかも凛として与えられた仕事に突進する気魄が
あります。


エステルの持った心をもって与えられた伝道と養いの使命を守り
たいものです。


明治38(1905)年、満州軍総司令官、大山巌元帥率いる日露戦争の
奉天会戦の時、桂太郎首相が時局の収拾に困り果てた。この戦いで
日本の兵力、弾薬はなくなり、国家財政も破綻に窮していた。


日本人の生活は窮乏に貧し、戦争後は労働争議が活発化していく。

明治40年には経済恐慌が起きる。とても、現在の不景気どころの
騒ぎではなかった。皮肉なことに,ロシア革命が日本を救ってく
れたのである。


時に、首相は辞職を願ったことがあった。その際、明治天皇は
「汝は辞職し得れど、朕には辞職はないではないか」と言われた
と言う。


与えられた仕事をもてあまして逃げ出す人は多いが、あくまでも
踏みとどまって戦う以外道のない王妃エステルの心を知らなけれ
ばならないのです。


主の奉仕において私たちに辞職は許されないのです。


光明皇后は、ハンセン病患者の膿を吸って看病したと言われてま
すが、真の皇后、王妃は、全知全能の神に近く生きねばならない
のです。


全知全能なら洗濯も、掃除も、洗濯はいや、掃除はいや、と言って
朝から晩までピアノを弾いているなら真の王妃ではありません。


遍通自在の力がなければなりません。


1789年のフランス革命の引き金となったルイ16世の美貌のフランス
最後の王妃マリー・アントワネットは、フランスが大飢饉に見回れ
た時、市民がパンを安くしろ!と抗議デモを行った際に、そのデモ
を高見から見物しながら『パンがなければ、ケーキを食べればよい
のに』と語った。


この庶民の現実生活を把握していない贅沢ぶりが、後にフランス
革命に繋がることになった、とされています。


2,800カロットのダイヤ(192億円)の首飾り事件は、王妃を巻き
込んだジャンヌ・バロアという25歳の女性による一大詐欺事件で
したが、結果的に被害者であるマリー・アントワネットを1番の
悪者にし、国民に嫌われ、売国奴としてギロチン送りに処せられ
ました(1793年、38歳)が、それに比べて、エステルの見識は
実に高いものと言えます。

 
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第2は、いと小さき日常の出来事が、大いなる事業となったと言う
ことです。
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王妃エステルは、別に革命をやった訳ではありません。


ただ王に接近して進言しただけで、大いなる変革がユダヤ民族に
起きました。改造運動は遠いものでなく、家庭の周囲から起こります。


家の掃除も、王妃の仕事であり、平凡な事の中に、大いなる事業が
あるのです。


日常生活に神を迎え、生活を神に浸すことです。


エステル記には「神」という文字はありませんが、立派な信仰の
書物です。神やキリストという言葉を出さなくても愛と感情を
通じてなされる事です。


神の愛のほかに救いはありません(テトス3:4)。


私たちの日常生活が愛によって浄化される事です。


主よ、私たちの愛を燃やしてください!!


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