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賢者の道

忙しく複雑化したストレスの多い社会で生活するためには、どうしたら良いのでしょうか?体に食物が必要なように、心にも栄養が必要です。賢者の知恵=「聖書の教え」を配信します。難しく考えることなく、シンプルに生きられたら幸いです。

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賢者の道 Vol.292

2008/07/26


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  <賢者の道〜Vol.292 -In Christ Alone- 2008-7-26>
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■【今週のテーマ】「徴税人ザアカイの救い」 
■【聖書】ルカ19:1〜10

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キリスト教は十字架を印とします。
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なぜ十字架を重んじるのか?

なぜ祈りの後にイエス・キリストの名によって、と付けるのか?

神は要るけれど十字架やキリストは要らないのではないか?

磔刑に意味を持たせることは間違いではないか?

という人がいます。


ところがこの二千年来、キリスト教はこの十字架を信じてきたの
ですが、これは民衆の心理的要求、宗教的真理があったからです。

18世紀の合理主義は、19世紀になって唯物論や進化論によって
ますます神と人間が分離されていきました。

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使徒9章においてパウロは、キリスト教嫌いであったと言っています。
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それは彼もまた神は要るがキリストは要らぬという合理主義思想を
持っていたからです。


天地万物の創造者なる神と、磔(はりつけ)になった囚人キリスト
は何の関係もないと思っていたからです。

そしてこのイエス・キリストを通して人類再生の原理が働くよう
予定されていることを知らなかったのです。


しかしそれが分かった時、パウロは別人のようになって肉の十字架
を信じたのでなく、霊の十字架、神の内容を信じるようになりました。


それは、どんな罪深い者でも罪悪から離れてやり直す力を持って
いる、キリストによって、もう一度甦る道があることを実感した
からです。


十字架の内容は、贖罪と新しい命の付与による再生にあったから
です。そしてパウロは、人の為に捨て身になって働きました。


自分の為に苦労する人はありますが、他人の為に苦労する人、損を
覚悟で身銭を切る人はそんなにいるわけではありません。


パウロは、地海沿岸の町から町へ、十字架の福音、他愛精神を説い
て廻りました。

倒れた人を立ち上がらせ、弱った者を引き起こす、これが真の宗教
だと考えたのです。


彼は献金問題や女性問題(新約外典「パウロ行伝」に出てくるテクラ
との関係)、使徒の資格問題で誤解を受け、苦しめられた時、それ
らに打ち勝つ工夫を知っていました。


それはまた何でも出来る生活融通自在の生活であり、人の看護も
すれば、炊事もする、大工仕事もすれば天幕作りもするといった
生活でした。


神が乗り移れば、嵐も、洪水も、地震もはねのける、どんな苦難が
襲ってきても、どんな病に引き倒されても屈服しない不撓不屈の
生活です。


パウロは主イエスから受けた愛の精神を実践したのです。


「人の子は、失われたものを捜して救うために来たのである」
(ルカ19:10)とイエスは徴税人のザアカイに告げましたが、
彼が人生の迷子であり、神の願うあるべき位置から失われて
いたことを示しました。


失業、障碍、病、誤解、人間関係などで望みを失った者は絶望
します、そればかりか自分を傷つけたり、他人を傷つけたりし
ます。


このような失われた人を救いことがキリストの目的でした。


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ある時、イエスはエリコの町に入りました(ルカ19:1)。
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この「エリコ」は呪われた場所でした(ヨシュア6:26〜7:1、列王記
2:19〜22)。


それはこの世に似ています。美しきものもすぐに衰え、家もやがて
朽ち、飢饉、戦争、感染症、失業、重税、病気、死があります。


この世もまた呪われた町エリコ、私たちはそこの住人なのです。


然し「主イエスは元来エリコの人でなく、そこに入って来られた人、
天から地に、天からエリコに、天から呪われた場所に来られた方で
した。
 

また1節で「町を通っておられた」とあります。


主はユダヤを通っておられ、という言葉には時間の経過があります。


主はヨーロッパ、アメリカ、アジア、東京を取られ、主の名を呼ぶ者
の心の中を今日通過なされます。内側に何か動くものを感じないで
しょうか。


そうなら主が来られていることを意味します。キリストの命の霊が
来られると喜びがやってきます。

 
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さて、そのエリコの町にザアカイという名の人がいました。
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このザアカイは役所の人で徴税担当者でした。
しかも腐敗した役人でした。


彼は搾取とわいろに染まった徴税人のかしらで金持ちでした。
不正をしてお金をためたのです。


国民から収税し、一部を国民のために福祉や道路づくりに拠出し、
大半を自分たちのために好き勝手に使う役人のようでした。
当然、合法的ですが豊かになります。


しかしこのような生き方は潔いとは言えません。


皆さんは、潔い仕事をしているでしょうか、家庭は潔められている
でしょうか、結婚生活は潔いでしょうか。


しかし、詳細に調査したら恐らく私たちの誰も潔いと言える人は
いないでしょう。


この呪われたエリコの町に、道徳的な人はいませんでした。


ザアカイは多くの金を稼ぎましたが社会的構造が生んだ搾取で手に
した金でした。


そればかりか彼は同胞の為に少しの金も与えようとしませんでした。
従って売国奴でした。彼はローマの力で富んだのです。


他人が飢えて死のうと自分の財布の紐はきっちり締めていたのです。
 

イエスが通られるとき群集が群がっていた為、背の高くないザアカイ
は見ることが出来ませんでした。


彼は霊的に高くなかったのです。
ですから霊的視覚障碍者で、神の声を聞けなかったのです。


ここに主がおられるのに見えない、それはその人の霊が窒息している
からです。


そこでザアカイは「走って」先回りし、いちじく桑の木に「登った」
ことでした。


これは周囲の状況と事前環境のもたらす困難を乗り越えたことです。
その場所にイエスが来ると、主は彼を呼び「ザアカイ、急いで降り
て来なさい。今日は、ぜひあなたの家に泊まりたい」(ルカ19:5)
と言われました。


彼のすべてのことを知っておられる主は、求めるなら、内側で
お会い出来るのです。


彼は救われ、「財産の半分を貧しい人たちに施します。誰かから
騙し取ったならそれを4倍にして返します」と造り変えられました。



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