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シニアネット 『おいおい』

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シニアネット 『おいおい』     第1130 号  (2012年12月31日)

2012/12/31

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   シニアネット『おいおい』    第1130 号  (2012年12月31日)
 
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━━━━━CONTENTS━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 
俳句鑑賞 年神を迎える「注連飾り」。神域を占す。歳神に来年の安心と平和をお願いしようか。
社説要約 2次安倍内閣への提案。日本経済新聞と産経新聞の論調をじっくり読んでみよう。
身辺雑記 季語「去年今年」は、初春の季語。「去年」と「今年」を並立するのではない。
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━━ 俳句鑑賞 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

 釘といふこの強きもの輪飾りす      殿村莬絲子(1908−2000)
 
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「輪飾り」は「注連飾り」。神を迎えるために、玄関や神棚に飾る。今年の新藁の縄に縁起物
をさげる。シメは「占め」の意味で、神域をしめす。しかし、今や飾る家も減った。我が家も、
堺市内のときは毎年飾った。雀に稲穂を襲撃されていた。毎年同じところの釘に、注連縄を飾
る。年神を迎えるのは、この「釘」ではなかろうか。今年は高層マンション。屋内へ飾った。
年神が間違わずに来てくれるだろうか。
 作者は東京都江東区生まれ。祖父母に慈しみ育てられた。少女時代は短歌を学んだ。1939年水
原秋桜子の「馬酔木」に入会。1954年女性俳句懇談会を仲間と結成した。1972年『万雷』を主宰。
 作風は、「裕福な家庭生活や外国暮らしの経験などを背景として、初期は洗練された西洋的雰
囲気を漂う、都会人感覚の作風。夫の不慮の死以後は句境に変化があり、奥行きを持った心の平
安を希求する作品が見られる。」(『現代俳句大事典』より)。 
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┏━━社説要約 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
 2次安倍に対する提案を論説がしている。日本経済のIT戦略。産経の日本版NSCの創設。
両紙の提案をじっくり、考えてみよう。

┏━━ 社説要約(日本経済新聞)━━━━━━━━━━━━
31日;(1)成長を促すIT戦略を今こそ打ち出せ
『2次安倍内閣の発足で円安や株高が進み、経済環境の好転が期待される。だが日本経済が本格的に回復するに
は、経済活動の効率や生産性を高め、成長を促す仕組みが必要だ。そのために新政権には新しいIT(情報技術)
戦略の立案と実施を求めたい。新内閣では新たにIT担当相が置かれ、山本一太沖縄・北方領土担当相が就任し
た。IT担当相は2000年に新設され、日本の高速通信網の整備に重要な役割を果たした。だが06年以降、情報
化政策は停滞しており、IT政策を重視する姿勢は評価したい。
では今後、どんな政策を進めていく必要があるのか。まず公職選挙法の改正だ。インターネットで情報発信す
る政治家が増えているが、公選法は選挙運動期間中の情報更新を禁じている。先進国では例がない。来年夏の
参議院選挙を控え、若者などの政治参加を促すには、日本もネット選挙を解禁すべきである。電子行政の司令
塔となる「政府CIO(情報統括責任者)」に権限を与える法案も通常国会ですぐ通す必要がある。CIOは
8月に任命されたが、まだ法的な裏付けがない。施策を打ち出すには責任と権限を明確にすべきである。
 社会保障と税の一体改革を促す共通番号制度の導入も待ったなしだ。透明で公平な社会保障負担を実現するに
は番号は不可欠だ。だが行政だけが使える制度では普及は難しい。自民党が政権公約で掲げた「国土強靱化計画」
にもITの活用が求められる。日本を狙ったサイバー攻撃が増えており、外交や安全保障の観点から、安全対策
に必要な技術開発や人材育成が喫緊の課題といえる。
 新しい情報技術への対応も必要だ。ネットから様々な情報やソフトを得られるクラウドコンピューティングや、
そうした情報を共有し、電子商取引や社会インフラに役立てるビッグデータなどの技術開発を支援することも重
要だ。海外でも成長戦略の柱にIT政策を掲げる国が多い。米オバマ政権は高速通信基盤の整備に多額の予算を
投入、政府情報を開示して民間の経済活動を活性化させる流れを作った。英政府もロンドン五輪で培った通信基
盤をベンチャー育成につなげようとしている。今こそ成長を促す政策の目玉にIT戦略を打ち出す時である。(8
93字)。

┏━━ 社説要約(産経新聞) ━━━━━━━━━━━━━━
31日;(1)日本版NSC 早期設置で緊急対応図れ
『日本の外交・安全保障体制の強化に向けて、安倍晋三首相が日本版国家安全保障会議(NSC)の早期設置に
意欲を表明した。NSC構想は、米国の例を参考に政治主導で外交・安全保障分野の首相官邸の司令塔機能を再
編強化するための機構改革だ。第1次安倍内閣時の平成19年に安全保障会議設置法改正案(設置法案)が国会
に提出された後、廃案となっていた。中国の攻勢や北朝鮮の脅威が強まる中で、新たに国家戦略を構築する必要
性は一層高まっている。安倍氏の意欲を歓迎し、速やかな設置と実働開始を求めたい。
 安倍氏は26日の会見で「総合力としての外交を戦略的に展開する。日本の安全保障は今そこにある危機だ」
と強調した。菅義偉官房長官に国家安全保障強化を担当させ、NSC担当に礒崎陽輔首相補佐官を充てるなど、
外交・安全保障重視を明確にした。また、内閣官房参与に谷内正太郎元外務事務次官、外交担当の官房副長官補
に兼原信克・外務省国際法局長を起用したのも、NSC設置へ向けた布陣といえる。当初の設置法案によると、
NSCは首相を議長とし、官房長官、外相、防衛相、国家安全保障担当補佐官が出席する。緊急事態や防衛計画
大綱などの審議には総務、財務、経済産業各相や国家公安委員長らも加わるという。
 米国のNSC設置は1947年と歴史が長い。国務、国防総省、軍、情報機関などの縦割りに陥りやすい政策
決定過程を統合し、大統領府を司令塔に機動的な決断を下すためだ。英国でも日本と同じ時期に設置構想が生ま
れ、一足先に2010年に発足した。日本が出遅れたのは、安倍氏の後を継いだ福田康夫政権が設置法案を撤回
したためだ。参院のねじれなどで成立が困難とされた事情もあるが、政府自ら撤回したことには疑問が残る。
 ただ、会議の設置だけでは機能をフルに発揮できない。優秀な人材、省庁間の情報共有、閣僚間の連携に加え、
日本に情報機関がないことも早急に是正が必要だ。
 NSC型の即断が求められるのは、とりわけ東日本大震災型の大災害や大規模テロ、外国の侵略などの緊急事
態だ。米英の経験から学べることも多い。課題を克服して、真に効果を発揮できる組織に育ててもらいたい。(894字)。

┏━━身 辺 雑 記━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
 今年も本日のみ。年用意と言う季語がある。しかし、餅は搗かない。門松は立てない。注連飾
りは省く。注連作りの作業はしない。木樵は不要。残っている季語は薄くなったが、冬賞与か。し
かし、年金生活者には無縁。年の市も地域の商店街は地味すぎる。煤払は簡単にすむ。歳暮は親族
間の贈答のみ。年忘れ(忘年会)はお呼びでない。物は消えた。メンタルなものはある。
 感慨深いのは年越し。除夜の鐘は聞こえないが、改まった気分になる。日記と暦は買ってきた。
年越しそばは用意済み。帰省する故郷は,世代替わりした。子供や孫の故郷は我が家になった。妻
は、親譲りのおせち料理をつくる。紅白歌合戦が終われば新年。去年今年は、初春の季語。新春を
迎えた喜びの季語。「去年」と「今年」が、並列するのではない。誤用した俳句が多い。
0時間より、すべてが改まる。朝日が初日。空が初御空。水が若水。新聞が初刷。暦が新暦。日
本の良き習慣であり、文化である。(400字)。



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創刊日:2001-07-23  
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