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シニアネット 『おいおい』

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シニアネット 『おいおい』    第1050号 (2011.11.04)

2011/11/04

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シニアネット『おいおい』    第1050号  (2011年11月04日)
 
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━━━━━CONTENTS━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 
巻頭俳句 菊日和。菊花展。菊人形展。菊に関するイベントが続く。神戸市の相楽園の作品。
社説要約 読売・日経・毎日が、TPP推進の論調を掲げた。朝日・産経はだんまり。
身辺雑記 年賀状の発行枚数が、減少している。その原因は少子高齢化だろうか。
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━━ 巻頭俳句 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
 
懸崖菊いかな高さに置くならん        山口誓子(1901−1994)

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 昭和38年(1963)の神戸相楽園での作。懸崖菊(けいがいぎく)が低い所に置いてある。仮置されていて、高い所へ移される予定らしい。作者は、「私は、私なりに、懸崖菊がその裾を長く垂らすべく位置を思い描いて見た。眼前の懸崖菊を見つつ、それが移るべき高さにおいて、その懸崖菊をみているのである。」(『山口誓子自選自解句集』より)。
 正岡子規―高浜虚子に続き現代俳句に大きな流れを開いた「4S」の一人。表現形式についても常に自覚的であり、詩の技法、映画の技法を俳句の手法に取り込む等、読者の想像力を喚起する作品を開拓した。
http://search.jword.jp/cns.dll?type=lk&fm=127&agent=11&partner=nifty&name=%C1%EA%B3%DA%B1%E0&lang=euc&prop=500&bypass=2&dispconfig=&tblattr=1
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┏━━ コラム紹介(朝日新聞)━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
1日;「天声人語」より
人気のない別荘地で耳を澄ますと、四方の森がカサコソと鳴いている。紅葉から落葉へ、晩秋の囁きである。靴より大きなホオノキの葉を踏みながら、北軽井沢を歩いた▼道端で丸まるモミジを、時おり北風が転がす。山麓の牧場では冬支度の牧草ロールが、発酵を促す白いビニールにくるまれていた。標高1100メートルの高原に吹く風は、秩父山地を越え、武蔵野を渡り、東京で木枯らしになる。小春日がうれしい霜月である▼北軽井沢が舞台の映画に、日本初の長編カラー作品「カルメン故郷に帰る」がある。高峰秀子さん演じる誇り高きストリッパーが、牧場の村に帰ったのも秋だった。公開は60年前。青空に白煙を吐く浅間山と、真っ赤な口紅の対照は、当時の地方と東京の距離でもあろう▼村での公演を渋る校長先生に、カルメンの父親が頭を下げる。「日本のど真ん中で踊ってる踊りなら、この山ん中だって立派なもんに決まってまさあ」。家を、古里を捨てた娘にも、肉親や村人は優しかった▼〈帰る家もどる巣ありて秋の暮〉木内怜子。今年は数万人が「帰るべき故郷」や家を奪われたまま、心身にぬくもりが要る季節を迎える。国中が故郷になり家になり、被災者を支えたい▼カルメンが降り立った北軽井沢駅を訪ねた。撮影から程なく鉄路は廃止され、駅舎のみが残る。交通はバス、マイカー、新幹線と移ろい、東京と地方は似た色になった。銀幕と変わらぬ浅間山の稜線(りょうせん)を仰ぎ、転変やまない人の世の哀れを思った

┏━━ 社説要約(朝日新聞)━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
3日;(2)文化の日―多様な感受性のために
『小さな端末やスマートフォンに、音楽や本を入れて、いつでもどこでも楽しめる。先月亡くなったスティーブ・ジョブズさんは、そんな世界を開いた一人だった。 いま私たちは、先人や同時代の知と創造、つまり文化のめぐみをデジタル化された形でたやすく手にできる。新しい表現も軽々と国境をこえてゆく。そんな手軽な楽しみ方に慣れっこになっていたときに、東日本大震災が起きた。 音楽家や美術家ら多くの表現者が被災地に入り、歌や演奏、ワークショップをとおし、再び立ち上がる人々に明るさを与えた。一冊の本が、一つの歌が、あるいは一枚の絵が、心を和らげたこともあるだろう。 何よりも、地元に伝承する祭りや郷土芸能が、ともに生きているという事実や共同体のぬくもりを示したのではないか。 
 文化は、被災地のことを伝えるつなぎ手にもなりうる。 多くの写真家が被災地の写真を発表しているだけではない。この夏、東京芸術大の美術館で開かれた「今、美術の力で」展は、被災県の美術館が持つ絵画や彫刻をならべたものだった。それだけで、「かの地にはこれだけの蓄積があり、生き抜いたのだ」と思わせた。 ベネチア国際映画祭で主演2人が新人賞を獲得した園子温監督の「ヒミズ」(来年公開)も震災を扱っている。といっても暴力シーンがあり、被災者のえがき方も含め、多くの共感を得るのは難しいかもしれない。ただこの映画は、世の中が「がんばれ」に覆われていることへの違和感に貫かれている。そして過剰な表現のはてに、個人の言葉として「がんばれ」を叫び直している。 多くの人々の胸にひびき、ときに励ますのが文化なら、必ずしも多数派ではない思いや感受性をともにし、寄り添うのも文化だろう。新しい技術もそれを支える。震災をへて、その姿をあらためて確認させられた。 
 文化勲章を受ける作家丸谷才一さんには、戦時下に少数派の立場をとった人が登場する作品がある。種田山頭火をめぐる推理小説といえる「横しぐれ」にも反戦教師が登場する。「自由と平和を愛し、文化をすすめる」と定められた日の趣旨に、この作品は通じている。今では電子書籍として、いつでもどこでも読める存在になっている。そして、さらに豊かで多様な文化を進めるためにも、被災地の復興を切に願う。 (925字)。

┏━━ 社説要約(読売新聞)━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
 1日;(1)代表質問 TPP参加へ結論を出す時だ
『与野党は、それぞれ党内に反対派を抱えた重要課題に果敢に挑み、結論を出す時である。TPP参加問題について、野田首相は、高いレベルの経済連携の実現と、国益に合致する交渉の必要性を述べるにとどめ、参加を明確にしなかった。民主党内のTPP反対派が農業団体や野党の一部とも連携して激しく反発しているからだろう。だが、前原政調会長が「不満を持つ人に配慮すれば政策は前に進まず、与党の責任を果たせない」と述べたように、民主党は意思決定を迫られている。前原氏も党の政策責任者として、意見集約に指導力を発揮してもらいたい。自民党の谷垣総裁は、藤村官房長官らが「TPPの交渉途中でも離脱可能だ」と発言していることを問題視した。「入り口から逃げ腰の国」では、他の参加予定国から相手にされないと指摘した。もっともである。野田首相は不退転の決意で交渉参加を表明し、国益につながるルール作りに努めなければならない。
 TPP参加で大きな影響を受ける農業の強化策を、政府が怠っているのは問題だ。ばらまき色の強い戸別所得補償制度を改め、農地の規模拡大を図るなど、TPP参加に備えた政策へ切り替えることが肝心だ。谷垣氏はTPPをめぐる民主党政権の対応を批判するだけで、自民党として参加の賛否は示さなかった。反対論が強いからだ。2年前まで政権を担っていた党としては無責任に過ぎよう。谷垣氏はまた、消費税率の引き上げを含む社会保障と税の一体改革について、複数税率など逆進性対策や社会保障機能強化の進め方などの議論が民主党に欠け、「前途は多難だ」と述べた。だが、そうであればこそ、民主、自民、公明3党で協議すべきである。社会保障制度改革の実現には、自民党が政権に復帰しても民主党の協力が欠かせない。野田政権は来年の通常国会で、消費税率引き上げ準備の関連法案成立を目指すという。大幅な税制改正を伴う復興財源問題とともに今国会から検討すべきだ。TPP参加にしても、消費税率引き上げに関連する諸課題にしても、自民党は、野田政権を攻撃するだけではなく、党としての見解を明らかにする必要がある。野党時代の民主党に対しては、そう要求していたではないか。(898字)。

┏━━ 社説要約(日本経済新聞)━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
3日;経済成長へTTP交渉参加を決断せよ
『少子高齢化の日本は単独では経済成長を維持できない。TPPは日本の成長戦略の柱となる。野田佳彦首相は今こそ交渉への参加を決断すべきだ。
成長の道筋が描けなければ、日本経済は先細りになってしまう。最大の経済国である米国、そして伸び盛りのアジア各国と貿易や投資を拡大するTPPころ、日本の成長戦略の柱になるはずだ。
http://www.nikkei.com/news/editorial/article/g=96958A96889DE1E4E0E2EAE7E1E2E2E1E3E3E0E2E3E38297EAE2E2E2;n=96948D819A938D96E38D8D8D8D8D
┏━━ 社説要約(毎日新聞)━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
31日:(2)TPP反対論 米国陰謀説は的外れ
『環太平洋パートナーシップ協定(TPP)に対する議論が熱をおびてきた。このなかで、根拠に乏しく必要以上に不安をかきたてる反対論を少なからず見聞する。それには懸念を表明せざるをえない。
 「TPPによって日本は一方的な被害国になる」「米国の陰謀だ」と主張する人が多い。しかし、主権国家が日本を含めれば10カ国集まり、相互の複雑な利害を調整する場である。日本だけが一方的に不利益をこうむるはずがない。
 そもそも米国はTPPに日本が参加することを想定していなかった。菅直人首相(当時)が成長戦略の一環として、自らの発案で参加したいと言ったのだ。米国は日本に参加要請していない。
 米国はアジア市場で米国抜きの自由貿易圏が形成されるのをおそれ、TPPによってアジア関与を強めようとしている。数カ国で開放度の非常に高い自由貿易圏を作り、それを広げ、最終的には中国も含めたアジア太平洋経済協力会議(APEC)諸国全体を包み込む狙いだ。
 その過程で、日本の参加は歓迎に違いない。しかし、包括経済協議で数値目標を迫った頃とは違い「日本たたき」する経済的、政治的メリットはもうない。米国のビジネス界、政界は停滞する日本への関心を失っているのが実情だ。
 交渉分野は24もあり、最近の反対論は農業以外に懸念を広げている。
 混合診療解禁、株式会社の病院経営などを要求され、日本の医療制度が崩壊するという論もある。だが、公的医療制度が通商交渉のテーマになった例はなくTPPだけ違う交渉になることは考えられない。
 TPPでは投資家が投資先の政策で被害を受けた場合、その国を訴えることができるという制度(ISDS)が議論される。それを「治外法権」などと攻撃する声がある。
 だが、今後、日本企業はどんどん途上国への展開を加速する。してみれば、外資系企業に対し差別的扱いがあった場合、企業側に対抗手段があることは、全体として日本にメリットが多いと考えるべきだろう。
 また、遺伝子組み換え食品について米国で安全と認定された食品は、食品表示に遺伝子組み換え食品であることを表示する必要はない、というのが米国の態度だ。これを押しつけられるのではないかという懸念があるが、豪州もニュージーランドも米国に反対であり、米国の主張が通ることは考えられない。
 政府の態度表明までに残された時間は少ないが、国民にはまだあまたの懸念がある。不利な情報が仮にあったとしても、隠さず丁寧に説明していくことが理解を得る早道だ。

┏━━ 社説要約(産経新聞) ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
1日;(1)世界人口70億人 「自国だけ」は通用しない
『 世界人口が70億人を超えた。日本の少子化とは対照的に増え続け、国連推計では2050年に93億、今世紀末までに100億に達するという。
 世界人口の急増ぶりは世界が健康で豊かな生活を目指してきた成果といえる半面、国連人口基金は「70億の歴史的里程標は成果と挫折と矛盾に満ちている」(今年度版「世界人口白書」)とも指摘した。
 これだけの人口を支える水や食料、エネルギーをどう確保し、分配するかという地球規模の課題も待ったなしだからだ。中国などのように資源を独り占めしようとしたり、「自国さえよければ」と国際ルールを無視したりする風潮に国際社会の歯止めが必要だ。
 世界の人口は1804年は10億だったが、1987年に50億を超え、99年に60億に達した。50億から60億になるのに12年、60億から70億までの期間も12年である。
 乳幼児死亡率が高い時代や地域では、多数の赤ちゃんが病気や栄養不良などで死ぬことを前提にたくさんの子を産む傾向が強い。
一方、生まれた赤ちゃんの大半が成人することを期待できる社会では逆に少産少死となる。先進国の多くは少産少死社会であり、日本のように少子化と人口減少が深刻な課題となる国もある。
 地球規模の人口増は、途上国や新興国の多くが20世紀後半から21世紀初頭にかけて、多産多死から少産少死へ移行する過程で、多産少死という過渡期の状況を迎えていたことが主因に挙げられる。
 世界人口白書によると、世界の平均寿命は1950年代の48歳から今は68歳に伸び、乳児死亡率は出生1000あたり133から46に減少した。女性が生涯に産む子供の数を示す合計特殊出生率も、6・0から2・5に減った。
 世界は矛盾や挫折に満ちてはいるが、予防接種拡大や保健基盤の整備、貧困や飢餓をなくすための初等教育の普及などの努力は曲がりなりにも成果を上げてきた。人口増の勢いはすぐには止まらない。貧困、不平等の解消や人口の都市集中への対応は急務だ。高齢化は途上国にも確実に訪れる。
 日本は戦後、保健や教育の基盤整備に力を入れ、長寿社会を実現させた。これは実は途上国の多くが目標とする社会でもある。国内の課題解決が国際貢献につながるような知恵と経験の活用を今こそ考えるべきだろう。

┏━━身 辺 雑 記━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
 1日は、年賀状の発売日。今年は3820万枚で昨年と同数。2010年は3897万枚。2009年は4136万枚。2008年は4021万枚。この減少の原因を、団塊の世代が現役から引退し始めたことが大きな原因とした報道があった。少しおかしい。
最近の通信状況が、携帯電話、WEB通信が中心で、郵便による通信は減少している。また、新年を非日常化して祝う習慣が消えていって、改めて祝はなくなった。一方、単身世帯が急激に増えている。高齢者の単身世帯の人とか、超高齢者は年賀状の枚数を減らす。企業が経費節減で年賀状の枚数を減らしている。
こうした要因が、複合的に要因が重なって減少してきて様だ。総合的に,ものを見る習慣を大切にしたい。団塊の世代のパワーも凄いが。(300字)。

 

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創刊日:2001-07-23  
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