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シニアネット 『おいおい』

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シニアネット『おいおい』 第983号 2010年11月28日

2010/11/28

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シニアネット『おいおい』    第983号  (2010年11月28日)
 
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━━━━━CONTENTS━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 
巻 頭 俳 句   田端美穂女。大阪市生まれ。道修町生まれの船場の御寮はん。
EDITORIAL 朝鮮半島が、不穏な状態。いつもの手だろうが、注視しよう。
身 辺 雑 記  「隠居」は楽しい。人に会い、人の話を聞き、アハハと笑う。これも隠居。
━━ 巻頭俳句 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
 
 わが足袋の白きばかりを見て急ぐ     田端美穂女(1909−2001)

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 昭和61年作。和服姿の女性が急いで行く。和服の裾をさばきながら。白い足袋の左と右、左と右急ぐ。「足袋の白きばかりを見て急ぐ」に、女性の急ぐ様子が表現しつくされた。足袋の白さが目に残る。一物俳句の潔さにより、「女性の急ぐ」姿が見事に詠われた。何処へ急ぐのか、どうして急ぐのか。そんな問題は詮索することはない。浪速の街の風景が目に浮かぶ。
 句風に、はんなりとしたゆとりがある。婿養子を迎えて薬種商を継いだ。高浜虚子や高浜年尾、星野立子や稲畑汀子に師事。代表作<生まれたる蝉にみどりの後世界>。
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┏━━ ふるさとの神様に感謝 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
 11月は神無月。ご当地には、神様は留守の筈です。しかし、俳句の神様が微笑んでくれました。11月21日(日)の日本経済新聞の俳壇に、黒田杏子先生選句で、12位の最下位で入選しました。
<ふるさとの小魚を焼き温め酒>。俳句の神様に、感謝しています。
 10月17日(日)の堺市民芸術祭俳句大会に、優秀賞を頂きまいた。その句も、「ふるさと」を詠みました。その
ふるさとの俳句の神様が、助けてくれているのでしよう。<子にうつるふるさと言葉木の実独楽>。

┏━━ 社 説 要 約 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
◎朝鮮半島の危険な状態◎
北朝鮮が砲撃した韓国領の島から遠くない黄海で、きょうから、米国と韓国の合同軍事演習が始まる。 北朝鮮は「挑発を敢行するなら、2次、3次の強力な物理的報復を加えることになろう」と反発している。 朝鮮半島の緊張は高まっている。北朝鮮への一定の圧力は必要だが、再び軍事衝突を招かないよう冷静な運用と対応が求められる。 緊張の緩和と危機の管理へ、米国と中国が果たす役割が大きい。 

27日;読売社説(1)米韓軍事演習 中国も「北」抑止の責任がある
http://www.yomiuri.co.jp/editorial/news/20101126-OYT1T01211.htm
『何しろ相手は常識では計れない国だ。演習も一定の効果はあろうが、油断は禁物だ。事実、北朝鮮は、米韓が韓国哨戒艦の撃沈事件後、2度実施した合同軍事演習をあざ笑うように、砲撃した。日本も、朝鮮半島の緊張を高める北朝鮮の今後の出方を、強い警戒心を持って注視すべきだ。北朝鮮は、金正日総書記から年若い息子へと権力を移行する不安定な過程にある。後継者の正恩氏が党中央軍事委員会副委員長という要職に就き、実績誇示のため無謀な冒険主義に走るのでは、という懸念が強まっていた。
 今回、朝鮮戦争の休戦以降で初の陸地砲撃を強行したことで、その不安は現実のものとなった。国際社会は、北朝鮮にこれ以上の暴走を許してはならない。日米韓は、連携をさらに強化して、核兵器量産や核拡散の脅しをはねのける必要がある。北朝鮮と関係が深い中国は、先に米韓が黄海で合同軍事演習をした際には、米空母の参加に「断固反対」を表明した。眼前の海域では、米軍に自由な行動は取らせない、という意思表示だった。今回も26日夜、外務省副報道局長が「中国の排他的経済水域(EEZ)では、どの国であれ、許可なく軍事行動をとることに反対する」と、反発した。地域の平和と安定を脅かしているのは、北朝鮮である。甘やかしてきたことが、ここまで増長させたのではないか。北朝鮮の現状を黙認するなら、地域情勢は不安定さを増すばかりだ。時限爆弾を抱える現実を、中国は認識しなければならない。(605字)。

28日;朝日社説(1)朝鮮半島―米中、そして日本の役割
http://www.asahi.com/paper/editorial20101128.html?ref=any#Edit1
『 中国外相が北朝鮮の駐中大使に対し、砲撃戦への「深い憂慮」を伝えもした。だが、これだけでは、中国に集まる国際社会の厳しいまなざしを満足させるものではあるまい。 
 今年は朝鮮戦争が開戦してから60年だ。北朝鮮の今度の暴挙に中国は強くいら立っているに違いない。演習名目とはいえ、ひざ元の黄海に米軍の原子力空母まで来させることになり、心穏やかではなかろう。 中国は今年、金正日総書記の訪問を2回も受け入れ、友好を演出した。経済やエネルギー、そして食糧の面で北朝鮮の生命線を握ってもいる。そんな中国も、北朝鮮の核実験やウラン濃縮の開始を防げなかった。その影響力に限界はあるが、世界で急速に存在感を高める中国は、それに伴う責任も果たすべき大国である。米国も今回の事件による危機を抑え込むために、中国との高官協議の実現を探り、これまで以上に中国の影響力行使を求めている。 
 米国は中国とともに朝鮮戦争の当事者でもある。それだけに、東アジア地域の平和と安定の確保にとりわけ重い役割がある。米中の首脳同士をはじめ、あらゆるチャンネルを使って緊張緩和に努めてほしい。 そして、日本は「中国頼み」「米国任せ」にとどまってはならない。 日本は、国連安全保障理事会の非常任理事国だ。北朝鮮情勢は、東アジアで最大の安全保障問題であり続けている。安保理などの場で、北朝鮮に国際社会の一致したメッセージを出すよう積極的に動くべきだ。韓国では、北朝鮮への強硬論と戦争の不安が交じりあい、社会が揺れている。日本は隣国に思いを致し、安定回復に向けて連携を強めたい。(657字)

 28日;日本経済社説(2)朝鮮半島の緊迫に備えを 
『軍事的な緊張が再び高まることも想定される。日本政府は在留邦人の安全確保など、朝鮮半島有事に備えた対応を整えていく必要がある。北朝鮮の行動は、民間人に対する冷酷な軍事攻撃もいとわないことを改めて示した。軍事演習に伴う偶発的な衝突といった不測の事態が起きることも完全には否定できない。
 外務省によると、韓国に在留する邦人はおよそ3万人。砲撃があった延坪島と、多くの邦人が暮らすソウルとの直線距離は約110キロメートルにすぎない。民間企業の間では韓国出張を自粛する動きも出始めている。危機が広がった場合、邦人をすみやかに退避させるため、政府が民間機をチャーターする事態も考えられる。必要があれば、現行の自衛隊法に基づき、自衛隊の輸送機などを派遣し、邦人を運ぶことも法的には可能だ。ただ、自衛隊法は外国での緊急事態における邦人退避のための自衛隊出動について「輸送の安全が確保されていると認めるとき」に限定している。朝鮮半島の情勢が緊迫すれば米軍などの協力を仰がざるを得ないのが現実だ。米側との事前調整を進めておく必要があるだろう。
 政府は今のところ、現状は周辺事態に当たらないとの判断だ。周辺事態法では、周辺事態について「放置すればわが国に対する直接の武力攻撃に至るおそれのある事態」と定義している。政府がこう認定すれば、同法が定める米軍への後方支援が可能になる。そこまで状況が悪化しないことを願うが、万が一にそなえた議論は必要だろう。(611字)。

28日;産経社説(1)対北非難決議 菅政権も断固たる制裁を
http://sankei.jp.msn.com/politics/policy/101128/plc1011280304002-n1.htm
『韓国・延坪島を砲撃した北朝鮮を非難する決議が衆参両院の本会議で、与野党の全会一致で採択された。新たな対北制裁や国際的圧力の強化を求めている。全会一致の国会決議は全国民の意思でもある。国家の安全保障への党派を超えた協力を評価したい。これを受け、菅直人政権は対北追加制裁などを速やかに実施すべきだ。北に断固たる姿勢を示すためにも新たな制裁が必要だ。北朝鮮への国際的な圧力を強めるためには、何よりも日米韓3カ国の連携強化が急務である。そのうえで、中露など周辺各国の協力を求めたい。国連安保理への問題提起に向けても、日本は米韓と緊密に事前調整を行うべきだ。
 いついかなる時でも、日本の主権が侵害され、日本人の生命と人権が危険にさらされている拉致問題を忘れてはならない。今回、菅政権は朝鮮半島有事などへの対応を定めた周辺事態法の適用を早々と見送った。韓国には2万8千人以上の日本人がいる。北に拉致されたまま帰国していない政府認定の被害者は17人で、拉致の疑いを否定できない特定失踪者を含めると100人を超える。有事の際、これら在外邦人の救出に自衛隊がどこまで協力できるのかも、早急に検討する必要があろう。周辺事態法は平成11年、冷戦後の日米防衛協力のあり方を示す新ガイドライン3法の1つとして成立した。しかし、自衛隊の活動は戦闘地域でない「後方地域」に限られ、自衛官の武器使用も正当防衛などに限定されている。これで実際に邦人を救出できるのか。自衛隊の有事対応能力の強化を含め、朝鮮半島有事に備えた法整備も急務である。(653字)。

┏━━身 辺 雑 記━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
  私の11月で74歳になった。男子の平均余命79歳だから後5年の寿命。それなら、静かに人生の総決算をしようと決めた。旧民法によると、「隠居届」をして老後は余裕のある生活をした。「隠居」は老境の憧れでもある。NHK「ラジオ深夜便」12月号の「今月のエッセー」で、コラムニスト天野祐吉さんが、「隠居の楽しみ」を書いた。
大意を紹介する。名刺を作り、本当の隠居を始めた。世のため、人のために働いたあと自分のためにせっせと遊ぶ。隠居はプラスのイメージをもった憧れのステータス。隠居が大手を振って歩ける国にしよう。遊びに金はかからない。最も楽しい「遊び」は、人に会うことである。「言葉に会う」ことでもある。面白い人に会う。面白い人の話を聞いて、アハハと愉快に笑う。「隠居大学」で公開対談を始めた。半年に1回「ラジオ深夜便」で放送する。
真似をするわけではないが、「隠居大学」と行かなくても「隠居塾」くらいは可能かも知れない。
(400字)。

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