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シニアネット 『おいおい』

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シニアネット『おいおい』 第982号 (2010.11.18)

2010/11/18

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シニアネット『おいおい』    第982号  (2010年11月18日)
 
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━━━━━CONTENTS━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 
巻 頭 俳 句    加藤楸邨。東京都生まれ。作風の根幹は、「俳句の中に、人間を生かす。」
EDITORIAL  尖閣島沖の衝突映像をめぐる問題点。
身 辺 雑 記  戦争を正しく、語り都合。「戦争はしてはいけない。」
━━ 巻頭俳句 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
 
子がかへり一寒燈の座が満ちぬ    加藤楸邨(1905−1993)

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 昭和20年(1945)の作。遠くに消えてしまった光景である。外で遊んでいる子供が帰って来るのを待っている親がいる。その家族を「燈」が灯している。明るい家庭の象徴であるように見える。
 外で遊んでいた子供が帰って来た。燭光が、ぱっと明るく感じられる。敗戦後の夕方である。苦しい生活の中で、心豊かな平凡な生活。電燈でない,蝋燭の光の生活でもある。電化が進んでいない時代の家庭生活がある。電化が進み電化製品で埋もれている現代と違う、文化の厚さがある
 貧しいが、心豊かな生活。子を思う親の心は同じだろうが、現代は精神生活の欠乏を感じる。
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┏━━ 社 説 要 約 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
◎尖閣沖の映像問題◎
尖閣諸島沖で起きた中国漁船衝突事件のビデオ映像流出は、誰に責任があるのか。ネット上に映像を投稿した神戸海上保安部の海上保安官はもちろんだが、保安庁幹部や閣僚もその責めを負うのは当然である。国家公務員法の守秘義務違反の疑いで事情聴取を受けていた保安官は、任意での捜査が続けられることになった。保安官は「真実を多くの人に知ってほしかった」と動機を供述している。政治的な意図や私利私欲は否定した。中国漁船衝突の映像は、国民の間で関心が高かった。流出により結果的に多くの国民が映像を見ることができたため、保安官の行動を支持する声も根強くある。映像を持ち出したとされる記録媒体も見つかっていない。肝心なのは流出に至る真相の究明である。 

18日;読売社説(2)ビデオ流出問題 閣僚も政治責任を免れない
http://www.yomiuri.co.jp/editorial/news/20101117-OYT1T01188.htm
『動機はどうあれ、政府の方針に反して勝手に映像を流出させた行為は、公務員として許されず、国家の秩序を揺るがしかねない危険なものだ。保安官の刑事責任の有無は、今後、検察が判断するが、併せて行政上の処分も厳正に行われなければならない。流出経路の捜査で浮かび上がったのが、海保のあまりにもずさんな情報管理である。問題の映像は一時、広島県の海上保安大学校のパソコンに保管され、海上保安官なら誰でもアクセス可能だった。このことが映像の「秘密性」を低くさせ、保安官の逮捕見送りの一因になった。映像は衝突事件の証拠となるものであり、海上警備を担う組織として認識が甘すぎたと言える。海上保安庁長官の責任は重い。
 そもそも、衝突事件発生直後に映像を公開していれば、その後の中国との軋轢は防げた可能性があった。今回の映像流出も起きなかっただろう。「執行職」の海保は当初、映像を公開する方針だったが、それを止めたのは「政治職」の仙谷官房長官らである。中国側への過度の配慮による判断ミスを「執行職」に押しつけるようでは、民主党が掲げる「政治主導」が泣くというものだ。政府はすみやかに映像を国民に公開し、これまでの判断の経緯を丁寧に説明する必要がある。(511字)

17日;朝日社説(2)海保映像問題―まだ流出の真相が見えぬ
http://www.asahi.com/paper/editorial20101117.html#Edit2
『これまでの捜査で驚かされたのは海上保安庁の情報管理のお粗末さだ。映像はどう保管され、ネットとどうつながり、どこまでの職員がアクセスすることができたのか。映像は刑罰を科してでも守る秘密だったのか否かの判断にも影響する重要な問題だ。 海保は海上の警察組織だ。逮捕や武器使用の権限を与えられている。その機関がこの有り様では不安を覚える。 海保への疑問が増す一方で、保安官の行為を支持する声が一部に広がっている。政府の方針が自分の考えと違うからといって、現場の公務員が勝手に情報を外に流し始めたら、国の運営はどうなるか。保安官の行いは、法律で保護される内部告発の要件を満たしてもいない。保安官は「一人ひとりが考え判断し、行動してほしかった」との声明を出したが、いったい何を意図したものか。 
 朝日新聞は国民の知る権利の大切さを唱えてきた。だが外交、防衛、治安情報をはじめ、すべてを同時進行で公にすることがその中身ではない。 情報の公開とそれに基づく討議は民主主義に欠かせぬという認識を互いに持ち、ケースごとに全体の利益を見すえて公開の当否や時期を判断する。この積み重ねこそが社会を鍛える。 
 今回の混迷のもとには、漁船事件に対処する方針がぶれたあげく、検察庁に責任を押しつけ、自らの姿勢を国民に丁寧に説明してこなかった政権に対する不信がある。そして、大国化する中国への感情やナショナリズム、党利党略がないまぜになり、感情論や思惑含みの発言が飛び交っている。まだ真相が見えない。捜査を尽くし事実を解明する。それが、ネット時代の情報の公開や保全のあり方について冷静な議論を進めることにつながる。 
(684字)。

16日;産経社説(1)海上保安官 逮捕回避は妥当な判断だ
http://sankei.jp.msn.com/affairs/crime/101116/crm1011160319006-n1.htm
『国民が知るべき重要な問題にかかわる情報公開の意味合いを考えれば、妥当な判断だったといえよう。任意聴取を始めて6日間を要したのは、流出した映像が守秘義務違反の「秘密」にあたるか、慎重に検討した結論とされる。組織の保秘通達を破って保安官が映像を流出させた行為は、国家公務員として明らかに逸脱している。行政罰も含めて厳しく問われるべきものだ。だが、その悪質性の度合いを考慮した場合、どう検討しても逮捕すべき事案には相当しなかったのだろう。
 中国漁船が海保の巡視船に体当たりを繰り返した映像は、命がけで領海警備にあたる海保職員の教材として広く共有されるべきものだった。しかも、馬淵澄夫国土交通相が海保に対して映像の徹底管理を求めたのは衝突事件から1カ月以上を経た10月18日で、保安官が映像を入手したのはこれ以前だったとされる。映像を「秘密」とした根拠は、初公判前の証拠の公開を禁じた刑事訴訟法にある。だが、公務執行妨害容疑で逮捕された中国漁船船長はすでに処分保留で釈放され、公判が行われる可能性はない。
 海保の巡視船に漁船で体当たりした中国人船長は罪に問われないまま、Vサインを掲げて凱旋将軍のごとく帰国した。映像流出事件は、政府がもっと早く正式に公開していれば起こらなかった。いまもなお捜査中の証拠として非公開が続いているのは異常である。捜査当局には、迅速な事件処理が求められる。中国漁船に非があることが明らかな映像を非公開とすることは国益を損ねている。こちらの罪の方が、ずっと重い。(631字)。

┏━━身 辺 雑 記━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
 巻頭句の<子がかへり一寒燈の座が満ちぬ>。電気が行きとどいてない時代だ。精神生活が豊かであった。家族愛があり、楽しい団らんの夕餉があった。物質的に恵まれない生活があった。現在は、モノがあふれている。モノが飽和している。この時代の悲劇を繰り返してはならない。戦争は、2度と起こしてはならない。「戦争はしない。」を国民は忘れてはならない。
 65年の歳月が、国民を平和ボケさせた。戦争は、悲劇を生み、特に若者を犠牲にする。15歳から35歳までの青年は第一戦に駆り出される。志願兵でなく、徴兵が重大な犠牲を強いた。悲劇の主人公は国民である。戦争はしてはならない。戦争の語り部が、死んで行けば、伝承が難しくなってくる。(300字)。  

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創刊日:2001-07-23  
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