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シニアネット 『おいおい』

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シニアネット 『おいおい』 第977号 (2010.10.28)

2010/10/28

━━senior citizen net━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━2010/10/28━

    シニアネット 『おいおい』           第977号
 
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━━━━━CONTENTS(もくじ)━━━━━━━━━━━━━━━━━ 
巻 頭 俳 句  宮坂静生。長野県松本市生まれ。(1937− )。「地貌をみよ」。
C&P     28日朝日新聞「天声人語」より
EDITORIAL  (1)関西広域連合   (2)読書週間(国民読書年)
身 辺 雑 記   ボランテイア活動の現在の問題点と今後の展開
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 はらわたの熱きを恃み鳥渡る      宮坂静生

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平成9年作。自然界の厳しさの賛歌。「鳥渡る」は時候を正しく、時機を誤らず、方向を正しく飛んでいく。不思議なことである。「はらわた」は長い滞空時間堪える鳥の命の象徴である。今生きている心身の「熱きを恃み(たのみ)」とする。単に、「鳥渡る」ではすまされない自然の摂理とか,驚異を感じる。
『鳥の秀句の多いこの作者の中でも特に印象的な作品。情熱と矜持を武器にしているのは、作者であると同時に遠く旅する鳥たちでもある。「はらわた」という生々しい表現が生かされた珍しい例だといえるだろう。』(『現代俳句大事典』より)
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┏━━ C&P ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
◎28日;朝日「天声人語」より◎
(略)▼夢で追いかけた青い鳥が家のカゴにいたように、捜し物が足元から出てくることがある。ふと再会し、捜していたと思い出す品もあろう。しかし、前からそこにある物が実は長らくの失せ物で、という展開はまれだ▼明治末に奈良の大仏の足元で発見された二つの大刀(たち)が、正倉院から消えた宝物と判明した。宝刀は聖武天皇の遺愛品で、死後、妻の光明皇后が大仏に献納し、近くの正倉院に収められたもの。なぜか3年後に持ち出され、以来1250年も行方不明だった▼それが100年前に「見つかっていた」ことになる。決め手は、刀身の柄(つか)近くに確認できた「陽劔」「陰劔」の文字だ。正倉院の献納目録には、刀剣の筆頭に陽寳劔、陰寳劔とあり、長さや装飾から同一とされた。易学では、万物は陰と陽の二つの気に支配される。宝刀も一対で安定を生むらしい▼病がはやり、天災が続いた天平期、聖武天皇は仏教の力で国を治めようと東大寺を建立し、大仏を造った。死期迫る皇后が、夫の遺品の随一を大仏の傍らに移して埋め、太平を乞うたとも考えられる▼どれだけの人が宝刀を捜したことか。平安人は陰陽師の呪術に託したかもしれない。無論、持ち出したとみられる皇后にすれば所在は自明だろうが、埋めたという伝承が全くない不思議。悠久の時は何も答えない。(541字)。

┏━━ 社 説 要 約 (1)━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
◎「関西広域連合」7分野で共同作業◎
大阪、兵庫など7府県が広い地域の仕事を一緒にしようという「関西広域連合」が年内にも設立される見通しになった。滋賀、京都、和歌山、徳島、鳥取も参加する。この広域連合は、地方自治法にもとづく特別な組織となる。 もちろん、教育や道路の維持などほとんどの仕事はこれまでどおり府や県に残るが、7府県はこれからお金を出し合って、互いの地域にまたがる防災や観光・文化振興、産業振興、医療、環境保全など七つの分野で共同の仕事を始める。それぞれの府県議会議員から選ばれる定数20の議会と、7人の知事からなる委員会を置く。 

28日;朝日社説(1)関西広域連合―まあ、やってみなはれ
http://www.asahi.com/paper/editorial20101028.html?ref=any#Edit2
『府県を超えた広域連合は全国で初めての試みだ。重病の人を受け入れる病院が地元にないときに、今より手早く隣県の病院に運べるような工夫は、幅広く進める必要がある。次の段階では交通や物流の基盤整備にも仕事を広げることを検討し、将来は政府の出先機関から権限の移管をめざすという。背景には「関西には技術や経済力がある。なぜ東京に遅れるのか」という地元財界の長い不満と、行政の効率化を浮上のきっかけにしたいという期待がある。だが、事前の協議に加わっていた奈良、福井、三重の3県は参加しない。「市町村―都道府県―政府という現在の制度に屋上屋を架す」「この7分野なら連合ではなく連携で十分」といった反対論からだ。都道府県をなくす道州制構想との関係について、広域連合は「そのまま道州に転化するものではない」と取り決めに明記した。関経連や大阪府の橋下徹知事は道州制に積極的だが、ほかの知事には反対や慎重論が少なくない。考えが違ったままの船出になる。 
 広域連合ができると人口の多い地域にお金が集中し、周辺部がさびれるのではないかと心配する声もある。市町村合併でそんな例があっただけに、中心部に偏らない配慮が欠かせない。関西は歴史的、文化的遺産が多い。1県で観光客の誘致に取り組むより、一緒にやって成果をあげる。災害がおきたとき、初動の応援だけでなく復旧にいたるまで協力しあう。そういう効果を住民が実感できるか。広域連合がどう育つかの分岐点だろう。 
 広域連合は住民から盛り上がったというよりは、財界や知事の思いから始まった上からの構想だ。様々な賛否があるが、この関西の試みを「まあ、やってみなはれ」と注視したい。(691字)。 

┏━━ 社 説 要 約 (2) ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
◎読書週間始まる。国民読書年◎
読書の秋。27日から2週間にわたる読書週間が始まった。今年は国民読書年でもある。各地で開催されるシンポジウムや朗読会などの催しも、例年以上に盛り上がりを見せている。良書と巡り合うよい機会でもあろう。文字・活字文化はあらゆる文化活動の基盤となるものだ。人々の活字離れが進み、読解力や言語力が衰退すれば、日本社会の活力も失われかねない。しかし、今年度の政府予算は、国民読書年の趣旨にむしろ逆行するものと言わざるを得ない。

28日;読売社説(1)国民読書年 活字に親しみ心豊かな生活を
http://www.yomiuri.co.jp/editorial/news/20101027-OYT1T01132.htm
『子どもの読書活動推進事業費が前年の半分以下に削減された。民間読書活動などを支援する「子どもゆめ基金」も、政府の出資金100億円が国庫に返納される。いずれも、行政刷新会議の事業仕分けで「廃止」と判定されたことを受けたものだ。それならば、民主党政権として新たな読書振興策を打ち出すべきではないか。山岡賢次・民主党副代表を会長とする超党派の活字文化議員連盟は、国会図書館や公共図書館の整備・拡充などを骨子とする5か年計画を提言した。図書館に学校司書が常駐する小中学校は全体の40%にも満たないが、すべての学校にすみやかに配置することも求めている。これらの施策を実現するためには、国や自治体の積極的な財源措置が欠かせない。
 今年は「電子書籍元年」とも言われている。「iPad」などの便利な端末が相次いで登場した。一部の出版社も電子書籍向けのコンテンツ(情報内容)の拡充を急いでいる。民間調査機関の推計によると、電子出版の市場規模は、出版市場全体の2%に過ぎないが、2020年までに10倍になるという予測もある。しかし、質感のある紙の本にこそ愛着が持てるという人も多いことだろう。子どもには、電子書籍の画面を通した読書ではなく、紙の本をじっくり読ませたいという意見も根強い。書店サイドには、電子書籍の普及に対抗し、本の展示方法や品ぞろえを工夫して読者を引きつけようとする動きもある。電子書籍という“黒船”の到来も一つの刺激としながら、心豊かな活字文化を築いていく、そんな国民読書年としたい。(635字)。

┏━━身 辺 雑 記━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
 ボランテイア活動は、70歳台の人が中心と聞いたら驚くだろう。現実のボランチア活動はそれが実態である。新しい会員が加入してこない。特に「団塊の世代」は敬遠する。他人に対する思いやりが、やや欠ける世代である。特に、集団に対する貢献を考えない。資源を食いつぶす世代とも言われる。自己中心的で、自己犠牲の精神に欠ける。数が多いい世代である。
次の課題は、組織のいき詰まりである。ボランテイア活動の建前は、会員平等である。その平等の意味を履き違えている。組織運営には、リーダーがいる。ガバナンスも必要だ。利益を出さなければ、再投資の資金もでない。やがて、組織は衰退する。利益は金儲けだと誤解している。非営利組織は利益を配分しないだけで、利益の確保は、大切である。
 こうした誤解が、ボランテイア活動を難しくしている。役員になり手がない。リーダーとして相応しくない人がなると、組織は混乱する。こうした事に毎日悩んでいる。(400字)。

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創刊日:2001-07-23  
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