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シニアネット 『おいおい』

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シニアネット 『おいおい』 第974号 (2010.10.10)

2010/10/10

━━senior citizen net━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━2010/10/10━

    シニアネット 『おいおい』           第974号
 
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━━━━━CONTENTS(もくじ)━━━━━━━━━━━━━━━━━ 
巻 頭 俳 句  池内友次郎。東京都生まれ。(1906−1991)。高浜虚子の次男。音楽家。
社 説 要 約  ノーベル平和賞決まる。中国への世界世論の挑戦である。
身 辺 雑 記  「マネジメント」を普及して、社会を良くして行きたい。
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 実ざくろや妻とは別の昔あり    池内友次郎

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 10月10日は、東京オリンピックの開会式の日。晴天に恵まれる「特異日」である。
 熟した柘榴。子供の頃、庭木として植えられた柘榴が青い空に不気味に揺れている。赤い実からのぞく白い歯のような種子。食べれれる果物とは知らなかった。食べたらおいしいものだと知ったのは、少年時代である。それから好きになりました。作者と妻とは、「別の昔」がある。それぞれの思い出がある。柘榴を食べながら作者は感慨に耽っている。
 作者は高浜虚子の次男。兄弟は高浜年尾、星野立子、高木晴子、上野章子。父虚子の生家の池内姓を継ぐ。幼時から能楽の修業に励むが、音楽を目指す。日本人としで初めてパリに留学。作曲界の第一人者として活躍。音楽に特別の才能を持つ芸術家として、俳句にも独自の世界をつくった。
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┏━━ 社 説 要 約 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
◎ノーベル平和賞決まる◎
中国の民主化運動活動家、劉暁波氏に2010年のノーベル平和賞が決まった。1989年の天安門事件で指導的な役割を果たして投獄。2008年、共産党一党独裁を否定する「08憲章」を起草し、国家政権転覆扇動罪で今年2月に懲役11年の判決を受け再び獄中にある。
 劉氏の受賞は、劉氏個人にとどまらず、中国国内で当局の弾圧や妨害を受けながら粘り強い活動を続けているすべての民主化運動、人権擁護運動の活動家たちへの、国際社会の共感と激励である。平和賞を選考するノーベル賞委員会(ノルウェー)の事務長に中国の外務次官が、授与は外交関係に悪影響を及ぼすと圧力をかけた。中国の強い反発を承知でノーベル平和賞の理念を貫いた委員会を支持したい。驚異的な経済発展とは裏腹に、民主主義や人権を大切にしてこなかった中国の指導者に、痛烈なメッセージが突きつけられた。 

9日;朝日社説(1)平和賞―中国は背を向けるな
『2008年暮れ、劉氏は共産党独裁の廃止など根本的な民主化を訴える「08憲章」を起草した。そのことと党や指導者に対する批判が、「国家政権転覆扇動罪」に問われて懲役11年の判決を受けた。今は東北部の遼寧省で獄中にある。 劉氏が平和賞の知らせを聞くことができたかは定かでない。少なからぬ国民も、当局による報道規制のために知らずにいるかもしれない。しかし早晩、授賞の知らせは中国で広がり、劉氏らとともに民主化につとめてきた人々への大きな励ましとなるだろう。 委員会は中国側の圧力に屈しなかった。高く評価したい。中国当局は、政治的信条の平和的な表現を認める、自らも署名した国際規約に反し、言論の自由などをうたった中国憲法にも反している。委員会はそう厳しく批判し、中国の責任の大きさを指摘した。 
 尖閣諸島沖の衝突事件や南シナ海での行動は、中国がルールに従わない国という警戒感を国際社会に与えた。 経済の相互依存が強まるなかで、国際社会は中国による普遍的価値の侵害に目をつぶりがちだった。人権問題を重視してきた欧米諸国も、最近は中国との関係維持を優先させていた。先のASEM首脳会合でも厳しい注文はつけなかった。 そうした風潮の中でのノーベル賞委員会の決定は、先進国への警鐘として重く受けとめたい。 中国外務省は「劉暁波は中国の法律を犯しており、その行為は平和賞の趣旨に背いている」と批判し、ノルウェーとの関係悪化も示唆した。民主活動家らへの国内での締め付けが厳しくなることも心配だ。 経済発展を続けても、普遍的な価値を大切にしなければ真の大国として認められないことに、中国当局は早く気づかねばならない。(689字)。 

9日;読売社説(1)ノーベル平和賞 中国に民主化を迫る授賞だ
『経済大国化しながら民主化を怠る中国に対し、基本的人権などの重視を求める強いメッセージと言えよう。ノーベル平和賞はこれまで、1989年にチベット仏教の最高指導者ダライ・ラマ14世、91年にミャンマーの民主活動家アウン・サン・スー・チーさんに授与されるなど極めて政治性の高い賞だ。 今回も、その流れに沿った動きと言っていいだろう。 作家の劉氏は08年末に、直接選挙の実施、言論や集会、宗教の自由など、19項目の要求を盛り込んだ「08憲章」を起草した中心人物である。中国当局は、劉氏の言動が政権転覆を狙ったものとして逮捕・起訴した。今年2月には控訴審で劉氏の実刑が確定した。その劉氏らの「08憲章」は当局に握りつぶされ、報道や出版物に対する監督・規制は一段と強化されているのが実態だ。胡錦濤総書記や温家宝首相は最近、相次いで政治改革の必要性を訴えた。政治改革を求める国際的な声を無視できないのだろう。党指導部が目指すのは社会主義体制の枠内での政治改革だが、それでも具体的に動き出す気配は見られない。
 中国の国防費は89年の天安門事件以降、経済成長率を上回る規模で毎年増加している。軍備増強の中、経済的には豊かになったが、国民の権利は一向に改善されない。こうしたいびつな状態が、いつまで続くのか。国際社会で責任ある地位を占めようとするのなら、中国は劉氏のノーベル平和賞受賞の意味を重く受け止めなければならない。(599字)。

9日;毎日社説(2)ノーベル平和賞 中国民主化への期待だ
『中国は、共産党の指導する改革開放政策によって世界第2の経済大国になろうとしている。共産党に反対する政党の存在を認めない一党独裁体制を堅持し、世界最大の独裁国家となった。核ミサイルや宇宙兵器を含む強大な軍隊を持つ独裁国家に脅威を感じない国もなかろう。中国政府は、選考段階で「劉氏を選ぶのは非友好的な行為だ」とノルウェー政府に圧力をかけたという。民主化運動を抑圧する中国の国柄に対して国際社会が「友好的でない」ということを、中国自身十分承知しているのである。劉氏は中国民主化という、輝かしい未来の姿を率先して提起したのである。
 中国共産党は抗日戦争を戦い、国共内戦をへて中国を統一した。最貧国の状態だった経済を60年あまりの時間で米国に次ぐ規模に成長させた。しかしその間に何度か知識人、学生たちによる民主化要求運動が起きた。胡耀邦総書記など民主化運動に理解を示した共産党指導者もいたが、みな失脚した。とくに天安門事件を鎮圧した李鵬元首相や、その直後に党権力を握った江沢民元国家主席などにとって「08憲章」を受け入れることは、弾圧の非を認めることにほかならない。憲章がうたう複数政党制、三権分立、基本的人権などの民主化要求は当時から芽生えていた。
 あと2年の任期となった胡錦濤総書記は、実は胡耀邦系の改革派と見られている。就任直後、政治体制改革への期待は大きかったが、制度改革の実績は見られない。劉氏は憲章を起草して平和賞を受賞したが、劉氏にそれを実現する力はない。胡錦濤氏やその後継者が、思い切って憲章を実行すれば世界の政治史に特筆される大改革になる。(673字)

9日;産経社説(1)劉氏ノーベル賞 国際世論が迫った民主化
http://sankei.jp.msn.com/world/china/101009/chn1010090319002-n1.htm
『他からの批判を許容しない政治体制に国際世論が発した警告−それが中国の著名な民主活動家、劉暁波氏へのノーベル平和賞授与に込められたメッセージだろう。劉氏は1989年、米コロンビア大学に研究者として在籍中に帰国し、民主化要求運動に加わった。天安門事件では「反革命罪」で投獄された。その後も再三投獄や監禁刑罰の「労働教養」に処せられたが、文筆活動はやめず、時評や論文を発表し続けた。 ノーベル賞委員会は劉氏が「長年、非暴力による人権擁護の闘いを続けた」ことを授賞理由にあげた。弾圧に屈することなく中国国内にとどまり、平和的な手法で改革を訴える不屈の精神への高い評価である。 同時に委員会は「大国になった中国に対し批判すべきは批判しなければならない」と中国の民主化を求めた。これが国際世論であると中国指導部は認識すべきだ。
 中国は過去にもノーベル平和賞に強い拒絶反応を示した。89年、チベット仏教最高指導者、ダライ・ラマ14世への授賞である。 ダライ・ラマは中国への要求を「チベットの独立」から「高度な自治」へと変えた。中国は「国家分裂主義者」と断定したままだが、世界各地で行われるダライ・ラマの講話集会はいつも大聴衆に埋められている。91年に受賞したミャンマーの民主化運動指導者、アウン・サン・スー・チーさんの軍事政権に屈服しない姿勢も国際世論の支持が高い。ダライ・ラマとも共通する「非暴力」への共感だ。 劉氏のノーベル平和賞受賞が中国社会に潜在する民主化要求のうねりを再び呼び起こす可能性がある。しかし、流血の天安門事件を忘れてはならない。国際社会は中国の自由抑圧や人権状況への監視を強める必要がある。(694字)。

9日;日本経済社説(1)劉氏への授賞決定が問う中国の人権
『獄中にある人物への授賞は、百年を超える同賞の歴史でも異例だ。中国の司法のあり方に正面から疑義を呈したといえる。中国大陸に暮らす中国人として初のノーベル賞でもあり、共産党政権は二重、三重にメンツをつぶされたと感じていよう。外交問題にする方針とみられるが、大人げなく、中国の国際的な印象を悪くするばかりだろう。中国国内では平和賞決定を伝える海外テレビの番組が突然中断された。当局は情報が広がるのを抑えようとしているようだ。
 「非暴力で人権擁護のために努力してきた」。ノーベル賞委員会は授賞する理由をこう説明した。劉氏は武力で政権を覆そうとしたわけではなく、国家と社会の近代化を平和的に訴えてきた。中国当局は政権に批判的な言論人や社会活動家への締め付けを強めている。そのなかで劉氏は象徴的な存在。平和賞は力で批判的意見を抑え込もうとする共産党政権への異議申し立てだ。問題は中国国内にとどまらない。中国は北朝鮮を逃れてきた人たちを強制送還している。中国を脱出した少数民族の難民などを中国に強制送還するよう、カンボジアやネパール政府に働きかけている。
 米国に次ぐ経済・軍事大国となった中国が、難民の保護という国際条約上の責務を踏みにじるよう中小諸国に圧力をかけているとすれば世界は座視すべきではない。この意味でも劉氏への授賞決定は意義深い。中国経済は世界をけん引する。だが人権や自由、法の支配という人類共通の価値に背を向けたままでは世界の尊敬は得られない。今回の平和賞決定を機に共産党政権が人権の尊重に思いを致すよう、強く望む。(658字)。

┏━━身 辺 雑 記━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
 なんと日本人は矮小化したことか。尖閣諸島に対する中国の恫喝にすら怒らない。どうして行動を起こさないのか。若者よ、どうしたのだ。半世紀前の学生運動の盛り上がり何処へ消えた。悪い面のみ強調されて、「学生運動は悪だ」の評価が残っている。怒れる青年が、社会に出て屋台骨を動かした。明治維新の青年の志は、ドラマの中だけのフィクションか。若者よ、目覚めよ。
 20歳代は、社会悪を糾弾する批判精神を持つことが大切だ。30歳代になれば、成熟して社会を動かす機関車となる。いつまでも、反体制派だと成長がない。40歳代は、現場の第一線のリーダーだ。いつまでも、モラトリアムでは困る。その逞しいエネルギーが社会を動かす。
 こうした世代論が見失われた。若者の社会的な発言が閉ざされている。若者よ、行動をしよう。一人ひとりが、出来ることから始めよう。次第にベクトルが合ってくる。私は、せっせと内閣府と民主党本部へFAXしている。私の心配を意見として伝えている。
シニアのできることは多くない。しかし、人材育成に智慧は絞れる。私たちが犯してリスクが教材だ。いま、私の頭は「もしドラ」会議の開催で一杯である。ボランティア活動の「マネジメントの必要性」を熱っぽく説いている。残された人生の最後のご奉公として。ドラッカーは、「マネジメント」の生みの親である。95歳で亡くなるまで、情熱を傾けた。生誕100年に当たり、「マネジメント」の思想を布教したい。(600字)。




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創刊日:2001-07-23  
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