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シニアネット 『おいおい』

俳句。俳句はすばらしい。俳句を語りあいましょう。

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シニアネット  『おいおい』 第964号 (2010.08.29)

2010/08/29

━━senior citizen net━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━2010/08/29━

    シニアネット 『おいおい』           第964号
 
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━━━━━CONTENTS(もくじ)━━━━━━━━━━━━━━━━━ 
巻 頭 俳 句 鈴木しづ子。東京都生まれ。(1919−?)。1952年以降消息不明。境涯俳句。
社 説 要 約(1) 日韓併合100年
社 説 要 約(2) 年金不正受給と住民基本台帳
身 辺 雑 記    人のいのちと戸籍の大切さ
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 コスモスなどやさしく吹けば死ねないよ    鈴木しづ子

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 敗戦後、俳句を支えに生きた女性の情感があふれている。戦争中は許嫁の戦死。戦後は勤務先で知り合った男性と結婚と離婚。1950年から1952年まで、岐阜県各務市の米軍キャンプ近くでダンサーとして働いていた。恋人の米兵が朝鮮戦線で戦死。俳句は1943年以来1952年まで松村巨湫『樹海』による。戸籍の処理はどうなっているだろうか。
 「コスモス」は、かそけき風に揺られている。たびたび自殺を考えた。風が、「やさしくふけば」。その風を声と聞いた。か細いコスモスに救われた。しかし、また死を思う。敗戦後、時代の不幸に流されながら懸命に生きた。自らの境涯を俳句にぶつけた。人生に疲れて、そのまま姿を消した。 恋人の戦死の訃報を聞いて。その後の、消息は不明である。そのスマートな黒人兵は、郷里の戻り本屋を開くことが夢だった。作者も、戦争の犠牲者だったのですね。
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┏━━ 社 説 要 約(1) ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
◎日韓併合100年◎
日韓併合条約が発効したのは、今から100年前の1910年8月29日である。当時は帝国主義の時代であり、日本もその流れに乗って朝鮮半島を植民地にした。敗戦まで35年間の植民地統治が今日の日韓関係に影を落としているのは、否定しえない事実だ。韓国に過度に配慮した菅直人首相談話の効果もあって、現地の反日ムードは下火になっているというが、一時的にすぎない。謝罪すればするほど日韓関係は悪化してきた。国が違えば歴史認識は異なるという基本に立ち戻るしかない。

29日;産経社説(1)日韓併合100年 「ご用聞き」外交の罪深さ
http://sankei.jp.msn.com/politics/policy/100829/plc1008290253002-n1.htm
『菅談話の検討を仙谷由人官房長官が明らかにしたのは、先月16日だ。その後、複数の民主党有力議員が訪韓し、青瓦台(大統領府)幹部らに「どのような首相談話を希望されるか」と尋ねる一方、韓国側もさまざまなルートで要望を提示してきた。主な要望は、(1)併合は韓国人の「意に反して行われた」との言及がほしい(2)文化財返還も談話に入れてほしい−の2点だったとされる。菅内閣はこれを受け入れ、鳩山由紀夫前首相らの意見も盛り込んだという。しかも、その中身を国民に知らせないばかりか、与党・民主党の政策調査会でも十分な議論を尽くさず、閣議決定を強行した。韓国におもねった一方的首相談話が、日本政府の公式見解として後の内閣の行動を事実上、拘束するのだ。「ご用聞き」外交の罪深さを改めて思い知らされる。
 菅談話にわずかながら認めるべき点があるとすれば、「条約は日本の不当な圧力によるもので、締結当初から無効だった」とする韓国側の主張までは受け入れなかったことだ。韓国紙は一斉にこのことへの不満を伝えた。だが、韓国の主張は2001年の国際学術会議で欧米の国際法学者らに否定されている。岡田克也外相も25日、東京都内の講演で「日本政府としては、当時は合法に締結されたという考え方を持っている」と述べた。今後も、これを明確に主張すべきだ。菅談話でも不満だとする韓国の国会議員らのグループは、慰安婦問題などでの追加補償を要求している。だが、日韓間の補償・請求権問題は、昭和40年の日韓基本条約で決着し、菅首相も談話発表後の会見でこの考えを示した。決着済みの補償問題を蒸し返すことは厳に慎むべきだ。
 民主党内でも保守系議員らが最近、新たな勉強会を立ち上げた。菅談話の問題点に加え、手続き面の欠陥を指摘する声が相次いだという。与野党で、歴史認識の論議が深まることを期待したい。(770字)。

29日;読売社説(1)日韓併合100年 協調と競争の未来へ向けて
http://www.yomiuri.co.jp/editorial/news/20100828-OYT1T00926.htm
『異民族に支配された朝鮮半島の人々には、国を奪われ、誇りを踏みにじられた無念の思いがあるだろう。それが日本への強烈な対抗心や反発をうむ源泉となっている。菅首相が日韓併合100年の談話で、「痛切な反省と心からのおわびの気持ち」を表明したのも日韓関係を重視してのことだ。韓国とは、協調し競争しあう関係を築いていかなければならない。1965年の日韓国交正常化の際、日韓併合条約を「もはや無効である」としたことによって、両国は新たな関係に入った。韓国は、日本からの資金を使ってダムや製鉄所、高速道路を建設し、輸出に力を注いだ。いまや経済先進国に変貌し、政治の民主化も果たした。社会も多様化し、豊かになった韓国は援助される国から援助する国になっている。日韓両国は、互いを主要な貿易相手国とする、また市場経済や民主主義などの価値観を共有する関係にある。
 11月には、韓国が世界20か国・地域(G20)首脳会議を、日本がアジア太平洋経済協力会議(APEC)首脳会議を主宰する。世界の安定と繁栄のために、日韓が担う役割と責任は大きくなっている。この機を逃さず、日韓協力を強化すべきだ。経済・軍事大国となった中国とどう向き合い、安定した関係を作っていくかということも日韓共通の重い課題である。地域の不安定要因である北朝鮮には適切に対処していかなければならない。過去にとらわれない「未来志向の日韓関係」を構築していく必然性は高まっている。だが、難題もある。日韓は隣り合うだけに歴史的なかかわりは深く、感情ももつれがちだ。日本国民の韓国への親近感は年々強まっているが、韓国にはまだ日本への根強い不信感がある。事実、竹島問題などの2国間の懸案は、解決しないまま衝突が繰り返されてきた。その難しさを克服していくことが、新たな100年に向けての日韓両国の宿題だろう。(765字)。

┏━━ 社 説 要 約(2) ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
◎年金不正受給と住民基本台帳◎
年金受給者が亡くなっているのに、家族らが年金を不正に受け取ってはいないかどうか。その実態を把握しようと、厚生労働省が実施した調査の結果がまとまった。年金記録上の住所が住民基本台帳ネットワーク情報と異なる85歳以上の約2万7千人のうち770人を調べた。うち1人は11年前に死亡したのに、年金は払われ続けていた。22人は行方不明などで安否確認ができなかった。いずれも年金受給に必要な「現況届」にウソを書いて遺族らが不正に年金を受け取っていた疑いがある。 

29日;朝日論説(1)年金不正受給―届け出だけに頼れない
http://www.asahi.com/paper/editorial20100829.html?ref=any
『 制度上、死亡や行方不明を遺族や家族が届け出ない限り、年金の支給は続く。住基ネット上で生存とされていても実際は行方不明という例が続出している以上、住民登録だけを頼りにする支給の信頼性は揺らいでいる。かつて、受給者は年に1回、現況届を出す義務を課せられていた。不正受給をするためには、遺族らがウソをつく必要があった。 だが、2006年末から住基ネットで生存確認できない人だけ現況届を出すようになった。 つまり現況届にウソを書かなければ不正受給ができなかったころに比べ、心理的なハードルは下がったのではないか。実際、最近になって各地で行方不明とわかった年金受給権者46人について厚労省が調べたところ、25人は年金の支給が続いていた。不況や就職難の長期化でそんな家庭が増えれば、不正受給がさらに多くなるかも知れない。 
 「住基ネットの情報は正確」という前提が崩れた背景にあるのは、「死亡や行方不明は遺族や家族が届け出る」という常識が通用しなくなってきた社会の変化だ。 厚労省は75歳以上が入る高齢者医療制度の情報を使い、医療サービスを1年以上受けていない人を抽出して安否を確認する方針を決めた。所在が確認できなければ、事故や事件の犠牲になった可能性もある。年金支給を停止するだけでなく、自治体や警察を含めて情報を共有するシステムを検討すべきではないか。 
 白骨化した遺体が見つかった東京都足立区の事例では、遺族年金を不正に受け取ったとして家族が逮捕された。 年金の不正受給は、制度への信頼を傷つける。そのことを考えても、現状を放置することはできない。(664字)。

┏━━身 辺 雑 記━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
 戸籍上の最高200歳の人が生存している等戸籍の問題が、東京都足立区の事件以来話題をさらっている。平和な時代に、今回の様に高齢者の取り扱いは杜撰過ぎる。10月1日の国政調査で、徹底的に調査をしたらどうだろう。貧しい人が、親の年金に依存してしまう不正自給は問題を大きくした。別次元の問題だ。
 高齢者の取り扱いが、曖昧なのは困る。特に、情報のプライバシーという隠れ蓑により、真実が損なわれるのは問題がある。生存という基本的なことは、すべてを超える。人間の存在は疎かにすべきであない。人間の生と死を大切にする社会は大切にしたい。死の尊厳を保つことが、いのちを大切にすることになる。人間のいのちの大切さを再認識したい。(300字)。

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創刊日:2001-07-23  
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