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シニアネット 『おいおい』

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シニアネット 『おいおい』 第961号 (2010.08.24)

2010/08/24

━━senior citizen net━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━2010/08/24━

    シニアネット 『おいおい』           第961号
 
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━━━━━CONTENTS(もくじ)━━━━━━━━━━━━━━━━━ 
巻 頭 俳 句 細谷亮太(本名)。聖路加国際病院副院長。小児科医。小児癌の権威。
歳  時  記 「処暑」は8月23日。立秋から15日目。暦の上では涼しい秋になる。
社 説 要 約(1)   日本の自然を取り戻そう
社 説 要 約(2)   円高とデフレに断固たる対策を急げ
身 辺 雑 記      民主党の「ガバナンス」は
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 老犬の処暑の大地にはらばひて    細谷喨々

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 23日は処暑。立秋から15日目。「処」はおさまるという意味である。この頃から涼しい秋らしくなるといわれている。したがって、「残暑」は処暑までのはずだある。
 近所に、老犬がいる。夏の暑い日には、ぐったりとなり、庭の日陰で昼寝ばかりしていた。最近は、「大地にはらばいひて」いる。顔も、少し生気を取り戻した。暑い間には、見向きもしなかったが。目で追う様になった。大地は、すこし涼しくなっているのだろうか。病院の小児病棟に犬が3頭動物介護で招待される。<犬にやる水汲めば水温みけり>。
 作者は、小児総合医療センター長。小児癌の権威。「いのち」の句が多い。<雛菓子の血の色医者をやめたき日>。<死にし患者の髪洗ひをり冬銀河>。
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┏━━ 歳  時  記 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
 「処暑」を過ぎても今年の暑さは特別だ。暦の上では、涼しくなるはずなのに。しかし、処暑の声を聞くと暑さも長続きしなくなるだろう。気象学的も秋がやってくるだろう。精神的な秋から本当の秋なるだろう。秋の暑さはやりきれない気持ちにする。

┏━━ 社 説 要 約 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
◎日本の自然を取り戻そう◎
処暑というにはあまりにも厳しい暑さが日本列島を襲っている。太平洋高気圧ががんばっているため、この暑さはまだ当分続くだろうという。熱中症で病院に運ばれたり亡くなったりした人は記録的な数にのぼりそうだ。生命を脅かす猛暑である。 

21日;朝日社説(1)猛暑の列島―緑と水の町へかじを切れ
http://www.asahi.com/paper/editorial20100822.html
『 哺乳類としての人類は、高温に弱いのが宿命といっていい。体温を保つために体内で熱を生み出し、脂肪の層でそれを保つことにはたけている。逆に高温になると、汗をかいたり血管を拡張させたりして熱を発散させるしかない。体にこもると、熱にあたってさまざまな症状が現れる。 
 異常な暑さは高気圧のせいばかりではない。私たちの生活が、それを助長していることも見逃せない。いわゆるヒートアイランド現象である。東京の平均気温はこの100年で約3度上がった。気温が上がればさらに冷房を強める。それによってまた気温が上がる。思い出してみよう。公園などの緑地帯で、街路樹で覆われた歩道で、心なしかひんやりとした空気に、思わず一息ついたことはないだろうか。あるいは川などの水面を渡ってくるさわやかな風に、生き返ったような気がしたことはないだろうか。 そうした自然が身のまわりにたくさんあれば、もっとすごしやすいはずと思う人は多いに違いない。 
 今年のような猛暑は、今後も続くと考えなければならない。とすれば、緑地や水辺など自然をうまく取り込んで、熱をためにくい町へと思い切って大きくかじを切るしかない。緑地の力は大きい。20ヘクタール以上の緑地は、約2度の温度差をつくるとされる。街路樹があれば日中でも快適に歩ける環境ができる。水を引き、緑陰をつくってベンチでも置けば、絶好の休息場所になる。さまざまな形で緑や水を増やすことを考えたい。 
 かつての日本には、自然をうまく取り入れた町と暮らし方とがあった。しかし近代化の過程で効率を優先するあまり、樹木を切り倒し、川を埋めた。ビル群は、風の通り道をふさいだ。暑苦しく、うるおいを失った町並み。そんな都市のあり方を見直すべきときだ。 緑や水は心を和ませてくれる。熱を和らげることは、命を守るだけでなく、快適で魅力的な町づくりにもつながるだろう。(773字)。

┏━━ 社 説 要 約 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
◎「円高とデフレ」に断固たる対策を急げ◎
  菅直人首相は23日午前、白川方明日銀総裁に電話をかけて約15分間、意見交換した。直接会わなかったのは、現時点で協調行動の手はずが整っていないからだろう。景気の急激な減速や、経済の実力以上に進んだ円高にどう手を打つか。政府・日銀の政策が問われている。政府は近く追加経済対策をまとめる方針で、その効果を高めるため、日銀との連携をアピールする狙いがあるのだろう。だが、為替も株価もほとんど反応しなかった。実質的な内容が乏しいと市場は判断したようだ。

24日;日経社説(1)痛み止めより成長促進の本筋を追え
『政府・日銀内の足並みの乱れが、かえって際立ったのではないか。最近の円高や景気減速を受けて、菅政権は経済対策の準備に入ったが、市場は政策当局の右往左往ぶりを見透かしている。政府・日銀は市場との対話で後手後手に回っている。問題の核心である円高やデフレへの断固たる対処策を示さないまま、痛み止めのような一時的な対策の積み上げに走っても、効果は乏しい。
 まず円売り介入も辞さない強い円高阻止の姿勢をみせ、日銀も柔軟な追加金融緩和で後押しすべきだ。首相と日銀総裁はできるだけ早く直接会談し、政策面の連携を確認することが求められる。そのうえで経済の足腰を強くし、産業構造を変えて成長を後押しする策を詰めていくのが本筋だ。政府・与党では住宅エコポイント制度の延長や環境・省エネ産業の立地支援、若年層の就職支援策などが対策の候補に挙がる。一定の効果はあるが、より重要なのは長い目でみて需要や雇用の拡大が見込める分野に企業の投資を促す政策だ。
 新成長戦略は極力、前倒しで実行すべきだ。企業の国際競争力を高めるための法人税率の引き下げや、環境や医療などの新事業展開を後押しする大胆な規制緩和を約束すれば、企業が前向きな事業計画を立てやすくなる。新規産業が伸びれば、日本経済の体質をより強くする。むろん、世界規模で景気の落ち込みがはっきりするような場合は、財政健全化の大枠を維持しながら、一時的に追加の財政支出を考えることも必要となろう。
 民主党の玄葉光一郎政調会長は対策の規模が予備費や既存予算の使い残しで用意できる1兆7千億円を超える可能性を示唆した。効果の乏しい対策に大盤振る舞いをする余裕はない。いずれ必要となり、民間投資の呼び水ともなる社会・交通インフラへの投資を前倒しするのが得策だ。環境技術を活用するプロジェクトや大都市部の高速道路の整備、学校耐震化などを優先すべきだろう。スピード感を欠く対応が続くほど民主党政権の危機管理能力への不信は募る。党の代表選びに日本経済が振り回されるのは許されない。(842字)。

24日;読売社説(1)菅・白川会談 政策協調で景気の失速防げ
http://www.yomiuri.co.jp/editorial/news/20100823-OYT1T01325.htm
『円高とデフレが日本経済の体力を奪っている。政府・日銀は機動的に政策協調し、景気の失速を防がねばならない。4〜6月の経済成長率は実質でほぼ横ばい、実感に近い名目ではマイナスとなり、景気が足踏みする「踊り場」入りしたとの見方が強まっている。このため政府は、今年度予算の予備費などを活用し、住宅版エコポイント制度の延長や失業者の就職支援などを行うことにした。消費喚起や雇用対策は、景気の腰折れを防ぐ妥当な政策だろう。だが、対策の規模は2兆円足らずにとどまると見られる。与党内に対策の規模拡大を望む声はあるが、厳しい財政事情に照らせば国債増発は避けるべきだ。急な増税も現実的ではない。ならば、優先度の低い政策を縮小し、財源をひねり出すほかあるまい。子ども手当をはじめ、経済効果に疑問のある政策を「景気優先」の物差しで仕分けし、もっと賢い予算の使い方はないか、ゼロベースで見直すべきである。さらに緊急の課題が、円高だ。弊害は輸出の減少にとどまらず、企業の海外流出やデフレの悪化など広範に及ぶ。
 今回の電話会談で、為替介入に関する話題は「全く出なかった」(仙谷官房長官)というが、真偽のほどはわからない。日本が為替介入に弱腰と見られれば、投機筋につけ込まれかねない。今後、さらに円高が進むようなら、首相は日銀総裁と直接会談し、対策を協議すべきだろう。カギを握るのが日銀の対応である。金融緩和は、財政出動による金利上昇圧力を抑え、円安を促す効果もある。日銀は一段の量的金融緩和に踏み切るべきだ。政府が円売り介入で市場に放出した資金を日銀が吸い上げず、緩和効果を高める手法も、過去に実績がある。検討に値しよう。(697字)。

┏━━身 辺 雑 記━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
 最近は、「ガバナンス(企業統治)」が、日本相撲協会の専用用語のように使われる。現在最も「ガバナンス」の欠けている組織は、民主党ではないのか。日本相撲協会は、「ガバナンス」を取り戻す可能性があるから、使われるのだろうか。民主党には、その「ガンバナス」がもともと無いからなのだろうか。政権与党なのに、日本として急がれる「円高とデフレ」に関して対策が鈍い。代表選挙に日々を送っている。ガンバナスなんて微塵も見えない。
 企業が不祥事を起こした時に、常套用語の様に使われた時期があった。日本相撲協会は、少しはスピードが上がって来た。民主党は、失脚した政治家が復活のパフォーマンスのための代表選挙なのか。小沢は「カネと政治」の問題が未解決だ。鳩山は「引退」をにおわせた。今、2人は政治生命を取り戻そうとしている。それを支持する徒党が組まれた。国民の世論を無視しないで、「民主党のガバナンス」を取り戻してもらいたい。(400字)。
 


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