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シニアネット 『おいおい』

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シニアネット 『おいおい』 第956号 (2010.08.07)

2010/08/07

━━senior citizen net━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━2010/08/07━ 


    シニアネット 『おいおい』           第956号
 
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━━━━━CONTENTS(もくじ)━━━━━━━━ 
巻 頭 俳 句 秋田市生まれ。(1873−1928)。郷里の高尾山をこよなく愛した。
歳  時  記 「立秋」(8月7日)と日本人の季節感覚
社 説 要 約(1) 「政治とカネ」の問題は未解決だ。
社 説 要 約(2) 高齢者の実態調査を徹底的に
身 辺 雑 記 「勝つ日本」の決断。(「文藝春秋」9月特別号)
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 秋立つか雲の音聞け山の上      石井露月

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 7日は「立秋」。暑い盛りだが、暦の上では秋に入る。古来、耳に聞こえる風の音により秋の気配を感じた。古今和歌集の藤原敏行の<秋来ぬと目にはさやかに見えねども風の音にぞおどろかれぬる>に、日本人は影響を受けた。
『「秋立つか」と疑問形の上五に対して、中七を「雲の音聞け」と呼びかけの形でたたみかけの畳みかけ、「山の上」の清浄な空気を読者に感じさせる雄渾の句。』(『現代俳句大事典』)。
 1893年に文学を志して上京。正岡子規の門下生になる。脚気で体調を崩し、文学の志を捨てる。1898年医術開業試験に合格、1899年に秋田県に帰郷し開業。以後,子規の日本派普及に努めた。晩年は禅に惹かれ、超越の境地を目指した。
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┏━━ 歳  時  記 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
 「立秋」。この日以降の暑さは残暑となり、盛夏の暑さとうは別の感覚になる。しかし、暑さのピークに迎える立秋には、まだ秋の実感はない。どことなく、秋の感覚になる実感は夏だが、実感で季節を分けると、暑い夏と寒い冬。その間に春と秋があることになる。
日本人の季節感覚ではない。日本人は、「季節を探る」事をしてきた。暑い内から秋を探す。寒い内から春を待つ。この心の動きは、24節季の季節区分従った。「立春」、「立夏」、「立秋」、
「立冬」である。これが、日本人の鋭敏な季節感覚である。

┏━━ 社 説 要 約(1)━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
◎「政治とカネ」は未解決だ◎
 「政治とカネ」の問題で、首相ののらりくらりとした言動には失望させられた。 3人の元秘書が起訴された民主党の小沢一郎前幹事長は、国会で何も説明していない。元秘書が有罪になった鳩山由紀夫前首相も、国会で約束した事後の詳細な報告を怠っている。 そんな両氏らの証人喚問や参考人招致を求めた野党に、首相は「役職を辞任したのは政治家としては最大級のけじめのつけ方だ」と背を向けた。 野党から「与党の代表として、国会での説明を指示すれば実現できる」とたたみ掛けられても、「第一義的には国会で議論していただくのが適当」と言うばかり。 

7日;朝日社説(1)政治とカネ―「けじめ」はついていない
http://www.asahi.com/paper/editorial20100807.html?ref=any#Edit1
『小沢氏は衆院の政治倫理審査会にも出席していない。それでいて、9月の民主党代表選に影響力を及ぼし、その一挙手一投足が党内外の耳目を集める。だから、首相の腰の引け方が自らの代表再選戦略を意識したものにも見えてしまう。 小沢氏を「起訴相当」とした検察審査会の2度目の議決を、誰もが息を殺して待つ。こんな政治の閉塞を放置したままなのは、まったくの怠慢だ。「実態解明に指導力を発揮することもなく、ひたすら不都合な事実を隠蔽し、言い逃れしようとする総理の姿勢に、国民が強い不信感を抱いている」。これは3年前に、菅氏が衆院本会議で自民党政権を攻めたてたときの発言だ。そっくりそのまま菅首相に返ってきそうではないか。 
 政治資金規正法の改正案をめぐっては、首相が野党に協力を求めるような場面もあった。野党との協議の糸口を見つけたい思いがにじんだ。 だが、いま首相に求められているのは、もっと積極的な姿勢だ。疑念を持たれた政治家には国会で説明責任を果たすように強く促し、規正法改正案も民主党から提案していくべきだ。党内はざわつくが、世論の支持は確実に集まる。その世論の声援を追い風にして初めて、野党とさまざまな政策での合意点を探れるというものだ。 
 ねじれ国会を乗り切るには、そんな攻めの姿勢が欠かせない。参院では、野党がその気になれば多数決で国会招致を決められる現実もあるのだ。 このままでは秋の臨時国会でも政治とカネの問題は尾を引くだろう。その際、与野党には一般の法案審議とは切り離した対応を求める。証人喚問を人質に取り、国会全体を止めるような悪弊は、熟議の政治には似合わない。もうやめにしよう。(685字)。 

┏━━ 社 説 要 約(2)━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
◎高齢者の実態調査を徹底的に◎
100歳以上の高齢者は全国で約4万人いる。市区町村はまず、健康保険や介護保険を最近利用していない人を中心に、所在確認を急ぐ必要がある。民生委員や非営利組織(NPO)の協力が欠かせない。個人情報保護法もあって家族に拒まれるとお手上げだという話も聞くが、所在や安否を確かめることまで法律で禁じられているとは考えられない。不審なケースは警察との連携も必要になってくるだろう。消息がわからなくなった経緯、年金などの支給実績、捜索願の有無など個々人の実態をしっかりと把握すべきだ。

7日;日経社説(1)消えた高齢者の実態を調べ再発を防げ 
『そこから始めないと、今回の問題には対処できない。そのうえで住民登録を見直し、行政と住民が協力してこうした事態を防ぐ地域社会のあり方を真剣に検討すべきだ。 今後、これまで以上の速度で高齢者が増える。一連のケースからみて、100歳未満の高齢者でも似たような例があるとみられる。居所などをすべて確認することは現実的ではないが、今でも自治体は独自に一定の年齢の高齢者に敬老祝いや交通券などを配っている。そうした機会を使って住民登録が正確かどうかを調べる手はある。
 年金や旧恩給を死亡者の遺族が不正受給していると疑われる場合もある。死を意図的に隠すようなケースでは行政に刑事告発の義務がある。ただ実際には、意図的に死を隠す事例は限られているのではないか。人が死んだ場合、遺族や関係者は死亡届を市区町村に出す。死亡者が年金受給者なら日本年金機構(旧社会保険庁)にも届け出る必要がある。仮に年金機構への届け出がなくても、機構側は住民基本台帳を定期的にチェックしているので死亡を確認した時点で支給を止められる。
 やや長い目でみれば、出生や死亡などの手続きを一回で済ませる「ワンストップサービス化」が課題になろう。自治体を通じて自動的に健康保険の運営主体や税務署などに情報が伝わり、行政サービスの開始や停止が遅滞なくできるようになる。それには菅直人首相が来年の通常国会への関連法案の提出に意欲を示す「社会保障と税制に関する共通番号制度」の導入が必要だ。個人情報の取り扱いや番号の民間利用の是非についても検討してほしい。(646字)。

┏━━身 辺 雑 記━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
 『文藝春秋』9月特別号の特別企画『「勝つ日本」40の決断』。260頁から345頁。「先行き不安なのに、リーダー不在。ならば、この国で決断したリーダーの先例を集めてみよう。」と編集子は企画した。2番煎じが多いが、並べて比較すると面白い。「真のリーダーは、たった一人で空気を変える」とあるが、ドラマの陰には、シナリオライターが居る。リーダーは、うまく演技をしただけで、その演技を付けた演出家が居り、ドラマを支配する制作者がいる。
 見えにくいが、ドラマの成功には裏にスタッフが居る。こうした分析をしながら読むと楽しい「読み物」である。リーダーが、自らすべてのスタッフの役割をはたしている場合もある。
国の決断と思えないテーマもある。「決断をしたリーダー」が見えにくい事例もある。時間の洗礼を受けてない、テーマには、こうした感想を持つ。本当の決断を迫られたテーマに限り、歴史のフィルターを掛けたテーマに絞ればと残念である。(400字)。

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創刊日:2001-07-23  
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