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シニアネット 『おいおい』

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シニアネット  『おいおい』 第953号 (2010.07.28)

2010/07/28

━━senior citizen net━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━2010/07/28━

    シニアネット 『おいおい』           第953号
 
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━━━━━CONTENTS(もくじ)━━━━━━━━ 
       巻 頭 俳 句  東京都生まれ。(1889−1963)。洗練された東京人の作風。
       社 説 要 約  来年度予算の要求基準
       身 辺 雑 記  政治はドラマ
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 夏の月いま上りたるばかりかな      久保田万太郎

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 26日が満月。「いま上りたるばかり」の「夏の月」を見た。洗いあげた様な大きな月が家並みの上に出ていた。冷房の利いた部屋から出て見た。昭和の初めの夏の夜の月とは、違うだろう。当時は、屋外の涼風を楽しんでいたところへ月が出てきた。街は暑苦しい、雑踏もしずまる。そんな時に満月に近い月が上がってきたのだ。
夏の夜の夕涼みの様子がよくわかる。冷房のない時代の感じ方であ見方でる。
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┏━━ 社 説 要 約 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
◎来年度予算案の要求基準◎
来年度予算の概算要求基準がようやく閣議決定された。各省庁の要求額を今年度予算比で1割以上減らすことと、政権カラーを出す目的の「特別枠」設置が主な柱だ。しかし、来年度予算の編成をめぐって、菅政権の真価が問われようとしている。

28日;朝日社説(1)来年度予算―政策の優先順位を明確に
http://www.asahi.com/paper/editorial20100728.html?ref=any#Edit1
『菅直人首相が掲げる「強い経済、強い財政、強い社会保障」への歩みを刻めるかどうか。シーリングをきのう菅政権が決めた。歳出額、新規国債発行額は今年度の実績以下に抑えるとし、歳出膨張の歯止めを示した点は評価できるが、問題はどう実現するかだ。 歳出額が今年度並みといっても、現状維持では済まない。人口の高齢化で、社会保障費は毎年1兆円以上増える。その分だけ、どこを削るか。 
 菅政権は新成長戦略の一環として、医療や介護、環境など雇用拡大を見込む分野に「1兆円を相当程度超える」特別枠を設ける。それには他の予算を圧縮する必要がある。 こうした事情から、各省庁の予算を前年度比で一律1割ずつ削減することになった。 シーリングは歳出抑制の手段として長らく使われてきた。昨年の政権交代後、鳩山政権が「硬直的」だと廃止したが、予算要望額が一気に膨らみ、かえって混乱した。やりようによっては、かなり大胆な予算の組み替えもできるはずだ。 菅政権は今後の予算配分の作業で、公開型の「政策コンテスト」を導入するという。人気取りのパフォーマンスで終わらないよう、政策の優先順位を決めるのにふさわしい手法を編み出すことを期待したい。 
 このさい、民主党が政権交代時に掲げたマニフェストの目玉政策も政策コンテストにかけてはどうか。高速道路無料化、子ども手当、農家の戸別所得補償などだ。兆円単位の歳出増が伴うこれらの政策を実現するには無理がある。コンテストで既存政策と比べ、優先度の高さを決めればいい。推進すべきものと断念すべきものが見えてくるはずだ。 残念ながら、シーリングの決定過程は国民に見えにくかった。今後の予算編成にもかかわるオープンな政策決定の場をつくることも菅政権の重要課題ではないか。(725字)。 

28日;読売社説(1)概算要求基準 予算編成を人気取りに使うな
http://www.yomiuri.co.jp/editorial/news/20100727-OYT1T01069.htm
『今回、基準を復活させたのは妥当である。だが、農家の戸別所得補償や高速道路の一部無料化など、昨年の民主党のマニフェストに基づく予算が削減の例外になるなど、バラマキ体質は残ったままだ。医療・介護や環境など、成長分野に予算を重点配分するための特別枠を設けるが、公開の席で優劣を競う「政策コンテスト」で配分先を決めるという。政治的なパフォーマンスが目立った「事業仕分け」に似た手法といえる。予算編成を人気取りの手段にしてはなるまい。年末の11年度予算案決定に向け菅首相は今後、マニフェスト予算の改廃や財源の確保に、真摯に取り組むべきである。
 要求基準の骨格は、6月にまとまった財政運営戦略に準拠した。国債費を除く歳出と国債新規発行額は、10年度予算とそれぞれ同じ71兆円と44兆円以下にする。これを前提にまず、社会保障費について、1・3兆円の自然増をそのまま認めることにした。子ども手当については抜本的に見直す必要がある。焦点は特別枠の扱いである。「1兆円を相当上回る額」とのあいまいな表現で決着した。特別枠に社会保障費の自然増を加えると、3兆円前後の原資が必要になる計算だ。その分は、教育費や防衛費、公共事業費など一般的な歳出を各府省が一律に1割削減して捻出する、としている。だが、ただでさえ各府省が1割削減に抵抗しているうえ、マニフェスト関連が例外では、目標の達成は容易ではあるまい。
 10年度予算では、埋蔵金を含む税外収入を10兆円余り計上した。税外収入が大幅に減る場合、国債の発行額は44兆円以下どころか、増える可能性もある。それでは、財政健全化の国際公約に逆行する。消費税率の引き上げを含む税制改革に早急に取り組む必要があることを、11年度予算の編成作業は教えている。(734字)

28日;日経社説(1)一律10%減では政治主導の予算できぬ
『2011年度の国の予算編成は、政治主導で歳出の中身を大胆に組み替えられるかどうか怪しくなってきた。年金や医療、介護にかかる社会保障費は1兆3000億円の自然増を基本的にそのまま計上する。地方自治体へ配る地方交付税交付金は要求に上限を設定しない。この2つを除く公共事業費や防衛費などは一律に10%減らす。聖域を2つ設け、あとは原則、横並びで減らすわけだ。
 成長戦略や政権公約の実現のため「特別枠」を設け、公開の場で納税者らの意見を聞きながら割り振りを決める。特別枠が「1兆円を相当、超える規模」程度では、政治主導の特色を出すための原資として少ない。政府はすでに一般歳出と地方交付税を合わせた総額を、11年度からの3年間は10年度当初並みの71兆円に抑えると決めた。問題は予算をてこに経済を成長へ導く道筋や年金、医療の持続性を高める方策がみえないことだ。
 公共事業費は10年度に18%減らした。必要度の低い事業は多いが、大都市圏の幹線道や主要空港など成長の礎となる分野は進めたい。公共事業費をさらに10%減らすとしてもメリハリを確保する明確な方針がなければ、成長の観点から問題だ。社会保障費も工夫がない。06年に小泉政権が決めた「自然増を毎年度2200億円、圧縮する」方針の全否定を出発点にするからこうなる。政策的経費の51%を占める社会保障費は高齢化で黙っていればさらに膨らむ。
 医療分野では安価な後発医薬品をさらに普及させたり、診療報酬の電子請求を診療所に義務づけ、審査にかかる費用を減らしたりできる。厚生労働省は様々な工夫を積み重ねたうえで必要な予算を要求すべきだ。自公政権は主な閣僚で議論する経済財政諮問会議で「骨太方針」や予算編成の基本方針を決めた。会議後は経済財政相が記者会見し、数日後に議事録を公にして考え方を伝えた。当時に比べ現政権のやり方は透明度が低い。国民にわかりやすい予算編成を望みたい。(783字)。

28日;毎日社説(1)概算要求基準 これが政治主導なのか
http://mainichi.jp/select/opinion/editorial/news/20100728k0000m070120000c.html
『省庁ごとの縦割り予算ではなく、政権の優先政策を実現するため大胆に配分を変える、というのが本来、民主党の目指す予算だった。しかし、実際はどうだろう。概算要求基準を見る限り、新しいキャッチフレーズが散見されるだけだ。
 菅直人政権は、しきりに「政治主導」をアピールしている。官僚依存でないと訴えたいのだろうが、これでは結局、役所主導の縦割り予算になりかねない。どんな政策に予算を優先配分するのか、どの分野を大胆に削るのかといった大きな方針を、国民に選ばれた政治家が示すことこそ政治主導であるはずだ。それが「1割削減」と決めただけで、各省庁に丸投げしている。さらに問題があるのが特別枠だ。趣旨が抽象的なのでほとんど何でも要求できそうだ。「1割削減」で削った予算の復活特別枠と化す恐れがある。
 特別枠の中身は「政策コンテスト」なるものを公開で行い、国民の意見も反映させながら決めるそうだ。事業仕分け方式である。選挙で最大の支持を得、予算を作る仕事を託されたのが政権与党だ。公約の理念に従い、自らの責任で選択し、政府の予算案を仕上げるのが筋である。各役所から上がってきた要求に○×をつける前に、特別枠で何をしたいのか具体的に示すべきだろう。通常枠の要求削減が「1割」を超えた省庁は、特別枠分が余計もらえるという理屈も理解できない。
 「政策コンテストの対象は予算全体のほんの一部に過ぎない。そもそも国民の前で説明し議論する場ならすでにある。他ならぬ国会だ。何でもかんでも体育館で議論しインターネットで中継するのが政治主導だとはき違えてもらっては困る。小手先の政治主導演出に腐心するのではなく、政権として何を実現したいのか、そのためには、今のような歳出削減だけで十分なのか、といった本質的な議論を早く始めてもらいたい。(749字)

┏━━━━身 辺 雑 記━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
 高度時代の労使の賃金交渉。労働組合の会社に対する「要求額」を左端とする。会社の出せる「回答額」を右端となる。「妥決額」は、ほぼ中間点になる。労使の賃金交渉の慣行の様なものがあった。交渉の上手い経営者と上手い組合幹部のやり取りは,みごとなものだ。
所詮、へ理屈だが、その論理と説得は見事である。奇想天外な問答がある時は、心の中で喝采した。お互いに、理屈にならない理屈、論理の通じない論理のやりとり。情緒はなんとなく合っている。険悪な空気になることも再三である。最後は互いに納得しあう。労使協調して頑張ろうとシャン、シャンシャンで。
 政治の場では、こうした場面が最近見られないのは、残念だ。相手を「はぐらかす」コミュニケーション。相手を尊重する人間愛。交渉の場では生かされる。脚本のないドラマをお互いに演じているように見える。激昂しているようだが、粘り強い交渉がある。ドラマがあれば、政治も面白くなるだろう。(400字)。






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