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シニアネット 『おいおい』

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シニアネット『おいおい』 第948号 (2010.06.30))

2010/06/30

━━senior citizen net━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━2010/06/30━

    シニアネット 『おいおい』           第948号
 
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━━━━━CONTENTS(もくじ)━━━━━━━━ 
       巻 頭 俳 句 星野立子(1903−1984)。高浜虚子の次女。素直な作風。
       歳  時  記 名越の祓(夏越、夏祓、祓)現在は陽暦の6月30日に行う。
       社     説 G20の日本に対する配慮
       投     稿 京都市の芦田様の父上の葬儀
       身 辺 雑 記 プチ手術の感想
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 見つゝ来て茅に輪やまこと今くゞる      星野立子

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 1年を2期間に分けると、6月の晦日が前半の終りの日。新たな時期に入る祭りの忌の日として、大祓(おおはらえ)と言います。宮廷行事も、神社の夏超の祓いも、この伝承にもとづく「禊(みそぎ)」の祭りです。
茅の輪くぐりの祓いを行う地方もあります。茅の輪は、茅萱を束ねて大きな輪を作り、神社の鳥居や社殿の前に立て、参詣人が潜り無病息災、厄除けの祓いをします。遠くからその茅の輪を見ながら来て、今潜る。その感動。「見つゝ来て」と「まこと今くゞる」とが対になり、リズミカルな感情の昂ぶり表現した。
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┏━━ 歳  時  記 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
 名越の祓(夏越、夏祓、祓)。陰暦の6月30日だが、現在は陽暦に行う。その名称は「和(なごし)」の意で、邪神を祓い和むとい説。「名越し」は夏の名を越して相克の災いを祓うという意味もある。夏のものとして定着したのは、疫病が流行する季節を選んだ。現在は、陽暦、陰暦、月遅れの7月晦日と行う時期はまちまちである。
 行事は、茅萱の輪を潜らせたり、撫物という人形で体を撫でて川に流したり、形代に息を吹きかけて水に流したり、川辺で神楽を奉納したりする。神事はいろいろである。

┏━━ 社 説 要 約 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
G20
先進国は2013年までに財政赤字を半減させるが、日本は例外とする。カナダでのG20サミット(20カ国・地域首脳会議)が、そんな宣言を発した。情けない扱いに、いつまでも甘んじてはいられない。まだふらついている景気の浮揚を重視する米国と、財政再建を優先したい欧州連合(EU)諸国。首脳たちは「成長に配慮した財政健全化」という表現で妥協した。 成長は重視するが、各国の状況に合わせて財政を引き締めていく。それによって市場の信認を得られ、成長も持続する、との考えだ。 

29日;日経社説(1)財政立て直しの国際数値目標の重さ
http://www.nikkei.com/news/editorial/article/g=96958A96889DE3E2E2E6E5E7E2E2E0EBE2E4E0E2E3E28297EAE2E2E2;n=96948D819A938D96E38D8D8D8D8D
『財政の数値目標は議長国カナダが強く推し、ギリシャを発端に政府債務の信認危機が金融危機と連動する形になった欧州諸国がこれに同調した。すでに欧州連合(EU)諸国は13年から14年にかけて財政赤字のGDP比を3%以下に抑える目標を再確認し、財政再建を急いでいる。米国のオバマ大統領も、当面の景気回復を重視しつつ財政立て直しに向けて努力する姿勢を強調した。目標を達成できなかった際に制裁措置を伴わないことを条件に、カナダ提案を受け入れたとみられる。首脳宣言には「成長に優しい財政健全化」という文言が盛り込まれた。欧州の場合も増税だけに頼るわけではない。公務員の人件費削減、国営企業の民営化などで公共部門をスリムにし、経済効率を高めることや、年金支給年齢の引き上げなども財政再建の主要な柱になっている。
 問題は日本だ。菅政権の財政運営戦略では、借金の元利払いを除く歳出と国債や地方債の発行分以外の歳入のバランスを示す基礎的財政収支を均衡させる目標時期は20年度。その時になって初めて政府債務のGDP比の上昇が止まるわけで、G20が打ち出した財政健全化の基準から大きく遅れることになる。リーマン・ショック後に、主要国はいずれも金融政策と併せて財政政策を総動員した結果、財政赤字が膨らんだ。そんな状況は持続不可能との判断がサミットで共有されたが、世界金融危機前から財政赤字が根雪のように積もっていた日本の財政再建のハードルは極めて高い。
 G20が先進国のなかで日本を例外扱いしたおかげで、実現不可能な目標を課される事態は免れた。だが日本の財政危機は対処不可能という国際的な認識が示されたという意味なら、ゆゆしきことだ。早急に歳出構造の見直しに着手し、消費税率引き上げを含めた財政健全化の道筋を明確にして行動に移さないと、日本は国際舞台から落後してしまう。(764字)。

30日:朝日社説(2)G20―「例外日本」の情けなさ
http://www.asahi.com/paper/editorial20100630.html?ref=any#Edit2
『経済成長と財政健全化の二兎を追うのは厳しい道のりではあるが、どちらも欠かせない以上、追い求める姿勢は共有するしかない。先進国の協調が乱れているとみられれば、市場で新たな攻撃の材料にもなる。むろん成長重視といっても、むやみに高い成長を追い求めるべきではないことは言うまでもない。米国の過去十数年の成長率は、ITバブルや住宅バブルによって底上げされていた。米国がかつての感覚で景気回復を図ると、再び世界にさまざまなひずみをもたらすことになる。欧州でも、スペインやアイルランドといった周辺国でバブルが発生していたため、欧州統合のほころびがみえなかった面がある。そうした過ちを繰り返さないためにも、景気への悪影響を最小限にとどめつつ、財政再建を進めていくことが必要だ。 
 赤字半減で一致したのだが、そこで取り残されたのが、国内総生産(GDP)の2倍近い借金を抱える日本だった。日本が年間40兆円を超す財政赤字を13年までに半減させようとすれば、歳出を増やさない場合でも、消費税9%分に相当する増税をする必要がある、との試算が成り立つ。 デフレ下でこんなに急激な増税策をとるのは現実的でない。だからこそ早くデフレを克服し、財政再建に乗り出したいところだ。 国と地方のプライマリーバランスを20年度に黒字化するという菅政権の目標は、各国に比べて甘い。強い経済、強い社会保障を実現するためにも、消費増税などの税制改革を織り込んで、強い財政をつくらなければいけない。 
 欧州経済に対する不安も手伝って、日本の国債は市場で買われている。それは、菅政権が消費増税の方向を打ち出し、日本が財政再建に踏み出したと評価されているからでもある。 参院選情勢が厳しいからといって、増税への意思をあいまいにすれば国際社会で失望を買い、「例外」扱いを卒業する展望も失われる。 (764字)。

30日;読売社説(1)成長と財政再建 G20で首相が負った重い宿題
http://www.yomiuri.co.jp/editorial/news/20100629-OYT1T01141.htm
『現在の世界経済は、リーマン・ショック後の金融危機と同時不況を脱しつつある。しかし、ギリシャ危機で欧州経済がもたつき、先行きはまだ不透明だ。こうした判断から、首脳宣言が「景気刺激策の継続が必要」と指摘したのは当然である。一方で、宣言は、「深刻な財政赤字国は、財政健全化を加速する必要がある」とも強調した。特に、「先進国は2013年までに財政赤字を少なくとも半減させる」などと、数値目標を明示した意義は大きい。ただ、財政悪化が最も深刻な日本は異例の「例外扱い」となった。
 G20では、財政再建を優先する欧州と、景気重視の米国が対立した。だが、一斉に緊縮財政に走れば景気失速のリスクが高まる。このため欧米は妥協を図り、各国の状況に応じ財政立て直しを求めることで収拾したのだろう。これで難しい立場に追い込まれたのが日本だ。欧米の財政再建目標から置き去りにされたうえ、経常黒字国として、さらなる内需拡大も要求されたからだ。参院選後は来年度予算編成に向けた議論が始まる。増税しながら成長を実現するという「菅戦略」の肉付けを急がねばならない。
 G20では、中国通貨・人民元の切り上げも重要テーマだった。宣言は人民元を名指しせず、「為替レートの柔軟性」を指摘したが、中国が今後、人民元の上昇容認を迫られるのは確実だ。今回のG20サミットでも、利害が鋭く対立するテーマでは、意見集約する難しさが改めて浮き彫りになった。主要8か国(G8)と、G20をどう使い分けていくか。日本は明確な戦略を練らねばならない。(643字)。

30日;毎日社説(1)G20財政目標 日本こそ必要な危機感
http://mainichi.jp/select/opinion/editorial/news/20100630k0000m070108000c.html
 『G20は、危機克服を最優先に、なりふり構わぬ景気刺激策を打ってきた。しかし副産物として借金が積み上がり、新たな危機の種になった。今度はこの種を除こうというわけだ。サミットはG20が転換点に立ったことを印象付けた。財政健全化をどこまで強く推し進めるべきかを巡っては、参加国間に隔たりがあった。ギリシャ発の信用不安に見舞われた欧州勢は、何より財政再建を急ぐべきだと主張。米国は主要国が一斉に財政をしぼれば世界経済が二番底に陥りかねないとして、景気刺激策の継続を呼びかけた。
 財政再建か成長か。「成長に優しい財政再建」なる新語も登場した。しかし、議長国カナダが提案した数値目標が最終的に宣言に入ったことは、市場への明確なメッセージとなったはずだ。問題は日本である。財政状況が飛び抜けて悪い日本は、目標の対象外という特別扱いになった。同じ目標を課しても守れるはずがないからだが、先進国で唯一の“落ちこぼれ組”である。落ちこぼれは、人並み以上の努力をしないと合格点に近づけない。英国では5月の総選挙で誕生したばかりの連立政権が、来年1月からの付加価値税(消費税に相当)引き上げや歳出の大幅削減をすでに決めた。ドイツは国内総生産に対する公的債務残高が80%程度(日本は約180%)だが、戦後最大規模の財政健全化策に着手しようとしている。
 幸い日本は国債の金利が一段と低下しているため切迫感がないが、これがいつまでも続くという保証はない。金利が低い理由の一つに、日本の増税余力がある。消費税がすでに20%近辺の欧州諸国と違い、日本には増税で財政を改善できる余地が残っている。ただ、余地はあっても「実行は政治的に厳しそうだ」と格付け会社や市場がみなせば、金利が急上昇することもあり得る。政治的に困難なことを実行できない国とみなされることは、財政に限らず国際舞台を主導するうえでも、大きな損失となろう。(791字)。

30日:産経社説(1)G20首脳宣言 「例外扱い」は恥ずかしい
http://sankei.jp.msn.com/economy/finance/100630/fnc1006300341001-n1.htm
『世界第2位の経済大国である日本が先進国共通の目標から除外されたとは、恥ずかしい限りだ。これでは先進国としてリーダーシップを発揮することなどできない。例外と見なされてしまった現実を直視し、一層の危機感を持ち財政再建に取り組むべきだ。半減目標は議長役のカナダのハーパー首相が主導し、欧州諸国が強く主張した。ギリシャの財政危機に端を発した欧州の信用不安はなお収束せず、世界経済の先行きが懸念される。欧州勢は財政再建策をサミット前に発表しており、半減目標を掲げることで市場の信認を得たいとの思惑があった。
 問題は今回の適用除外について菅首相にどこまで危機感があるかだ。ハーパー首相は除外理由として国債の95%が日本国内で買われていることを挙げた。だが、高齢化で貯蓄率の低下が必至のため、今後も安定した国債の国内消化が保証されているわけではない。日本が財政運営戦略で掲げた目標は、国・地方の基礎的財政収支の赤字をGDP比で2015年度までに半減、20年度までに黒字化するというものだ。達成には消費税増税などによる税制抜本改革が欠かせない。しかし、菅首相は先に「年度内に改革案をまとめたい。消費税率は(自民党が提案する)10%を参考にしたい」と言っておきながら、支持率が下がり始めると「(野党に議論を)呼びかけるところまでが私の提案だ」とトーンダウンさせた。
 G20サミットは一昨年秋の米国発金融危機から世界経済を立て直すために先進国に新興国を加えて始まった。その中で、「先進国基準」からはじかれるようでは日本は存在感を示せまい。首相の本気度を問いたい。(670字)。

┏━━ 投 稿 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
 京都市の芦田さんから、メールを頂きまいた。厳父の死についてです。御心情をお察しいたします。掲載は躊躇していました。愛読者の皆様が、ご参考にして頂ければと転載させて頂きます。
 『ごぶさたしています。京都市の芦田です。異動で忙しくしていましたが,父の健康状態がすぐれず,四月末から入院をしていましたので,記事にRESをつけられずにいました。
 一ヶ月半の闘病生活ののち,6月15日に86歳で死去しました。清潔で心のこもった看護が受けられる病院でした。通夜・葬儀は,残された母と家族の判断で,本籍地の京都府綾部市の実家で行いました。普段は無人の家ですが,盆や休みには親戚が集えるように手入れをしていました。
 村の17軒が土葬時代さながらの役割分担で進行して下さり,さながら昭和以前の映画のロケではないだろうか…という感じでした。梅雨入りした天候も,通夜・葬儀の日だけは晴天に恵まれ,父の強運ぶりに感謝しました。
 父は,分家ですが,生まれたのは本家の屋敷だったそうです。亡くなる時こそ病院でしたが,本家の屋敷で生まれて,自分の実家で葬式ができました。葬祭会館が悪いとは言いませんが,近所の方々に支えられ自宅で葬式をできたことをたいへん感謝しています。巷には葬式不要論や散骨主義の方もおいでになるようですが,葬式は本人のためだけでなく,残された家族のためでもあると思い至った時「芦田家」として葬式が扱われたのも納得できました。田舎の実家は,分譲で買った別荘ではありません。先祖から受け継いだ「苗字」と同じようなものであると痛感しています。
日本の家制度の是非はあるかと思いますが,ご先祖様に顔向けできない…と,悪への抑止力があったとしたら,大切な縛りであったと思いました。喪に服しながら,勤務を再開します。通夜・葬儀に際して,多数の方のご厚情をいただいたことを支えとして。』
PS
 はやぶさ帰還のニュースは父の病室のテレビで見ました。まるで「はやぶさ」の帰還を待っていたかのように,父は亡くなりました。はやぶさのカプセル捜索隊に友人も加わっています。
日本にとって本当に大切なものは何かの判断を間違わないようにしたいと思いました。はやぶさのようなものの予算を削ると,文化だけでなく,大和魂まで亡くしてしまうことになりかねないと思っています。

┏━━身 辺 雑 記━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
 先週末に、2泊3日のプチ入院をした。プチとは言え、かなり緊張した。臀部に「おでき」が出来て、そのデキモノにシコリが有る。座ると気になるので、切り取ることにした。腰にホクロがあるので、それも序に切り取った。合計1時間のプチ手術だった。
 病院の窓から、梅雨の満月が美しく輝いていた。雲がかからず秋の名月にように見えた。快適な病院生活をエンジョイして来た。5年ぶりの入院。しかし、不愉快な事が1つだけあった。点滴のチュウブを挿入するときに、私の血管は逃げるので4回もやり直した。5回目にやっと成功した。今も,蚊の刺した跡のような傷跡がある。高齢者は血管が細くなる。注射針を厭がって血管が逃げる。2回目と言う例はあったが、5回目とは新記録だった。
 採血をよく受けるが、そこの看護師は上手だ。冗談を言いながら、うまく採血をして呉れる。点滴のチュウブ射しも専門の看護師にお願いしたいものだ。昔は、医師の仕事であった。(400字)。

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