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シニアネット 『おいおい』

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シニアネット 『おいおい』  第938号 (2010.05.02)

2010/05/02

御い━━senior citizen net━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━2010/05/02━

    シニアネット 『おいおい』           第938号
 
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 母ねむり八十八夜月まろし         古賀まり子 

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 2日は八十八夜。立春から八十八日目。この頃から気候が安定して、農作業の目安とされる日でもある。小さな身体の母が丸くなり眠っている。病弱の作者を支えて働きつめて、いとおしい母。「まろし」は、球とか円形の意味があるが、ここではおだやかとかふっくらとしているという意味。
いとおしい母を月の光がやさしく照らしている。
 作者は神奈川県横浜市生まれ。現東邦大学薬学部に在学中に結核を発病して中退。奇跡的に回復して社会復帰した。水原秋桜子の添削指導を受けて、「馬酔木」に入会。敬虔なキリスト教信者として人間愛と生きることの尊さを詠み続けた。(1924−  )。
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┏━━(社説)上海万博━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
◎発展していく過程の場◎
 上海万博が5月1日に正式に開幕する。中国では初めての国際博覧会だ。先の北京五輪に続く国家的イベントである。万博史上、最多の189か国・地域と57の国際組織が参加した。孤立化を深める北朝鮮が初参加し、中台融和を象徴する「台湾館」も登場する。
中国は70年代末から始めた改革開放政策で急速な経済成長を果たし、世界の工場、さらに世界の市場へと変貌した。今年は日本を抜いて第2の経済大国になることが確実視されている。外交関係のない国々の参加も目立つ。上海の街のあちこちに国旗の五星紅旗がはためく。マナー向上が呼びかけられ、洗濯物を外に干したり、パジャマで外出したりする姿が影を潜めた。 毎日新聞の論説が、日本の成長過程と二重写しにした。

4月30日;毎日社説(1)上海万博 中国の未来図を描け
http://mainichi.jp/select/opinion/editorial/news/20100430ddm005070051000c.html
『前世紀の末、中国の高度成長が軌道に乗った。高度成長経済が胸突き八丁に入る。それを乗り切るためのモデルにしたのが、日本の東京五輪と大阪万博だった。北京五輪を契機に都市建設ラッシュが始まった。そのおかげで、次の上海万博を名目に公共事業を前倒しして国内の景気を維持することができた。そもそも、1980年代にトウ小平氏が提起した「翻両番」(所得倍々増)という成長政策は、1960年に池田勇人首相が提唱した所得倍増論を採用したものである。その4年後の東京五輪は、やっと高度成長で自信を回復したことを自ら確認するイベントだった。北京五輪でも世界の大国としての地位を築いた自信を深めたことだろう。
「人類の進歩と調和」がテーマの大阪万博の年には、「モーレツからビューティフルへ」が流行語になった。成長至上主義からの転機だった。世界第2位の国内総生産(GDP)大国となるだろう中国では、政府は「調和ある社会の建設」をスローガンにしている。中国は、日本の高度成長の道筋を、早回しの映画のような勢いでたどっている。「流血GDP」という言葉さえ生んだGDP至上主義でひた走ってきた中国人は、万博を機に中国という国の姿、形を、世界の国々のなかに置いて客観的に見るだろう。失ったもの、失ってはならないものに気づくだろう。それだけの自信と余裕が、いまの中国人には生まれたはずだ。国内だけではない。国際社会からも責任大国としての度量が求められている。
 その結果は、中国共産党の一党独裁体制にとって好ましくないかもしれない。だが社会主義というより開発独裁というほうがふさわしい今の体制はもう壁に直面している。上海万博で大きな未来図を描くときだ。(699字)。

1日;朝日社説(1)上海万博―国威より学びあいの場に
http://www.asahi.com/paper/editorial20100501.html
『胡錦濤国家主席らは「中華民族5千年の輝かしい文明と改革開放30年余の成功を示す」場と位置づける。確かにこの万博は「途上国で初めて」と形容されており、08年北京五輪と同様に中国の存在感を世界に印象づける機会にしたいという気持ちはわかる。とはいえ、これだけ経済発展し国際的な発言力も強くなったというのに、中国が、まるで国際的な舞台にデビューする小さな途上国のような夢だけを万博開催に託しているとしたら、いささか違和感がある。 今の中国はすでに解きほぐしがたく世界とからみ合っている。自国宣伝や国威発揚より相互理解を深めるための万博にする。それが、大国たる中国で開く意義ではなかろうか。 
 中国には存在感を訴えるより、むしろ「より良い都市、より良い生活」のテーマにふさわしい環境を守ろうというスタンスを貫いてほしい。そこで学びあうのは大きな意義がある。 また、これだけ多くの中国人が外国や外国人とふれあうのは初めてだ。世界が「より良い生活」のために何をしているのか、その思想は何か、を知ってもらいたい。万博はモノを見たり見せたりするだけでなく、人々が交流する場でもあるはずだ。 
 戦前、約10万ともいわれる日本人社会があった。世界有数の経済都市となった今も、企業駐在員ら邦人約5万人が暮らし、縁は深い。万博には100万の日本人の入場も期待される。日本館の前評判も高い。日中間でも理解を深めるための好機だ。(589字)。

1日;読売社説(1)上海万博開幕 国威発揚の場を生かせるか
http://www.yomiuri.co.jp/editorial/news/20100430-OYT1T01180.htm
『先進国への仲間入りを目指し、伸張する国力と存在感を世界にアピールしたいのだろう。過去30年余りの改革・開放政策の成果を誇る中国の意気込みがうかがえる。万博の開催を国際社会から尊敬される「責任大国」への一歩にしてほしい。テーマは「より良い都市、より良い生活」である。参加国が、独自の文化や歴史を披露する一方で、環境に配慮した都市づくり、住みよい生活に役立つ最先端のエコ技術などを競い合う。華やかな会場の周辺では、会期中に懸念されるテロを防止するため、厳戒体制が取られている。胡錦濤指導部は上海万博を通じて、国威発揚を図り、「愛国・愛党」キャンペーンをさらに推進して、政権への求心力を高める思惑があろう。中国の存在感が強まる中で、欧米諸国では「中国傲慢論」が起きている。こうした批判を少しでも和らげ、中国のイメージアップにつなげたい意図もあるだろう。
 ただ、運営面では心配がないわけではない。上海市民を数十万人規模で招待して行われた内覧会では、一部の入場者が列を乱してわれ先に押しかけ、負傷者も出る混乱が生じた。会期中は、多数の外国人客も訪れる。中国人のマナー向上を図るとともに、入場者の安全を最優先で確保してもらいたい。日本は日本館や日本産業館、大阪館で、最新鋭の環境技術やロボットなどを展示する。出展する日本企業は先端技術や食文化などを世界にアピールし、新たな商機につなげてほしい。(591字)。

1日;日経社説(1)上海万博が映す中国近代化の光と影
http://www.nikkei.com/news/editorial/article/g=96958A96889DE2E4E7E4EBE1EBE2E1E2E2E6E0E2E3E28297EAE2E2E2;n=96948D819A938D96E38D8D8D8D8D
『日本から3つのパビリオンが出展する。人々がありのままの日本の姿に親しみ、環境などの技術力を知ってもらう場になると期待したい。豊かな生活を目指す人々の熱気、上海など都市部でのビルの林立、高まる公害問題への国民の関心。いずれもかつての日本をほうふつさせる。中国にとって万博は近代化の成果と未来の展望を示す場だ。上海万博の開催は、近代化のひとつの大きな成果といえる。共産党政権には49年に建国して以来の、特に78年に改革・開放政策を打ち出してからの実績を誇示する好機だろう。
 共産党政権が追い求めてきたのは工業、農業、国防、科学技術の「4つの近代化」だ。「5番目の近代化」、つまり政治の民主化は置いてきぼりである。共産党による一党独裁の下で、国民は自分の意見を政治に反映する手立てを制約されている。法の下の平等や法の支配が徹底せず、言論の自由への制限はなお厳しい。住民を無視して開発を進め、都市と農村を別に扱っている結果である。
 急速な発展の陰には、わずかな補償で住居の立ち退きを余儀なくされる市民も多い。万博会場も、半ば強制的な住民移転で造られた。万博のPRソングの盗作問題は、法の支配、知的財産権の保護が徹底していないことを改めて示した。中国では暴動ないしそれに近いデモが9万件を超える年もある。国内の民族紛争も絶えない。国民の声が政治に反映されないことが、社会の不安定要因となっている。中国の近代化はどこへ向かうべきか、共産党の指導者を含め中国の人々は問い直すときだろう。民主化が経済発展に伴う姿こそ、日本や世界が中国に望むものである。

1日;産経社説(1)上海万博開幕 発展モデル転換の糸口に
http://sankei.jp.msn.com/world/china/100501/chn1005010311001-n1.htm
『中国共産党政権にとっては一昨年の北京五輪に続き、改革・開放政策の成果を内外に誇示する舞台だ。だが、人類が築き上げてきた、その時代の至上の技術や芸術を世界に披露し、同時に将来への課題をさぐるのが万博である。総延長が世界一となった地下鉄建設費などを加えれば2兆6千億円もの資金がつぎ込まれた上海万博のテーマは「より良い都市、より良い生活」という。
 中国館では北宋時代(10〜12世紀)の長さ100mの絵巻「清明上河図」が音声つき動画で再現される。しかし、会場の外に目を転じれば、極端な格差の現実がある。北京や上海など沿海部の都市には1億円以上もする超高級輸入車を買う富裕層が出現する半面、地方農村には貧困にあえぐ人々が少なくない。中国が現在の経済成長を続ければ、同じペースでエネルギー消費も膨らみ、近い将来には世界中から資源を買いあさっても追いつかないのは必至だ。すでに世界一の温室効果ガス排出国であり、公害も深刻化している。中国は自らの発展モデルを転換する糸口を上海万博で見つけてほしい。中国が今最も必要とする環境技術を日本を含む世界から導入するためには、国際標準に沿った受け入れ態勢を整えなければならない。そのために知的財産権の保護が重要だ。上海万博を機に、中国がまず国際標準を受け入れるよう、日本も「環境・省エネ技術」をカードに働きかけを強めるべきだ。それが戦略的互恵関係ではないか。(591字)。

┏━━身辺雑記━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
 GWで、子と孫11人が大阪へ集結した。まず、大阪在住の4人目の孫が来た。正月以来の顔合わせ。憶えていた様子で安心した。大きく成長して好奇心旺盛な1歳7ケ月の男の子。東京在住の3人目の女の子の孫を迎えに行き一緒に来た。じっとしてない。食欲旺盛である。頼もしい。見るもの聞くものが、すべて珍しいのだろう。白い紙に吸収されるように知識と体験が蓄積されて行くのだろう。大人の常識では考えられぬ行動が面白い。夜帰っていって行った。3人目の孫1人になり、ぽッりと穴があいたようになった。
 今朝、東京在住の2人の孫も帰ってくれた。春休みに来たばかりだ。11人の大家族は、分散している。全員が揃うことは短い時間。昔は、3世代一緒に生活したいたことだろう。1ダースなら安くなるという言葉があった。個人の家で、全員を収容できた時代の話。「家業」の概念が生まれたのだろう。「家族」の概念が喪失された現代。伝承すべき物が見えない。(400字)。

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創刊日:2001-07-23  
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