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シニアネット 『おいおい』

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シニアネット 『おいおい』 第930号 (2010.03.30)

2010/03/30

━━senior citizen net━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━2010/03/30━

    シニアネット 『おいおい』           第930号
 
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 別れはなやか駅の大食堂春の夜          野見山朱鳥

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 映画の1シーンのような大きな動きがある。大喧騒の駅の食堂。注文する客とそれを作る厨房。その食堂で、別れを惜しんで人。悲しいはずの別れが「別れはなやか」である。ざわざわと賑やかな「春の夜」の「大食堂」。大都会の喧騒にかき消される小さな悲しい楽しい「別れ」。
 暖かい、されどもの悲しい「春の夜」。春の別れには、明るさが有り、未来が有る。新しい新職場へ転勤するのか。夢見る未来のある新入社員か。学校へ入学するのか。いろいろな「はなやかな」別れ。いろいろ想像をさせてくれる。
 作者は、福岡県直方市生まれ。少年時代絵の才能が有り、上京して美術学校で学ぶ。生来の病弱で帰郷して療養生活に入る。川端茅舎の俳句に傾注した。後に、客観写生の枠から出て浪漫的な詩情を求めた。「生命風詠」を掲げて独自の心象詠の句境を樹立した。(1917−1970)。
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┏━━春の夜━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
 「春の夕」は、まだ陽の気配がうっすらと残る。やがて、「春の宵」、「春の夜」となる。「春の夜」には、なまめかしく、ロマンチックな物象を包み込む。夜になるに従い静寂の中に艶が漂う。さらに更けると、「夜半の春」となる。春は、濃艶な感じが尾を引く。

┏━━(社説)長官狙撃時効━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
 ◎初動のミスが響く◎
15年前、治安への信頼を揺るがすことになった国松孝次警察庁長官銃撃事件が、きょう時効を迎えた。 真相を闇の中へと押しやったのは、警察組織の病理が招いた失敗の連鎖だったといっていい。銃撃は、地下鉄サリン事件の10日後に起きた。発生時に警視総監だった井上幸彦氏は、反省点として、初動のまずさを挙げる。教団信者に似た男が現場から自転車で走り去ったという目撃証言に引きずられ、初めからオウムという枠にはめこむように、捜査は走り出してしまった。 信者だった警視庁巡査長が「撃ったのは自分だ」と話したのは、事件翌年の5月。聴取は極秘で続けられ、裏付け捜査はなされず、警察庁にも報告は上げられなかった。5カ月後、匿名の投書を機に情報隠蔽が明るみに出て、井上総監の辞任につながった。 

29日;読売社説(1)長官銃撃事件 時効成立で真相は解明されず
『警察の威信をかけた捜査と言われながら、なぜ解決できなかったのか。公安部と刑事部の連携不足など縦割り組織の弊害や、最も基本的な、現場周辺の地道な聞き込み捜査を欠いたとの批判が、警察内部にもある。警察は、捜査の失態ともいえる結果を詳細に検証し、今後の教訓としなければならない。事件の翌年、オウム信者だった警視庁の現職巡査長が、「自分が撃った」と供述し、警視庁が取り調べたことがある。さらに2004年には、この元巡査長を逮捕して調べたが、供述が二転三転するなどして、起訴に持ち込むことができなかった。最初に巡査長が供述した際、警視庁は秘密保持を優先させて警察庁への報告を怠り、十分な裏付け捜査もしなかったとして、警視総監が引責辞任に追い込まれた。現職警察官の供述という衝撃から冷静さを失い、隠蔽としたとみられても仕方ない対応だった。早い段階でオウムの肥大化、凶暴化を封じ込めていれば、地下鉄サリン事件も長官銃撃事件も起きなかったのではないか。
 坂本弁護士一家が殺害された翌年の1990年10月、警察はオウム施設を捜索し、徹底追及の機運が高まった。しかし、それから地下鉄サリン事件までの4年半近く、警察は沈黙してしまう。一連のオウム捜査にも反省材料は多い。同じ失敗を防ぐには、関係警察本部に対する警察庁の迅速適切な指導力が不可欠だ。殺人未遂の公訴時効は2005年から25年に延長された。殺人の時効を廃止する法案も今国会に提出されている。だが、発生から3年を過ぎると極端に検挙が難しくなるというデータがある。初動の捜査が勝負を分けるわけだ。警察への信頼を高めるには、国民が不安に感じる犯罪への確実な対処ほど大事なことはない。(698字)。

30日;朝日社説(2)長官銃撃時効―なぜ捜査は失敗したか
http://www.asahi.com/paper/editorial20100330.html?ref=any#Edit2
『 警視庁の捜査本部を主導したのは公安部だった。証拠の積み重ねよりも、見立てに基づいて「情報」から絞る捜査手法。かたくなな秘密主義。刑事部との連携のまずさ。公安警察のそうした体質が、すべて裏目に出た。 
 警視庁は2004年、懲戒免職となっていた巡査長の「コートを貸した」という新供述を頼りに、今度は教団元幹部が実行犯で、この巡査長らが逃走を手助けしたという構図を描いた。強引に4人を逮捕したものの、元巡査長はまた供述を変えた。結局、実行犯を特定できぬまま、4人は不起訴処分に。揺れ動く供述に頼った捜査がいかにもろいかが、改めて露呈した。 
 警視庁には、警察トップが襲われ、組織の威信が問われているという重圧もあっただろう。どこかの時点で、一から立て直せなかったのか。痛恨の思いが残る。事件が起きた95年は、サリン事件や長官銃撃に加え、市民を巻き込んだ銃犯罪の多発などもあり、安全だったはずの日本社会が大きく変質したと言われた。犯罪の発生件数はその後、急カーブを描いて伸びた。 様々な対策の効果もあって、02年ごろをピークに減少に転じ、昨年は殺人事件が戦後最少を記録した。にもかかわらず、人々がいま「治安の回復」を実感しているとは言いがたい。かつて60%前後だった検挙率は3割台にとどまり、捜査ミスや冤罪は後を絶たない。社会の変化に警察が対応できていないことも、捜査力低下の背景にはあるのではないだろうか。 前代未聞の捜査の失敗について、警察は綿密に検証し、教訓を生かさなければならない。それが治安組織としての信頼を取り戻す一歩になる。(659字)。 

┏━━(社説)首相の元秘書の公判結審━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
◎首相の責任はどうなる◎
鳩山由紀夫首相の偽装献金事件で起訴された元公設第1秘書、勝場啓二被告が平成15年の衆院選で、大阪1区から立候補した民主党の熊田篤嗣衆院議員側に現金200万円を渡していた疑惑が浮上した。収支報告書などに記載はなく、関係者の証言通りなら裏金となる。首相はこれまで、衆院予算委員会の答弁で「違う事実が出てきたらバッジをつけている資格はない」と答弁した。「子分を養うためにカネがいるみたいなことを考えたこともない」と記者団に表明したこともある。自民党の与謝野馨元財務相から、母親から受けた資金を側近議員に配っていたのではないかと追及された際には、「全くの作り話だ」と強く反論した。 熊田議員側への裏金疑惑は、首相の反論と矛盾する。事実なら議員辞職に値する。詳細な説明を求めたい。

29日:読売論説(1)元秘書公判結審 首相は疑問に答えていない
http://www.yomiuri.co.jp/editorial/news/20100328-OYT1T00856.htm
『首相やその母親から提供された資金の一部を個人献金やパーティー券収入に偽装していたもので、母親からの資金提供は、総額12億円余りに上っていた。公判では、資金繰りに困った元秘書が、鳩山家に近い人物を介して首相の母親に相談し、資金提供が始まったことが示された。「親がわが子を助けるのは当然」とする母親の上申書も読まれた。だが、資金の使途について、東京地検は、北海道の関連政治団体への年間1億円弱の送金にしか触れなかった。既に首相側が明らかにしている内容である。
 地検は起訴時の記者会見で「必要なことは公判で明らかにする」と詳しい事実関係を説明しなかった。それなのに、事件の悪質性と関連する資金の使途を説明しないのは、政権トップへの配慮ではないかと疑わざるを得ない。首相は記者会見や国会で、虚偽記入も母親の資金提供も「全く知らなかった」と強調してきた。だが、自分あての資金の存在自体を「知らない」と堂々と繰り返す姿勢は責任転嫁としか思えない。首相は元秘書が起訴された際の記者会見で、資金の使途について「国民に疑念があるなら、調査する必要があるかもしれない」と述べた。果たしてどれほど真剣に取り組んできたのか。
 民主党では、小沢幹事長や小林千代美衆院議員についても政治資金問題が明るみに出たが、きちんと説明責任を果たしていない。内閣や民主党の支持率低下は、「政治とカネ」に対する首相らの姿勢に、国民が疑問を持っていることを物語っている。首相は嫌疑不十分で不起訴になり、贈与税6億円も納付したが、検察審査会の審査や国税当局の調査は終わったわけではない。首相に対する追及が、今後も続くことは確実である。(693字)

30日;産経社説(2)首相の元秘書 「裏金」疑惑の解明を急げ
http://sankei.jp.msn.com/affairs/crime/100330/crm1003300334004-n1.htm
『 その勝場被告の初公判は即日結審した。収支報告書の虚偽記載などの起訴内容を認め、事実関係は争わないためだ。検察側は禁固2年を求刑した。判決は4月22日に言い渡される。会計責任者だった芳賀大輔元政策秘書は、すでに略式起訴で罰金30万円、公民権停止3年の命令を受けている。現職首相の側近2人が「政治とカネ」をめぐり相次いで立件され、両氏とも政治資金規正法違反の罪を認めている。首相は平成14年以降、母親から毎月1500万円ずつ資金を受け取るなど、計約12億6千万円を提供された。首相は贈与税の未申告だったとして約6億円を納付したが、それで自身は「潔白」などというのはおこがましい。
 虚偽記載に関知せず、母親の資金も知らなかったという首相の主張はいまも説得力を持たない。今回の熊田議員側への資金提供について首相は29日夕、「そのような事実はない」と否定した。関係者は、首相が母親からの資金の使途を明らかにしないことが新たな疑惑を招いていることを受け、事実解明に協力すべきだ。同時に首相自ら巨額資金の使途の説明責任を果たすときである。自民党は勝場被告の判決確定後に、母親からの資金の使途に関する資料を提示するよう求めている。国会の自浄作用を果たす上で不可欠な資料だ。判決を待たず、首相は提出に応じるべきだ。(548字)。

┏━━身辺雑記━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
 主婦の「台所」は、ホームグランドである。逃避の場所でもある。男の「台所」は「書斎」だろうか。男の台所は、ゴルフ場であり、庭であり、畑であり、窯であると言われる。つまり、家の外にホームグランドがある。しかし、そうしたところは、落ち着ける場所でない場合もある。堂々めぐりして、「書斎」に逃げかえってくる。
 しかし、落ち着けるのは、「晴耕雨読」であり、「日曜画家」である。ONとOFFとの組み合わせがある。主婦の「台所」ほど、正当性が無い。現役時代には書斎を求めなかった。「居間」で寝ころがり、家族と団らんした。子供たちが独立してからは、空き部屋を書斎と称している。落ち着けない。居間が落ち着く。何故だろう。(300字)。

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創刊日:2001-07-23  
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  • 名無しさん2010/04/26

     期せずして、片方では検察を叩きながら、片方では検察のリークを垂れ流している、マスコミの実情を抉り出された力作だと感服しました。