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シニアネット 『おいおい』

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シニアネット 『おいおい』  第925号 (2010.03.08)

2010/03/08

━━senior citizen net━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━2010/03/08━

    シニアネット 『おいおい』           第925号
 
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 ものの芽のひとつひとつにこころざし       伊藤敬子

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 昭和62年作。「ものの芽」は、特定の木や草の芽でなく、春になって芽吹く芽を総称して言う。ここでは草の芽のことだろう。ひと雨ごとに春めいて、初々しい芽を見せる。その小さな「ひとつひとつ」の芽が、天を目指して伸びていく。春の到来を芽吹くもの全体をさしている。芽の「こころざし」と擬人法を使った。うまい表現である。
 作者は、「笹」主宰(名古屋市)。「硬質の抒情で写生を深める。緊張度の高い切り込み方が特徴。」(『現代俳句大事典』より)。愛知県春日井市生まれ。(1935− )。
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┏━━(社説)受動喫煙防止━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
◎曖昧すぎる。防止策を急げ◎
 厚生労働省は受動喫煙の被害を防ぐため、病院や飲食店などの公共施設を原則として禁煙とするよう各地方自治体に通知した。神奈川県は飲食店などに禁煙か分煙を罰則つきで義務付ける「受動喫煙防止条例」を4月から施行する。

8日;日経社説(2)受動喫煙の防止策を急ごう
http://www.nikkei.co.jp/news/shasetsu/20100307ASDK0500506032010.html
『他人が吸うたばこの煙で深刻な健康被害にあう。そんなことがあってはならない。たばこは禁制品ではないので「吸う自由」を尊重し、吸える場所を用意する必要がある。だが、たばこは約200種類の有害物質を含み、肺気腫や肺がんなどの原因になる。喫煙しない人にはとても迷惑だ。国や自治体が規制するだけでなく飲食店や商店などは、進んで受動喫煙を防ぐ努力をしてほしい。厚労省の通知は官公庁や病院を全面禁煙が望ましいとし、飲食店などで営業に大きな支障が及ぶ場合「分煙など」の対応を求めた。分煙では喫煙・禁煙両区域の境に仕切りを設け、煙が禁煙の区域に流れ込まないように促している。
飲食店などが喫煙者だけを受け入れることにし、そのことを看板などに表示していれば「分煙など」と同じにみなし認めると同省はいう。ただしこの通知の内容はあいまいな部分が多いうえ、罰則がないので強制力に欠ける。同省によれば、通知のもととなった健康増進法が受動喫煙防止を努力義務にとどめているので、法律を超えることまで通知に書けないのだという。
神奈川県は小規模の飲食店などを除き、禁煙か分煙を義務付け、違反者には5万円以下(店の場合)の過料を科す。この方がすっきりするし飲食店がライバルをにらみながら禁煙にするかどうか悩むこともない。国も健康増進法を改正して受動喫煙防止を義務にすべきだ。また喫煙者の権利は尊重するとしても、成人男性の30%強という喫煙率は欧米と比べ高い。これは値段の差とも関係がある。たばこ税の増税で10月から1箱100円程度の値上げとなる見通しだが、マイルドセブンはいま300円。ニューヨークの同程度の銘柄の949円、英国の856円に比べかなり安い。健康を守るため、一層の増税と値上げを考えてもよいのではないか。(728字)。

┏━━(社説)新型インフル━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
◎抜本的な対策を◎
新型インフルエンザの世界的流行(パンデミック)が収まりつつある。日本の患者は減少を続け、世界保健機関(WHO)もピーク越え宣言を検討している。今回のパンデミックは、ある意味で「幸運」だった。出現したH1N1型ウイルスは、懸念されていた病原性の高いH5N1型ではなかった。一部の人には基礎免疫もあったと推定される。

8日;産経社説(1)新型インフル 「幸運」にあぐらかかず
http://mainichi.jp/select/opinion/editorial/news/20100308ddm004070034000c.html
『「幸運」にあぐらをかいてはいけない。これが病原性の強いインフルエンザだったら、今の体制ではお手上げだった。過去には第2波以降に犠牲者が増えたパンデミックもある。今回の対応の問題点を洗い出す検証作業を進めたい。その上で対策を練り直し、次の流行への備えとすることが大事だ。重要な検証対象の一つに、ワクチン対策がある。新型インフルエンザのワクチンは新型ウイルスが出現してから作る。日本でインフルエンザワクチンを作っているのは、小規模のメーカーだけだ。しかも、鶏卵を使う従来の製造法では新型出現から最初のワクチン出荷までに約半年かかる。このため、当初はワクチン供給の遅れや不足が懸念された。接種回数についても政府の対応が揺れた。結果的に、政府は国産ワクチン約5400万回分に加え、海外メーカーから9900万回分のワクチンを輸入する契約を結んだ。購入費用は1000億円を上回る。
 ところが、流行は下火になり、ワクチン余りが生じた。新型インフルエンザの動向は予測が難しい。不足するより余った方がいいと考えるのは当然だし、今あるワクチンの活用策も検討課題だ。一方で、輸入の前提となる新型のリスク評価がきちんとできていたかの検証は必要だ。海外のワクチンメーカーのビジネス戦略も、改めて分析しておいた方がいい。国内のワクチン生産の体制強化にも力を入れたい。鶏卵を使わない生産技術の確立に加え、製造力の向上が課題だ。ワクチン生産技術を持つ国はそう多くない。ワクチン以外にも水際対策や発熱外来のあり方など、検証が必要な対策は数多い。海外に比べると日本は犠牲者が少ない。その背景にある要因も分析し、今後に役立てたい。もうひとつ気がかりなのは、これらの対策を統合する国の危機管理の実態が見えにくかったことだ。これを機に、安定感のある体制を整備してほしい。(755字)

┏━━身辺雑記━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
 『文藝春秋』4月号で、天皇の執刀医が小沢一郎氏に直言した。タイトルは「小沢一郎よ、あなたは陛下のご体調を考えたことがあるのか」(94頁―100頁)。「1カ月ルール」は「陛下をお守りするためにできた」。その正当性を改めて解説した。北村唯一(東京大学名誉教授・あそか病院長)である。順を追って事の真意を述べてある。
 小沢氏の公式の場における発言を引用した。これに対して回答をした。中見出しを紹介する。それで、論旨を理解していただけると思う。「陛下のご年齢と抵抗力」 「1カ月ルールの意味」、「小沢氏は誰に配慮しているのか」、「陛下の弥栄(いやさか)を念じて」。
最後の結びの言葉は、「陛下のご体調一つ想像できない政治家が、国家の計、国民の生活について考えをめぐらせることができるのだろうか。」。目まぐるしく変わる報道の陰に消え始めていた重要課題である。小沢氏の言動は信用できないが、改めて鼎の重要性を考えさせられた。(400字)。

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創刊日:2001-07-23  
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  • 名無しさん2010/03/12

    天皇陛下の1ヶ月ルールの件、自民党時代にも破られていたことが判明したらマスコミから消えましたネェ。

  • 名無しさん2010/03/09

    いつもありがとうございます。身辺雑記は良かったです。もっと世間に知ってもらいたいです。