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シニアネット 『おいおい』

俳句。俳句はすばらしい。俳句を語りあいましょう。

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シニアネット 『おいおい』 第916号(2010.01.31)

2010/01/31

━━senior citizen net━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━2010/01/31━

    シニアネット 『おいおい』           第916号
 
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 井戸水に杉の香まじる春隣        福田甲子雄

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 1月も今日で終わる。 何かと忙しい月だった。 2月4日は立春で、暦の上では春になる。まだまだ、寒いけれども、もう春はそこまでやってきている。井戸水にも、いつのまにか杉の香りが感じられる。
 季語の「春隣」は、「春近し」で、日の光にも春の気配が漂う。まだまだ、寒中だが立春まで指折り数えられる位に春が近づいてきた。主観が先行する「春を待つ」より客観性がある。
 小紙も、11日に第914号、21日に第915号、31日にやっと第916号と遅々として進まない。「凍鶴」の様にじっと片足で立ったまま。陶器製の鶴の様に凍りついいている。季節は、「杉の香まじる春隣」である。明日から2月。頑張りたい。
作者は、山梨県南アルプス市生まれ。土の匂いのする句が多い。季語を大切にした。(1927−2005)。

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┏━━(社説)鳩山政権施政方針演説━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
◎空ごとでなく、具体政策を◎
 政権交代から4カ月余り。内閣支持率は低落を続ける。これをどう挽回するか。新年度予算案の国会審議入りにあたって首相が選んだのは、改めてみずからが目指す理念を熱く語ることだった。 具体策に欠けた。

30日;朝日社悦(1)鳩山政権―演説の美辞に酔う暇なし
http://www.asahi.com/paper/editorial20100130.html
『いのちを、守りたい。 鳩山由紀夫首相の施政方針演説は、こんな異例の切り出しで始まった。 子どもを持つことをあきらめてしまう社会を変える。「生まれくるいのち」を守ろう。職を失っても孤立しないよう共同体をつくり直そう。「働くいのち」を守りたい。首相の持論である「友愛」を、別の角度からかみ砕いたということなのだろう。市民が互いに支え合う「新しい公共」の創出や、医療や介護を成長産業としていく「人間のための経済」づくりを訴えた。演説のスタイルも変えた。聞く方が気恥ずかしくなるほどの理想を語り続けた。理念を語り国民の共感を呼び起こそうとするのは、リーダーにとって大切なことだ。その裏に、具体論を語ろうにも語れない鳩山政権の苦しさがのぞいている。その事実を国民の多くが気づいている。だが演説には説明がない。そこに違和感を禁じえないのだ。 
 「国民との契約」と呼ぶマニフェストの何を実現し何をあきらめたのか。その理由は何か。これからどうするのか。演説で国民が最も聞きたかったのはこの点ではなかったか。いわば契約の履行状況報告であり、展望だが、ほとんど素通りしてしまった。政治主導の大変化から日米問題、「政治とカネ」の大騒動まで、新政権の4カ月をどう概括するのか。それを堂々と語らなければ、何が生きている「国民との契約」なのか、わからなくなる。 
 首相は自らの政治資金の問題を陳謝したが、現職議員が逮捕されているのに、小沢一郎民主党幹事長の問題には一言も触れなかった。マニフェストにせよ、資金の問題にせよ、逃げていては、政権を率いる首相の覚悟に疑問を覚えざるをえない。 各論は国会審議で明らかにしていくしかない。首相や与党には誠実に審議に応じるよう求める。それなしには、せっかくの理念もかすむ。演説の美辞に酔っている暇はない。(751字)。

30日;読売社説(1)施政方針演説 危機打開の決意が足りない
http://www.yomiuri.co.jp/editorial/news/20100130-OYT1T00077.htm
『財政危機にも、政治倫理の問題にも正対せず、政策断行の優先順位も不透明だ。首相は、演説の中で「いのち」という言葉を多用して「私の政治理念」を語った。子どもたちの、働く人々の、地球の「いのちを守りたい」と言われて、異論をはさむ人は、まずいない。首相は、2010年度予算案について、「いのちを守る予算」だと強調し、公共事業費の2割近い削減や、子ども手当の創設などを例示した。しかし今、「いのち」を言うなら、景気の二番底を心配したり、解雇の不安に苦しめられたりしている人々に、十分目配りする必要があったろう。
景気や雇用対策については、踏み込み不足は明らかである。10年度予算案は、借金が税収を上回るという異様な予算だ。だが、首相は、財政規律の確立への戦略はこれから策定すると言い、社会保障費の安定財源として欠かせない消費税率引き上げについては、全く素通りした。民主党が昨年の衆院選で掲げたマニフェストは、予算編成の過程で、一部修正に追い込まれている。だが、その総括も、今後の公約見直しの方向性も、示されなかった。そこをあいまいにしていては、今後展開しようとする政策の中身も工程も、定められるはずがない。
首相は、自らの資金管理団体をめぐる偽装献金事件に関して、改めて陳謝した。ところが、小沢民主党幹事長の資金管理団体による土地購入事件については、言及しなかった。首相と小沢氏は、ともに政治不信を招いた重大な責任がある。外交問題も心もとなかった。米軍普天間飛行場の移設問題で、首相が5月末までの移設先決定を表明したのは当然だ。だが、こじれた日米同盟関係の修復へ、不退転の決意を示すべきだった。
 異色の演説は、首相なりの創意だろう。だが、言葉だけが走って政策内容に明確さを欠いては、施政方針としては物足りない。このままでは、内政も外交も混迷が避けられないのではないか。(772字)。

30日;毎日社説(2)施政方針演説 理念実現の段取り示せ
http://mainichi.jp/select/opinion/editorial/news/20100130ddm005070041000c.html
『一言で言えば理念先行で実現力には「?」のつく演説だった。「いのち」をキーワードに、10年度予算案を「いのちを守る予算」と命名し、雇用問題で「働くいのち」を、紛争・災害対策で「世界のいのち」を、環境問題で「地球のいのち」を守ろうと、演説の中で「いのち」を24回も連発した。マハトマ・ガンジーの「七つの社会的大罪」の教えも引用、「理念なき政治」「労働なき富」「道徳なき商業」などが「今の日本と世界が抱える諸問題を鋭く言い当てている」と指摘。「経済のしもべとして人間が存在するのではなく人間の幸福を実現する経済をつくり上げるのがこの内閣の使命だ」とうたいあげた。
政治とカネについての言及が、極めておざなりだった。自らの問題をわび、企業団体献金について議論を行うと語っただけで、小沢一郎幹事長の資金問題には一切触れず、政権としてこの問題とどう格闘するか。それどころか、「労働なき富」を大罪としてどのように制御していくのか、と説くあたりは、巨額資金贈与問題をどう認識しているのか。政権の命そのものを脅かしかねない。新たな成長戦略としては、従来型の規模の成長だけではない「日本経済の質的脱皮」を図るとして、日本の環境技術を活用した「グリーン・イノベーション」や、医療・介護・健康産業での「ライフ・イノベーション」を積極推進することを表明、普天間問題では「5月末までに具体的な移設先を決定する」と述べた。
 主要政策をどう実現するか、手段、工程が明示されなかったのは残念だ。オバマ米大統領の1日前の一般教書演説が「5年間での輸出倍増」「3年間の政策支出の凍結」など目標値を多く提示したのに比べると、見劣りした。国会論戦を進める中で、それぞれの政策についての実現の段取りをもっと詰めた形で明らかにすべきだ。野党も政権をそういった形で追い込む質疑を心がけてほしい。(771字)。

30日;日経社説(1)鳩山首相は言葉の重みをかみしめよ
http://www.nikkei.co.jp/news/shasetsu/20100129ASDK2900529012010.html
『昨年の所信表明演説に続き、今回も官僚の作文を排して、自分の言葉で語るスタイルを貫いた。NPOなどの活力を引き出す「新しい公共」の概念を強調したりして、鳩山色をちりばめたが、総じて具体論に欠ける印象は否めない。首相は演説で「デフレの克服に向け日銀と一体となって、より強力かつ総合的な経済政策を進めていく」と述べ、デフレからの脱却に最優先で取り組む姿勢を示した。2010年度予算案を「いのちを守る予算」と命名し、公共事業予算を18.3%削減する一方で、社会保障費は9.8%増、文教科学費は5.2%増になったと指摘。「大きくメリハリをつけた予算編成は政権交代の成果だ」と胸を張った。
 ただこうした話を聞いて安心感を抱いた有権者はどれほどいただろうか。首相は年金制度の抜本改革や後期高齢者医療制度の見直しには一切言及しなかった。膨らむ一方の社会保障費の増加だけを取り上げて成果と言われても、若い世代の将来への不安は一向に解消しないだろう。財政再建に関しては「中長期的な財政規律のあり方を含む財政運営戦略を策定」と唱えるが、消費税増税の議論には触れていない。「一般会計と特別会計を合わせた総予算を全面的に組み替える」と繰り返すだけでは、もはや許されない。
 国会審議では首相や小沢一郎民主党幹事長の資金管理団体の「政治とカネ」の問題が大きな争点になっている。首相は自らの偽装献金問題について改めて陳謝したが、小沢氏の資金管理団体の土地取引をめぐる事件には全く言及しなかった。捜査中とはいえ、小沢氏の元秘書の石川知裕・民主党衆院議員は逮捕されている。民主党代表の立場も踏まえ、首相は「政治とカネ」の問題でもっと踏み込んだ見解を示す必要があった。(704字)。

30日;産経社説(1)施政方針演説 国益守る決意なきは残念
http://sankei.jp.msn.com/politics/policy/100130/plc1001300315003-n1.htm
『空虚なスローガンを並べた印象は否めない。「国を守る」ことに言及しなかったのは残念である。首相が明示すべきなのは、政権が直面している最重要課題への見解だろう。それはほとんどうかがえない。ひとつは、日米同盟に危機をもたらしている米軍普天間飛行場移設問題への対応だ。早期決着に向け、日米合意に基づく現行案の決断が急がれるのに、5月末までに移設先を決めるとの既定方針だけだった。首相は持論の東アジア共同体構想を取り上げつつ、「揺るぎない日米同盟」が共同体形成の前提条件として欠かせないと強調した。この構想に米側が懸念を抱いていることも意識したのだろう。同時に、首相は安保改定50周年を機に同盟を深化・発展させる考えも示した。
 鳩山内閣はマニフェストの実現に見合う財源の不足に立ち往生した。子ども手当は平成22年度の初年度は月額1万3千円でスタートするが、23年度から倍額にする場合の財源にはメドが立っていない。農家への戸別所得補償も、対象作物の拡大に伴って新たな財源を確保する必要が出てくる。明確な説明がなければ政策全般への信頼を失う。首相は元秘書2人が起訴された偽装献金問題で改めて陳謝し、小沢氏の資金管理団体の土地購入事件には触れなかった。自らの問題は決着済みで、小沢氏は潔白を信じて幹事長を続投させる姿勢と受け取れる。政治への信頼を回復できると思っているのだろうか。
 一方で首相は、教育やまちづくりなどを行政だけでなく地域住民やNPOと担う「新しい公共」の考え方を改めて唱えた。地域社会の再生と肥大化した「官」のスリム化を同時に実行するものなら注目したい。ただ、政府は年金記録問題には2年間の集中対応期間を設けて臨むが、年金制度改正の行方は不透明だ。国が責任をもって担当する分野について、将来の青写真とともに明確に示すことが先決だ。(760字)。

┏━━身辺雑記━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
 1月24日(日)午後1時から4時半まで、興奮の時間だった。平成21年度 NHK全国俳句大会が、NHKホールで開催された。年に1度の俳句の祭典。全国から、投句させた48,661句の中から第1次選考を経て9,786句が入選内定。12月22日に、特選(60句)・秀作(500句)・佳作(1314句)が決定した。
 私の投句の「川底へ光りとどきしヒロシマ忌」が、宇多喜代子先生に選句されて、「佳作」になった。うれしくて、うれしくて。夫婦で上京した。東京には3人の孫がいる。一番下の孫が、喜んでくれて、25日はデズニーシーサイドに行った。26日は、靖国神社と明治神宮に、遅い初詣をした。関東地方では、正月に年始回りに行けなかった家へ30日に行くと言われる。「晦日節(みそかぜち)」として神様には許して頂こうか。
 全国俳句大会の会場は、NHKホールという古い施設。エスカレーターも車椅子もない会場である。高齢者が多いイベントには配慮が足りないと最初は思った。俳句の全国大会の表彰式である。五輪の金メダルの授与式のようなもの。元気に、その会場に来られる人が最低の条件だと理解した。特選60句の中、70歳以上が23名である。俳句は、『生きる』ためのアートである。 厳しいスポーツが同じルールを順守するところが似ている。俳句も厳しいルールに則り競争するものであると痛感した。しかし、東京は高齢者に対して優しい街である。私服のボランティア活動のように。この感想は、別項に改めたい。(600字)。

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  • 名無しさん2010/01/31

     佳作入選おめでとうございます。



     施政方針演説は確かに、空疎な理想論だけだったとも思います。しかしワンフレーズ政治と割れた、理想すらない空疎な言葉の前政権党に比べるとまだましではないかと…。