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シニアネット 『おいおい』

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シニアネット 『おいおい』 第914号 (2010.01.11)

2010/01/11

━━senior citizen net━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━2010/01/11━

    シニアネット 『おいおい』           第914号
 
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━成人の日・残りえびす・鏡開き━
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 たをやかに峰従へり成人式         保阪敏子

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11日は成人の日。山の町の成人式である。着物姿の女性が、優美である。しかし、若い女性は、まるで周りの山を「従へて」歩くように見える。確かな未来へ向けて歩を進めている。「たをやか」は、優美の意味で雅語的な表現である。
「みずみずしい感性と季語響き合いによって、独自の世界を詠う一方で、骨太な作風もある。」(『現代俳句大事典』より)。山梨県生まれ。(1948− )。
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┏━━(読売社説)成人の日━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
総務省によると、新成人は127万人で、過去最低を3年連続で更新した。初めて130万人を割り、ピークだった1970年のほぼ半分となった。新成人が生まれた1989年は、バブル経済まっ盛りの時期だった。ところが、昨今は景気が低迷し、雇用情勢が厳しい。「就職氷河期の再来」とも言われ、将来に不安を感じる若者もいるだろう。大人になった意味を考え、自分の足元をしっかり固めてほしい。

11日;読売社説(2)成人の日 焦らずに足元を固めていこう
 http://www.yomiuri.co.jp/editorial/news/20100111-OYT1T00006.htm
『新成人が生まれた年は、国内外で大きな出来事が相次いだ。昭和天皇が崩御し、元号が昭和から平成に変わった。政界などへの未公開株ばらまきで、「政治とカネ」が問題となったリクルート事件が起きた。それも要因の一つとなり、参院選では与野党の勢力が逆転した。国外では、中国で多数の学生や市民が犠牲になった天安門事件が発生し、東西ドイツを隔てていたベルリンの壁が崩壊した。それから20年になる。日本は政治も経済も混迷している。難局を乗り越え、世界の中で存在感を発揮できる国の担い手となることを新成人には期待したい。
 まず周囲を見渡してみよう。家庭の事情などで、思うような進路を選択できないでいる同世代の存在に気づく。海外に目を転じれば、紛争の絶えない国や貧しい国に自分と同じ年頃の若者がいることもわかるはずだ。新成人にとって、就職など仕事は関心事の一つだろう。今春卒業予定の大学生の就職内定率は、前年より大幅に落ち込んでいる。だが、焦ることはない。
 多くの人に会う。旅行に出かけて見聞を広げる。新聞や本を読んで、世の中の動きや様々な考え方があることを知る。人生経験を重ね、知力を磨き、自身を鍛える中で適性も明確になっていく。今年は夏に参院選がある。選挙権の行使は、大人社会に仲間入りする一歩である。日本の将来を選択する貴重な1票を大切に使ってもらいたい。自分たちがこれからの社会を支えていくという自覚が必要だ。(595字)。

┏━━(日経社説)成人の日━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
新成人を含む今の20代や30前後の若手社会人は「バブルを知らない子供たち」だ。頭数が少ないうえ消費意欲も低い。元気がないなどと批判される。本当だろうか。団塊世代が戦前と異なる戦後日本を生きたように、新しい環境のもとでの社会と自分の成長の道を探っているのではないか。

11日;日経社説(全) 未来への責任(最終回) 若者の意欲と力をもっと引き出そう
http://www.nikkei.co.jp/news/shasetsu/index20100110AS1K0600209012010.html
『■30代市長が続々誕生■ 各地の自治体で、若手の首長が続々誕生している。30歳代の市町村長は現在19人。若返りには理由がある。公共事業の削減が続いたことで、これまでの候補者のように「中央とのパイプ」を訴えても、住民の心に響かなくなった。代わって若手政治家の清新さや突破力が期待を集めている。共通するのは自治体財政への危機感だ。年長の首長にも優れた人は多く、ただ若ければよいわけではない。しかし地方分権が進まない一因に、陳情などを通じ国に頼りがちな首長の姿勢があった。住民の視点を掲げる若手は、この点で大きな可能性を秘めてはいまいか。若者が閉塞感の突破口を探る先は政治だけではない。
 社会起業家と呼ばれる新種のベンチャーが次々に生まれている。働く親に代わり病気の幼児を一時預かる。将来に悩む高校生らに話し相手となる大学生を派遣する。創作家志望の若者に低廉な賃貸住宅を用意する。補助金に頼らず中心市街地を活性化する。すべて20代の若者が近年設立したベンチャーの実例だ。社会問題の解決にビジネスの手法を応用するのが社会的企業だ。利用者や市場の動きに敏感なのが強み。効率と満足度の高い福祉や街づくりの担い手として期待される。寄付や起業を後押しする税制などを工夫し、はぐくみたい。英国は1990年代から「小さな政府」政策と並行し新たな公共サービスの供給者として社会的企業を支援している。事業者数5万、市場規模5兆円超、雇用規模77万人に育った。米国でも有名大学生の人気就職ランキング上位に社会的企業が顔を出す。「日本の潜在市場は英国より大きい」と経済産業省はみる。
 縮小する消費市場でも、若者の力を生かし、ヒットを生んだ例が多い。日産自動車の「キューブ」、三菱自動車の「i」は若手社員を開発や販促に起用し成功した。「速そうに見えない外観デザイン」など、自動車会社としては思いもつかなかったひらめきを商品化した。それが若い消費者の心をとらえた。若者が萎縮しているとしたら、年長者にも責任がある。バブル崩壊後の「失われた20年」で活躍の舞台が狭まってしまったからだ。
■採用や教育も変えよ■ 経営陣や候補者にも若い世代を起用したい。過去の成功体験に縛られず、先を見据えた大胆な改革に取り組む指導者を育てるのも、年長者が果たすべき仕事である。若手首長が増えた背景に、政党が候補者の公募制を取り入れ、地盤のない若者が地方議員になりやすくなったことがある。選挙権年齢の引き下げは、人口の多い高齢者の利害を強く反映しがちな政治の舞台に、若者の声を生かすことに役立つ。企業の社員採用は新卒の一括採用がまだ標準である。新卒での就職が困難な時期に社会に出た若者は、能力開発の機会を得られぬまま年齢を重ねかねない。新卒一括採用に代わる仕組みを真剣に模索すべきである。
 教育も変わらないといけない。日本の高校や大学は職業生活の準備の場という機能が弱体だ、と本田由紀・東大大学院教授は指摘する。高校や大学は教養や人格教育と並行し、もっと実践的な知識や技能を学ぶ場になる必要がある。実践教育は若者には既存企業への就職から起業まで多様な道を開き、企業の人材育成コストを減らせる。国や企業にすべてをゆだねていれば幸せになれる。そんな時代は終わったと若者は心得ている。こうした若者の意欲や力を引き出すことが社会と企業の活力につながる。(1382字)。

┏━━(産経社説)成人の日━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
大人の仲間入りをした皆さんを祝福する気持ちは、いっそう強い。不況で就職もままならない厳しい時代だが、過去にはもっと苦しい時もあった。ここは青年らしく胸を張り、一歩を踏み出してほしい。

11日;産経社説(2)成人の日 みなさんに期待すること
http://sankei.jp.msn.com/life/trend/100111/trd1001110231001-n1.htm
『昨年1月、阪神大震災の被災地で成人式を迎えた女性の話を紹介しよう。震災時は6歳だった彼女は、水くみなどを手伝ってくれたボランティアの活動に感銘を受け、後に地域の子供たちが参加する野外活動のリーダーとして活躍するようになる。人の優しさに接して「命の貴さや絆の大切さ」を学んだ彼女は、「親切にしたり、人のために何かをしたりするのはとても重要なこと」という教訓を心に刻んだそうだ。彼女の体験は子供らとの活動の中で次の、またその次の世代へと受け継がれることだろう。このように「人にとって大切なもの」の継承が広く絶え間なく行われる社会であれば、日本の未来は少子化の影なども吹き飛ばし、明るいものとなるに違いない。かつての日本では、例えば礼儀や道徳というような大切な教えを、年長者から年少者へ、世代から世代へと継承するシステムが生きていた。明治の中期あたりまであった「若者組」などと呼ばれる習俗もそんな一例で、青年はそこに属しながら伝統行事や防災、長上への礼儀作法などを先輩から学んだのである。
 都会の路地でも戦後の一時期までは、大人が近所の子供に何かと教えを垂れる光景が日常的に見られた。が、地域の連帯も希薄になった今では、そんな美風に接すること自体、珍しくなった。異なる世代や年齢層との断絶がこれ以上進めば、日本人が昔からバトンを継ぐように伝えてきた数々の大切なものが、ふっと消えてしまう。そうなれば日本人は、糸の切れた凧(たこ)のようにフラフラと漂うだけの存在でしかなくなってしまうだろう。
 こうした危機にストップをかけるのは、まずは大人の責務である。とりわけ未来を託されている若い世代に対する期待は大きい。ようこそ、大人の世界へ。そしてがんばれ、新成人!(724字)。

┏━━身辺雑記━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
 堺市南区の成人式が、ビッグ・アイで開催された。丁度、会合が有り同じ屋内で着飾った成人式に参列した若い人たちと一緒になった。成人式の感想を述べたい。今年成人127万の一部だが。
 晴れ着の女性が目立つ。男性は引き立て役で目立たない。桁外れに突飛なスタイルをした男子も。女性の着物が、本当に美しく華やいだ雰囲気である。昭和時代を知らない、平成生まれの青年達である。東西の冷戦の雪解けも知らない。戦争とか平和についいて、関心があるのかも分からない。素直に、まっすぐに伸びている世代。晴れ着を着せる親の苦労も大変だったであろう。
 中学校の先生も、校名入りの旗をもって入り口に立っておられた。「おめでとう。成人式。」のプラカードが寒々とていた。入口から遠く離れたところに、共産党の議員の旗が林立していた。選挙権を得た若者に対するPRである。なぜか、他の政党は関心が無いのか。入口の広場では、集団を作り、楽しそうに話している姿が見えた。冬日和のなごやかな日の差す正午には、成人式を済ませて会場を後にしていた。
 豊饒な時代の青年達よ。日本は左上がりの成長を続けるとは限らない。映像とかソフトとかの技術が、日本の将来を支えるとも思われない。「もの造りの技術」を誇る国である。その技術を活かすことだ。「もの造りの技術」は総合技術である。テクノロジーでなくアートである。資源の乏しい国だから、人材が全てであることを理解してください。(600字)。

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創刊日:2001-07-23  
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  • 名無しさん2010/01/11

     人材がすべてだというまとめに同感です。

     そのためにも、きちんと人づくりに税金を投入して欲しいと思います。