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シニアネット 『おいおい』

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シニアネット 『おいおい』 第891号 (2009.11.04)

2009/11/04

━━senior citizen net━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━2009/11/04━

    シニアネット 『おいおい』           第891号
 
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━行動に役立つ情報紙━━━━━━

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くらがりへ人の消えゆく冬隣          角川源義

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立冬は11月7日。暦の上では7日より冬。詠われた場所は、「くらがりへ人の消えゆく」場所が、どこだかわからない。街の路地だろうか。その風景に、冬が間近に迫まった感じがある。立冬を目前にして、冬がすぐそこまできていることを表現した。
「冬隣」は、冬と隣人となっているということ。季語の「春隣」、「夏隣」、「秋隣」に対して、寒く厳しい季節に向って行く怖れや心構えを感じさせる。色彩で四季を表現すると、秋は白、冬は玄(くろ)。白く透明な秋から黒の冬になる。<行く秋や風白くして象あり>(北原白秋)。実際は、「小春日」と「しぐれ」を繰り返しながら、本格的な冬になる。冬支度が、急がれる。
「俳句」の角川書店の創立者。人生の修羅、文学への苦しみをかいくぐり、直截的叙情を眼ざし、芭蕉の「軽み」へと志向していった。富山市生まれ。(1917−1975)。

┏━━(社説)高速道路の無料化━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
◎総合的な交通体系から検討を◎
高速道路を原則無料化する鳩山内閣の方針に、鉄道、海運、バス業界などが、「利用者が奪われる」と反発している。自公政権が始めた高速料金の割引でさえ影響は大きく、無料になればさらに客離れが進み、地方交通網が維持できなくなる、という主張だ。地方公共交通が衰退すれば、車を利用できない「交通弱者」は暮らしの足を失う。政府は「他の交通機関への影響には十分配慮する」としているが、その具体策は示されていない。
 読売新聞は柔軟な対応を主張。毎日新聞はJR四国が試金石なると論調。

4日;読売社説(1)高速道路無料化 地方の足が奪われかねない
http://www.yomiuri.co.jp/editorial/news/20091103-OYT1T01074.htm
『政府は高速無料化を進める前に、まず、総合的な交通政策の在り方を考えなければならない。その中で、道路の整備方針や料金体系などを見直していくべきだ。高速道路料金が高すぎるという批判に対しては、割引制度の充実や、地域ごとの料金水準の変更といった手もある。はじめに無料化ありきではなく、柔軟に対応する姿勢が大事だ。
 JR各社は、高速道路が無料化されれば、旅客6社であわせて年間750億円の減収になるとみている。高速道路と並行する路線が多いJR北海道、四国の影響は特に深刻で、廃線が相次ぐ可能性が高いという。春からの高速料金割引の影響で、すでにフェリー業界では倒産や人減らしが相次いでいる。バス業界ではマイカーに客を奪われて高速バスの採算が悪化し、その利益で維持してきた路線バスの減便や廃止が避けられない状況だ。民主党が強調する経済活性化についても、「地方の買い物客が都市部に流れる『ストロー現象』が進み、かえって地方経済は衰退する」という指摘が多い。
 欧米では、高速道路を有料にしたり、高速鉄道の整備を進めたりして車の利用を減らし、二酸化炭素(CO2)の排出を抑える政策を取りつつある。無料だったドイツのアウトバーンも、大型車の一部は有料になった。米国には、日本の新幹線をモデルにした高速鉄道計画もある。高速無料化はこうした世界の流れに逆行する政策であることを、政府は認識すべきである。(588字)

4日;毎日社説(1)JR四国 高速無料化の試金石だ
http://mainichi.jp/select/opinion/editorial/news/20091104ddm005070036000c.html
『高速道路の料金を無料にすると、JR7社全体で750億円を超す減収になるとして、7社の社長が無料化見直しを求めた要望書を前原誠司国土交通相に提出した。JR各社のうち、本州の3社を除く北海道、四国、九州の3社は赤字に陥るという。その中で、最も影響が大きいのがJR四国だろう。すべての路線が赤字のJR四国は、国鉄の分割・民営化の際、2000億円余の経営安定基金の運用益で赤字を穴埋めする仕組みがつくられた。特に四国の場合は、地形の関係で、鉄道に並行する形で高速道路の整備が進んだこともあって、鉄道と高速道路の競合関係が最も顕著だ。JR四国の運賃収入はピークの年間370億円から250億円規模に減少している。また、低金利のため経営安定基金の運用益も当初の約150億円から、現在は70億円程度にまで減ってしまった。
 これを人員や経費の削減などで埋め、赤字になるのを回避してきた。しかし、年間で44億円と推計している高速無料化の減収分を企業努力で吸収するのは無理な相談だ。鉄道は温室効果ガスの排出が少ない交通機関として世界的に見直されている。高速無料化は、税金を使って高速道路の維持運営を行うことを意味する。鳩山政権は、高速無料化が他の交通機関に与える影響も考慮するという。現在の土日1000円でもすでに大きな影響が出ており、フェリーでは廃業するケースもみられる。交通体系のグランドデザインを欠いたまま高速道路、新幹線、空港の建設を続けてきた過去のツケが重くのしかかるが、どのような解決策があるのかを早急に示してもらいたい。中でも、高速無料化の試金石ともいえるJR四国について、その行方を注視していきたい。(689字)

┏━━(社説)学校図書館 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
 ◎学校図書館を充実する責任がある◎
子どもたちにとって一番身近にある豊かな知の世界は学校の図書館である。1954年施行の学校図書館法は、学校図書館を「欠くことのできない基礎的な設備」と位置づけ、小・中・高校に設置するよう定めている。 しかし、見過ごせない格差が地域や学校によって広がっている。まず本の量が不足している。文部科学省は以前から公立学校の規模ごとに図書館の本の冊数の標準を決めている。ところがそれに達しているのは小学校で45%、中学校で39%にとどまる。 

3日;朝日社説(2)学校図書館―知の入り口の整備急げ
http://www.asahi.com/paper/editorial20091103.html
『 政府は標準を満たすための支援措置もしてきたが、財政難のなか、本を買わずに別の使い道に充てている自治体も多いのだ。 図書館の質を支える仕組みにも課題が多い。予算があっても、必要な本をきちんと選び管理して、その本を活用する方法を子どもたちに伝える人がいなければ、図書館は本来の機能を果たせないからだ。 
 図書館の活用には専門の「学校司書」という職員が欠かせない。だが、学校司書のいる公立小中学校は4割に満たない。しかも8割は非常勤で時間の制約も大きい。 制度上の決まりがないため立場や仕事内容は、自治体や学校によってまちまちだ。一人でいくつもの学校を掛け持ちで担当するケースや、ボランティア頼りの地域もある。当然、図書館活用の質も利用時間も限られる。本の管理が精いっぱいで、子どもと向き合う時間がない。。 
 図書館にいつも学校司書がいて、子どもたちに読書や調べものの指導をしたり、蔵書を授業に積極的に活用する工夫をしたりして、大きな成果をあげている学校は少なくない。 現代社会を生き抜くのに不可欠な、正確で役立つ情報を自分で選び取る能力を養う場として、学校図書館の重要性は増している。頭と心を鍛える読書の効用はいわずもがなだ。司書が必要だ。 保護者の経済格差が広がるいま、政府と自治体は必要な本と専門家の配置を急いで進める責任がある。学校図書館はどんな子どもにとっても平等に有効に開かれていなくてはいけない。 (595字)

┏━━(社説)青いバラ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
◎20年間の研究の成果◎
青色の花弁を持つバラが、首都圏や京阪神の店頭に並んだ。ブルーローズだ。「アプローズ」と名付けられている。自然界に存在しないため、青いバラは昔から愛好家のあこがれだった。交配による手法で紫がかった花を咲かせるバラの作出例はあるが、純粋な青の色素ではないという。バラ属の植物は、デルフィニジンと呼ばれる青色色素をもともと持っていないためである。

4日;産経社説(1)青いバラ 文化の薫り高く夢を実現
http://sankei.jp.msn.com/science/science/091104/scn0911040301000-n1.htm
『今回の青いバラは、遺伝子組み換えによって生まれた。パンジーの青色色素の遺伝子がバラのDNAに導入されている。サントリーが青いバラの開発に乗り出したのは平成2年のことだ。滑り出しは順調で、園芸植物のペチュニアからデルフィニジンを作る遺伝子を取り出すことに成功し、バラに入れた。しかし、バラの花色は変わらなかった。遺伝子は存在していても花弁の中で青の色素は作られなかった。その後、研究チームは約10種の青い花の遺伝子を試し、パンジーで手応えを得たという。ここまでに6年の歳月が流れている。デルフィニジンの含有率をほぼ100%に高めてバラの花を青くするのに、さらに8年を要した。それから遺伝子組み換え植物を商業栽培するための国の承認を得て、ようやく切り花としてデビューする運びとなったのだ。
 研究開始からほぼ20年である。ブルーローズという英語表現には「あり得ないもの、できない相談」という意味があるほどだ。この間、夢をあきらめなかった研究チームとそれを認めたサントリーに拍手を送りたい。むしろ文化の領域の活動だ。近年、国の科学技術政策は5年前後で結果を求める短期成果主義に傾きすぎたきらいがある。そのなかで、本来は利益を優先させる民間企業が息の長い研究を続けたことの意義は大きい。また、日本で栽培された遺伝子組み換え植物が国内で市販される事例としても、今回の青いバラは初めてだ。組み換え技術を用いた農作物類に対しては、根強い反対の声がある。すべてが心配なものかどうか。バラの花を観賞しつつ考えてみるのもよいだろう。(655字)

┏━━身辺雑記━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
 国会もやっと論戦が始まった。自民党のベテラン議員が質疑した。鳩山首相の勉強不足が目立つ。16年も「野党」にいたのだから、仕方がないだろうが、論理的展開が極めた下手だ。野党の石破議員の安保や自衛権等の憲法問題の質問対し、たじたじだ。岡田外務大臣にバトンタッチしたが、岡田大臣も「13年間決めなかった自民党の責任だ」と天下の宝刀を抜いた。すると、「論理のスリ変え」と揶揄された。
 JP問題も、菅議員の質問に現職の亀井大臣の野次。再三再四委員長に注意を喚起された。静かに論議するのが「静香大臣」はお嫌いの様である。JP人事に対する、質問が浅かった。指名委員会の指名受けない役員を「株主総会」任命した。法令違反である。JPは民間会社であるから、商法の会社法を順守しなければならない。各大臣も野党の時代の発言と政府の大臣発言に開きがある。「天下り根絶」を主張した野党の幹事長が、首相になれば「適材適所」という一般用語を使って説明した。
 スポーツの球技では、攻撃と守備はまったく立場が違う。政権交代の時の、ルールもこれから作られていくだろう。期待したい。野党の時代に勉強してないと政権の維持が覚束ないと認識しただろうか。(500字)。

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創刊日:2001-07-23  
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