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シニアネット 『おいおい』

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シニアネット 『おいおい』 第888号 (2009.10.28)

2009/10/28

━━senior citizen net━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━2009/10/28━

    シニアネット 『おいおい』           第888号
 
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━行動に役立つ情報紙━━━━━━

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ブラジルは世界の田舎むかご飯          佐藤念腹

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昭和12年(1937)作。作者は家業の海産物商を従事しながら、大正2年(1913)より「ホトトギス」に投句した。「北陸の鬼才」と呼ばれていた。昭和2(1927)年にブラジルへ移民。「ブラジルは世界の田舎」と詠み、「むかご飯」を食べてくらしていると心境を詠った。零余子飯(むかごはん)は、自然薯類(じねんじゅるい)の蔓の葉の付け根に出来る球芽を炊きこんだ飯。世界の田舎、素朴なむかご飯の味の国ブラジルが、自分の生きる地と決めたと淡々と詠う。<雷や四方の樹海の子雷>と情景を活写する。
虚子は、<畑打つて俳諧国を拓くべし>と3句を贈り激励した。作者はそれに応えて、ブラジルに俳諧の道を拓いた。開拓の傍ら伝統俳句普及に大きな功績を残した。新潟県笹岡村(現、阿賀野市)生まれ。(1898−1979)。
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┏━━(私見)政治の理想と現実━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
 総選挙後、40日。やっと国会の議論が始まった。待たされたが、現実の政治を無視した空論の連続である。鳩山総理の「所信表明」と谷垣代表の質疑の様子を見ての感想。
所新表明は、52分(1万3千字)は異様に長い。野党の代表質問は30分。普通の論文は八千字で表現できる。冗長で、情緒的で理念的に走る内容である。「友愛政治」(博愛主義)は人類の理想かも知れないが、政治の理想ではない。政治は現実主義でなければならない。理想に走り足をすくわれたギリシャの哲学者を思わせる。兎に角話が長い。内容に響きがない。抽象論の羅列では、政治は動かない。新政権にガバナンスやマネジメント不足が目立つ、国家戦略と政策の優先順位が示されないでは、政治の世界の「現実問題」とはいえない。
 谷垣代表の質問時間30分に対して、鳩山総理の回答は30分を超えた。回答も未整理で要領を得ない。政府のビジョンが見えない。方針が見えない。国民は、日本のありようを示した欲しいと待っている。話が長くなるのは、理想論から掘り起こすから、現実問題の解答に至るまでにプロセスが長くなる。質疑応答は、簡潔で明瞭なことが大切だ。
 現実経済は、銀行・保険・証券等の金融不安の状況にある。政治の現実を無視したら、国民に「高負担」を強いることになる。「あたたかい資本主義」の復権は世界の潮流である、しかし「社会主義の復権」ではない。「自助の精神」を忘れてはならない。36日間我慢しましょうか!現実問題を解決する外務大臣や防衛大臣と、内閣官房に現実認識に、温度差が出るのは当然だ。(647字)

┏━━(社説)「所信表明」演説━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
 ◎国家戦略と政策の優先順位を示せ◎
学者が、学会で研究発表するのではない。政治家が、国会で所信表明するのだ。「理念」先行、抽象論で具体性が欠ける。余分な言葉多く分かりにくい。たまらなく冗長な演説。NHKの国会中継で、代表質問の回答時間の長さ。隣と話す議員先生、お疲れか睡眠をとる先生、総理の演説を聞くより、情景のカメラの方が面白い。「一声数万円」、「一打き数千円」の国会である、真剣な議論してください。戦略と政策の優先順位づけが先決だ。

27日;朝日社説(1)理念は現実に刻んでこそ
http://www.asahi.com/paper/editorial20091027.html
『具体性がなく、ふわふわと耳に心地よい言葉が並ぶ選挙演説のようだと感じた人もいたかもしれない。だが、さまざまな格差や痛み、制度のほころびが深刻になる日本社会にあって、正面から「社会の作り直し」を呼びかけた率直さが、新鮮に響いたのは確かだ。経済の厳しい状況やグローバル化の進展は、人々の心を閉ざす方向に働きかねない。首相に国民が次に望むのは、そうした社会をどのように実現するのか、「ハウ」を語ることだ。 
 基本的な方向性は示されている。官僚依存から政治主導への転換、税金の無駄遣いの排除、「コンクリートから人へ」の予算配分の見直し、「地域主権」の確立。ただ、政権を取り巻く現状は甘くはない。沖縄・普天間飛行場の移設問題をどう決着させるか。経営危機に陥った日本航空の救済はどうするか。切迫した政治課題が目白押しだ。かじ取り次第で、国民の視線が批判に転じかねないことを覚悟すべきだろう。 郵政民営化の見直しにしても、あるいは首相自身の虚偽献金疑惑にしても、政権を率いる首相の明確な説明が待たれている。明日から始まる国会論戦は、理念や志だけでは乗り切れない。(471字) 

27日;読売社説(1) 「理念」だけでは物足りない
http://www.yomiuri.co.jp/editorial/news/20091026-OYT1T01425.htm
『鳩山政治の「理念」満載である。確かに理念は大切だ。しかし、理念だけでは政治が動かないのも、また事実だろう。首相は自らの政治理念を滔々と披歴した。友愛政治の原点は、「弱い立場の人々、少数の人々の視点の尊重」であると力説した。経済・外交政策についても、首相は、理念の延長で語った。しかし、理念は、法案や政策として具現化されねばならない。今国会で、鳩山内閣は、その用意がどこまであるのか。
 子ども手当やガソリン税の暫定税率廃止、高速道路無料化などの家計支援によって「人間のための経済」への転換を図ると言われても、問題は財源をどう確保するかだ。郵政事業の抜本的な見直しも、「郵便局ネットワークを地域拠点に」と述べただけだ。首相は、「対等」な日米同盟について、「両国の同盟関係が世界の平和と安全に果たせる役割や具体的な行動指針を、日本の側からも積極的に提言し、協力していけるような関係」と定義した。経済不況・雇用不安の克服と、財政再建、核ミサイル開発を続ける北朝鮮への対応など、依然として日本政治の課題は多い。首相は、こうした厳しい現実の下、理念を実現するための骨太の国家戦略と、政策の優先順位を、国会審議の中で具体的に明らかにしてほしい。(514字)

27日;日経社説(1) 意欲見えても中身あいまいな首相演説
http://www.nikkei.co.jp/news/shasetsu/20091026AS1K2600526102009.html
『鳩山由紀夫首相が、政治主導で「戦後行政の大掃除」に取り組む決意を示した。首相は、「私の進める友愛政治の目標」と述べ、自らの政治理念である「友愛」へのこだわりもみせた。ただ50分を超える長い演説を聞いても、政権が目指す国の姿が明確になったとは言い難い。演説全体の基調は成長戦略を通じて国を豊かにするというメッセージ性が乏しい。首相は成長戦略をはじめとするマクロの経済運営の方針を早急に示す必要がある。
在日米軍再編問題では、「真剣に取り組んでいく」と述べるにとどまった。普天間移設問題で米側は11月のオバマ米大統領の来日前の決着を求めており、安保摩擦は深刻だ。展望のないまま結論を先送りする首相の姿勢には危惧を抱かざるを得ない。インド洋上での給油活動は、今国会に延長法案を提出しないため、来年1月に中断することが確実な情勢だ。にもかかわらず「単純な延長は行わない」と繰り返すだけでは、アフガニスタン支援への本気度は伝わらない。日本郵政の西川善文社長の辞任を受け、斎藤次郎元大蔵次官を後任に起用した。首相が天下りや渡りのあっせんの全面禁止を訴えても、これでは説得力がない。自身の個人献金の虚偽記載問題では「誠に申し訳ない」と陳謝したが、今後の国会論戦では首相の説明責任が厳しく問われることになる。(543字)

27日;産経社説(1) 見えない政策の優先順位
http://sankei.jp.msn.com/politics/policy/091027/plc0910270301006-n1.htm
『「いのちを守る」や「社会の絆を再生」などのキャッチフレーズを多用した異色の内容だ。「戦後行政の大掃除」や人と人が支えあう「新しい公共」の概念なども盛り込まれ、その方向性は妥当だろう。しかし、内政・外交とも政策を具体的にどう実現していくかが明確に示されておらず、説得力に欠ける。これでは首相が指摘した「本当に変革なんてできるのか」という国民の不安は消えない。国会論戦を通じ、政権を託した国民に明確な政策判断を示す責務がある。
 外交面では「緊密かつ対等な日米同盟」を改めて掲げ、同盟が世界の平和と安全に果たす役割を「日本の側からも積極的に提言」すると述べた。だが、日本がより大きな責任を担うことを前提に米側に提言する用意があるのだろうか。海外に派遣する自衛隊がより能力を発揮するには、憲法改正や集団的自衛権の行使容認に踏み込むことが求められる。そうした言及がないのは現実性に乏しい。内政課題もマニフェストの取り組み状況をなぞった程度といえる。政策の優先順位をどう付けていくか。首相が問われているのはその指導力だ。政治資金をめぐる虚偽記載問題を自ら取り上げて陳謝した。だが、新たな説明責任を果たす考えを示さなかったのは残念だ。政治資金規正法違反にどう向き合うか、政治への信頼回復を決定づけることを忘れてはなるまい。(553字)

27日;毎日社説(全)所信表明 「友愛政治」実現の道筋を 公約の優先順位示せ
http://mainichi.jp/select/opinion/editorial/news/20091027ddm005070114000c.html
『この国会は三つの意味で注目したい。第一に、政権交代後、首相の初の国会演説であることだ。国民に支持された民主党の政権公約を今後どう実現していくのか、最高責任者である首相が国会という公式の場で改めて整理してほしい。第二に、野党に転落した自民党がどういう政策論争を挑むのか。第三に、「脱官僚」を軸とした国会改革を、その試行錯誤も含めて見守りたい。
 今回の政権交代の意義を明治維新と比べ、「無血の平成維新」「官僚依存から国民への大政奉還」「戦後行政の大掃除」などのキーワードを並べた。要は、政治の実現力だ。政権公約の中心である資源の再配分については、現在年末に向けての予算編成が始まっている。95兆円に積み上がった概算要求をどう削っていくのか。公約の中で約束した財源をどう捻出するのか。首相が重視する友愛政治実現のためには、それなりの財源の裏付けや経済戦略が必要だが、その道筋が示されていないことも指摘しておきたい。公約通りいきそうもない問題が生じた時には率直に事情を説明し理解を求めることである。外交・安保についても同様だ。「緊密かつ対等な日米同盟」の道筋が見えてこない。特に、関係閣僚の発言のずれは沖縄県民や関係者をいたずらに混乱させている。首相が「最後は私が決めます」と大見えを切るのであればこの国会で統一見解を出すべきだ。
政権交代を受けて国会の与野党攻防や論戦が、どう変化していくかも焦点となる。政府・与党の一元化を徹底する立場から、官僚の国会答弁を禁止する法案の今国会提出や議員立法の自粛といった国会改革論が提起されている。しかし、あくまで国会での自由な論戦が担保されることが、大原則だ。官僚答弁も、内閣法制局長官らを含めての禁止が妥当かの議論がある。政治主導の実現とは、つまるところ国権の最高機関で、国の唯一の立法機関である国会の復権である。委員会審議活性化も含め新たなルール作りに与野党で取り組んでほしい。(806字)

┏━━身辺雑記━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
 鳩山総理の「新しい公共」とは何だろうか。ボランテイア活動とか市民活動する人間には、詳しく聞きたいところである。総理の認識は博愛主義である。現実がないのではない。情緒的では解決しない。厳しい、現場をよく見て頂きたい。「非営利組織の経営」にこそ、ガバナンスとマネジメントが必要である。NPOの得体のしれない組織に、ジャブジャブ予算をつけようとするのか。
 「子ども手当」の様な給付金は、非営利組織には不要である。現実にあった政策を望む。そこでは、「自助の精神」が大切だ。その「自助の精神」を育成するサポートこそ必要である。
 税金で集めた財政収入を再配分するのが政府の財政の役目である。その税金を国に納入せず、「寄付金」で非営利組織の運営資金にするシステムが不十分である。所得税の「寄付金控除」の充実こそが、肝心である。徴税の対象を再検討して、徴税方法を再検討することだ。単に、自民党の責任ではない。「戦後の税制」の大掃除をお願いしたい。
 地域の問題や非営利組織の問題は、「非政治問題」である。「政治指導」の問題ではない。国から「援助金」は不要である。所得の再配分により解決する。所得税の「所得控除」(事業所得者の必要経費にあたる)を再編成が急がれる。所得税の確定申告を大幅に改正して、納税の適正化の努力をする。非営利組織には、国からの補助金(税の戻り)は不要である。「寄付金控除」の整備により、大方の解決になる。(600字)。

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創刊日:2001-07-23  
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