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シニアネット 『おいおい』

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シニアネット 『おいおい』 第882号 (2009.10.04)

2009/10/04

━━senior citizen net━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━2009/10/04━

    シニアネット 『おいおい』           第882号
 
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━行動に役立つ情報紙━━━━━━

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 ふるさとの月の港をよぎるのみ            高浜虚子

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昭和3年(1928)54歳作。9月30日に瀬戸田の石山寺、京都、大阪を経由して、10月4日午後9時に高松港から大阪商船の紫丸に乗船して別府へ向かった。この句は愛媛県の高浜港を通過した午前2時頃の感慨を述べた。故郷のあたりにさしかかると聞き、甲板に出た。美しい月夜で、ゆっくりと通過していく。月に照らされた故郷の港が見えてきた。故郷の港であるが降りたっことなく、行き過ぎていく。月光に浴びながら、ただ故郷の港を眺める虚子の姿があった。
「ふるさと」、「湊」、「よぎる」、という感傷的な言葉が、季語の「月」により、実景として繋がれ読者の5感に訴える。故郷の高浜港に寄港しながら、上陸出来ない淋しさを自解している。「よぎるのみ」は、虚子の望郷の思いを余すとこなく伝えている。松山市出身。(1874−1959)。

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 ふるさとの月のつゆけさ仰ぎけり           久保田万太郎

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 昭和25年(1950)作。前書き「9月26日、15夜、たまたま浅草にあり」とある。名月を故郷の浅草で仰ぎ見ることが出来た。戦災で破壊されているが、少年時代の名月が空にはある。「つゆけさ」に込められた感慨。作者の「ふるさと」は、浅草であり、その浅草と対峙している。
 万太郎の句には、虚子の句の影響があるかもしれない。万太郎の「ふるさと」は、しっかりしたものがある。東京都生まれ。(1889−1963)。

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┏━━(社説)東京オリンピック━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
◎1920年招致に再挑戦しよう◎
52年ぶりの東京五輪の夢は消えた。 コペンハーゲンで開かれた国際オリンピック委員会(IOC)総会で、リオが東京、シカゴ、マドリードを振り切り、16年夏季五輪の開催都市に選ばれた。南米初の開催である。 招致をめぐる大混戦の中で、ルラ大統領やサッカーの王様ペレ氏らが「南米の若者のために、五輪を新たな大陸にもたらしてほしい」と訴え続けた。それがIOC委員の心を幅広くとらえたのだろう。ブラジルは、世界に存在感を増す有力な新興国の一つである。 

4日;読売社説(2)五輪東京落選 「南米で初」には勝てなかった
http://www.yomiuri.co.jp/editorial/news/20091003-OYT1T01033.htm
『残念な結果である。招致レースは、大接戦だった。オバマ大統領が招致演説を行ったシカゴが、1回目の投票で脱落したことが、混戦ぶりを物語っている。東京は、2回目の投票で最下位に沈み、落選となった。シカゴの支持票が東京に回らなかったことが、直接の敗因といえよう。半径8キロ圏内に競技会場を集中させる「コンパクトな五輪」が、東京の最大のセールスポイントだった。良好な治安や充実した都市機能、安定した財政基盤などもアピールしてきた。だが、「南米で初の五輪開催」というリオの訴えに比べ、説得力を欠いた感は否めない。
 鳩山首相が招致演説を行い、国を挙げて取り組んでいる姿勢を示したが、カバーしきれなかった。東京は、競技施設への太陽光発電の導入など自然エネルギーの活用や、大規模な緑化計画も打ち出していた。こうした環境対策は、今後の都市計画に生かしていかなければならない。厳しい経済状況の中、スポーツ界にも逆風が吹いている。それだけに、五輪の地元開催は、スポンサー確保などの呼び水になるという期待もあった。
 石原都知事は、20年大会への再立候補について、「都民や国民の意見をよく聞き、積極的に考えていきたい」と語った。再び招致を目指すのなら、今回以上に世論を盛り上げ、世界にアピールできるようなプランの練り直しも必要となるだろう。

4日;産経社説(2)「東京五輪」落選 次の20年に再挑戦しよう
http://sankei.jp.msn.com/sports/other/091004/oth0910040252002-n1.htm
『「環境五輪」を掲げる東京は落選した。招致活動の先頭に立ってきた石原慎太郎東京都知事の「無念で、残念」という思いは、多くの日本人が共有している。だが、まずは「南米大陸で初の五輪開催」にこぎつけたリオデジャネイロを祝福したい。移住100年余の歴史を刻む日系人社会もあり、日本との関係は深い。日本はリオ五輪に積極的に協力し、次の20年五輪の東京開催実現へとつなげてほしい。
  1カ月前にIOCが公表した評価報告書で、東京はコンパクトな会場配置や財政基盤、治安などが高い評価を得た。しかし、大詰めの招致活動で「環境五輪」「次世代へ引き継ぐ」といった理念はなかなか伝わらなかった。東京五輪をここで断念することはない。次の20年である。10万人が収容可能な新設五輪スタジアムの屋根に太陽光パネルを張りめぐらす。ソーラーカーを走らせる。水力・風力発電をフル稼働させる。これらによって発生量以上の二酸化炭素(CO2)を削減する「カーボンマイナス五輪」の構想は、今回の招致失敗で色あせるものではない。さらに磨きをかけてほしい。巨費を要する事業への反対意見もあろう。しかし、オリンピック開催が青少年だけでなく多くの国民に誇りと大きな夢を与える点は時代を超えて共通している。日本の底力を見せる五輪の実現へ、再挑戦を呼びかけたい。ブラジルのように国民が一つにまとまる情熱がなんとしても必要だ。

4日;毎日社説(1)東京落選 五輪の夢語り続けよう
http://mainichi.jp/select/opinion/editorial/news/20091004k0000m070110000c.html
『「日本で再び夏季五輪を」の声がスポーツ界から上がったのは金メダル16個を含むメダルラッシュに沸いた04年のアテネ五輪後だった。日本オリンピック委員会(JOC)はさらなるスポーツ振興と国際競技力向上につなげるため夏季五輪の招致を国内主要都市に呼びかけた。JOCが目指したのは20年五輪だった。名古屋と大阪の失敗を踏まえ「1回の立候補で当選は難しい」と、16年五輪にも立候補し、実績を積む作戦を立てた。ところが、東京都は石原都知事の強力なリーダーシップのもと、16年五輪の実現に向け一気に突き進む。
 この結果、東京の五輪招致は「北京五輪の8年後になぜ同じアジアの東京なのか」というアキレスけんをスタートから抱えこむ。「なぜ」に答えが出せないまま、招致活動は上滑りした状態で投票日を迎えた。五輪招致は失敗したが、東京の提案がすべて無駄だったとは思えない。コンパクトな会場配置や財政、治安問題などで高い評価を受けた。「環境に配慮した五輪」という理念は今後、ますます必要性が高まり、平和の祭典としての五輪に新たな使命として書き加えられるべきだ。
 東京招致に費やした150億円の巨費も詳細に使途を明らかにすることで、今後の五輪招致に当たり貴重な資料として役立てることもできよう。名古屋と大阪は1度の惨敗で五輪への夢を語り続けることをやめた。今回は同じ轍を踏むべきではない。2日の最終プレゼンテーションで「地球の将来のための環境五輪」を訴えた15歳の三科怜咲さんや、その後の世代のためにも、日本は五輪の夢を語り続けなくてはならない。

4日;日経社説(2)五輪開催の夢は終わったが
http://www.nikkei.co.jp/news/shasetsu/20091003AS1K0300103102009.html
『日本の夏季五輪招致はこれで3連敗となる。五輪は都市が主役とはいえ、国家間の競い合いの様相がますます強まるなかで、五輪への世論の支持が低い点が東京の足かせになったのだろう。 東京五輪は夢に終わり、多額の招致経費は露と消えた。名乗りを上げた意義は小さくない。東京の計画の特徴は再生可能エネルギーを最大限活用し、地球環境に配慮した点だ。国に先駆けて温暖化ガスの排出量取引を来年4月から始める東京ならではの計画だった。
都が五輪開催に向けて06年に策定した「10年後の東京」という都市構想でも、「水と緑の回廊の復活」を第1の課題に掲げた。都市の景観と快適さを重視し、環境先進都市への再生を目標にしている。街路樹や都市公園によるサッカー場1500面相当の緑の創出、東京湾上の「海の森」整備、無電柱化の推進などが柱である。こうした事業は五輪抜きでも進めるべきだ。戦後復興の姿を世界に示した半世紀前の五輪は、道路建設を急ぎ東京から貴重な水辺空間や緑を奪った。その反省が今回、生かされている。
 五輪を観光立国への転換点にできない点は残念だが、少子高齢化が急速に進む日本が豊かさを維持するためにも観光振興は欠かせない。首都・東京が歴史や伝統と調和した魅力ある空間に変わることが、その条件のひとつだろう。国際競争力の強化に向けて羽田空港の拡張や東京外郭環状道路の整備も急務である。五輪だけが夢ではない。未来に向けて東京が乗り越えなければならない課題は山積している。立ち止まっているときではない。

4日;朝日社説(1)五輪リオへ―「南米初」に喝采を送ろう
http://www.asahi.com/paper/editorial20091004.html?ref=any
『ブラジルには約150万人の日系人が住み、日本からの移民が始まって100周年を昨年祝った。2014年のサッカーW杯開催国にも選ばれており、世界の耳目を集めるスポーツの祭典を立て続けに開くことになった。南米大陸は、経済や資源外交でもこれからの日本にとって重要性を増す地域になろうとしている。五輪を通じてこの地域に日本人の目が向くことは必ずやいい影響をもたらすだろう。 
 五輪開催地としては犯罪率の高さといった問題が指摘されてきた。だがこれからに期待したい。スポーツを通じて、若者の非行を防ぐ政策が実を結びつつある。リオを推した委員は、街と市民の負の側面ではなく、潜在力を評価したといえる。スポーツの持つ力が人々に夢を与え、社会の活力を生み出す。それはどの国にも通じることだ。五輪はブラジル国民の自信を大きく育むだろう。 
 総会会場にはオバマ米大統領や鳩山首相らが乗り込み、誘致を競い合った。各国の世論を背に火花を散らし合いながらも、開催地決定の後は互いに健闘をたたえあう。そんな首脳外交もいいものだ。 盤石の財政やコンパクトな会場配置を柱にした東京の提案は評価を得た。鳩山首相の演説も、2020年までに温室効果ガス排出量を25%削減するという野心的な目標をいれたもので力があった。12月にはCOP15でのより厳しい交渉が待ち受けている。 東京への誘致は、「世界初のカーボンマイナス(二酸化炭素削減)五輪」を訴える試みだった。敗れたとはいえ、今後の都市づくりに生きれば、これまでの誘致の努力も決して無駄にはなるまい。 

┏━━身辺雑記━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
  鳩山首相は、政治を忘れたのか。ファッショーまでお出かけ。早く国会を開いて、「ビジョン」を示して下さい。コペンハーゲンへのお出かけは、16時間の滞留で許せるが、「出歩きグセ」の虫を抑えて、じっくりと腰を引いて、政治をやってください。まだ、日本の将来をどうしようとしているのか見えてこない。1日も早く、国会を開いてください。そして、国民に政治信念を問ってください。
 八岐大蛇のように多頭で、それぞれが勝手な動きをする。国民はどこに焦点を絞ればいいのか見えてこない。各大臣が、自分の主張を主張し、政府の考えなのかよく分からない、「生煮えの論理」を国民に投げつけている。早く、政府見解、政府のビジョンをしめしてもらいたい。国会で施政方針を明示して、具体策はこうですと詳細を示すべきだ。マニフェストもどこをどう変えるのだとはっきり説明してもらいたい。
 「政治と金」もしっかり説明して下さい。このままでは、発言に信用できません。発言が空疎になります。「政権交代」して、期待していた新鮮さもだんだん、薄汚れたものに見えて来ました。国民の期待感に応え得る政府になることを望んで止みません。選挙にすごいお金が流れたのですね。(500字)。

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