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シニアネット 『おいおい』

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シニアネット 『おいおい』 第876号 (2009.09.11)

2009/09/11

━━senior citizen net━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━2009/09/11━

    シニアネット 『おいおい』           第876号
 
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━行動に役立つ情報紙━━━━━━

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 木曾川の今こそ光れ渡り鳥                高浜虚子
 
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大正5年(1916)11月6日の作。「(岐阜県)恵那中津川に小鳥狩を見る。四時庵にて。島村久、富岡俊次郎、田中小太郎、清堂、零餘子、はじめ、泊雲、楽堂同行。」とある。木曾川が、きらきらと光り眼下に見える。大空には大群の渡り鳥が舞って行く。「光れ」は、今まさに光っているという意味である。係助詞「こそ」を受けて結ぶ「光る」の已然形で「光れ」となる。
「ホトトギス」大正7年10月号に,掲示句が掲載された。同紙の大正6年1月<木曾川の今こそ光れ小鳥来る>。「虚子句集」では、<木曾川の今こそ光れ渡鳥>。「小鳥」が、「渡鳥」と「渡り鳥」に変化した。句の構図が大きくなった、松山市生まれ。(1874−1959)。

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┏━━お知らせ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
 今号より、「社説」の1紙当たりの要旨の字数を、600字以内とします。論説1本の約半分の字数になります。引用のみでは、能がありませんので。出来るだけ短くします。論説の「趣旨」を生かして論説の主張を表現したいと思います。今後とも、よろしくご指導ください。

┏━━(朝日コラム)天声人語━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
ここ10年、朝日歌壇で介護が多く詠まれるようになった。妻の面倒を見る歌がたまに載る。〈栗むいて口に放り込む妻在りて四十回目の結婚記念日〉前田治。日常をカラリと描いても、「夫作」には細い風が抜ける▼「男性介護者と支援者の全国ネットワーク」代表荒川不二夫さん(82)が語っていた。8年の介護の末に妻を送り、今は息子の世話をする人である。「男性は家事に不慣れだし、弱音も吐きづらい。介護疲れ、孤立感、経済的な苦しさは虐待や心中にもつながります」▼寝たきりの妻(60)の首を包丁で刺し、10日間のけがをさせた被告(63)に、山口地裁で執行猶予つきの判決が言い渡された。懲役4年の求刑に対し、判決は「介護疲れ」を理由に実刑を退け、保護観察を添えた。
▼結婚2年で脳出血に倒れた妻を、被告は13年間、一人で介護してきた。死にきれずに自首したという。法廷では「僕が好いた人。今でも妻が好きです」と声を詰まらせ、施設に移された妻も厳罰を望まなかった▼裁判長は「裁判員の意見」を読み上げた。「生きがいを見つけ、肩の力を抜いて生きて下さい。周りと協力して見守り、二度と悲しませないように」。介護がひとごとでない裁判員もいた。事件当事者の身になる「素人裁き」の温もりが、優しい判決に残る▼元気だった妻との2年に劣らず、続く13年も今では宝物だろう。苦楽を共にしたその人は、ひとつ屋根でなくても同じ秋空の下、幸いにも呼吸を続けている。朝日俳壇からも引く。〈妻逝きて介護なき日の残暑かな〉渡辺憲司(9月11日)。

┏━━(社説)9.11から8年━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
 ◎アフガンをテロの巣にするな◎
 8年前の9月11日、ハイジャックされた旅客機がニューヨークの世界貿易センターや首都の国防総省に突っ込み、3千人以上が犠牲になった。テレビを通じて「これは戦争行為だ」と語ったブッシュ氏は犯人への報復を誓い、国際テロに対する「戦争」を宣言した。 アフガン攻撃で始まった「ブッシュ氏の戦争」はイラク攻撃につながっていく。そして今年、「対テロ戦争」の正義を訴え続けたブッシュ氏に代わって、オバマ大統領が登場した。新政権のキーワードは「イスラムとの和解」である。「対テロ戦争」は「暴力的過激主義との対決」にとって代わられた。 

11日;朝日社説(1)9・11から8年―「テロとの戦い」を超えて
http://www.asahi.com/paper/editorial20090911.html?ref=any
『相手を「テロリストか否か」で単純に二分し、「テロリスト」とみなせば圧倒的な軍事力でたたくという路線からの転換だ。非民主的な政治や不正義、貧困、経済の停滞といった、過激派への支持を生んでいる土壌に切り込む。文化や宗教の異なる人々とも対話を通じて信頼を築いていく。この方向性を世界は歓迎した。日本でも、ブッシュ流の対テロ戦争支持の自民党から、民主党に政権が交代する。自民党時代とは違う、日本の主体的な外交や支援の取り組みを構築すべき時である。 
 だが、いったん始めた戦争は簡単に終わらせられない。対話を掲げるオバマ大統領が直面するのは、この冷厳な現実だ。とりわけアフガンにはオバマ氏自身が、必要な戦争として米軍の増派を進めている。しかし、状況は悪化の一途をたどっているように見える。政権を追われたタリバーンが勢力を盛り返した。欧州諸国などが派遣する国際部隊にも犠牲者が急増している。相次ぐ誤爆で多くの民間人が犠牲になってもいる。各国で駐留継続への疑問が高まり、英独両国は治安回復に向けた国際会議を提唱した。「第二のベトナム化」の懸念さえ米国の内外で語られ始めている。アフガニスタンをどう再建するか。いま世界が直面するもっとも難しい課題の一つだ。イスラム社会との対話を深めることなしに、イスラム過激主義にうち勝つ道は見いだせないということである。

11日;読売社説(1)米同時テロ8年 アフガンをテロの巣に戻すな
http://www.yomiuri.co.jp/editorial/news/20090910-OYT1T01130.htm
『アフガンをテロ組織の温床となる「破綻国家」に逆戻りさせてはならない。8年前の米同時テロ以降、アフガンでは、テロを実行した国際テロ組織アル・カーイダの拠点が掃討され、タリバン政権も打倒された。この夏以降、タリバンの反攻が強まり、治安回復を支援する国際治安支援部隊(ISAF)に犠牲者が急増している。カルザイ大統領率いる現政権の統治は全土に及ばず、政権の腐敗も指摘されている。懸念されるのは、こうした状況の下、支援部隊に兵を出している国々の世論が後ろ向きになり始めたことだ。8月の米紙調査によると、米国では、アフガンで「戦う価値はない」とする回答が51%を占めた。英国では52%、ドイツでは69%が早期撤収を求めている。同盟国にアフガン支援増強を求めるオバマ政権にとっては、逆風だ。だが、テロとの戦いは、どんなに長く困難であっても、国際社会がそれを放棄することは許されない。
 その鍵の一つが、オバマ大統領自身が唱える「イスラムとの対話」だ。過激派の主張に一定の共感を示した穏健派イスラム教徒を味方につけ、過激派を孤立させるのが狙いだろう。民衆と過激派のつながりを断つには、失業率を減らすなど民生の向上も不可欠になる。鳩山新政権は、テロとの戦いは日本の平和と安全にかかわる問題であり、国際協調行動の一翼を担い続けることが肝要だ。

11日;毎日社説(1)米同時テロ8年 対話広げ安全な世界を
http://mainichi.jp/select/opinion/editorial/news/20090911k0000m070157000c.html
『オバマ大統領は、カイロでの演説ではイスラム世界との融和をめざす強い意欲を見せた。「テロとの戦争」という用語を排し、イラク駐留米軍撤退の道筋を定めたことも含めて、オバマ政権は前政権の政策を大幅に修正または転換した。ともあれ評価したい。心配なのはアフガン情勢の泥沼化だ。そこでの軍事作戦は「米国民を守るために重要」とするオバマ大統領だが、旧支配勢力のタリバンが各地で盛り返す一方、米軍機などの誤爆で民間人が死傷する事件が目立ち、反米感情が高まっている。
 加えて大統領選の混乱である。日本は01年から総額約2000億円のアフガン支援を行い、大統領選関係の支援も約50億円にのぼる。それなのに、選挙不正や汚職の訴えが相次ぐ現状には落胆するしかない。カナダのように02年以降、アフガンで110人以上の兵士が死亡した国もある。米国を支える同盟国も大きな負担に耐えている。オバマ政権は、そこで戦う意味と戦い方をじっくり考えた方がいい。重ねて指摘しておきたい。79年以降、ソ連軍と戦ったアフガンの武装勢力は、米国などから「イスラム聖戦士」と称賛された。今は米軍の「占領」と戦っているかもしれない彼らを一口にテロリストと呼べるだろうか。幅広い対話を通じて味方を増やし、戦うべき真の敵を見定めるべきだ。アフガンへの対応が世界の安全に影響するのは言うまでもない。

11日;産経社説(1):9・11から8年 対テロ戦に日本も協力を
http://sankei.jp.msn.com/politics/policy/090911/plc0909110229003-n1.htm
『8年前の9・11直後、アフガンでの対テロ戦は米国民の圧倒的支持を得たが、最近では米軍の増派方針にも厳しい視線が注がれている。米CNNテレビの世論調査ではアフガンでの軍事作戦に反対の意見が57%にのぼった。しかし、9・11以降もテロが絶えない世界をふり返りながら、アフガンがテロとの戦いの最前線であることを改めて強調したい。タリバンが越境して活動する隣接の核保有国パキスタンと合わせ、この地域の安定は世界の安全にとって死活的である。
 オバマ大統領は今年3月に発表したアフガン包括戦略に民生支援強化を盛り込むなど対テロ戦略の転換をはかる姿勢を見せた。それでも、アフガンでの軍事作戦については「必要な戦争」と言い切っている。戦略を成功させるためには、同盟国を中心とする国際社会の結束と協力が不可欠だ。日本は、学校や病院などの復興を支援する文民要員の派遣や稲作農業の指導などアフガンへの民生支援を続けている。しかし、最も顕著な貢献とされているのは海上自衛隊によるインド洋での補給支援活動だ。米国防総省報道官は、16日に発足する民主党主導政権を意識して、「継続することを強く願う」と表明した。連立政権は補給支援が日本や他の国へのテロを防ぐことにもつながるとの認識をもつべきだ。アフガンの実態をふまえ、期限が切れる来年1月以降も支援を継続するよう方針転換してもらいたい。

┏━━身辺雑記━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
  9月6日(日)日本経済新聞の「俳壇」に、黒田杏子先生の選句で、拙句が活字になった。
1年に1回の掲載を目標にしている。投句4年で5句の入選。ゴルフのホールインワンの喜びに似ている。毎週のように投句している。日曜日の朝刊は楽しみにしている。今年は駄目だろう諦めかけていた。元気が出てきた。
 今回は、コメントがついた。入選句は<面影も消えてゆくなり原爆忌>。選者のコメントは、「消えてゆくのは面影だけではない。心に刻まれた記憶そのものも遠ざかってゆく。語らずに風化を待つ人もおられる。」。コメントがすばらしい。心の底を読み取られた。
 2句は推敲した、3句目の思いついた句が、入選した。無理がない自然の句である。(300字)。

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創刊日:2001-07-23  
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