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シニアネット 『おいおい』

俳句。俳句はすばらしい。俳句を語りあいましょう。

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シニアネット 『おいおい』 第871号 ( 2009.08.23))

2009/08/23

━━senior citizen net━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━2009/08/23━

    シニアネット 『おいおい』           第871号
 
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━行動に役立つ情報紙━━━━━━

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 老犬の処暑の大地にはらばひて            細谷喨々

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23日は「処暑」。立秋から15日。残暑が収まるという。日本では、中国と違いなお残暑が続く。近所に老犬がいる。残暑が厳しい日は、4本脚をかためて、横になっている。大きな呼吸をしながら。その姿が、「大地にはらばひて」である。残暑の厳しい日の、冷たい土地の感触が伝わる。
作者は、細谷亮太。東北大学医学部卒後、聖路加国際病院小児科勤務。現在、聖路加国際病院副院長・小児科総合医療センター長。小児癌は7割以上が治るようになった。治って大人になる子達の問題は山積です。その難問と立ち向かっている。1987年以来,二千句を作り、句集も出版されている。山形県生まれ。(1947− )。
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┏━━(コラム)総選挙━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
 ◎「バンドワゴン」効果が、民主党へ◎
23日;産経コラム;「産経抄」
http://sankei.jp.msn.com/politics/election/090823/elc0908230230001-n1.htm
『「民主300議席」の大見出しが新聞各紙に躍っている。投票日の1週間以上も前から結果を決めつけられるのは、有権者にとって興ざめも甚だしいが、自民党への逆風の強さは想像以上だ。小紙は終盤情勢を調査しており、精査して結果をお知らせする。
 ▼一昔以上も前は、たいていの候補者が、新聞の選挙情勢記事で「有利な戦い」とおだてられるより、「当落線上」や「あと一歩」と厳しめに書かれる方を好んだ。後援会組織が引き締まり、同情票も見込めたからだ。▼昭和が終わり、衆院選に小選挙区制が導入されると、選挙で「義理と人情」と資金力が大きくモノをいった時代は終わった。今は、マニフェスト(政権公約)が流行しているが、それは建前で、時代の空気が勝敗を大きく左右している。民主党という勝ち馬に乗ろうとする「バンドワゴン効果」の凄まじさは、マニフェストの優劣だけでは、説明できないからだ。▼バンドワゴンとは、パレードの先頭の楽隊車のこと。4年前の「郵政民営化」選挙もバンドワゴン効果で、自民党が304議席を獲得した。今回はそのまったく逆の突風が吹いており、加速度さえついている。
 ▼保守政治家を自任する麻生太郎首相が、靖国神社を参拝しなかったのも民主圧勝の流れに拍車をかけている。鳩山楽団のかなでる「政権交代」のサウンドも有権者の耳に心地よく響いている。ただし、バラマキを主旋律とする鳩山楽団が、行列に参加した国民を安全で豊かな目的地に導いてくれるかはわからない。▼もう勝負がついているから、と棄権するのは、未来の政治を他人に白紙委任するのに等しい。各党の政策や候補者を可能な限り吟味し、自分の頭で考え、渾身の一票を投じていただきたい。

┏━━(社説)総選挙━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
◎「民主党に風が吹くが、変化を期待してない」とは◎
朝日新聞の調査で、民主党が300議席台をうかがう一方、自民党は150議席に届かないという総選挙序盤の情勢がわかった。読売新聞と日本経済新聞も同様の調査結果を報じた。自民党に300近い議席をもたらした05年の郵政総選挙に匹敵する民意のうねりが、今度は政権交代へと向かっているようだ。 

22日;朝日社説(1)09総選挙・終盤へ―民主党へと風は吹くが
http://www.asahi.com/paper/editorial20090822.html
『選挙への関心も高まっている。本紙の世論調査では、今回の総選挙に「大いに関心がある」という人は4年前と同じ54%に達した。だが、民主党の背中を強力に押しているかに見える民意の風も、そう単純ではない。政権交代で日本の政治はどうなるか。「よい方向に向かう」と思う人は24%に過ぎず、「変わらない」と思う人の56%を大きく下回った。 民主党には「不安」がある。それでも自民党への「不信」があまりに大きすぎるから、今回は民主党へ――。つまり有権者の多くは、手放しで政権交代に期待しているわけではないということだろう。 民主党が深刻に受け止めるべきは、看板政策に対する有権者の冷ややかな目だ。子ども手当は55%、高速道路の無料化は67%が「評価しない」と答えた。これらの公約の財源を民主党が本当に賄えるのか。「不安を感じる」という人は83%にも達した。 
 政策への低い評価は自民党も同じだ。10年で家庭の手取りを100万円増やすという公約を「評価しない」人は66%。自民党の政策の財源に不安を感じる人は民主党の場合と同じ83%。 財源などを説得力ある形で示す。マニフェストが国政選挙に導入されてから6年、政策を吟味する有権者の目は格段に厳しくなっている。 情けないのは、麻生首相をはじめ自民党の幹部たちが、自らの政策を訴えるのもそこそこに、民主党批判のボルテージばかりを上げていることだ。 4年前、あれだけの巨大議席を与えられながら、結果はこの閉塞状況だ。なぜこうなったのか。だからこう変える。それを堂々と説明しないまま、野党批判に血道をあげることが、政権党にふさわしい態度とは思えない。
 今回の選挙では、各党の街頭演説などでマニフェストを積極的に受け取る有権者の姿がことのほか目立つ。 それが実現可能な政策なのか。その党に本気でやり切る能力と覚悟があるか。多くの有権者が目を凝らしているのは、マニフェストの文言を超えた、政党としての基本的な信頼度だ。 投票まであと8日。政治に変化を求める有権者の切なる思いに応える。そんな終盤戦の政策論議に期待したい。

┏━━(社説)総選挙━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
◎ネットを使える選挙を◎
今回の選挙でも疑問といえるのが公職選挙法によるインターネット利用の禁止だ。米国や韓国では選挙運動の最大の手段がネットになっている。日本もそろそろ時代遅れの規制はやめたらどうか。公選法は選挙公示後の文書図画の頒布を選挙管理委員会が認めるはがきとビラに限定している。ホームページや電子メールは文書図画にあたり、その更新や送信は頒布行為として公選法違反とみなされる。立候補者が一斉にホームページの更新をやめたのはそのためだ。

23日;日経社説(2)ネットを使えない選挙は変だ
http://www.nikkei.co.jp/news/shasetsu/20090822AS1K2100A21082009.html
『米大統領選ではオバマ大統領が自分の考えをインターネットで訴え、若い有権者の支持を集めた。立候補者の顔と名前しかないポスターや選挙カーによる名前の連呼より、ホームページで候補者の活動などを比較できたほうが、選挙の判断材料として役立つのではないだろうか。選挙運動でのホームページ利用は、総務省の研究会が2002年にすでに解禁すべきだと報告している。民主党は電子メールやブログの利用も認める公選法改正案を議員立法で提出したが、衆院解散により廃案となってしまった。自民党は選挙制度調査会の作業部会で若手議員らが解禁を提言したものの、意見がまとまっていない。ネットは誹謗(ひぼう)中傷につながるという理由で、ベテラン議員を中心に根強い反対論がある。
 海外では英国やドイツなど先進諸国のほとんどが、民主主義を実現する道具としてネット選挙運動を推進している。紙を印刷して配るより、コスト的にも環境的にも国民の需要に即しているというわけだ。こうした状況を憂い、日本でもヤフーや楽天などネット企業が選挙関連のサイトを開き始めた。ネットによる個人献金のサイトも登場している。さらに立候補者が公示前に自分の演説を動画共有サイトに掲載しておくという例も出てきた。 民主党はマニフェスト(政権公約)でネット選挙運動の解禁を訴えている。世界最先端とされる日本の通信インフラを利用しない手はない。今回の選挙には間に合わなかったが、新政権発足後には与野党できちっとした結論を出してほしい。

┏━━身辺雑記━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
 細谷亮太の『生きるために、一句』を読み直した。小児癌の小さな生命の死に立ちあう。俳句との出会いは、さることながら、俳句は「この世に身をつなぐ“舫い綱(もやいづな)”」。俳句が、舫い綱でしっかり存在している。「枯れた趣味ではない」。俳句にこだわることは、現世にこだわることになり、俳句は生きるためのものであると書いた。
 7割の小児癌の生存者、3割の死者。受け持った小さな亡骸の病理解剖に立ち会うことがある。とても辛いが、検査が終了して、遺体に、「ありがとうございました」とお礼を言うそうだ。衣服を着せて身体を洗う。解剖台で冷たくなって子供の感触が蘇った。涙が止まらない。<死にし患者の髪洗ひをり冬銀河>。(300字)

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創刊日:2001-07-23  
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