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シニアネット 『おいおい』

俳句。俳句はすばらしい。俳句を語りあいましょう。

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シニアネット 『おいおい』  第863号 (2009.08.08))

2009/08/08

━━senior citizen net━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━2009/08/08━

    シニアネット 『おいおい』           第863号
 
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━行動に役立つ情報紙━━━━━━

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 天の川かすかに流れゐると思ふ        高木晴子

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昭和29年(1954)の作。夜空を眺めていると、天の川は、数億の無数の恒星の輝きを放つ。その天の川は、「かすかに流れゐると思ふ」えるような銀河である。夜空を見上げているうちに、心に浮かんだことが、そのまま句になったようだ。<冴返る最も奇麗なものは星>(昭和60年)。晴子の「最も奇麗なもの」は、星であったのだろう。
高浜虚子の5女として、鎌倉市に生まれる。柔らかい写生の目で捉えた日常を句にした。国際性も豊で、ロンドン、キューガーデンに虚子の句碑を建立した功績は大きい。(1915−2000)。

┏━━(コラム)特集━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
 本日は、8月8日の「コラムを特集」して見た。年に数回は許されると思う。「社説」にあきて。

8日;朝日(天声人語)
http://www.asahi.com/paper/column20090808.html?ref=any
『どんなに天候不順の夏でも、立秋あたりから必ず熱くなる地がある。きょう高校野球が始まる甲子園だ。地方大会に参加した約4千校のほとんどが姿を消し、わずかに49校が夢の途上にある▼夢を追う少年がいて、少年に夢を託す大人がいる。球児の3年間を預かる監督たちである。毎夏、名将の采配や談話を楽しみにしているファンも多いだろう。今大会の名物監督といえば、常総学院(茨城)を率いる木内幸男さんの笑顔がまず浮かぶ▼大舞台で選手の力を縦横に引き出す「木内マジック」。使い手も78歳になった。「甲子園で校歌を1回聴かせてやると、2回、3回と聴くチャンスが出てくるものです」とテレビで語っていた。手品師、なお現役である。
▼木内さんの常総は03年、ダルビッシュ有投手(現日本ハム)を擁する東北(宮城)を倒して優勝した。東北の監督だった若生(わこう)正広さんはこの夏、強打の九州国際大付(福岡)を連れてきた。甲子園の神様は何を考えたか、開幕戦で両監督が再び相まみえる▼「ひとつは夢を持てること、もうひとつはきちんと挫折を経験できること」。高校野球の素晴らしさをこう説いたのは野球解説者の江川卓さんだ。怪物と騒がれながら、自らの押し出し四球で最後の夏が終わった。敗れたことで、大学野球で頂点に立つ意欲がわいてきたという▼最強の1校を除き、白球の夢はもれなく負けで終わる。それはしかし、新たな夢の始まりでもある。巡り合わせの妙、勝ち抜き戦ゆえの非情が球趣を盛り上げ、甲子園の温度計は裏切らない。 
8日;読売(編集手帳)
http://www.yomiuri.co.jp/editorial/column1/news/20090807-OYT1T01151.htm
『夏休みに北海道を訪れる人の何人かは、何十人かは、きっと口にするだろう。〈でっかいどお。北海道〉◆全日空がかつてポスターなどに用いた広告コピーである。作者のコピーライター、眞木準さんは今年6月、60歳で急逝した。作品群に随想の文章を添えた生前の著書「一語一絵」(宣伝会議刊)を故人にゆかりの深い方から頂戴し、時折ひらいては言葉の冴えに酔っている◆たとえばサントリーの〈カンビールの空カンと/破れた恋は/お近くの屑かごへ〉や〈あんたも発展途上人〉〈飲む時は、ただの人〉、あるいは伊勢丹の〈恋を何年、休んでますか〉や〈恋が着せ、愛が脱がせる〉をご記憶の方もあろう。
◆コピーは旅である、と眞木さんは書いている。「握りしめたペンを杖に言葉の世界をさまよう」のだと。苦心の跡をとどめることなく、わずか数文字、十数文字で人の心を奪う作業ほど、身を削る過酷な旅はあるまい。その早すぎる別れを思うとき、400字を超すコラム書きが字数の不足を言えば罰があたる◆〈でっかいどお…〉は32年前の作品である。人は去りゆくとも、魂をこめた言葉は残る。
8日;毎日(余録);エルニーニョ現象の夏
http://maini chi.jp/select/opinion/yoroku/index.html?link_id=OE001
『ハワイからニュージーランドまで、太平洋上に浮かぶ島々で広く言い伝えられているのが「マウイ」という神だ。ハワイの神話では4人兄弟の末っ子で登場するが、何しろやることが大きい。まず海中から釣り針で海底をつり上げて島を作ってしまう▲次に地面すれすれだった天を持ち上げて放り投げ、空を作り出す。そこを駆け足で動く太陽をオノで襲い、命ごいする太陽にもっとゆっくり動くように求め、人の働く昼の時間を作った。火をおこす術を人間たちに伝えたのもマウイである▲マウイは最後に人に不死を与えようとして女神に殺されるが、神々の秩序を乱し、人間に文化を伝えるいたずら者の神は「トリックスター」と呼ばれる。なかでも太平洋の広い地域で怪力を振るうマウイはスケール抜群のトリックスターだ
▲さてスペイン語で「神の子」(イエス)を意味する「エルニーニョ」は、東太平洋赤道付近の海水温が上昇する現象だ。だがこちらの神の子も、広く太平洋の全域に気象変動をもたらすスケールの大きないたずらで人間生活に影響を与える▲豪雨や低温、日照不足などが農作物にも影響を及ぼす今夏だが、梅雨前線の停滞をもたらしたのが「エルニーニョ現象」だそうだ。熱帯の海水温上昇がめぐりめぐって偏西風南下をもたらし、日本付近の太平洋高気圧の張り出しを阻んだという。いやはや手の込んだいたずらだ▲エルニーニョの影響で地球全体の平均海面水温は観測史上最高を示したが、それが列島では冷夏になるから地球は複雑だ。ここは人に恩恵をもたらしてきたマウイの神に本来の「日本の夏」を恵んでくれるよう祈るしかないのか。
8日;産経(産経抄)
http://sankei.jp.msn.com/life/trend/090808/trd0908080331000-n1.htm
『古い傷跡に触れるようで恐縮だが、大原麗子さんと森進一さんが離婚したとき森さんの方の記者会見を聞いた。理由を聞かれ「私は家庭に恵まれていなかったので」と切り出した。「仕事から帰れば電灯がついているような家庭がほしかったのです…」と ▼同世代人としては分かる気もした。だがそう言うと、同僚の女性記者から「男の身勝手でしょう」と一蹴された。大原さんも記者会見で「家庭は安らぎと分かっていても、仕事が入ると忘れてしまう」と語った。森さんの望みには応えられないということだった。
 ▼その大原さんが亡くなっていたと聞いて、悲痛な思いにとらわれた。死後約2週間がたち、弟が警察官とともに合カギで部屋に入るまで、誰にも気づかれなかったという。手足に力が入らない難病を患い、闘病生活の末のひとりぼっちの死だったらしい ▼一時は母親の介護もしていたが、森さんとの離婚後はほぼ1人で「仕事が生き甲斐」という生き方を貫いてきた。それが「麗子ファン」には、魅力のひとつだったようだ。それでも時には「家庭」に甘えたくなったのではないのか。勝手ながらそう思うと何とも切ない。
 ▼折しも来週後半からは、一部の地域を除き月遅れのお盆である。亡くなった先祖の霊を「家」に迎え、食事などでもてなしながら一家水入らずの時を過ごす。そのために奉公に出た若者が一時帰宅を許される藪入りの風習が生まれ、現代の「帰省」につながっている▼時代がいくら激しく動いても、このお盆や帰省の風習があまり変わらないのは不思議である。日本人が心のどこかでまだ「家」や「家庭」の温かさを求めているからなのかもしれない。年に1度か2度でもいい。そのことを考えてみたい。
8日;日本経済(春秋)
http://www.nikkei.co.jp/news/shasetsu/20090807AS1K0700107082009.html
『景気が悪いのに、財布が膨らんで困る。気をつけていないとどんどん分厚くなって、ポケットに入らなくなる。といっても、小遣い銭が増えたわけではない。店で買い物や飲食をするたびに「ポイント」をためるカードをもらうせいだ▼試しに何枚あるか数えてみた。カレーうどん屋にレンタルビデオ店、量販電器店、CD、薬局、サンドイッチ、足裏マッサージ……。最初のスタンプ1個で挫折したままの回転寿司(ずし)を含めて、全部で20種類近くある。電卓をたたくと、ざっと4千円相当だった。結構な額だが、なぜかリッチな気分はわいてこない▼フランスの経済評論家ジャック・アタリ氏が10年前の著作でこう予言している。「通貨は有力企業によって発行されるようになるだろう。企業通貨の相互交換も可能になり、早晩ほとんどの国家の通貨より強くなる」。あながち夢物語でもなさそうだ。日本国内のポイントの発行総額は今年1兆円を超えるという。
▼ポイントで懐が豊かになった気がしないのは、集めるだけでは価値を生まないからだろう。期限内に点数を稼ぐために、余計な出費をすることもある。これは本当の需要なのかと、ふと首をかしげる。政府の「エコポイント」の効果で、省エネ家電の売れ行きが好調らしい。押し上げた消費の行方が少し気になる。

┏━━(社説)熱中症━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
◎予防意識を高めよう◎
気象庁や消防庁では「直射日光を避け、こまめに水分を補給してほしい」と注意を呼びかけている。厚生労働省の統計では、毎年200人から400人が熱中症で死亡している。侮らず、予防意識を高めたい。高温多湿の中で、体温調節ができなくなり、脱水やけいれん、頭痛、吐き気、めまいなどを引き起こす。これが熱中症である。とくに炎天下でスポーツや作業をすると、その危険性が増す。日差しが当たらない室内でも油断は禁物だ。気密性の高い部屋や車内に閉じこもって意識を失い、救急車で病院に運び込まれることも珍しくない。

8日;産経社説(2)熱中症 立秋過ぎこそ注意が肝心
http://sankei.jp.msn.com/life/body/090808/bdy0908080332000-n1.htm
『今年の夏は梅雨明けの遅れたところが多く、曇りがちのじめじめと鬱陶しい天候が続いた。体が本格的な暑さに慣れていない。今後、気温が急上昇すると、熱中症が多発する可能性がある。体温の調整機能が弱く、体力のない高齢者や幼児は細心の注意が必要だ。高齢者の場合は暑さを自覚しにくく、部屋を冷房したり、水分をとったりする対応が遅れがちになるので気をつけたい。消防庁によると、昨年の7、8月に熱中症で救急搬送された人は全国で約2万1600人にのぼった。今年はこれより少なくなりそうだというが、35度以上の猛暑日や夜間の最低気温が25度以上の熱帯夜が続くと要警戒である。
 大切なのは、無理をせずに涼しい場所で休み、水分を補給することである。発汗で電解質も失われている。スポーツドリンクや塩分を含んだ水を飲むのも効果的だ。太い血管のある首やわきの下を濡(ぬ)れたタオルで冷やすと、体温は下がりやすい。嘔吐や意識障害がある場合は、輸血、人工呼吸、心臓マッサージが必要になるので一刻も早く病院に運ぶべきだろう。普段の生活でも、睡眠不足や暴飲暴食、二日酔いを避け、日ごろから体調を整えておくことも忘れてはならない。

┏━━身辺雑記━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
 「社説をおちょくる」情報紙が、「コラム」を羅列した。堕落である。私は、「選挙嫌い」になっている。特に、マニュフェストは、生理的に避けている。政権公約だから、自民党、公明党、民主党の3党のものを見ればよい筈である。政権を取る予定の政党の公約は、詳細に分析しなければならない。だが、私はさぼっている。8月30日まで、ゆっくり休みたい。選挙後、動くことにしている。だから、「社説も休みたい」。この情報誌のミッションは、「社説をおちょくる」である。そのミッションを忘れる訳にはいかない。いやいやでも、休む訳にはいかない。曲がりなりにも、「ミッション」を守ることにしよう。愛読者には、きわめて失礼な言葉であるが。(300字)。

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創刊日:2001-07-23  
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