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シニアネット 『おいおい』

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シニアネット 『おいおい』 第861号 2009.08.02)

2009/08/02

━━senior citizen net━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━2009/08/02━

    シニアネット 『おいおい』           第861号
 
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━行動に役立つ情報紙━━━━━━

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 三人に見つめられいて西瓜切る         岩田由美

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3人の子供たちが、3等分される西瓜を緊張した表情で見ている。西瓜を切る人の責任感と緊張感。真中にある西瓜の視線が集中されている。可愛い瞳を輝かせる子供たち。その熱い視線を一身に浴びて、「えい!」と包丁を入れた。まだまだ、緊張は続く。
西瓜は夏物のイメージが強いが、季語では秋である。<包丁をあてしばかりに西瓜割れ>たり、等分に失敗すると、<泣いてをり肘に西瓜の種をつけ>のような結果になる。岡山市生まれ。(1961− )。

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┏━━(社 説)「きぼう」の夢と現実━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
 ◎宇宙開発の投資効果の検討を◎
日本の実験棟「きぼう」には若田さんの手で最後の施設が取り付けられた。ようやく有人活動の拠点が完成した。地上から400キロの無重量空間で、国際宇宙ステーション(ISS)を運用してさまざまな実験をこなし、将来の宇宙活動に備えて身体の変化を調べるデータも取った。日本の負担は、「きぼう」の建設に約5500億円、年間約400億円の運用費も合わせれば1兆円にのぼる。巨費を投じる以上、この施設を最大限に生かし、将来につなげることを考えなければならない。 

2日;朝日社説(1)「きぼう」完成―喜んでばかりはいられぬ
http://www.asahi.com/paper/editorial20090802.html?ref=any
『宇宙飛行士の若田光一さんが、ISSでの4カ月半に及ぶ長期滞在を終え、スペースシャトルで元気に帰ってきた。宇宙に住んでみた実感や、そこで試みた芸術作品づくりなどについて触発される人も多いに違いない。ISSには、すでに米国、ロシア、欧州の実験棟がある。「きぼう」は、この中でも最大規模、最新鋭となった。外で実験や観測ができるテラスもある。アジア各国の研究者に利用してもらい、国際貢献にも活用したい。マレーシアの研究者との共同実験がまもなく始まる。広くアイデアを募り、積極的に進めよう。
だが、大きな問題がある。現在の米国の計画では、ISSの運用は6年後の2015年までで、その後は月面や火星の探査に重点を移す。来年には、ISSへの「足」になっている、スペースシャトルを引退させる。残る「足」は、ロシアのソユーズ宇宙船と、日本が9月に打ち上げる無人補給機HTVになる。 オバマ政権は見直しを進めており、近く結論がまとまる見通しだ。その結果も見て、「きぼう」をこの先どう生かすのか検討が迫られる。その結論がどうなろうとも、「きぼう」の完成は日本の有人の宇宙開発の大きな節目だ。この機会に、日本の将来に役立つ宇宙開発とはどういう分野か、宇宙での大型の国際協力計画にどういう形で参加するか、しっかり練り直す必要がある。日本の宇宙開発の目標をどう定めるか、大きな国家戦略の中で考えたい。 

2日;産経社説(2)若田さん帰還 大きな2歩と厳しさ実感
http://sankei.jp.msn.com/science/science/090802/scn0908020259000-n1.htm
『日本の宇宙開発は大きな2歩を記録した。その1歩は、宇宙実験棟「きぼう」の完成だ。施設の最終ユニットを若田さんが巧みなロボットアーム操作で取り付けた。きぼうがフル装備となったことで、日本は長年の念願だった自前の研究拠点を手に入れた。無重量と真空という極限環境を生かして行う素材開発や生命科学の長期実験が可能になる。2歩目は、有人宇宙活動分野での前進だ。過去の日本人飛行士の宇宙滞在記録は、2週間前後止まりだったのが、一気に4カ月半に伸びた。
 しかし、前進したことで、宇宙本来の環境の厳しさも実感されるようになってきた。例えば飛行士の体である。人体は長く無重量状態に置かれると骨格系が衰退する。地球を回る軌道上では体重が消えるので、体は無駄を省くため、骨や筋肉の減量にかかるのだ。若田さんは今回、骨粗鬆症の治療薬を服用して効果を調べる実験にも取り組んだ。宇宙空間には放射線も多い。ISSではたった2日で、地上の人が1年間に自然に浴びる量を被曝する。また、日本の宇宙開発も、きぼうの運用完成を機に新たな段階へと移行する。きぼうの開発には7000億円以上が投じられ、今後は維持費に毎年400億円が必要となるからだ。宇宙開発は今後、費用対効果の「現実」と向き合わざるを得なくなる。年末には野口聡一飛行士がロシアのソユーズ宇宙船でISSに行き、6カ月の長期滞在に挑む。宇宙新時代の到来である。

2日;日本経済社説(2)有人活動の真価示す成果を
http://www.nikkei.co.jp/news/shasetsu/20090801AS1K3100831072009.html
『無重量状態の宇宙に長期滞在すれば骨の強度が下がるなど身体には様々な影響が出る。若田さんは骨粗しょう症を抑える薬を飲むなど自ら実験台になって貴重な医学データももたらした。今回の経験をほかの宇宙飛行士の長期滞在や今後の有人活動に役立ててもらいたい。若田さんの宇宙での活動は実験棟の組み立てに主眼が置かれていたので、宇宙実験は生命科学と流体現象などに絞られ、件数は少なかった。初っぱなだからこれは仕方がないにしても、いつまでも宇宙飛行士だけが目立って実験がかすむようでは実験棟建設の意義が疑われる。
 日本は宇宙ステーション計画への参加に伴い、有人活動や実験棟の建設にこれまで約7600億円つぎ込んできた。今後も運用や物資の補給、有人活動に毎年約400億円の費用を投じる。めぼしい成果がなかなか出なければ、有人活動や宇宙実験に厳しい目が注がれるだろう。宇宙利用に関しては新材料開発などに期待がかけられていた。しかし、最近はその期待が薄れてきている。医薬品開発につながる実験にはまだ期待は高いが、投資に見合う成果が得られるかは定かではない。宇宙実験は現在、100件程度が予定されている。産業利用でなく純粋科学でもいいが、投資に見合う成果が求められよう。研究者にはノーベル賞を狙うぐらいの気概で野心的な宇宙実験に挑んでもらいたい。政府は1年かけて将来の有人活動のあり方を検討する。有人活動は費用対効果を考えずに計画を膨らますわけにいかない。宇宙ステーションの成果なしに有人活動は進まない。

┏━━(社 説)自民党の政権公約━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
  8月1日の5紙の社説のタイトルを拾う。2つの潮流がある。前者は、読売と朝日と産経で、自民党の政権公約に限り論調を展開した。後者は、毎日と日経で、衆議院選挙のマニフェストについてシリーズで論説していく予定の様だ。気が早いが、「評価」をしている新聞が少ない、時間を掛けてじっくり、評価して下さい。
読売社説=自民党政権公約 「責任力」に見合う具体策示せ
朝日社説=自民党の公約  気迫がつたわってこない
毎日社説=09衆院選 自民党マニフェスト さあ公約を比べよう
日本経済社説=09衆院選 政策を問う   目標は掲げたが道筋みえぬ自民公約
産経社説=自民党公約  米へのミサイル迎撃評価 

┏━━地方分権━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
  大阪府知事に対して、自民党は配慮した。麻生総裁が、発表する2時間前に幹部が訪問して説明した。民主党も「差し替え」するそうだ。「地方分権」に関しては、大阪府知事は「満足」したようである。どう展開するか、注視したい。

┏━━選挙の夏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
   今年の8月は選挙の夏になった。例年は、祈りの月であり、戦争と平和を考える月であった。選挙を通して、戦争と平和を考えてみよう。5紙の朝刊を買って見た。トップ記事が、自民党のマニフェストの発表。
 朝日新聞=自民、景気対策を最優先 政権公約 財源明確にせず
 読売新聞=自民、経済成長に重点  公約発表 所得10年で100万円増
 毎日新聞=自民マニフェスト 来年度後半に2%成長 経済活性カ戦略アピール
 日本経済新聞=自民、政権公約を発表 景気回復を最優先  10年度後半 2%成長目指す
 産経新聞=衆院選マニフェスト発表  自民「外交・安保」前面に 首相、政策実現力を強調

メディアは不親切だ。政権選択の対象の「自民党」と「民主党」の出来栄えを評価してない。唯一、日本経済新聞が、「識者政権公約を採点」と分野別に採点評価した。総論=自民65点―民主70点。(民主、完成度高まる)。雇用=自民60点―民主30点(派遣規制に疑問)。教育=自民60点―民主70点(高校無償化は評価)。外交=自民65点―民主40点(自民の方が具体的)。 項目別には、2勝2敗で引き分け。総合計点では、自民250点―民主210点で、自民党。ちょぼちょぼと言うところですか。 
読売新聞は、「自民党と民主党と比べると、アピール度見劣り、現実可能性は軍配」と評価した。これは、政権政党の「責任」を前面にだしたと。
朝日新聞は、「薄まる麻生色、露出度抑え失言回避。党内議論を優先し、原案すぐ変更」と安全運転を強調。
毎日新聞は、「個人へのバラマキ合戦」と解説している。

┏━━甲子園の夏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
 選抜高校野球の代表校が、8月1日にすべて決まった。8月8日から甲子園で全国大会が開催される。暑い甲子園では連日、ドラマが展開するだろう。調子を取り戻しかけたタイガースは、死のロードに出る。
 大阪府の代表校は、PL高校である。折しも、PLの花火が打ち上げられる。富田林に本部があり、PL高校を応援しているようだ。PL高校が、久しぶりに勝ち残ってもらいたい。

┏━━祈りの夏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
 8月は、6日の広島原爆忌(平和記念日)、9日の長崎の原爆忌(平和祈念日)、15日の終戦記念日がある。12日には日航機御巣鷹山事故(昭和60年 1989年)。13日―16日の盂蘭盆。

┏━━地方の夏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
 8月は、都会から田舎へ人が移動する。東北の夏祭り(1日弘前のねぶた祭り、2日の青森のねぶた祭り、3日の秋田竿灯祭り。5日山形花笠まつり、6日仙台七夕まつり)。新潟県長岡まつり(2日)、山口県七夕ちょうちんまつり(6日)、鳥取しゃんしゃん祭(8日)、高知よさこい祭(9日)、徳島の阿波踊り(12日)。月遅れ盂蘭盆(13日から16日)。京都5山送り火(16日)。23日の地蔵盆、26日の山梨県吉田の火送りで富士山の夏は終わる。夏はいく。

┏━━身辺雑記━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
 8月である。宇宙に眼を向けると、限りない世界が開ける。しかし、星を眺めていて、どぶ板に足をすくわれたギリシャの哲学者がいた。夢は大きいに限るが、現実を忘れてはならない。日本のISSの負担金は約1兆円。投資効果が厳しく問われる。子供たちに、宇宙への夢を膨らませた効果は大きい。目に見ない効果がある。
 山は遠くから眺めているうちは、夢もあり楽しいだろう。現実に、山に登り、山の中に入れば、別の問題が出てくる。夏の美しい星空を眺めているだけでは済まされなくなった。現実の問題に立ち返らなければならない。まず、ISSへの足である。ISSへ行く宇宙船の米のスペースシャトルは引退する。ソ連のソユーズ宇宙船と日本が9月に打ち上げる無人補給機HTVになる。長期的な視野で考えたいものだ。
 8月は大切な「選挙の月」だが、国民はどれだけ関心を持つだろうか。頑張っているのは、「政権選択」とか「政権交代」とかを叫んでいる政治家だけではないか。大切な政治の季節であるが、燃え上がらないのは国民の責任だろうか。選挙は、芝居であり、劇場である。下手な役者が、いくら頑張っても、観客は拍手しない。興味が湧かない。これで良いのか。政権公約を読めば読むほど、空疎に感じる。滿たされない現実。宇宙への夢を追いたくなる。
 夏の星空を眺めて、現実から目を反らしたてはならない。余りにも美しい星空を見ていると現実の醜さから逃避したくなるのは、私だけだろうか。(600字)

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創刊日:2001-07-23  
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