生活情報

シニアネット 『おいおい』

俳句。俳句はすばらしい。俳句を語りあいましょう。

全て表示する >

シニアネット 『おいおい』 第848号 (2009.06.19)

2009/06/19

━━senior citizen net━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━2009/06/19━

    シニアネット 『おいおい』            第848号
 
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━行動するための情報紙━━━━━━

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

 飲みぶりも底ぬけなりし太宰忌                上村占魚

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
6月19日は「太宰治忌」。代表作『斜陽』、『人間失格』、『走れメロス』、『桜桃』。絶筆は朝日新聞連載予定の『グット・バイ』の校正10日分と3回分の原稿。三鷹市の禅林寺の墓は、師匠の井伏鱒二の字で「太宰治」と刻まれている。
作者は、写生を基調に抒情性を求め「只管(ひたすら)写生」を唱えた。旅行を好み晩年は離島を訪れた。日本の伝統工芸に造詣が深い。酒が好きで、酔うと裸踊りもやったといわれる。自画像だろう。太宰治の命日だから、酒も「底ぬけに」飲んだのだろう。高浜虚子と松本たかしに師事。熊本県人吉市生まれ。(1920−1996)。

┏━━太宰治忌(桜桃忌)━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
19日;毎日新聞写真集
http://mainichi.jp/select/wadai/graph/dazai100/?inb=yt
太宰治(本名・津島修治)は明治42(1909)年6月19日、青森県北津軽郡金木村(現五所川原市)の旧家の六男として生まれた。昭和23(1948)年6月13日深夜、玉川上水(現東京都三鷹市)に愛人と共に入水自殺、同19日に遺体が見つかった。誕生日と遺体発見日が、同じ6月19日。生誕100年。墓のある三鷹・禅林寺では「桜桃忌」、古里の金木では「生誕祭」が盛大に営まれる。

┏━━臓器移植法━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
 ◎議論を尽くせ◎
 臓器移植法改正案は18日、四つの案が衆院本会議にかけられ、国内で臓器移植の道を大きく広げる「A案」が可決された。棄権を決めた共産党以外は党議拘束をはずし、議員一人ひとりが自らの信念で記名投票した。賛成が263票で、反対167票を大きく上回った。最初にA案が可決されたため、他の3案は採決されなかった。本人の意思が不明でも、家族の同意があれば臓器を提供できるとする。成立すれば、現行法ではできなかった脳死の子どもからの臓器移植にも道が開かれる。心臓などの移植を受けるには海外に渡るしかなかった子どもたちにとっては朗報といえる。3年後とされていた現行法の見直し時期が過ぎて10年近い。なによりこの改正案は、本人の書面による意思の表明を前提とする現行法の枠組みを一変させるものだ。 

19日;朝日社説(1)臓器移植法案―参院の良識で審議尽くせ
http://www.asahi.com/paper/editorial20090619.html?ref=any
『ほかの3案の意図するところは、臓器の提供は本人の意思に基づくのが本来のあり方で、子どもの場合でも可能な限り、そうあるべきだということだ。現状では無理のない考え方だろう。97年に施行された現行法の枠組みを作ったのも実は参議院だ。この時、衆議院では、脳死を一律に人の死とする法案が可決された。しかし、参議院が、臓器移植のときに限って脳死を人の死とするという修正を加えた。
今回の改正案は、衆議院の審議の中で骨格が揺らいだ。もともとは脳死を一律に人の死としていた。ところが採決を目前にした委員会で、提案者は臓器移植の場合に限って死とすると、異なる見解を述べた。「脳死」は医学の進歩で生まれた、いわば新しい死だ。法律で死と定めることの影響は、医療現場をはじめ広い範囲に及ぶ。日本弁護士連合会や学会などから、拙速な法改正は慎むべきだという意見が出ていた。法案の文言こそ変わっていないが、こうした強い反発に加え、提案者自身の戸惑いゆえに軌道修正を図ろうとしたのだろう。参議院ではまず、この点を明確にしなければなるまい。また、この法案は、親族への優先提供を認める。これは臓器移植システムの公平性の点から問題がある。 
 臓器移植は、臓器を提供した人の死と、その臓器を移植された人の新しい生という両面を必然的に持つきわめて特殊な医療だ。どちらもゆるがせにはできない。社会としてどう進めていくのか、死生観も絡む重い問題だ。 
 現行法の下での経験や実績をもとに、社会の変化も踏まえ、納得のいく結論を出さねばならない。 

19日;読売社説(1)移植法衆院通過 臓器提供の拡大へ踏み出した
http://www.yomiuri.co.jp/editorial/news/20090618-OYT1T01050.htm
『A案は、脳死を「人の死」と位置付けた上で、脳死判定を受けるかどうか、脳死とされた後に臓器提供するかどうかは、本人の意思が不明なら家族に委ねる、という内容である。 これは世界保健機関(WHO)の指針や主要各国の臓器移植法とほぼ同じものだ。日本の現行の臓器移植法は、臓器提供の条件が世界の中で突出して厳しい。その結果、法律の施行から約12年で、脳死移植は81例にとどまっている。米国では毎年数千例、欧州の主要国でも年間数百例あるのにあまりにも少ない。
また、提供意思を示す能力があるのは民法上15歳からとされ、臓器の大きさが合わない乳幼児は、国内移植の道が事実上、閉ざされている。大人も、中国で死刑囚から摘出されたと見られる臓器の移植を受けるなどしている。こうした日本の現状に対して、海外の視線は厳しい。家族の同意で移植を可能にするA案は、15歳の壁を取り払い、乳幼児に国内移植の道を開く。大人の臓器提供もかなり増えると予想されている。採決されなかった3案には、15歳未満に限り家族同意で移植を可能とするなど、提供条件を部分的に緩和する案もあったが、現状を根本的に改めることは難しい。臓器移植法改正案の審議は、舞台を参院に移す。さらに新たな提案を模索する動きもある。死生観を問われる難しい問題だが、これ以上、結論を先送りすることはできない。

19日;日経社説(1)移植医療の海外依存から脱する一歩だ
http://www.nikkei.co.jp/news/shasetsu/index20090618AS1K1800318062009.html
『現行法は、臓器提供について本人と家族双方の意思が明確な場合にだけ脳死を死と判断することを認め、脳死者からの臓器提供を可能にした。本人が書面で提供意思を示していることを条件としている。これは個人の死生観を尊重し、脳死を死と考えない人や臓器提供したくない人の意思が確実に生かされるよう配慮した結果だ。海外と比べて厳しい条件を課している。議員立法で提案された4つの改正案のうち、今回可決された「A案」は年齢制限をなくし、大人も子どもも本人がカードなどで提供拒否の意思を示していなければ、家族の承諾で臓器の提供を可能にする。「脳死は人の死」との考えに立ってはいるが、臓器提供の場合にだけ脳死を人の死とする現行法の基本姿勢を受け継ぐものという。
 しかし脳死移植への懐疑的な意見は根強く、その背景には医師への不信がある。国内最初の心臓移植が疑惑を呼んだ「和田移植」(68年)だったことは記憶から消えない。医師主導とみられがちな移植医療への不信をぬぐい臓器提供を確実に増やすには、中立的な立場で臓器提供を橋渡しする移植コーディネーターの機能を高めるなど制度づくりが欠かせない。参議院でも議論を重ね、自国内で完結する移植医療の実現と、個人の死生観の尊重が両立する制度を目指してほしい。

19日;産経社説(1)臓器移植 A案で参院成立を目指せ
http://sankei.jp.msn.com/politics/policy/090619/plc0906190304004-n1.htm
『この案は平成17年夏に提出されたが、衆院解散で廃案となった。翌年3月に再提出されたものの、審議が行われないまま、棚ざらしにされてきた。やっと本格的審議が始まったのが今国会だった。7月28日の会期末を控え、審議日程も限られてくる。送付された参院でも早期に審議を進め、今国会で成立させるべきだろう。ドナー不足は深刻である。世界的に臓器売買が横行し、国際移植学会は昨年5月、“移植ツーリズム”の廃絶を求め、自国内でドナーを見つけるよう宣言した。世界保健機関(WHO)も同様の指針を採択する方針である。
 ドナー本人が生前、書面で臓器提供の意思を明確に示すよう求めている現行の臓器移植法が足かせとなっているからだという。普段から自らの死後について考えている人も少ないだろうから、この「本人の生前同意」は臓器提供に結び付きにくい。臓器移植法は、心臓や肝臓、肺、腎臓といった臓器を自らの死後に提供しようとする善意のドナーと、その臓器を必要とする患者とを結び付けて支える法律でなければならない。A案はこの趣旨に沿っている。ただ、現行法は臓器提供の場合に限って「脳死を人の死」とし、脳死を人の死とは認めない死生観の人々との妥協点を見いだそうとした。さらに、親の同意によって15歳未満の子供からの臓器移植にも道が開かれることになったが、子供の脳死判定の難しさや親の感情にこだわる声もある。こうした問題をどう解決していくか、参院での審議に期待したい。

19日;毎日社説(1)臓器移植法改正 参院で議論を尽くせ
http://mainichi.jp/select/opinion/editorial/news/20090619k0000m070132000c.html
『長年たなざらしにされてきた法案である。各案が十分に検討されたとはいえず、議員や国民の間に理解が行き渡っているとは思えない。参院は課題を改めて整理し、議論を尽くしてほしい。現行法では、本人と家族の両方の同意がある時に限り、脳死となった人を死者とみなし、臓器を摘出できる。移植を前提とする場合だけ「脳死は人の死」としたもので、15歳未満の子供からは臓器摘出できない。長い議論を経て成立した法律だが、脳死移植を推進する人々は、現行法の厳しさが臓器提供を妨げていると指摘してきた。小さい臓器を必要とする子供は国内移植ができず、海外に渡る人も多い。そこへ、世界保健機関(WHO)が国内移植の拡大を求める指針策定の動きを見せたことが法改正の動きを後押しした。 A案はこの流れに乗ったもので、本人が拒否していなければ家族の同意で提供できる。大人の臓器提供を増やし、子供の国内移植を可能にすることをめざした内容だ。
  提供者の死因をきちんと確かめる体制を確保しておくことは、脳死移植への信頼性を確保するために不可欠だ。親族に優先的に臓器提供できる規定についても、現行法が原則とする「公平性」の変更による弊害はないか。親族の範囲をどう限定するか。さらに慎重に検討すべきだ。現行法にせよ、A案にせよ、生体移植の規定がないことも問題だ。日本で多数実施されている生体移植では、臓器提供者に後遺症が残るなど、不利益が及ぶ場合がある。今は学会レベルの規定があるだけだが、提供者保護は法律で規定すべきではないか。移植を待つ患者側はA案を歓迎すると思われるが、脳死移植でも生体移植でも、提供者側への配慮を忘れてはならない。WHOの指針案の全体像を、きちんと把握した上での議論も欠かせない。

┏━━━身辺雑記━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
 海賊対処法案・贈与税を時限的に軽減する税制改正法案・基礎年金の国庫負担割合を2分の1に引き上げる国民年金法改正法案が19日午後に成立した。3法案は今国会の重要法案であった。午前中、参議院本会議で野党の反対多数で否決。午後衆議院本会議で3分の2以上の賛成多数で再可決した。国会の焦点は、衆議院の解散と総選挙に移る。
 解散の時期の選択は、狭まってきた。また、民主党は「政権交代選挙」と言っているが、どちらになっても、大した変化は起こらないだろう。すでに、国民の目には醒めている。どちらが、政権を取っても、政策に大きな変化は起こらないだろう。大同小異である。安定志向の国民には、どちらでもいいということだろう。(300字)。

規約に同意してこのメルマガに登録/解除する

メルマガ情報

創刊日:2001-07-23  
最終発行日:  
発行周期:週一回以上  
Score!: 非表示   

コメント一覧コメントを書く

この記事にコメントを書く

上の画像で表示されている文字を半角英数で入力してください。

※コメントの内容はこのページに公開されます。発行者さんだけが閲覧できるものではありません。 コメントの投稿時は投稿者規約への同意が必要です。

  • コメントはありません。