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シニアネット 『おいおい』

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シニアネット 『おいおい』 第839号 (2009.05.18)

2009/05/18

━━senior citizen net━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━2009/05/18━

    シニアネット 『おいおい』            第839号
 
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━行動するための情報紙━━━━━━

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 草の上を風がすべりて賀茂祭            鷲谷七菜子

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15日は葵祭り。京都市の賀茂神社と下鴨神社の例祭。京都三大祭りの1つ。平安遷都以来、玉城の守護神とされる歴代皇女が斎王として奉仕した。現代の斎王は選ばれる。牛車を中心に勅使の行列は、御所を出て下鴨神社へ、神事を終えて賀茂神社へそこでも神事を午後御所に戻る。
昔は祭りといえば、「葵祭り」をさした。江戸時代以降、懸け葵いといい、社殿や神官の冠に葵を挿すようになった。供奉する人々が冠帽に葵柱を飾るので葵祭りともいう。勅使中心とした奉幣使の賀茂神社参向の行列であり、豪華絢爛の中に平安朝の典雅な装いを見ることができる。
作者は、祖父の上方舞楳茂都流2代目家元に引き取られて育てられた。3代目の父と母宝塚スター吉野雪子の長女。大阪市生まれ。(1923− )。

┏━━お詫び━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
  前号838号以来の「空白」。元気ですが、野暮用で発行が遅れました。それに、ネットワークの不調でパソコンが13日以来使用できず、1週間無駄にすごしました。「騒動記」は、別便にてお知らせします。かくも長き、「空白」をお詫びします。今後は、一生縣命頑張ります。よろしくご指導とご鞭撻ください。
 それに、大阪府は「新インフルエンザ騒動」。夏風邪が、猛威を振るうとは1? 5月24日{日}楽しみにしていた「みどりのつどい」まで中止。子供中心の祭りを大学生が支えてくれる「夏まつり」。今年は、新企画もたてたのに、残念。

┏━━新型インフル━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
 ◎遅れた国内感染対策を取り戻せ◎
事態は、思わぬ速さで進んでいる。 新型の豚インフルエンザは、兵庫県と大阪府の高校生を中心に感染の広がりを見せている。外国で感染した人を通じて国内に入り込んだウイルスに高校生が感染し、クラブ活動などを通じてさらに広がったとみられる。しかも、校内での集団感染という一歩進んだ形だった。2府県にとどまらず、国内で感染がかなり浸透していると考えざるを得ない。感染の広がりを想定して、医療態勢などの整備を急ぐべきだ。 感染しても症状が出ない、最長で1週間の潜伏期間があり、検疫をすり抜ける可能性が指摘されていた。それがはっきり現実のものとなった。 

18日;朝日社説(1)国内感染―広がり踏まえた対策を
http://www.asahi.com/paper/editorial20090518.html?ref=any#Edit1
『感染がわかったきっかけは12日、診療所を訪れた高校生の症状を見て、念のためにと検査を依頼した神戸市の開業医の機転だった。渡航歴のない高校生の検査は後回しになり、新型と確認されたのは3日後の15日だった。 神戸市では、大型連休明けにインフルエンザらしい症状を訴える患者が増え、この高校でも8日ころから目立ち始めていた。しかし、新型とは疑われなかったようだ。厚生労働省が早くから国内への侵入を前提に注意を呼びかけていれば、もっと早い段階で集団感染がわかった可能性もある。 ほかの都道府県でも、同様に見過ごされている例もあるのではないか。厚労省は、全国の自治体での医療態勢づくりを全力で支えなければならない。医師などの専門家には、水際の検疫ではなく、地域での感染対策にこそ力を注いでもらうべきだ。 
 インフルエンザは自宅で寝て治すことが常識の米国などとは異なり、日本では病院や診療所へ駆け込む人が多い。大勢の患者が病院に押しかけたら、発熱外来はもちろん、病院全体が大混乱に陥りかねない。 軽症の人が家にとどまって診療を受けられる往診態勢や、医療機関が感染を広げる場にならないように感染者を分ける仕組みも必要だ。休校措置などを広げすぎると、家族も動けなくなり地域社会の機能がマヒしかねない。 感染者数が刻々と増えている。現実的な対応策を至急、整えなければならない。 

17日;読売社説(1)国内新型初感染 新局面にも柔軟対応が大切だ
http://www.yomiuri.co.jp/editorial/news/20090516-OYT1T00978.htm
『怖い、不安だ、という人は少なくないはずだ。しかし、心得ておくべきは、たとえ新型に感染したとしても大多数の人は「軽症」ということだ。感染が拡大している米国などでも、重症化は一部にとどまる。それも、何らかの重い病気を抱えていた人がほとんどとされる。取りあえず、個人の対策は通常のインフルエンザ感染シーズンと変わらない。うがいや手洗いを励行して感染を予防する。少なくとも日常生活は従来通りで、特に変えなくてもいい。 恐れ過ぎないことだ。ただし甘く見てもいけない。
 感染が広がり、蔓延する事態になれば、社会、経済への影響を無視できない。重症ではなくとも、熱が出て動けないという人が増えれば、企業や社会の活動にも大きな支障が出る。政府の対応が重要だ。感染の急拡大を防がねばならない。すでに現在のような「国内発生早期」の対応策は決めてある。感染者が出た地域は学校を休校とし集会は自粛を求める、という内容だ。原則は、これを着実に実行することだが、柔軟性が大切だ。この対応策は、重症例が多い場合を想定している。今回は全く違う。学校休校は感染者が出た近隣に限るなど、社会、経済への影響を最小限にする必要がある。政府は、これまで、空港での検疫など、水際対策に力を注いできた。これにより、新型の国内侵入を遅らせることはできた。だが、応援の医療従事者を大量投入したことで、国内対策の遅れが指摘されている。これも、そろそろ見直しが要る。

17日;毎日社説(1)初の国内感染 医療体制整備に重点を
http://mainichi.jp/select/opinion/editorial/news/20090517ddm004070013000c.html
『今回の新型は、多くの人にとって季節性インフルエンザと同程度の症状にとどまっている。その点では恐れることはなく、冷静な対応が大事だ。ただ、秋冬に向けて変異することもありうる。ほとんどの人に免疫がないため、重症者が多く出る恐れもある。感染拡大を防ぐ基本対策を国も個人も組織も、徹底したい。重症化の恐れがあるのは、慢性の呼吸器や循環器の疾患、糖尿病、免疫不全などの持病のある人たちだ。妊婦もリスクが高いと考えられる。季節性と違って、健康な若者の中にも重症化する人がいる。今後、こうした人々の感染防止や治療をどう進めていくか、具体的に考えなくてはならない。その際に重要なのは医療体制の整備だ。感染者が増えてきた場合に、現在の発熱外来で確実に対応できるか、再点検してほしい。病院を感染拡大の場にしないよう、十分なシミュレーションが必要だ。発熱外来だけで対応できなくなった場合のことも、早急に考えておきたい。
 感染者が確認された地域で学校などを休校にすることは、国内感染者が確認された初期の段階では妥当な対応だろう。ただ、新型対策は、健康被害を防ぐと同時に、社会機能を混乱させないことも重要であり、バランスのとれた対応は欠かせない。学校や保育所を臨時休業にすることに伴い、保護者の勤務に支障が出る場合もある。そのための手当ても、地域や職場で考慮しておくことが必要だ。
 新型対策は、国と自治体で役割分担されている。地域の実情に応じた自治体の対策は重要だが、そのための基準を示す責務は国にある。変化していく状況に応じ、迅速な対応が国には求められる。自治体同士の連携も重要だ。国は「感染が疑われる人は、発熱相談センターに連絡を」と呼びかけている。ただ、発熱やせきの症状があっても、「新型」を疑わずに直接病院に行く人もいるだろう。国は、個人の行動と医療機関の対応をセットにして、きめ細かい指針を国民に示してほしい。そうでないと医療機関も混乱する。国民が政府の指針や医療体制に安心感を持つことで、混乱を防ぐことができる。それが、全体の被害を抑えることにもつながるはずだ。

18日;産経社説(1)国内初の感染 まず学校対策に万全期せ
http://sankei.jp.msn.com/life/body/090518/bdy0905180313001-n1.htm
『政府が警戒レベルを第1段階(海外発生期)から第2段階(国内発生早期)に引き上げ、対策は新たな局面を迎えた。季節性のインフルエンザも、まず最初に小学校の児童の間で流行し、それが各家庭に入り込み、さらには高齢者施設へと感染が拡大する。 特に今回の新型インフルエンザは、10代の若者に感染しやすいのが特徴とされるだけに、なおさら注意が必要だ。カナダや米国のケースも、学生の間で集団感染が起きたことが世界保健機関(WHO)の警戒レベル引き上げの根拠のひとつになった。最初の国内感染が報告された神戸市は、市内の一部地域で公立学校の臨時休校を決めた。現時点ではまず、学校段階でどこまで効果的な予防策をとれるかがカギを握る。それが国内の感染拡大を最小限に抑えることにもなる。
 政府も「国内発生早期」の対策として臨時休校のほか、不特定多数が集まる集会の中止や人込みへの外出自粛などを自治体を通じて国民に呼びかける。だが、むやみに規制を広げたのでは混乱するだけだ。経済、社会への影響を考えた柔軟な対応が求められる。一方で、感染症の専門家は「神戸や大阪だけにとどまらない。感染者はすでに数百人に及んでいる可能性がある」と指摘する。患者の発生状況に合わせ、国内の感染拡大防止へと移していくことも考えたい。検疫の強化に充てられてきた医療スタッフの一部を病院や保健所に戻すなど、地域差がある発熱外来などの医療態勢は早急に整備すべきだ。インフルエンザ治療薬の十分な備蓄量を確保するとともに、ワクチンの製造も計画的に推し進めていかなければならない。感染経路の特定も欠かせない。幸いなことに感染者の多くは比較的軽症で済んでいる。恐れず、だが甘くも見ず、着実に対策を進めたい。

17日;日経社説(1)冷静に柔軟に感染拡大防げ
http://www.nikkei.co.jp/news/shasetsu/20090516AS1K1600516052009.html
『今回の新型は豚インフルエンザの変異で生まれた。幸いなことに病原性は毎年の季節性インフルエンザと大差ない。治療薬もある。ほとんどの患者は軽症で回復している。国民ひとりひとりの対応はいつものインフルエンザと同じでいい。人込みになるべく出かけない。出かけたときはマスクを着け、せきエチケットを心がける。うがいや手洗いで体を清潔に保つ。基本動作が大事だ。糖尿病などの持病がある人は重症化しやすい。特に注意が必要だ。高齢者の感染が少ないとの見方が出ているが、お年寄りは心配ないと受け取るのは早計だ。少ない理由が医学的にはっきりしないし多くの高齢者は慢性的な病気を持つ。リスクは高いと考えて用心するにこしたことはない。個人は通常のインフルエンザ並みに冷静に防衛策を講じればよいが、社会の対応は異なる。多くの人が一度にかかれば社会的な混乱を招くこともありうる。だれも免疫を持たない新型だけにその恐れを否定できない。重症化のリスクが高い人にうつる危険も増す。
 大流行にしないため、感染者が発生した地域で学校や保育園などを休んだり、イベントを中止したりすることもやむを得ない。感染経路を明らかにするため感染者と接触した人たちを割り出すことも必要だ。症状が普通のインフルエンザと似ており誤解も生じやすい。政府や自治体はプライバシーを守ることや経済活動への影響とのかねあいを考えて臨機応変に対策を進めてほしい。対策が円滑に進むために正確な情報に基づく国民の理解も不可欠だ。

┏━━身辺雑記━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
昨年10月29日発売の『闘う社説』は、若宮啓文さんの朝日新聞論説主幹の2千日の言行録。2002年9月1日から2008年3月31日までの在任期間中の大事件に対する対応録である。「社説とは何であるか」に挑戦した。発売の時は、流し読みにしたが、最近読み直してみた。
2004年に「比べて読めば面白い」を提案したとある。小紙は2001年7月23日からそれをやっていますと教えてあげたい。社説は、比較検討することにより、論点が見えてくる。これが、小紙の「存在意義」である。社説は5紙を読んで、始めて全体が分かる。1紙の偏見が見抜くためには、総合判断が必要である。
 「新聞の論説は読まれていることはまとにすくなく、一説によると全国の論説委員の合計した数しか読者がいない。」とは、丸谷才一の小説『女ざかり』の一節である。映画化されて、吉永小百合が主演した。社説を総合的に読む人は、これ位面白い事はない。中長期的な視点で「判断」できる。それに、情報に重要度順をつける癖がつく。「思考停止」の現在の状況を打開する「判断力」が身に付く。「新聞がある限り、いや新聞を生かしていくためにこそ、社説の闘いは続いていく。」これが、若宮啓文さんの後輩への伝言である。(500字)






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  • 名無しさん2009/05/18

    以前にも感想を寄せさせていただいた川崎康寛kawasaki@kawasaki-kc.jpです。

    現在、医療関係者は医療従事者の確保、治療薬の在庫量、検査キットの在庫量を勘案して対応策を考えています。日々というより時々刻々状況は変化しています。如何に正確な情報が入れられるかが勝負です。新聞の社説も我々から見れば既に一部陳腐化しているのも事実です。それだけ、事態はどんどん変化しているのです。正確な情報を継続して入手するのが肝要でしょう。

    そういった意味からは、橋本知事が「新型インフルエンザは怖くない。ちゃんと検査して、ちゃんと治療すれば必ず治る。」という発言をしていましたが、「新型インフルエンザは怖くない。ある程度の患者さんは特別の治療をしなくても治る。重症化の気配があった時でもそれからちゃんと検査して、ちゃんと治療すれば必ず治る。」と言い換えて欲しいと思っています。