生活情報

シニアネット 『おいおい』

俳句。俳句はすばらしい。俳句を語りあいましょう。

全て表示する >

シニアネット 『おいおい』 第837号 82009.05.05 )

2009/05/05

━━senior citizen net━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━2009/05/05━

    シニアネット 『おいおい』            第837号
 
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━行動するための情報紙━━━━━━

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

蓁々たる桃の若葉や君娶る                   正岡子規    

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
明治29年(1896)作。「漱石新婚」の前書。夏目漱石は中根鏡子とこの年の6月に結婚した。4月から熊本第五高校の講師となる。「蓁々(しんしん)」とは草木の葉の盛んにしげるさま。「桃の若葉」を取り合わせて、若々しい花嫁の表情を表現している。「君娶る」は祝福を表す。若葉の如くみずみずしい花嫁姿は、「蓁蓁たる」で見事に表現された。「蓁々たる桃の若葉」は,『詩経国風』の漢詩文の修辞で『桃夭』を踏まえている。結婚をしようとしている娘を祝福する歌。「桃之夭夭其葉蓁蓁」を引用した。
「歯並びが悪くてさうしてきたないのに、それを強ひて隠さうともせず平気で居るところが大変気に入った。」と漱石は花嫁を評した。しかし、漱石は「鏡子が一番いい」と思っていたようだ。<耳の穴掘って貰ひぬ春の風>(漱石)の句の様に、夫婦仲はよかったようだ。心を通じあっていた。漱石の度重なる心身の病にも動じなかった。晩年鏡子夫人は、「あたしゃお父様が一番いいねえ」言っている。松山市生まれ。(1867−1902)。

┏━━立夏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
 5日は「立夏」。「暦の上では、夏になった。」。気象学的には、まだ春という感じである。地域により、夏を実感する時期は違うが、夏の歩みが始まる。6日が「蛙始鳴(かえるはじめてなく)」。10日が「蚯蚓出(きゅいんいずる)」。15日は「竹笋生(ちっかんしょうず)」と自然はどんどん、夏になって行く。

┏━━こどもの日(社説)━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
5日;朝日社説(1)こどもの日に―世代間負担を見直そう
http://www.asahi.com/paper/editorial20090505.html?ref=any
『「経済危機対策のために予算規模が100兆円を超える」とか、「政府と自治体の債務残高が800兆円になる」とか。これは、国が借金だらけになることだと聞きました。このお金は将来、私たちや弟、妹たちが払うことになるの? 年金だけど、これ以上やりくりが大変になったら、今の仕組みが続けられなくなるかもしれない、とも聞きました。私たちは一人っ子も少なくないから、同年代が少ないということは、税金なんかを1人でたくさん払わないといけないってことだよね。大人になってからの仕事のことも気がかりなんだ。今までよりもたくさんお金を払わないといけないのに、ちゃんと仕事がなかったら、困ってしまう。私たちの未来について、大人たちは真剣に考えてくれているのかな。 国の偉い人にも聞いてみたい。 
 子どもたちの目から財政と社会保障の現状や雇用情勢を見たら、どう見えるだろうか。大人たちに何と言うだろうか。その思いを代弁してみた。子どもたちの心配は、決して誇張ではない。納税や社会保障などを通じた受益と負担の「損得格差」は、今の高齢者と未成年で生涯に1億円にもなるという試算がある。 また新生児は、生まれた時点ですでに1500万円以上の「生涯純負担」を背負っている。秋田大の島澤諭准教授が世代会計という手法を使って、そうはじき出している。「私たちは将来世代が払うクレジットカードを使っている」と島澤氏は例える。 経済も人口も、右肩上がりの時代ではない。世代間負担の仕組みを根本から見直さなければ、子どもたちの未来は削り取られる一方だ。この国の将来を支える世代に、どう希望を残すのか。それを考えるのは、参政権をもつ私たち大人の責務だ。 

5日;毎日社説(1)こどもの日に 真の宝とするためには
http://mainichi.jp/select/opinion/editorial/news/20090505k0000m070109000c.html
『15歳未満人口は現在28年連続して減り、1714万人。全人口に占める割合も20%を大きく割り、13.4%と35年連続して低下している。しかし、注目すべきはそうした数値だけではない。変化や新現象が今、子供たちの環境に起きている。一つは携帯電話で形成する世界。学力と「ゆとり教育」をめぐる学校教育の混乱。そして何より痛ましいのは、児童虐待の急増である。携帯電話は急速に子供たちの世界にも広がり、文部科学省もやっと利用調査をしたが、実態はまだつかみきれない。閉ざされた密室で大人が起こす児童虐待は年間4万件を超える。子供が様子の変化などでシグナルを出しているのに、周囲が見落としたり、行動に出ないために最悪の事態に至るケースも後を絶たない。一方、子供を産み育てる社会条件も寒々としている。04年から少子化社会対策大綱を掲げる政府の最新少子化社会白書は「目標と現実の乖離」を並べ、改善を強く求めた。
 子は宝という。親だけでなく社会のだ。しかし、その現実や守り育てる仕組みは言葉からはほど遠い。児童虐待は端的にそれを物語るが、携帯電話や学力の問題にも共通した課題がある。おせっかいと言われようと、大人たち、地域社会が子育てに連帯する責任意識を持ち、必要な注意や対処をためらわないことだ。携帯電話によるいじめなどのトラブル防止や察知、目先の点数アップにとらわれない真の学力育成での学校との協力や支援など“首を突っ込む”べき余地は多くある。子は宝。もう一つ肝に銘じたいのは、子供たちは大人たちを映す鏡。子供たちの環境を改善することは、すなわち暮らしやすい社会を整えることにほかならない。こどもの日は「おとなが問われる日」である。

5日;読売社説(1)こどもの日 「ありがとう」あふれる社会に
http://www.yomiuri.co.jp/editorial/news/20090504-OYT1T00906.htm
『「ありがとう つたわるこころが うれしいよ」。こどもの日から始まる児童福祉週間の今年の標語。若い親の世代から子どもたちへのメッセージだ。標語を作ったお父さんが勤めている「面白法人カヤック」という会社は、さまざまな人が「ありがとう」の言葉を投稿し、誰でも見ることのできるインターネットサービスを運営している。そのページを見ると、感謝する人もされる人も、知らない人なのになぜか楽しい。感謝の言葉が数多く飛び交っていると分かるだけで、気持ちは明るくなる。「ありがとう」という言葉はいい響きだ。だが、感謝よりも抗議や非難の声の方が社会にあふれ、このところ少し耳に届きにくくなってきた。問題が生じた時にきちんと責任追及することは当然だが、最近はクレーマーと呼ばれる、理不尽に抗議する人も目立つ。
 大人はもっと、子どもたちに「ありがとう」の大切さを伝えるべきだということだろう。 文部科学省は今年度、小中学校の道徳教育に用いる教材「心のノート」を改定した。小学校低学年版に「ありがとうカードをあげよう」という項目がある。家や学校や近所で、お世話になっている人に、感謝の気持ちをカードにして渡す。受け取った大人にはちょっとした“宝物”になりそうだ。中・高学年と中学生版にも、感謝の気持ちを言葉にしてみる項目が盛り込まれている。とても大切なことだ。伝える手段はインターネットや携帯メールでもいい。 こうした取り組みを学校だけにまかせてはいけない。きょうは、子どもたちが持っている「心のノート」を親子で開き、だれもが多くの人に支えられていることを語り合ってはどうだろう。大人がまず、子どもたちの良い行いには「ありがとう」と大きく声をかけたい。

5日;産経社説(1)こどもの日 “親業”もプロ目指したい
http://sankei.jp.msn.com/life/education/090505/edc0905050252000-n1.htm
『親の子殺し、子の親殺しという事件が、新聞の社会面からなかなかなくならない。先の敗戦によって、焦土と化した日本は、エコノミックアニマルと揶揄されながらも、わずかな間に世界第2位の経済大国として再生した。しかし、戦前の軍国主義を忌むあまり、修身という観念を置き去りにしてきた。物質的な豊かさは手に入れたが、精神的豊かさはとてもそれに及ばない。道徳は乱れて、自分本位が幅を利かす。いま、教育の現場で小1プロブレムという現象が全国のあちこちで生じている。先生の話を聞けない、勝手におしゃべりをする、授業中に教室内を徘徊し、教室外へ出て行ってしまう児童もいる。しつけることよりも、子供の自己活動を重視し、幼児の主体的活動を促す、保育所保育指針や幼稚園教育要領の個性の重視に問題点があったとの疑念なしとしない。同時に、家庭でのしつけがなおざりにされてきたツケであることは間違いない。
 子供の健やかな成長とは、当然ながら身体面と精神面の両面でなくてはならない。道徳の教育といっても難しいことではない。二宮尊徳は刃物のやり取りをするのに、刃先の方を自分に向け、柄の方を相手に向けて差し出すことが道徳の基本だと教えている。小1プロブレム解消のために、幼保小一貫教育が東京都品川区などで模索されているが、どういう子供に育つかは、親が日常生活の立ち居振る舞いにどれだけお手本を示せるかにかかっている。してよいこと悪いことの分別、寛容、謙譲、惻隠の情、規律を守る習慣など、自ら恒常的に学んで“親業”のプロを目指してほしい。
 幼児や小学校低学年のうちは脳に柔軟性があって、知識や情操、徳性についてさえ恐るべき吸収力を持っている。自ら学び積み上げた親らしさを十分に発揮して、子供が心身ともに健やかに育つように、愛情を持って子育てに心を砕いてほしい。よい親がよい子をつくるのである。

┏━━チェンジ!少子化(社説)━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
5日;日経社説(全)規制緩和で多様な保育サービス充実を
http://www.nikkei.co.jp/news/shasetsu/index20090504AS1K0100102052009.html
厚生労働省によれば、働きたいと望む女性がすべて就労する場合、保育所は100万人分、小学校低学年児を預かる学童保育は145万人分、受け入れを今より増やす必要があるという。少子化を克服するには、働きながら安心して子どもを産み、育てられる環境の整備が欠かせない。規制を緩和し企業や非営利組織(NPO)の参入を促すなど、多様な保育サービスの充実を急ぐべきだ。

5日;日経社説(全)規制緩和で多様な保育サービス充実を・チェンジ!少子化
http://www.nikkei.co.jp/news/shasetsu/index20090504AS1K0100102052009.html
『■民間参入に実質的な壁■ 保育サービスのニーズが大きいのに供給が増えない原因の第一は、規制と公費の配分の偏りだ。株式会社やNPOは保育事業に自由に参入できるはずだが、実際には多くの障壁が参入を阻んでいる。保育所を建てる際に、社会福祉法人には国や自治体から助成金が出るのに、民間には助成金が出ない。都道府県の認可を得て運営費を補助してもらうには、国が定める最低基準を満たす必要があるが、子ども1人当たりの面積や保育士の数、調理室の設置など細かい基準をすべてクリアするのは容易ではない。役所の認可外の保育所は、公的な助成なしで運営するしかない。これでは民間の参入は進まない。限られた財源を有効活用し、保育サービスを拡充する自治体もある。山形県東根市は、子育て拠点「さくらんぼタントクルセンター」に設置した公立保育所の運営を昨年4月に株式会社に委託した。
 厚生労働省社会保障審議会は2月に保育制度改革の一次報告をまとめた。基準を満たせば自動的に認可することや、民間企業へ施設整備費を補助することなどを報告に盛り込んだが、既存の保育団体などは「保育の質の低下」を理由に反対している。子どもの健全な成長や経営の安定に配慮するのは当然だが、規制を緩和し多様な事業体が知恵を競うことは保育の質の向上にもつながる。既得権益を守るための反対であってはならない。国はおおまかな目安を示し、自治体が実情に応じて独自に認可基準を決める形でいいはずだ。
■縦割り行政の是正を■ もう一点重要なのが、縦割りによる二重行政を是正し、子ども本位の保育体制をつくることだ。保育所の待機児童が問題になる一方で、幼稚園には子どもが集まらない。国は両者の融合を図ろうと06年に認定こども園制度をスタートさせたが、幼稚園は文部科学省が保育所は厚労省が管轄したままだ。この制度は申請書類の枚数が増えただけでなんのメリットもないと不評で、約300件の認定にとどまっている。最近、不足が大きな問題になっている小学校低学年児の放課後対策にしても、2つの省が重複して行っており無駄が多い。学校長が空き教室利用を拒む例もある。働く親から「小1の壁」と言われるほど要望の強い学童保育をどう充実するか、省庁の壁を越え迅速に対応すべきだ。保育の充実には費用がかかる。
  国は補正予算に盛り込んだ「安心こども基金」で支援するとしているが、一時的な支出では不十分だ。無駄を省き必要な財源をどこから持ってくるか、中長期の対応も必要である。 

┏━━身辺雑記━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
 新聞の記事が類型化して、踏み込みの足らない記事で埋まる。記者クラブ発表の「御用記事」でない、必死に取材して、考えて書いた深みのある記事を読者は求める。新聞を読まなくても、インターネットで表面を撫でれば事足りる訳にはいかない。新聞記事は取材が命である。靴をすり減らし、背広を汗だらけにして、価値ある情報を収集することだ。
 記者は豊かな着眼力と執拗な取材力で集めた情報を冷静な分析力と情熱をもって記事に書きあげる。この基本的なプロセス怠ってはいけない。コンピュータの活用で、情報処理のスピードが速くなり、正確になった。コンピュータを活用することにより、「興味ある記事」を満載した新聞の出現を望んで止まない。(300字)

規約に同意してこのメルマガに登録/解除する

メルマガ情報

創刊日:2001-07-23  
最終発行日:  
発行周期:週一回以上  
Score!: 非表示   

コメント一覧コメントを書く

この記事にコメントを書く

上の画像で表示されている文字を半角英数で入力してください。

※コメントの内容はこのページに公開されます。発行者さんだけが閲覧できるものではありません。 コメントの投稿時は投稿者規約への同意が必要です。

  • コメントはありません。