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シニアネット 『おいおい』

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シニアネット 『おいおい』 第797号 (2008.12.26)

2008/12/26

━━senior citizen net━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 2008/12/26━

    シニアネット 『おいおい』        第797号
 
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━行動のための情報紙━━━━━━

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大原の小学校も冬休                            池内たけし

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小学校は今日から冬休み。京都府の大原の里で、小さな小学校に出合った。冬休みで生徒は見えない無人の小学校。大原は京都市左京区の1地区で小さな盆地。三千院、寂光院、来迎院、後鳥羽天皇陵の古刹がある。
作者は、高浜虚子の兄で能楽師を若く断念。虚子の生家を継いだ次男池内友次郎は音楽家で俳人。松山市生まれ。(1889―1974)。

┏━━麋角解━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
  「びかくげず」と読む。72候の1つ。12月26日。大シカもその角が落ちて生え変わる頃。「麋」とは、
なれしか。大型の鹿のことで、となかいの一種。

┏━━12月25日━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
 ◎「マジョリティ」の意思が大切だ◎
不気味な光景を見た。銀行のATMに無言で並ぶ長蛇の列。12月の給与日である。年末の調整後の給与が楽しい。少しでも所得税が還付金で戻れば喜んだものだ。午前中預金を引き出そうとしたが、長い列に驚いて諦めた。出先で、他行のATMから引き出した。手数料105円也を控除された。異様な空気をみた。何だろうか。
 総務省が26日に発表した11月の完全失業率は3.9 %で、失業者256万人。2002年から2003年は5%台であった。増加した失業者に焦点を絞ってマスコミは話題にする。日本の就業者数は約6千5万人である。96.1%の人たちは問題にならない。この大多数の人たちのことに注目をしなければならない。
 12月の給与日に、銀行に並ぶ「普通のサラリーマンの家族」がいる。そこに「生活感覚」がある。平和の中での大多数のサラリーマンの生活がある。無表情な列の顔は、ただ黙っているだけだ。不安はない。勿論、うれしい顔でもない。

┏━━日系人問題━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
◎ブラジル人だけでも、30万人◎
派遣切りや解雇の嵐が、この年の瀬、日系人社会を直撃している。 事態は日本人より深刻だ。多くが非正社員という弱い立場であり、言葉などのハンディも抱えているからだ。ろくな説明もなく契約を打ち切られた。家族で寮から追い出された。どこの派遣会社に問い合わせても全然仕事はない。異国の街でホームレスとなる人、帰国費用のために強盗事件を起こす人まで出てきてしまった。いわゆる出稼ぎではない。日系人は今やすっかり日本に定住している。 90年の入管法改正で2世、3世らに就労制限のない在留資格が認められて急増した。ブラジル人だけで、子どもも含めて30万人を超す。 

25日;朝日社説(2)日系人の失業―仲間支える社会の責任
http://www.asahi.com/paper/editorial20081225.html
『社員寮を出れば、日本人よりアパートを借りにくい。雇用保険に入っていない人もいる。さらには親の失業で授業料が払えなくなり、学校をやめる子も相次いでいる。 浜松市のあるブラジル人学校は、今月末で閉鎖される。授業料の滞納と子どもの退学で、またたく間に運営が傾いた。別のブラジル人学校も、このひと月で20人近い生徒が去ったという。退学しても公立の小中学校へ通わず、家で過ごす子も少なくない。 そんな「雇用弱者」である日系人と家族をなんとか支えられないものか。 
 日本人も次々と職を失うなか、決め手があるわけではない。だが、自治体の中には雇用や生活の相談態勢を手厚くしたところもある。日系人が応募できる仕事を探すのはハローワークの役割だ。アパートの家主が国籍で区別することも避けてほしい。日本語が十分理解できない人に、きめ細かく情報を伝える工夫も大切だ。政府や自治体がいくら失業者の支援策を打ち出しても、残念ながら日系人にはあまり届かない。生活保護などの制度も、知らなければ使えない。子どもの教育もぜひ守りたい。学校に行けず家にいる子は、地元の公立校に誘ってはどうか。日本語が心配なら、日系人の親を学校でのサポート役に雇う手もある。逆に、日系人の学校を自治体などが緊急に支援して、親の負担を減らすことも考えられる。 
 産業界にも協力を求めたい。人手不足の時代に「なくてはならない存在」と日系人をもてはやした企業が、まるで手のひらを返したような冷たい態度をとるのはいただけない。政府はようやく定住外国人の支援を検討し始めた。当然のことだ。 厳しい時代にこそ社会の柔軟性が問われる。仲間として受け入れた以上、国籍を問わず支えていく。そのための知恵を絞らなければならない。 

┏━━もみじマーク━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
◎高齢者ドライバーの保護政策を◎
不評を買っていた、高齢運転者の保護のための「もみじマーク」について、警察庁が方針を転換し、75歳以上のドライバーの表示義務違反に4000円の反則金と違反点数1点を科す罰則を廃止する方針を打ち出した。表示を義務づける改正道路交通法の施行から約半年、再改正によって表示は従前の努力義務に戻す。前代未聞の短期間での見直しである。

26日;毎日社説(1)もみじマーク 方針転換の潔さは認める
http://mainichi.jp/select/opinion/editorial/news/20081226ddm005070087000c.html
『「もみじマーク」は97年の道交法改正で75歳以上の表示を努力義務とした後、01年の改正では対象年齢を70歳以上に引き下げた。さらに、昨年6月の改正で75歳以上の表示を義務づけたが、施行後の1年間を周知期間として取り締まりを猶予していた。クルマ社会の急速な高齢化を受け、試行錯誤を繰り返さざるを得ない面があったとしても、警察庁の定見のなさには問題なしとしない。警察庁は「高齢者いじめだ」といった批判の声を謙虚に受け止め、運転者自身を保護するための制度としては罰則は厳しすぎたと反省して、撤回に踏み切った。担当者は「もっとお年寄りの立場への理解を深めてから実施すべきだった」とも述べている。国会の議論も十分だったとは言えない。
 いずれにせよ、行政庁には自らの政策が誤りと分かっても改めようとしない傾向がみられ、とりわけ警察組織は威信やメンツにこだわりがちなのに、今回の方針転換は何とも潔い。他省庁なども見習うべき姿勢と言えよう。
 もっとも高齢者が反発したせいか、施策の狙いは幅広く伝わったようだ。「もみじマーク」の表示率は登場から10年間ほとんど上がらず、約35%にとどまっていたのに、この半年で75%を超すまでに上昇した。75歳以上のドライバーの死亡事故率も、10万人当たり約19件から約15件に改善された。警察庁は名を捨てても実は取った形ではある。
 「もみじマーク」のデザインも見直す。幅広く意見を求め、結果いかんでは初心者用の若葉マークに統一したり、ハート形マークを採用することなども検討するという。一方で、高齢者専用の駐車区間を新設したり、高速道路での前方車への“あおり行為”の罰則を強化する。「もみじマーク」を付けるとかえって嫌がらせされる、といった高齢者の指摘を受けたものだ。警察庁が市民の声を真摯に受け止め出したのなら、好ましい。異例の方針転換を奇貨として、高齢ドライバー保護の施策を充実させることが何よりも肝要だ。

┏━━身辺雑記━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
 「数え日」は、季語として定着したのは戦後の事である。今年はあと幾日と指折り数えられる頃となった。年末の数日をこうよぶ。親の大忙しの側で、子供たちは「もういくつ寝るとお正月」と楽しげに童謡をうたったものだ。<数へ日の欠かしもならぬ義理ひとつ>。欠かすことの出来ない義理が有るのが心重い。
現役の時代の歳末は雑用が詰まっていた。今年もあと数日になったという切迫感があった。最近は、消化試合のような歳末である。生活の「変化」を求めなくなったためでは無かろうか。今年の一字漢字は「変」であつた。ボランテイア活動のゴールは「変化」である。オバマ大統領は、“Change”で選挙に勝った。変化を求めることが、大切なことである。

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創刊日:2001-07-23  
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