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シニアネット 『おいおい』

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シニアネット 『おいおい』 第787号  (2008.11.30)

2008/11/30

━━senior citizen net━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 2008/11/30━

    シニアネット 『おいおい』        第787号
 
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━行動のための情報紙━━━━━━

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暖房車降りねば東京まで行く          山口波津女

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 降りる駅に列車が着いた。降りなければならないが、「暖房車」があまりにも心地よいので、いつまでも乗っていたい。足元が暖かくて、うとうとして眠くなる。眠ってはダメだよ、「東京まで行く」よ。寝過ごして、遙かに遠くの終着駅の「東京」に行くよ。
「暖房」は大きく変わった。昔は、火鉢、囲炉裏、石油・石油や薪を燃料とするストーブ。現在は直接、焔の見えないガスや電気に変わった。空調装置の暖房具が中心になった。ガスや電気による床暖房もある。昔の列車は、窓の脇を蒸気スチームとおしていた。<暖房車荒涼たる河をわたりたり>(山口誓子)。大阪市生まれ。山口誓子の妻。(1906—1985)。

┏━━党首討論━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
  ◎平行線だが、意義があった◎
麻生太郎首相と民主党の小沢一郎代表の初の党首討論が行われた。小沢氏は首相が2次補正予算案の国会提出を来年に先送りした対応に絞り、論戦を挑んだ。首相はこれまでの説明を繰り返すだけ。補正予算を出さないのなら年末に衆院解散を、と小沢氏が投じた直球も首相はかわし回った。国会の会期が来月25日まで延長されたにもかかわらず、与党の都合で景気対策が出ず政治空白が生じかねない。第2次補正予算案の今国会提出を求める小沢氏と、来年の通常国会で来年度予算案と連続して審議したい首相の主張は、平行線をたどった。

29日;朝日社説(2)党首討論—毎週でもやってみては 
http://www.asahi.com/paper/editorial20081129.html
『両者のやりとりで目を引いたのは、衆院の解散・総選挙をめぐる発言だ。小沢氏が口火を切った。「首相が迷走を繰り返すのは、選挙の洗礼を受けていないからだ。国民の支援を背景に、首相がリーダーシップを発揮するのが民主主義のあり方だ」「第2次補正予算案を来年に先送りするなら、直ちに国民に審判を仰げばいい。」  首相も率直に答えを返した。「私も解散というのはひとつの手段だと当初思っていた。」「ただその後、100年に1度の金融災害というほどの大きな問題が起き、政治空白がつくれなくなった」。 解散について、首相がこれだけざっくばらんに語るのは初めてといっていいのではないか。 
  小沢氏はこうも述べた。 「12月に総選挙を断行して、あなたが国民の支持を得られたら、それこそ思う通りの政策を実行したらいい」。総選挙でもし与党が勝てば、民主党も与党の政策実行には協力せざるを得ない。つまり、これまでのように参院での多数を使った抵抗戦術は控えよう。そんな考えを表明したとも受け取れる発言である。  総選挙の敗者はその民意を重んじ、勝者が主導権をとることを受け入れるというルールを、事前に確認しておくのは意味のあることだ。 
 この日のテーマは総選挙と2次補正の扱いに絞られた。両党首が直接論戦を交わしたことで、対立点がくっきりしたのは収穫だった。 こんな討論をこそ、有権者はもっと聞きたいのではないか。道路特定財源の一般財源化をどうするのか。年内撤収が決まった自衛隊のイラク派遣をどう総括するのか。消費増税をどう考えるか……。テーマはたくさんある。 臨時国会の会期は12月25日まで延長された。残り1カ月弱、毎週でも党首討論をやってみてはどうだろう。

29日;読売社説(1)党首討論 こじれたままのねじれ国会
http://www.yomiuri.co.jp/editorial/news/20081128-OYT1T00816.htm
『麻生首相と小沢民主党代表による初めての党首討論は、こじれた国会をときほぐすにはいたらなかった。攻勢をかけたのは、党首討論にこれまで気乗り薄とみられていた小沢氏である。首相が追加景気対策の迅速な実行を唱えていた経緯を踏まえると、小沢氏の補正提出要求は、一定の説得力を持つ。小沢氏とすれば、この一点を集中的に追及することで、首相のつまずきを浮かび上がらせる狙いだったのだろう。
 小沢民主党側にも、見過ごせない問題がある。まず、インド洋での給油活動を継続するための新テロ対策特別措置法改正案の参院採決の合意を破って、第2次補正予算案の今国会提出を要求したのは、いかにも乱暴ではなかったか。これでは、「意図的に審議は引き延ばさない」といわれても与党側がためらうのも無理はない。金融危機による世界的な景気悪化が日本経済にも深刻な影響を与えているのに、民主党は、金融機能強化法改正案の採決に応じていない。これは補正予算案の早期提出要求と明らかに矛盾する。首相が金融機能強化法改正案の早期採決を求め、建設的な政党間協議の重要性を訴えたのは、当然だ。これこそ本来、与野党が政策協調するのにふさわしいテーマである。延長国会で一刻も早く、決着をつけなければならない。
 ただ、首相が新テロ対策特措法改正案で、民主党のわかりにくい対応を攻め切れなかったのは、最近の「失言」問題などで守勢に回っているせいだろう。国会は、25日間の延長が決まった。国会審議の混迷は、それぞれ両党首自身にも、少なからぬ原因がある。このまま相互不信を募らせていては、政治の責任が果たせないことは、両党首とも百も承知のはずだ。さらに党首討論を重ね、闊達な論戦を展開してもらいたい。

29日;日経社説(1)2次補正先送りで守勢に回った首相
http://www.nikkei.co.jp/news/shasetsu/index20081128AS1K2800628112008.html
『小沢氏は景気、経済対策を優先するとして衆院解散を見送った首相が2次補正を今国会に提出しないのは「国民に対する背信行為だ」と厳しく批判した。首相は1次補正の成立で中小企業の年末の資金繰りに対応できるとの判断を示すとともに、法人税収減に伴う減額補正を合わせて実施しなければならないことなどを提出見送りの理由に挙げた。小沢氏は2次補正を提出しないなら、衆院解散・総選挙で審判を仰ぎ、国民の信任を背にした強力な内閣で政策を遂行すべきだと主張した。首相は「私も解散は1つの手段と当初思っていた」と述べ、早期解散を探っていたことは認めた。しかし「今の状況は100年に1度といわれる金融災害」などとして、早期解散には否定的な考えを表明した。
 9月の所信表明演説で首相は小沢氏にインド洋上での給油活動の賛否などを問いただす異例の逆質問をして、先制攻撃を仕掛けていた。今回の党首討論では低姿勢に転じ、小沢氏を挑発する発言は控えた。首相が唯一、反撃したのは、金融機関による貸し渋りや貸しはがしを防ぐために、参院で審議中の金融機能強化法改正案を速やかに採決するよう繰り返し迫ったことだ。小沢氏が指摘したように年末に向けて景気、雇用情勢の一段の悪化が予想される。小沢氏は首相の不適切発言が多すぎると指摘して「総理の言葉はもっと重いものだ。自分自身の発言に責任をもっていただきたい」と強調した。首相は「総理として言葉に重みができるように今後とも努力していく」と、ていねいに答えざるを得なかった。わずか2カ月で政権を取り巻く状況が様変わりしたことを浮き彫りにする党首討論だった。 

29日;産経社説(1)党首討論 すれ違いで終わらせるな
http://sankei.jp.msn.com/politics/policy/081129/plc0811290254004-n1.htm
『麻生太郎首相と小沢一郎民主党代表による初の党首討論が行われた。それでも、残された重要法案である金融機能強化法改正案の成立に、小沢氏は理解を示した。首相も通常国会を見据えて自民、民主両党の本格的な政党間協議を呼びかけた。さらに党首討論を重ね、国政の停滞から脱却するきっかけにしてほしい。二大政党のトップが認識を共有し、解決策を見いだす好機であることを両氏は真摯に受け止めるべきだ。
 倒産件数の増加や非正規労働者の雇用環境の悪化は深刻だとする小沢氏の主張に対し、より説得力のある見解を示してもらいたかった。一方、首相は金融機関に予防的資本注入を行えるようにする金融機能強化法改正案の早期成立が、貸し手側の貸し渋りなどを解消し、中小企業の資金繰りに寄与すると強調した。小沢氏は法案修正に関する民主党の主張を取り入れるよう求めつつ改正の必要性は認めた。党首討論での認識の一致を受けて両党は調整を急ぐべきだ。
 党首討論は今年4月以来だ。その間、首相交代による空白もあったが、今国会に入ってからは自民党の開催要求を民主党が度々断ってきた。2次補正先送りの事態を受け小沢氏が前向きとなり、実現した形だ。原則として毎週1回行うはずの国会ルールに、小沢氏はもっと責任を持って対応してほしい。首相は党首討論だけでなく、民主党の「次の内閣」メンバーとも政策協議を行う意向を示した。協議をするなら国会対策の一環とせずに、海賊対策など一致点を見いだせるテーマから議論を始め、成果を挙げてもらいたい。

29日;毎日社説(1)党首討論 首相は何も答えなかった
http://mainichi.jp/select/opinion/editorial/news/20081129ddm005070104000c.html
『党首討論の開催は、実に7カ月ぶりだ。小沢氏は追加経済対策を盛り込んだ2次補正予算案の今国会提出を首相が見送った点に絞った。「政局よりも政策」との首相の持論との矛盾を突き、「国民への背信行為」と批判した。首相は1次補正予算による現行対策でも中小企業の資金繰りなど年内の対策は十分だと改めて強調。金融機能強化法改正案が審議中であることも先送りの理由とし、小沢氏に成立へ協力を呼びかけた。ところが、小沢氏が2次補正を見送るならば衆院解散を断行するよう首相に迫ると、今度は金融危機が「100年に1度」との見方を持ち出し、景気重視を理由に拒んだ。2次補正を今国会に提出した場合、審議が暗礁に乗り上げ、年末の衆院解散に追いこまれる事態を避けたいという与党事情が先送りの真相だろう。
 やりとりが全体的に盛り上がりに欠けた印象も否めない。自らの発言が次々と問題化したせいか、首相は別人のように官僚答弁的な慎重発言を繰り返した。小沢氏も主張は正攻法だったが首相と初討論のぎこちなさもあり、すごみはもうひとつだ。首相が解散に応じない以上、残る会期でさらに党首討論を重ねて補正予算提出を迫り、双方の対立点を明らかにするのが筋だろう。国会は延長されたが新テロ対策特別措置法、金融機能強化法両改正案の採決に民主党が柔軟姿勢で応じた場合、会期が余り日程が無為に消化されるおそれもある。国民の生活への危機感と、駆け引き主導の政治のギャップは極めて深刻だ。野党党首が討論で投げた球を、首相がまともに打ち返さない。そんな状態が続いてよいはずがない。

┏━━身辺雑記━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
<あたゝかき11月もすみにけり>(中村草田男)。今日で11月は終わり、明日から師走だ。11月の異称は「霜月」であるが、現在の11月はそぐわない。「あたゝかき11月」である。田母神論文以来、小さなブームが起きている。三島由紀夫の「憂国思想」だ。
「憂国忌」(11月25日)は、小説家三島由紀夫が、昭和45年(1970)に、自衛隊東部方面総監部に乗り込み、「楯の会」のメンバー4名と劇的な最期を遂げた忌日。自衛隊が、アメリカの軍隊の手先になることを恐れて、自衛隊の総決起を促した。45歳で三島由紀夫は自ら割腹自殺した。38年間封印されていた思想が戻って来た。三島由紀夫の「思想と行動」と村田富市「談話」との歴史史観を整理して見よう。
http://mishima.xii.jp/contents/index.html

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