生活情報

シニアネット 『おいおい』

俳句。俳句はすばらしい。俳句を語りあいましょう。

全て表示する >

シニアネット『おいおい』 第784号 (2008.11.23)

2008/11/23

━━senior citizen net━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 2008/11/23━

    シニアネット 『おいおい』        第784号
 
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━行動するシニアの情報紙━━━━━━

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

談笑の若き学徒に銀杏散る              大橋越央子

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
昭和17年(1942)作。戦時下の東京大学。美しい銀杏が散りかかる。銀杏落ち葉は紅葉違い美しさがある。学徒動員令が出る前の年。「学徒」は大学生のこと。「談笑」したり、親しく話したりする大学生に屈託がない。その若い大学生に銀杏がひらひらと降りかかる。
 <銀杏散るまっただ中に法科あり>(山口青邨)の「法科」は法学部の建物。工学博士の山口青邨と官僚だった作者の違いがある。作者の句、<学徒若し昔の如く銀杏ちる>と併せて昭和18年3月号の「ホトトギス」の巻頭を飾った。
作者は東大法学部卒業。逓信省入り、逓信次官、終戦時詔勅の際の日本放送協会長、貴族院議員を歴任。高浜虚子の葬儀委員長を務めた。富山県高岡市生まれ。(1885―1968)。

┏━━ふみの日と一葉忌━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
  旧郵政省が「文月のふみの日」を制定したのは昭和54年(1979)。いつの日か、毎月23日を「ふみの日」となった。11月23日は、「いいふみの日」となり、それなりに意味を持たせてきた。電子メールの日もある。
 「一葉忌」でもある。明治29年(1896)に結核で東京都文京区の自宅で死去。享年24歳。近代最初の女流作家。東京都足立区の一葉記念館では、記念行事が行われる。代表作は、『たけくらべ』、『にごりえ』、『十三夜』など。5千円札で馴染みの顔。

┏━━年金制度改革━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
 ◎国民的な議論を◎
社会保障審議会(厚生労働相の諮問機関)の年金部会が今後の年金制度改革について中間報告をまとめた。平成16年の制度改革で積み残された諸課題について、一定の方向性や問題点を整理したことは大きな前進だ。
 本格的な少子高齢化時代を迎え、さらに記録問題も加わって、年金への信頼感が大きく揺らいでいる。中間報告が国民的議論につながるよう期待したい。

23日;産経社説(1)年金制度改革 超党派の議論が急がれる
http://sankei.jp.msn.com/life/trend/081123/trd0811230320000-n1.htm
『基礎年金については、保険料と税金で財源をまかなう現行の社会保険方式の優位性を示した。全額税方式に移行すれば、巨額な財源が必要となる。現行方式を基本に改善へ踏み出すことにしたのは現実的選択だといえよう。優先課題としたのは、社会保険方式の弱点である無年金や低年金への取り組みだ。低所得者の国民年金保険料を所得に応じて軽減し税金で補助する制度や、所得の低い単身高齢者などの基礎年金加算などを有力策として掲げた。それでも実現へのハードルは低くない。例えば、加入者の所得を把握する仕組みが必要だ。税の補助割合の違いで新たな不公平感が生じる懸念もある。過去に保険料免除を受けた人への対応は、別に考えなければならない。
 働く高齢者の年金を減額する在職老齢年金の基準緩和も提言している。これに伴って増える必要財源を高所得の現役世代の保険料アップでまかなう考えも示した。これも保険料負担に見合う給付を受けられない高所得者の納得を得るのは難しいだろう。一方、基礎年金の受給資格期間の短縮や、保険料未納分の「事後納付」期間を延ばす案など、早期実現を求める声が強い課題への処方箋も盛り込まれた。いずれの改革案も解決すべき課題が多く残されている。年金部会には、引き続き細部についての検討を加えるよう求めたい。
 改革案にしても、実現には巨額の財源が必要となるのは同じだ。政府・与党内では消費税率を10%とする案も浮上している。今後は社会保障政策全体をにらみ、限られた財源の中で改革案に優先順位を付けなければならない。それには政治の決断力がなによりも欠かせない。国民生活の基盤となる年金制度の見直しは、党派を超えた取り組みなくして進まない。与野党が政治的思惑を乗り越え、同じテーブルに着くことが急がれる。

┏━━若年者対策━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
  ◎総合的な対策を地方と国に◎
 政府の教育再生懇談会の下に設けられた「子どもと若者総合支援勉強会」が、提言をまとめた。対象はニートなどのほか、フリーターや不登校の児童生徒、高校中退者ら、さまざまな問題や困難を抱えた青少年だ。ニートは62万人、フリーターは181万人、引きこもりも30万人前後に上るという。ニートや引きこもりなどを放置すれば、所得格差の増大や社会保障制度の不安定化を招き、国全体の将来が揺らぎかねない。行政機関や民間団体が多様な支援策を講じているが、関係機関相互の連携は密接とは言い難い。提言は、協力関係を強めると同時に、利用しやすい総合的な窓口を地方と国に設けるよう求めた。

23日;読売社説(1)若者自立対策 支援の輪から外さぬ工夫を
http://www.yomiuri.co.jp/editorial/news/20081123-OYT1T00062.htm
『活力のある社会をつくるには、ニート(若年無業者)や引きこもりなどの若者への支援が欠かせない。政府は具体策を急がねばならない。特に市区町村単位の窓口には、あらゆる相談に対応でき、適切な関係機関につなぐ専門スタッフを配置することも提案した。的確な判断には知識と経験が必要だ。内閣府は、今年度から人材養成プログラムを試行している。支援を効果的に進めるには、こうした人材の育成がカギになる。
 提言は、問題への早期対応と継続的な支援の重要性も強調した。問題がこじれる前に手当てをした方が、解決しやすいからだ。若者の自立支援に積極的な高知県の場合、ニート、引きこもりの4割が不登校経験者だという。早期支援に果たすべき学校の役割と責任は大きい。小中学校の不登校は13万人、高校の中退者は毎年7万人余りいる。中退などで学校の目が届かなくなると、就労など自立のための支援をしにくくなってしまう。こうした若者は、自ら相談には来ない傾向が強いという。支援の輪から漏れてしまうことのないよう、支援者の方から直接出向くことも大切だろう。
 麻生首相は就任後の所信表明演説で、「困っている若者に自立を促し、手を差し伸べるための新法も検討する」と述べた。内閣府では、新たな法的措置も視野に、関係省庁との協議を始めた。首相は追加景気対策の中でも、年長のフリーターを積極的に雇用する企業への奨励金支給などを打ち出した。若者自身の意欲や努力を引き出すことのできるような実効性のある施策を、さらに検討してもらいたい。

┏━━身辺雑記━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
 雑誌「ラジオ深夜便」12月号に、バイオリニスト新井淑子さんの「白夜の国フィンランドに暮らして」が再録。8月25日―28日の「ないとエッセイ」。福祉国家の魅力が語られた。国土面積は九州を除く日本と同じ、人口520万人。歴史的には、国境を接する東西大国に翻弄された。11世紀以降500年間スエーデンの植民地、19世初頭にはロシア帝国に割譲され。1917年ロシアから独立。名実共に独立したのは1948年。
 女性が生き生きと働き続けられる国。国を挙げて子育てを支援。OECD加盟国の15歳対象の国際的な学習到達度調査では、科学1位、読解力2位、数学2位で「学力世界一」。高齢者の可能性を育てる国。消費税は22%だが、自然を大切にして、個人の可能性を重視する国。目標としたい国である。
http://www.nhk-sc.or.jp/radio/again/index.html#2
http://www.moimoifinland.com/

規約に同意してこのメルマガに登録/解除する

メルマガ情報

創刊日:2001-07-23  
最終発行日:  
発行周期:週一回以上  
Score!: 非表示   

コメント一覧コメントを書く

この記事にコメントを書く

上の画像で表示されている文字を半角英数で入力してください。

※コメントの内容はこのページに公開されます。発行者さんだけが閲覧できるものではありません。 コメントの投稿時は投稿者規約への同意が必要です。

  • コメントはありません。